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2010年2月12日 (金)

お詫びと訂正と感想

 先ず最初に皆様にお詫びと訂正です。
 グラントワは浜田ちがいます。益田でした。遠かった・・・出発前にナビに目的地入力すれば、「目的地まで349km」の文字。かなり萎えました。

 それともう一つ。

 館内、撮影禁止でした・・・_| ̄|○。皆様に詳細写真と共にBlogエントリーを書こうと企んでおりましたが叶わぬ夢と相成りました。

20100211232844  なので、記念に買って帰った目録のコンテッサ900スプリントの頁を写メしましたので、それをご覧になって、どんなに美しい車だったか想像してください。

 しかし、グラントワまでの距離を見て「萎えた」と冒頭で書きましたが、現地に到着し、車達に会えばそんな事はどっかに吹っ飛んじゃったのです。

 トヨタ2000GTのドロップヘッドのボンドカー、ハコスカのGTR(KPGC10ってやつね)、フェアレディのZでもエンジンはDOHECのS20を積んだ432(4バルブ3キャブ2カムのことよ~ん)、ホンダのS500と、巷では既に名車と呼ばれ誉れ高い車達も、そりゃ素晴らしいのでしす。

 が、それよりも私の目を引いたのは、試作車や、試作車域を抜け出ていない先行少量生産車達が白眉でした、シルビアの初期型(CSP311、日産車は車好きの性ゆえ型式で呼びたくなるね)は初めて目にしましたし、いすゞのべレットは、本当の手叩きボディーの試作車で、1966年製造ながらオートマチックトランスミション積んでいました。そして先ほど紹介した日野コンテッサ900スプリント。カロッツェリーア・ミケロッティ、ホンマええ仕事してますよね。「名は体を表す」の諺通り、スプリントらしい「軽快」、「スポーティー」な感じがよくデザインされてますよね。

 そして何よりも、今回の展覧会で私を虜にしたのはマツダのコスモスポーツでした。

 「なんやねん、まちゃんはコスモスポーツが好きなんかいな」いえいえ、今回私の心を鷲掴みにしたのは、その試作車。燻し銀のボディー色を身に纏い、象牙色のルーフを持ったプロトタイプ車に、すっかりやられてしまったのでした。

 日本刀の刃のように鋭角にデザインされ、ボンネットのラインと一体化した鍍金バンパー。鋭いエッジの効いたオーバーフェンダー、サイド部分に入れられたプレスラインも、オーバーフェンダーに負けず劣らず手の切れそうなほど鋭い仕上げ。なんとも「ピッ」とした緊張感が漂っている仕上がりなのです。コスモスポーツの一般生産車を記憶の底からサルベージし、ディティールの違いを比べてみても、大幅に違う所は無いのですが、ほんの些細なディティールの違いで、車の佇まいがここまで違ってしまうとは。

 この車に貼り付いて、車の周りをグルグル回ったり、膝を突いてローアングルから凝視したり・・・そんな事をしながら「最初、エンジニアやデザイナーが思い描いてきた車はこんなに凛とした車だったのか・・・こうしてみると、生産ラインのプレス金型の具合とか、生産性、つまりコスト的に妥協した結果で市販車が失ってしまった物は大きいね・・・。でも、こういったプロトタイプを作り上げたこの当時のマツダって本当に筋の通った硬派な会社だ。まるで『この日本刀が如くエッジの効いた鋭いデザインと、ヴァンケルエンジンで、業界に斬り込んでいくぞ!』そんな作り手の気概が感じられる程、素晴らしいデザイン」そんな事を頭の中で反芻しながら感慨深くこの度の展覧会を楽しんだのでした。

 長距離運転をし、時間を使っても、十分にその価値は等価交換以上の物があったと、そんな気分転換の一日となりました。

 ちなみにこの展覧会は、14日までやっています。島根はもとより広島、山口の方々は気楽にいける距離だと思います。車好きならMUSTな展覧会ですぞ!

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コメント

日野コンテッサ900スプリント、本当に綺麗な車ですね~
日野といえばルノー、ルノーと言えばゴルディニ&A110と兄弟?な感じ。

その昔、ロータス・ヨ-ロッパVSコスモスポーツ!!
どっちが低いか&薄いか大会!なんて事で盛り上がり、UFOテールの勝ちか・・??どっちもカッコ良いで決着w

徳大寺氏は、ガンダム世代のデザイナーを批判、しかし
作り手にも買い手にも夢が無いような気がするんですよね。

投稿: zackino | 2010年2月12日 (金) 05時02分

zackinoさま
ジャン・レデレーの作ったゴルディニ&アルピーヌ、ミケロッティが作った市販車コンテッサ&900スプリント。
なんだか似てますよね。

言われておられるように、デザインは作り手と買い手の相互作用で研鑽されて行くものだと思います。
今の我が国のデザインがあかんのは、エンドユーザーの我々の責任もあるのは確かです。

投稿: 松永 | 2010年2月12日 (金) 11時36分

コスモスポーツはかっこいいですね.
ボディの造形は現在ほど組成加工技術が発達していなかったということも理由の一つです.

この時代のクルマってレストアしてしまうと,とたんにゆるくなる.リアルタイムで乗ったことが無い人たちが乗るために直すと,車は動いても求めるものが違うので頓珍漢な車になってしまいます.
古い車でバカッ速.

これってバイクも実はそうなんだろうなーと最近思います.
db1やグッチもハイグリップタイヤ,高性能サスといろいろお互いやっていますが,どうなんでしょうねー.
最近,反省気味.

あ,リーサルウェポン入手しました.
といっても,12年前の車輌です.
あれ?反省していないな.こりゃ.

投稿: mosan | 2010年2月12日 (金) 21時25分

mosan先生
リーサルウエポン・・・?
なんだ!!
コルサ・・・?

投稿: 松永 | 2010年2月14日 (日) 00時20分

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