夜タモリ学
皆様、昨日のNHKの番組「ブラ・タモリ」ご覧になりました。この回のブラブラする東京の街・神田界隈(お茶の水、神田界隈)は、私が学生時代に通っていた大学の本校(普段は生田校舎)があったり、夜学で大学の講義後に通っていたフランス語の学校アテネ・フランセがあったりと、週に何度も行ったり来たりしていた懐かしい場所。そう言えば安くて美味しい天丼屋「いもや」さんに良く通ったなぁ~なんて目を細めてTV画面を見ておりました。
私が思うに、お昼の顔としてタモリさんを知る方が世間には多いんじゃないかと思うのですが、NHKのこの番組「ブラ・タモリ」、朝日系深夜枠の「タモリ倶楽部」は、故・赤塚不二夫大先生作品(氏自身の言葉)としてのタモリらしさ(初期のレコード作品やオールナイトニッポン)満載の番組で、タモリ好事家にはたまらん内容となっていると思うんですがどうでしょう。
此処で一言、「夜タモリを知らずしてタモリ語るべからず」
とまあ、何故に今回このようなエントリーになったか、エントリーも半ばになった所でネタバレすれば、二週間ほど前の日曜日のお昼過ぎ、時間のある時の私の余暇の過ごし方、紅茶屋さんのダウラさんへアフターヌーンティーを頂きに行っていた時の事です。
いつもの円卓で、プロのヴィオラ奏者の生原幸太さんという方と知り合いになり、お話を小二時間程したのですが、そのときの話題が「タモリ倶楽部ってどうよ!」と非常にアカデミックなお話(マジで言っているのだ)。
そのお話の中で私を「をぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・」と深く唸らせたお話は、「番組中に使われる(場面が変わる時とかのちょっとしたシーン)音楽のセレクトが、実に考えられている」と言うお話でした。「その時のネタ関連だったり、話の韻を踏んでいたり、曲の題が話の内容に掛かっていたりと、それが判らないからと言って番組の内容がどうと言う事はないのですが、そういった細かなディティールを知れば知るほど更に面白いんですよ」と、いかにもプロの音楽家目線のコアな内容でした。ちなみに「制作会社のハウフルスさんのこだわりがハンパないんですよ」との事。
と、そんな会話で二時間ちょい盛り上がったのでした。
初見のクラシックのヴィオラ奏者と夜タモリ学、これが(・∀・)イイ!
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
相変わらずの慧眼ですね。夜タモリとは。
「今夜は最高!」って番組、最高に好きでした。何かの記念で「今夜は最低!」ってのもやりました。
投稿: yo | 2010年1月29日 (金) 10時15分
「ブラ・タモリ」の話題が出るとは驚きました。
この番組、大学教授や医師、その他、博識で学究派の方、40歳以上~方にプチ・ブレイク中!!松永さんにピッタリの番組ですね。
タモリ倶楽部の凄いのは、世間が見向きもしない事に注目して、しかも、その道のオーソリティー??(らしき人物)が出演する事でしょうか(*^-^)
松永式!“大人な社会科見学”ってな番組あれば毎週観ますよ。
投稿: zackino | 2010年1月29日 (金) 10時20分
昨日のブラ・タモリは予約したまま、まだ見ていないですが、毎週見ています。
日本橋の回の時は刃物屋の木屋に「ぜひとも包丁の研ぎ方を教えて欲しい」と愛用の出刃包丁を持って来るあたり、タモリクラブより彼が気合い入ってる気がしますね。
投稿: arata | 2010年1月29日 (金) 10時35分
yoさま
慧眼って、買いかぶりすぎですよ。
好きなこと、おもろいことを独り言しているだけです。
zackinoさま
>松永式!“大人な社会科見学”
これね、企画は色々あるんですよ。
製造業、サービス業、公共施設と農業、林業、漁業の場と・・・料亭プロジェクトで此処まで忙しくなければ・・・もっと書けたのに。
もうちょっと待ってね。
arataさま
タモリ倶楽部にはタモリ倶楽部のよさがあります。
非常にニッチでコアな井蛙(せいあ)な良さが。
山田五郎、麿赤児をメジャーにしたのも、この番組ですから。
投稿: 松永 | 2010年1月29日 (金) 23時03分