さて、ソフトバンクの「留学生のタダ」にはじまり、エンジン01なんてイベントや、この秋のマンガサミットなど、終わった事、これからある事で「結構最近、鳥取って、来てるよね」なんて事を言う方々が少なからずいらっしゃいます。
私的にはタダよりもダダA,B,Cの方が良いですし、01と言えばキカイダー以外無いですよね。そして私には県内イベントならば、このイベントをもっとフュチャーして欲しいと思っているイベントがあるんです。
鳥取県立博物館で今週末より始まる「大きのこ展」!!!
そのポスターには私の大好きなキノコ、タマゴタケがズズーンッ!それだけでたまらんのです。このキノコ旨いのよね。伝えるところによると、かのカエサルも大好物だったとのこと。私のキノコ好きは過去のエントリー を見ていただくとして、勤務中の営業車の車窓より、真っ赤なタマゴタケのポスターを眺めながら「キノコ狩りって本当に森に目が慣れないと、足元に生えている、アメジスト色のムラサキシメジでも見落としちゃうんだよなぁ~」なんて、夏を飛び越して秋の山へ思いが飛んでいます。でも皆さん、本当ですよ、あんなに鮮やかでも、森の中で目の慣れない人は蹴っ飛ばしちゃうんです。ましてや保護色のシメジ、コウタケ、マツタケ本当に光学迷彩を身に纏った攻殻機動隊なみに見えやしないんです。何事も経験値なんです。
さて、そんなこんな仕事中の妄想族な私、その私の帰宅後のお仕事と言えば、この前のエントリーの通り、蔵書の整理整頓に明け暮れておりました。その過程で皆様も経験があると思いますが、内容のチェックをしていると、ついつい読み込んでしまい、知らぬ間に時間を取られ「本を整理をしようとして気が付いたら、記憶の無いまま2時間経っていた、きっと宇宙人アブストラクトされたんだ」なんて苦しい言い訳をされた事もありますよね。
私もついついこの本に虜に・・・もとい、宇宙人に誘拐されちゃたんですよ。
1989年10月第39号Clubman 縦置きVツインの甘美なる世界part2。
MOTO GUZZI乗りにはバイブルとも言われるこの一冊。
もちろん、ことある事に引っ張り出しては繰り返し読むこと幾年月、表表紙、背表紙、裏表紙・・・見ての通り、画像の如く随分草臥れてきています。
この本は、松永家に現存する、私がリアルタイムで買った最古の二輪誌なのです。(後にバックナンバーとして取り寄せた本は除く)これを書棚の「Clubman」の収納位置の最初から始め、この後の号が続いておるのですが、整理整頓の最中もついつい手を取ってしまっていたのです。
そんな折、この本の64~65頁、亡くなった小野勝司さんのコラムのページに使ってある白黒の印刷の1枚の写真を目にし固まってしまったのです。
この写真です。
ペコちゃん人形のたたずむ部屋に、イタリアンの小排気量車が2台、エンジンが単体で3基・・・手前の一台は、模型仲間の柴田さんが1/9でフルスクラッチで模型化された「モトモリーニ175セッテベロ」そしてその奥の一台が大問題なのです。
こ・・・この車両・・・私の友人が購入し、今現在を持ってしてもレストア&レーサー化中のF.B Mondialのそのものの車両じゃないか!!!しかもMondialの右横、ハンガーに乗っているエンジンは・・・・よく見るとホンダのRCの6気筒だーっ!!!床に転がっているのはBSAのゴルディのエンジン!!な・・・な・な・な・な・なんだ此処!!!
23年前にこの本を購入してからつい数日前まで、こんな大事な事に気が付いていなかったんです。あぁ、この数年来、二輪愛好家として解ったようなふりをして、何も解っていないアンポンタンな私。
齢45を超え、GUZZI SPORTの門を敲いて23年を超えて、やっと見えるものがある事を学んだこの度の整理整頓。
「23年殺し」的な小野 勝司さんの謎掛けでもあったわけです。
謎掛けと言う事でしたら、謎は一つも解けていません。
関係者の方で、この写真について何か詳細を知っておられる方がおられましたら、連絡いただきたくお願い申し上げ奉ります。
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