指先の芸術
本日はこどもの日。男の子をお持ちの親御さんは、何かとこの日のために準備された事と思います。
私もです。
実は昨日、家族サービスの一環として、相方のリクエストにより京都へ行って参りました。この度は、私の両親が、息子の太一の面倒を看てくれるとの事。こういった時、同居は本当にありがたいです。大人の社交の場では、一歳の幼児連れですと入れないお店も多々あります。息子には悪いですが、昨日は大手を振ってそんなお店に行って参りました。
太一よ早く大きくなるのだぞ。モット楽しい事が世の中にはあるのだから。
鳥取にから京都まで車で二時間半。ゴールデンウィークなのに渋滞らしい渋滞はまるで無し。家を出る時の大雨は洛中に入る事にはすっかりの晴天。何もかもが上手く行き過ぎて怖いくらい。洛中は京都に土地勘が有まくりの相方が運転してくれ、これまた混んでいるであろう道に捕まることなく、それぞれの目的地へ行けたのでした。
今回の目的地は、京都文化博物館にて芹沢銈介展を見て、北山のパパジョンズカフェにて昼食、その後パン屋さんのル・プチ・メックでお買い物、後は蕨もちと太一の端午の節句の柏餅を買ってくることです。
パン屋さんまでは無問題でした。しかし、相方の狙っていた蕨もちは既に売り切れ・・・次は太一の柏餅を手に入れる為に、鶴屋吉信さんへ。ちなみに今回のプロジェクトは、全て相方のリクエストに沿って遂行されている事はお分かりだと思う。諸君!
で、柏餅を無事購入。店内に置いてあるパンフレットに目がいきました・・・私ね、ココが凄く気になったのです→■(ポチッとな)
落ち着いた数奇屋風のカウンター席です。 熟達した菓子職人が、お客様の目の前で季節の京のお菓子をおつくりいたします。熟練の手の技で、みるみる菓子の花が咲く様子をおたのしみください。
ですと~!!!
ずっと相方のリクエストを履行してまいりましたこの日、ココは私のリクエスト発動です。「ちょっとお茶しようよ」と、すると相方、この事をTVで見た事があったみたい。「いいねぇ~」の二つ返事で 店舗の二階にある茶寮へと向かったのです。
もうね、これ大正解なのでした。
私は「岩根つつじ」、相方は「花菖蒲」を頂いたのですが、目の前で職人さんに説明をしていただきながら作っていただくのです。あれよあれよと言う間に、かわいいお菓子が出来てきます。
やっぱり物事はライブが一番なんですヨ。
そして、「作りたての上生菓子ってこんなに瑞々しいのか!」ついそんな言葉が口から出るほど驚愕です。ちゃんと形にまとまっているお菓子が、上手に扱わないと直ぐにホロリと崩れる感じ・・・今までちょっと硬めに締まった(作られてから口に入るまで数時間置かれ・・・)お菓子を食べていたのか!自分。新鮮な驚きと共に、黒文字によるお菓子の扱いがまだまだな事を思い知らされる事となったのです。イケテナイナァ~、恥ずかしーっ!
それにしても上生菓子にお薄が付いてお一人様800円!安い、安すぎです。季節が変わったらまた行きたいです。京都に行く機会がある方、ココ絶対MUSTです。800円で、ちょっとない経験ができますよ。
そんなこんなで、久々の夫婦二人のデートを楽しみお土産を抱え家に帰り、「ただいまーっ」っと太一に声をかけるも、置いてけぼりを食らって怒っていた太一閣下。我々夫婦を完全に無視、目を合わせてくれません。反対に爺ちゃんと婆ちゃんに愛想を振りまくのであります。
ちと焦った私達は、お土産のル・プチ・メックの練乳バーターサンドの菓子パンで機嫌をとって、やっと許してもらえたのでした。
五月四日で、そんな太一は1歳2ヶ月となりました。
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