« 剣術の取材 | トップページ | 四十路ヲヤジを粗捜し »

2011年2月10日 (木)

10日間という時間

人間の作った、最高で最低の発明がなんだか分かるか?
テレビさ。テレビは情報によって人をあやつり、人から現実感を喪失させていく・・・そう、今やテレビこそが宗教なのさ。                           CowboyBebop Dr.ロンデスの台詞より

 この10日間、昭和レトロなアパート住まいの我が家では、テレビが映らないでいる。
 先週の月曜日の夕刻から、ブラックアウトしたまま、うんともすんとも言わないのだ。まあ、最近のテレビはお利口さん、自己診断プログラムが走っていて、何処がおかしいか診断してくれるのだ。流石デジタル。車輌整備のマテシスみたいなモンです。

 で、でた結果が、受信強度が全然足りないと、そしてテレビに問われます「アンテナ線がテレビ本体から抜けてませんか?」と。
 チェックした。抜けていない。
 「チェックして異常が無ければ、アンテナ自体に障害があります」と。

 さて、アンテナは我が家の持ち物ではない。で、翌日不動産屋に連絡した・・・大家さんに言ってくれと・・・大家さんに連絡した・・・電気店に連絡させると・・・待っていたら昨日だった・・・やっと連絡キタ・・・我が家に来てチェック・・・良くわかりません・・・このアパートの構造を調べてからまた出直します・・・こんな感じで事が進んだ。まあ田舎にはよくあることです。

 その間、TVは真っ黒黒助。自己診断機能はあっても自己修復機能までは付いていませんでした。

 最初の数日は落ち着きませんでした。

 でもね、その日数が過ぎると、普段はTVを観て過ごしている時間に、相方と凝ったお料理作の仕込をしたり。その日あった事を面白おかしく話したり。

 無いなら無いで充実した生活。ご飯も美味しく、昭和レトロな生活もグレードアップした気持ち。そうか、テレビの無かった明治・大正時代な生活とはこんなだったのか・・・。

 この週末にもテレビは元通り写るようになるでしょう。ただ、元の生活に戻る事もなんだか惜しいような今日この頃なのであります。 

|

« 剣術の取材 | トップページ | 四十路ヲヤジを粗捜し »

コメント

あ~ぁ、、わかります、その状況。ずっと昔ですが最後のブラウン管TVが壊れた時、相方のいない私は(笑)読書三昧でしたっけ。
TVがなくて失うモノよりも多くを得られるだろうと確信する瞬間があります。
でも、、、TV好き(爆)。
ところで、TVの自己修復機能っていいですね。ガン細胞が血管を作る様に自らケーブルを縦横に展開して受信可能な環境に接続する。誰が放送受信料を払うのか(笑)問題ですが。

投稿: yo | 2011年2月10日 (木) 23時38分

あれは昨年の春頃でしょうか。
自宅のテレビが、突然点滅!
その後うんともすんとも云わなくなり、
今もそのままテレビ無し、
地デジ化なんぞどこ吹く風。

な僕に、何か質問ありますか?

投稿: hey! | 2011年2月11日 (金) 02時47分

私はテレビを廃止して11年になります。
自分自身の為に使える時間が大幅に増えてヨカッタと心底思います。
それにしても文章ならば1行で済むことをなぜテレビは
30分もかけて大げさな演出・効果音を交えてさもそれが
真実であるかのように垂れ流すのか。
久しぶりにラーメン屋で目にした番組に唖然とするこの頃。

You、思い切ってテレビ捨てちゃいなよ。

投稿: Ken@PASO750R | 2011年2月11日 (金) 03時10分

テレビは最近はBGM程度になってますなぁ。
私はドラマはもっぱらヨウツベのお世話になっており、
ニュースはネットでチェックですなぁ。

便利な世の中になったもんだ。

今日は全国的な雪でそちらも大変では?
本日夜行バスで帰岡ですが、帰れるのか?

投稿: tatara | 2011年2月11日 (金) 09時13分

こういう機会に本来大事な某かを感じられる訳です。
テレビ無し生活の意義。

私的にも、TVは殆ど見ない傾向になってきてます。
ですが「映画や音楽」はTVモニターで見たいので
DVD&ブルレイの贅沢な鑑賞マシンとしての
役割が多くなってきております。

投稿: zuka | 2011年2月11日 (金) 12時15分

yoさま
冷静に見逃して悔しい番組があるのか・・・
ブラタモリくらいですか。

hey!さま
TV無し、NET環境は携帯電話のみ。
そんな10日間でした。
携帯で株価チェックができるので実害はありませんでしたヨ。

Kenさま
捨てられない、スクラッチ教団の信者な私がいます。

tataraさま
この10日はYouTubeも見れません。
なんとかなるもんだ。

zukaさま
おいらも同様。
でもね、Blurayでベンハーとか見ると萎えるのよ。
画像が良すぎて、マットペインティングが丸わかり。
もはやフィルムの画質を超えているのか、Bluray。

投稿: 松永 | 2011年2月14日 (月) 11時51分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 10日間という時間:

« 剣術の取材 | トップページ | 四十路ヲヤジを粗捜し »