生物

2009年3月 7日 (土)

今の着ぐるみのリアリティー

 年度末で忙しい、二輪断ちをしている、てな感じの反動で、夜な夜なYouTube三昧であることは、この前のエントリーに書きました。

 その動画の傾向として、興味の範囲が、どうしても自然科学系というか奇天烈、面白、ギョエー生物の動画に偏りがちです。

 で本日は動画と言うよりも、その動画から「すげぇ、日本にこんなの作っているところがあるんだ」て言うようなメーカーのHPに行き当たりました。

 それは、恐竜の着ぐるみを作っているのだけれど、プロポーション、動きどれをとっても、恐竜マニアな私が溜飲を下げるほどの完成度。

 もちろん、新説に基づいての復元となっているので、脊柱は地面と平行、長い尾をダラリとたらすことなく、骨盤を中心にヤジロベエのように上半身との重量バランスをとるため、ちゃんと宙に浮いています。そして尾の構造も、解剖学的に骨格が強靭な腱で覆われいた様をちゃんと復元してあって、左右に鞭のようにしなる様がちゃんと再現しているのだ。

 それに中の人の動きが、変なタイムラグ無しに、レスポンス良く着ぐるみの動きに反映されるこの感じ!!驚愕です。着ぐるみの重量が従来のモノよりも、ずいぶん軽量な素材でできているように思います。

 これはあくまで個人的な想像の粋なのですが、基本骨格をドライカーボンで作って、外皮を、あのウニュウニュ動く事で一躍話題となったBMWのGINAと同じ系列の伸縮性に富むファブリック素材ではないのかな?なんて妄想が広がるわけですね、深夜に。

 能書きよりもまず観てください。このリンクのHPの下のほうにイベントでの若いアロサウルスの暴れっぷりの動画もあります。

 WalkingDino1/1←ここをポチット。

 ね、すごいよねココ。

 でも動画の中で、獅子舞みたく頭を「ガブリッ」ってやられてた子、夢に見るよね。

 (*^ー゚)bグッジョブ!!

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2009年3月 4日 (水)

キャノピーを持つお魚

 最近はTVを観ることなく、Netの動画サイトをぶらぶらしている事が本当に多くなりました。だって私の好奇心を満足させる驚愕の映像がイパーイ!!

 今回は、さかなくんがこの映像を見れば、「きゃーっ!!」と40歳の乙女きんどーちゃんも真っ青な奇声を上げる事間違いなしのお魚映像なんです。

 何がすごいってその体のデザイン。どうやったらこんな風に進化するのだ?

Arado_234b_3 こんな形にそっくりなんです。世界初のジェット爆撃機、ドイツ軍のアラド・ブリッツ。

 マジなんです。お題にも書きましたとおり、こんなキャノピーを持った頭の形状をしているのです。

  それは、カルフォルニア湾に生息する全長15センチほどの深海魚「デメニギス」と言う魚なのですが、なんと戦闘機のようなキャノピーのその中に、視覚をつかさどる感覚器官を内蔵しているのだ。(緑の球状のやつです)ちなみに、おちょぼ口の上にある二つのものは、嗅覚をつかさどる器官だそうです。

 しかし、空力デザイナー真っ青な、すげーデザインですよね。

 それでは、モントレー水族館提供の生きている動画をどうぞ。

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2008年6月25日 (水)

中身が気になる今日この頃

 この前のエントリーにて、豚ちゃんの解剖模型を買ったことを報告いたしました。

 この週末、フジ・スピードウェイの走行会が雨で中止となり、さっさ鳥取へ向けてトランポを走らせている時のお話。

 「そのお話で、何故に解剖模型の豚ちゃんの前振りがいるの?」そう思わずに続きを読んでください。

 道中、雨が降ったり、止んだり、降ったり、止んだりと、結構こういうシチュエーションって昼間でも目が疲れますよね。ただ今、豊田JCより伊勢湾岸道~新名阪と初めて通る気持ち良い高速道路、モトラボロから出発して、休憩を取ったのは給油のため浜名湖SAで停まっただけです。ここらでちょっと休憩しようと土山SAに入り、SA内のコンビニで飲み物を買っている時にヤツと目が合っちゃいました。

20080624093128_2  近畿地方限定の携帯ストラップ、ご当地解剖図鑑No.49近江牛。

 いや~、この解剖牛ストラップ、何が凄いかって、小さな文字で肉の部位の名前が書いてあるのです。

20080624111716  ちなみにブリスターパックの底紙が折りたたまれた近江牛図解というインストになっていて、肉の部位の説明が事細かに書いてあります。

20080624111741_2 イィッ!!解剖物、今、キテイルのかっ!そうなのかっ!!ちなみに携帯ストラップとしては、少し大き目なのが玉に瑕。

 「あのな・・・いい加減このような生き物系のカットモデルはグロいちゅーねん」とか言われそうな雰囲気がネットワークの回線を通じて感じてしまうスキャナーズな私。

 そんな方々向けに、私のとっておきのお宝を自慢方々お見せしましょう。

20080624231524 GUZZI馬鹿だけに、PROTAR 1/6 MOTO GUZZI V850 Calfornia。持ち主がその気になればカットモデルにだって出来る、中身まで用意されている模型です。

 「中身まで?」って声が聞こえてきそうですな。

 こういうことです。エンジンも、クラッチも、ブレーキもライトも、オイルポンプもギアボックスも、キャブレターも・・・とにかく実車と同じパーツ構成。違うのは素材がプラスティックである事と、大きさが1/6である事だけなのだ・・・イヤイヤ一つお伝えしなければならない事がありますね。この模型を設計された、天才模型設計士の岡部さんが、この完成品を社長のプロヴィーニに見せた時のお話です。

 この模型をじっと見るプロヴィーニそして開口一番「ココまで作ったのにどうして排気サイレンサーの中身を作らなかった!」と、再現されていなのはサイレンサーの中身だけという、GUZZI馬鹿にはたまらん驚愕の作りなのです。まさにイタリアの情熱と日本の職人技が結晶された奇跡の模型なのだ。

 勿体つけましたね。箱の隅や横にある、細部写真をクローズアップにしましたのでご覧あれ。

20080624230621

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20080625002104 

 

 ね、すごいでしょう。

20080625002949  「何で作らないんだ?」って・・・マジでもったいなくて。設計図一つとっても岡部さんが一つ一つ烏口で描いたと聞いていますから・・・その設計図を見たジンさんをして「メカの若い子にGUZZIの構造を教えるのに最高の教材、実車ファクトリーマニュアルの方が画が下手で尚且つわかり辛い」とバッサリ。

 梅雨時期の雨の降る日は、晴耕雨読だけでなく、カットモデルを見ながらニヤニヤって言うのはどうでしょう。

Xrayeyes_rep  そのうちイメージの力が付いて、X線の眼を持つことが出来るかもわかりません。

 「そのX線の眼を何に使うつもりだ?」って、それは聞くほうが野暮ってもんです。(ニヤリ)  

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2008年6月16日 (月)

動機はおふざけ、見立てはど真面目

 鳥取のガンプラ専門店アクシズ。ガンプラ屋さんなのに、そこに出入りしている私と言えば、中々ガンプラを買わない客として、この界隈ではちょっち名が通っている模様。見方を変えれば寿司屋に入って寿司を頼まず、お店の大将が直々に作ってくれた魚の御造りや煮付け等の裏メニューばかりオーダーする、鼻持ちなら無い客とみたいなもの。最近はその辺の所を自覚して、スケールモデル5に対してガンプラ1みたいな配慮をしております。はい。

 で、この度はガンプラなのか?って問われれば、・・・違います。なるべく目立たないように核心の文字を背景色に近い文字色にしたところで、このエントリーを書いている時点で、皆様に最後まで読まれたら隠す必要あるのか!ただもったいぶっているだけじゃないなのか?!その通りです。申し訳ございません。(by高嶋 政伸)

Yhst52075572170431_2000_84533 それでは発表です。私これ買っちゃいました。FAME MASTER社の立体パズル、「4D MASTER」シリーズの豚の立体解剖パズルです。豚にするか馬にするかホホジロサメにするか散々悩んだ結果豚にしました。本当は三つ、いやこうなったら牛を含めてこのシリーズをフルコンプリートし、私の補完欲求を満足させたい所なんですが、今月は来週末のフジ・スピードウェイの走行会遠征がありますので、あまり無駄使いは出来ないのだ。なので我慢して豚のみ。(あーそこそこ、豚すら買うの止めりゃ良いじゃんなんて言わない。)人体模型もあるのですが、日頃ココを覗いたりや文光堂の”解剖学アトラス〈1〉運動器”を読んで、リアルな人体解剖図を目にする機会の多い私には、玩具的なディティールの詰めのゆるさがちょっとお気に召しません。どちらかと言うと漢方薬屋さんとか、鍼灸師の先生の所にある、子供の頃アスファルトの地面に落書きしていた蝋石の色合いにそっくりな、半透明の乳白色の風合いで、ツボとか経絡がびっちり書き込まれた人形(これを経穴人形と言う)がありますが、あっちの方が個人的にはほすぃ・・・。

 ただこのディティールのゆるさが動物シリーズになるとポップなオブジェとして目が行ったのです。

 床の間とか、ちがい棚にそれとなくディスプレーすると、とってもクールだと思いませんか?

20080615114720 こんな具合に。いやぁ~花を生けていたオフクロ怒った怒った。(笑)

 こういった科学模型は、理系の教材としてだけでなく、見方を変えて展示用オブジェとして見立てると、とてもカッコ良くなる時があります。(キッパリ)この豚のモデルなんて、心臓の部分をナックルヘッドのエンジンにディティール換えしてお尻にハーレー社の焼印を押して、ハーレーディーラーにディスプレーしたら、モーレツにカッコイイセンスだと思いませんか?

 「次は分子構造ブロックで作られたDNAの二重螺旋モデルを玄関にディスプレーしてみたら、さぞかし美しいだろうな・・・」なんて野望(価格が高いので中々手が出ない)を持っている、今日この頃です。

 

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2008年4月18日 (金)

本日はちとアカデミックに行ってみよう!

 映像週間も折り返し地点。

 本日は学術的な映像を紹介したいと思います。学術的って言ったって、そんなに構えないで下さい。私が、こんな映像を検索して観るようになったきっかけは、単純に筋トレをし始めたからなんです。

 本格的に筋トレをしていくと、どうしても「自分の身体ってどうなっているんだ?」と言う命題にぶち当たり、“アトラス”なんて言う医学書の解剖学の本をAMAZONで買ってみたり、こんな解剖サイト“STREET ANATOMY”を毎日覗いてみたりと、相変わらずの走り出したら止まらない知識欲にかられてどんどん掘り下げて行っちゃた訳なんです。

 そんなことをしていてたどり着いたこの映像。

 細胞内の活動がCGにて作られているのですが、なんだかこの映像を観ていて感慨深いものがありました。

 大学時代の生化学の最初の講義で陶山先生が言われていた事が、この映像を観てフラッシュバックしてきたのです。

 「この教室の部屋全体が一つの細胞で、その中に居ると想像しろ。(江戸弁のイントネーションで)脂質の細胞膜がベタ~と細胞質を包みこみ、その中にゴルジ体、ミトコンドリア、核が居て、ダイナミックに活動している。本を読んだってそんなことは解かりゃ~しない、イメージだよイメージ!」

 その時は「面白い言い方をされるジェット浪越似の先生だなぁ~」な~んて思っていた、馬鹿でわからんチンのあの時の私・・・。(今思えばガックシ・・・)

 前置きが長くなりました。観てくらはい。

 The Inner Life of the Cell

 画質は落ちますが、英語での解説付きのYouTube画像はこちら→(ポチッとな)

 脂の分子が集まり、まるで凪の海面の如くそよいでいるかの如くの細胞膜、ゴルジ体から微小管の上を運搬されるゴルジ小胞、m-RNAの情報を翻訳して蛋白質を合成するリボソーム・・・あぁこうやって視覚化されると、呪文のようだった本に書いてあることが良くわかります。あの時、陶山先生は大きな手振りて説明されていたのはこの事だったのか!と二十年経った今頃、気が付くのです。

 なんて馬鹿な私・・・そしてこの映像を作るためにお金を出したハーバード大学はやっぱスゲェ。 

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2007年3月15日 (木)

三つ子の魂百まで

 私の模型仲間で、これから旧車レースデビューを近々される予定でサーキット友人にもなっていただけるsuzukiさん。氏の模型HP最新日記を読ませていただいていて、ちょっと懐かしい思いに駆られました。

 どの単語が私にノスタルジア感じさせたかと言えば、「志賀昆虫のインセクトピン」なのです。インセクトピンとは虫ピンのことです。昆虫標本と作る時に虫に刺すあの虫ピンです。

 「模型の人がなぜ虫ピン?」という声が聞えてきそうです。

 それは、このピンがステンレス製で錆びず、頭の部分が鍛造で丁寧に作られていて、サイズもちょうど模型の縮尺に適当な事もあり、二輪模型好きの間では、スポークホイルを実車同様に組みなおす時のスポークとして使用されているのです。

 しかし私にとって、「志賀昆虫」と言う単語は、模型の仲間から聞くよりも以前に耳にして・・・と言うか、本で目にしたことのある単語だったのです。

 その本とは、TVドラマ「ムー一族」の脚本家・久世光彦氏の著書“蝶とヒットラー”なのです。その作品は14篇の短編からなる読み物なのですが、それぞれの短編の前にその短編の内容をイメージさせる、東京に実在するコアなお店の店名と住所が記されてあり、その後に物語が始まると言った構成となっているのです。その中の第十篇“神秘昆虫館”の冒頭に「志賀昆虫普及社 東京都渋谷区渋谷一-七-六」と、あったのを憶えていたのです。

 告白します。私は幼少の折、昆虫採集小僧でした。幼稚園の時に親に昆虫図鑑を買ってもらったのが虫好き病の始まり、そして繰り返し眺めるうち、その本でひらかな・カタカナを覚えました。学年が進み小学生低学年になると、友人の影響も有って「蝶」と「小さなカミキリムシ」の類(たぐい)に異常に凝っておりました。勿論その時の愛読書は“ファーブル昆虫記”に“図説昆虫図鑑”“クワガタクワジ”コレ基本です。本当に今思えば、学校が終り天気が良いと、毎日のように山に入り、捕虫網を手に蝶を狩っておりました。「狩る」と書いたのは、蝶は種類によって、決まった時間帯に決まった道筋を飛びます(これを蝶道と言う)、其処に息を潜め音を立てず待ち構え、飛んできたのを見つけるとやおら「ばっばっ」と捕虫網を8の字を書くように振り回して捕まえていたのです。ねっ「狩り」でしょう。

 志賀昆虫のインセクトピン・・・その言葉の響きは、そんな遠い昔のあの頃の記憶を、私にTime warpさせてくれるのです。

20070314235705  そういえば、このエントリーを用意していて、昆虫標本について過去に面白いコラムを読んだ事を思い出しました。我が蔵書の中を発掘する事小一時間、見つけました。“芸術新潮”の2001年7月号にフランス文学者の奥本大三郎氏の書かれたコラム「パリの標本商」でした。そこに書かれている「クロード・ナチュール シャンチエ通り六番地」と言うお店は、普段はアルコール漬けにしてしまうような芋虫・毛虫も、内臓を丁寧に抜き取り空気を入れて乾燥させた生態標本を作っているお店なのです。芋虫毛虫だって美しいのだ!(なんだかナウシカみたいになってきたぞ!) 

 上京の折、時間があれば純粋に虫好きとして「志賀昆虫普及社」を尋ねてみよう、そしてパリに行く事があれば「クロード・ナチュール」に是非行ってみたいですな。

 まさに「三つ子の魂百まで」です。 

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2006年5月25日 (木)

ついていい嘘

 昨日家に帰ると、amazonより予約していた“KING KONG”のDVDが届いていました。

 筋トレのために通っているジムに向かう前、例のamazon特有のダンボールの梱包をワクワクしながら解き、中身を出して驚いた!

 何に驚いたっかって・・・同封されている本“THE WORLD OF KONG ~A natural history of Skull Island”のクオリティーの高さにです。もう本の世界に引き込まれ、読み始めてしまったので、ジムに行く時間が一時間遅れてしまったほどです。

 過去に「KING KONGの映画を映画館でちゃんと見よう」と言った趣旨の記事を書きましたので、本編の事はその記事を読んでもらうとして、今回はこの同封本についてです。

 真剣に遊んでいます。つーか題名を読んでもらうとわかるのですが、コングの事件後、プロジェクト・レガシーと呼ばれる探検隊を編成し、七回に及ぶ骸骨島の学術探検における集大成として、地質学・生物学の見地から発行された本として作られているのです。

 これもかつての記事“生命のデザイン”の中でふれた本、“鼻行類”であったり、ドゥーガル・ディクソンの“アフターマン”や“新恐竜”等の血を引く直系の最新版であると言えます。それは、大真面目な学術書というフォーマットを用い、その上で科学的に破綻の無い想像上のお遊びをすると言う、物凄く高尚な「知」の遊戯なのです。

 私、この本の冒頭の序章に掲げられている序文を読んだだけで肌が粟立ちました。皆様にも紹介したいと思います。

 「この島は動物学者にとっては夢の島であり科学者にとっては悪夢のフィールドである」∥1937年、秋季探検隊

 ねっ、頁を開くのがワクワクしません?

 それと本の最後に書かれている「謝辞」についても書いておきたい事があります。

 この謝辞の本当に最後、そのセンテンスを読んだ私は、またまた歳でゆるくなった涙腺のパッキンが壊れました。これがパッキンを壊した原因のセンテンスです。

 「最後に、私たちに魔法をかけ、常に新鮮な驚きと畏敬の念を与えてくれる友人であり英雄でもあるレイ・ハリーハウゼンに感謝を捧げたい」

 これ読んでワタシャ滝涙です。見よっ!監督を初めとするKING KONG製作スタッフのハリーハウゼンに対するこのリスペクト!!

 ピーター・ジャクソン監督っ&WETAのスタッフ一同!この松永、地獄の底まででも付いていきます。

 これを読んでいる皆、レンタルでDVD観るよりも、この本が同封されているDVDを絶対買った方がいいぞ。

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2006年3月12日 (日)

秘剣・蝙蝠落し

 今日になったばかりの深夜、自営業の事務所でしていた事務仕事を終え、母屋の台所に行き、電灯をつけると部屋の中を飛んでいる生き物・・・蝙蝠です。いったいどこから迷い込んだのでしょう?

 蝙蝠の蝠は福にも通じ、縁起のいい動物なので、中庭に通じる扉を開き部屋から出る様に促すのですが、台所の中を旋回するばかりで一向に出て行く気配がありません。

 私が障害物となって「こっちだよ」と誘導するのですが、流石、超音波センサーで障害物をよける名人、私の身体など無いように滑らかな軌跡を描きながらよけていきます。

 こうなったら覚悟を決めて、この蝙蝠を怪我させること無く何とか捕獲しようと思い、着替え用にと傍に置いていたリーバイスの501を手に取り、ベルト側を纏めて木剣を握るように掌に収め、ジーンズを右肩から背中にかけているような体制をとりました。

 イメージ的には、ぐにゃぐにゃの柔らかい刀で、八相に構えた感じです。

 振り下ろした時、一番先端の袖口部分が加速しながら目標物に伸びていく感じをイメージしながら、いつも木剣を振るようにジーンズを振り下ろすと、鞭のように伸びていったジーンズが、超音波センサーに探知されその飛行軌跡を変更させる前に蝙蝠を捕らえ、その衝撃で蝙蝠は床に堕ちました。

 初めのうちは気を失って居ましたが、見た所では外傷も無く、掌に載せて(見た目に比べ、あまりの軽さに驚きました)中庭に出してやったのですが、地面をモゾモゾ居心地悪そうに動くだけです。

 「はっ」と気がつき、もう一度掌にとり、優しく宙に投げてやると、「サッ」と翼を広げ、中庭を何度か旋回しながら徐々に高度を上げてゆき、真っ暗な夜の空へ溶けてゆきました。蝙蝠は鳥のように地面から離陸できないのでした。滑空が必要なのです。

 昔ながらの、鰻の寝床のような間取りの我が家を、洞窟だと思ったのでしょうか?

 「福が来ると善いな」と思い、無益な殺生はしませんでした。

 蝙蝠よ、上記の件わかっているよな。

 

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2005年12月19日 (月)

200回目の更新

 今回のこの記事がこのBlogを始めて、200回目の更新となりました。累計アクセス数も41,000をちょっと超えたくらい。最初の一ヶ月が一日辺り10+αくらいの訪問者だったことを考えると本当に信じられません。

 ほぼ毎日の更新を続けるモティベーションを維持する事ができたのも、懲りずにこんな半ヒッキーの戯言とも取れる変な記事を読んでくださる皆様のおかげです。本当にありがたさで一杯です。

 Blogを書いていて自分でも思うのですが、この私の偏重した「知らずにいられない・・・」と云うこの知識欲ってなんなんでしょう。思い起こせば私が本を読むと云う行為に没頭した最初の記憶は幼稚園の時、親が買ってくれたオールカラーの昆虫図鑑でした。字を覚えたのもこの本、何度も何度も読み返し、その図鑑に載っている昆虫は全て覚えてしまった。その後小学校に入ると「ファーブル昆虫記」「シートン動物記」学研が出していた「科学の漫画全集」そしていまでも読みたい「クワガタクワジ物語」。こうして理科大好き少年となっていきます。

 幼稚園の頃から仲間と山に入っては虫取りが日課だったので、今やっている春の山菜、秋の茸狩なんてその延長のようなもので、ちっとも自分としては違和感がない。

 東京時代の大学生の時、上京してから数年間テレビを持っていなかった時期があったのですが、それ原因で過剰な読書癖、映画館(笹塚駅の下にあった名画座・笹塚京王)に入りびたりの日々となったのです。食費を削って映画を見ていたのあの日々・・・何もかも懐かしい・・・(By沖田艦長)。テレビと言うメディアを否定するつもりなど毛頭ありませんが、また一方で、見ないと選択することによって、いかに日々の時間をテレビ視聴に割かれているか・・・そんなことを解ったことだけでも収穫です。こんな感じで今の私の下地が出来上がったように思います。

 それと、上京して数年間、笹塚にいたため、村山モータース、諸井・敬商亊で、イタリアのオートバイを見て、MOTO GUZZIをGUZZI SPORTで購入するに至ります。

 こうやってBlogを書く事は自分を客観視する上でも良い道具ですし、毎日更新する行為も、自分の中身を搾り出す感じで辛い時もありますが、緊張感があり、日々に張り合いが出て良い物だと思います。ネタを作るために好奇心が磨かれます。

 さあ、「これから私もBlogを始めようかな」なんて思っているあなた、思い立ったが吉日です。鼻を摘んで「えいっ」とこちらの世界へ飛び込んでみてください。

 これをお読みになっていらしゃいます皆様、これからもよろしくお願いいたします。

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2005年10月18日 (火)

形態は機能に従う

ikebana おふくろが玄関に活けた秋の草花の中に、興味深いものを見つけた。

 みなさん“山帰来(サンキライ)”って知っておられます?バラ科のつる性植物、正式な和名を“サルトリイバラ”といいます。

sankirai この枝が中々興味深い良い形をしているのです。枝の全ての曲がりを分度器で図ってみると 150°・・・これには何かこうなるべき理由があっての150°のはずである。

 自然の生物のデザインはその進化の過程で、必ずといっていいほど「形態は機能に従う」という法則に則ってなるべき形になっています。ではその機能とはナンなのか・・・?こう言う事を考えるのが私は大好きなんですね。あぁ・・・当分眠れそうもない。こんなものが家の玄関にあるからだ~!誰か知っている方いらっしゃいます?私は真剣に調べていきます。

 しかし、こういった生け花(すすき、不如帰、菊そして山帰来)を活けるおふくろ、グッ・ジョブです。

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