もののあわれ
昨日、なじみの飲み屋さんに頼んでいたお酒が入ったとのこと、そのお酒を引き上げに行きました。
“ラム デュ ペール ラバ”
カリブ海に浮かぶフランス海外県マリーガーラント島のポワソン蒸留所で、たった一人の頑固爺さんの手によって造られていたるのです。しかも出荷前に加水してアルコール度数を調整するのに使われる水は、溜めておいた雨水を使われているとのこと。
60度近いアルコール度数のお酒ですが、サトウキビの甘い馨がして蒸留酒なのにサトウキビの甘さすら感じる感じ。後味と鼻に上がって来るアロマも複雑です。
昨年、このラムを「頑固ジジイが作っていて、そんな処が松永さんにお薦めですよ」との店主の言葉に従い、口にしてみると先に書いたとおりの味で、それでいて作り手の頑固さの備えいる、とても個性的なお酒で、お気に入りの逸品となったのです。
そうしていると、先日このお店でこのラムを注文した時に、「あちゃー」な話を聞いたのです。
なんと、この蒸留所がフランスの投資家に買収されてしまい、蒸留所の施設のほぼ全てが改修され、全く新しい蒸留所として生まれ変り、今の在庫と、問屋が持っている国内在庫でこの今飲んでおられるもう最後になるであろうとの事です。
お店としては、これから問屋さんに最後のオーダーをかけるとの事、そこに私の分を一本混ぜてもらったのです。
さて、この三連休の一両日、とても暑いですよね。
コレより朝一で、近所の河川敷のハッカの群生地まで、ハッカを摂りに行ってこようと思います。
こんなに暑い日は、モヒート最高だと思うんですよ。
ウィルキンソンの炭酸水は冷蔵庫でスタンバイしています。
本日の午後は、消えゆくこのラムでモヒートを作り、楽しもうと思います。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
残念な話ですね・・・
ところで、ラムではありませんが
お勧めのドライジンがあります。
英国アイラ島で作られている唯一のジン
ザ ボタニスト/THE BOTANIST
製造元はブルイックラディ/BRUICHLADDICH
自分の持っているジンに対する知識を根底から
覆す味です。
おためしあれ!!!
投稿: 沢庵和尚 | 2011年7月17日 (日) 10時04分
ある夏の暑い日...
未開封のラム酒を部屋に置きっぱなしにして出かけました。
その夜、帰宅したらビンが爆発していました...
ラムってそういうモノなのでしょーか?
投稿: せきど | 2011年7月17日 (日) 12時46分
沢庵和尚殿
THE BOTANISTですね。
チェックしました。
せきどさま
アルコール度数が物凄い高ヤツじゃないの。
レモンハート・デメララやロンリコの151プルーフとか。(プルーフの値を半分にするとアルコール度数の%になるのよ。)
ちなみにエタノールの沸点は78.4度でございます。
投稿: 松永 | 2011年7月17日 (日) 23時26分