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2009年12月11日 (金)

妄想と追憶の日々

 「忙しい、忙しい」私もこんなフレーズから、今日のエントリーを始めたくないのですが、でもやっぱり現実は忙しい。

 そんな、二輪にも思うように乗れなかったこの一年、そんな現在の私の心の癒しは模型の衝動買いなんです。病んでるなぁ~自分。とまあ「ツンデレ積んどくモデラー」まっしぐらな松永です。

 実は昨日、Blogのエントリーをアップデートしませんでしたよね。忙しかった?そんな事無いのです。旧い写真を引っ張り出して見ていたら、日が変わっていたのだ。

 何故にそんな事に、実はね、最近買っておいていた模型の箱を開けては閉め、開けては閉め、「YouTubeにこんな資料映像があった~」なんてコンピューターの前に行き、「此処をこうするには、こんな感じでパーツ自作せにゃならん・・・をぉっとこのマシンを作るには・・・あ~どっかに1/9のモーリス・マグの六本スポークのホイールなかったけ?」そんな妄想モデリングをグルグルしながら、この前買ったこの模型の妄想モデリング番となりました。

Dino そう、漫画「サーキットの狼」の矢吹裕矢が乗った(ちょっと仕様はちがってRSっていうんだけどね)フジミの1/24DINO 206 Competizioneなのだ~!
 箱を開け閉めし、設計図を眺め、パーツをチェック・・・「この車、確か実車を前に見た~絶対見た。写真撮ったけな~?」そう思ったら即行動。昔撮っていた写真を引っ張り出して探すのですが見当たりません。「おかしいなぁ~写真撮影禁止のギャラリーアバルトで見たんだっけ・・・まあ、ネットで資料集まるし」と、ちょっとやさぐれ気味にDINO 206 Competizioneの撮影写真を探すのをあきらめたのですが、それよりもその時に小十年前にアメリカに行った時の写真が出てきて、それを見ていたら懐かしさのあまり、思い出に浸って目を細めておったら日が変わっていたとそーゆー事なのだったらなのだ。

 あの頃はポジフィルムで撮っていて、ほとんど日に当ててもいなかったので退色も無いのですが、スキャナーがしょぼくて、実物の印画紙の色って中々でないのよね。やっぱりコンピューターに画像アップロードという事になるとデジタルのもんですな。

 その中から思い出の写真を数枚ご紹介。画像が悪いのはスキャナーのせいなのだ。

 先ずは私が大好きなアルファ・ロメオの6C 2500 Villa d'Este。

Villa_deste やっぱり、ポルテロ時代のアルファは美しいよね。
 車体を作ったカロッツェリーア・ツーリングの軽量工法、スーパーレジェーラ工法、職人に叩き出されたアルミボディーはたまらんですたい。

Tipo33st お次は、同じアルファでも戦後のアルファの白眉、Tipo33Stradaleですたい。排気量は2000cc V型8気筒エンジン、アルファの流儀に則って記すと8C2000となるのかな、なんとマグネシウムフレームの市販車なのじゃ。
 写真がちょっと見切れているのはご愛嬌。

 アルファが続きます。

 お次はアルファのフォーミュラです。
Alfaromeotipo3 イタリアの叡智と誉れ高いジョキアーノ・コロンボ博士の傑作、スクデリア・フェラーリ所属でグランプリを総なめにした伝説のマシン、そうアルファのP3のご一同のピット風景です。このマシンがこのテントから出て行き、パドックを徐行中エンストしてしまい、ドライバーが“Push!please,push!”と叫ぶと同時に、私を含めその場にいたギャラリー数人が「バッ」っと群がり、このアルファを押し掛けしたのも楽しい思い出です。写真を眺めているとそんな事がフラッシュバックしてくるよね。

 最後は、膝上何センチと言えばまいっちんぐマチコ先生のスカート丈・・・じゃなくて、ホンマこの車の車高を見よッ!

Lanciastoratos0 真打登場、皆が知っているランチア・ストラトスのプロトタイプ、ランチア・ストラトス・ゼロです。
 「またまた~巨大マイコー・ジャクソンにトランスフォームする機能付のこの車が、こんなに小さい訳無いやん、そうか、わかった!見ている人が人じゃなくてロン・ミュエクの巨大オブジェ?それにいったいどうやってこの車に乗るの?」なんていう人もおられますね。(いないっつーの!!)
 ちなみに車の乗り方は、ボンネットのとことにあるランチアエンブレムがドアノブ、その周りの黒い部分が滑り止めのゴム製になっていて、フロントガラスのまわりがガバーっと開いて、ここを踏んづけて車内へ入るのだ。ちなみにハンドルは上方向に直立していて、座ってから普通の位置になるのだ。いかしてるねぇ~!詳しくはこっちを見てね→(ポチッとな)

 と、妄想モデリング、写真を眺めて過去へフラッシュバック、時間なんてあっと言うに過ぎていって仕舞うのだったらなのだ。 

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コメント

ぺブルビーチに行ったんですね。 いいなぁ。

206は最近になってピニンから買い取った米人オーナーがぺブルに出しているようですね。
友人が作った1/43です↓
http://blogs.yahoo.co.jp/kphng827/folder/1513868.html

Villa d'Este :戦前の最後の花ですね、美しい。元阪神、31番さんはまだお持ちなのでしょうか??

Tiop33 :2灯でエアアウトレットのメッシュのある、下ワイパーの市販バージョンですね。 アバルト美術館K氏の4灯、タン&ブラウンの内装のヤツが一番好きですね。

P3 :僕はミッレミリアで走ってるところを見ました。
ドライバーが車に付けていた「ケロヨ~ン」のマスコットが印象的でした。
リバイバルのキット、もう作ること無いかなぁ・・汗)

Strato's Zero :動画紹介ありがとうございました。初めて見ました。 踏み絵で乗るのは知っていたけどランチアの紋章をひねるとは知らなかった。
それにしてもガンディーニ凄い!!
ところで動画のBGM、Jean Michel jarre ですね!! 

投稿: 白猫#35 | 2009年12月11日 (金) 14時28分

白猫#35
あ~実は渡部さんのアトリエにお邪魔した事あるんですよ。
詳細はこの記事をどうぞ。
http://guzzi-crazy.cocolog-nifty.com/sunday/2008/01/post_cbe2.html

投稿: 松永 | 2009年12月12日 (土) 00時43分

あらま、そうでしたか!?
それは失礼。
次回はカフェ&Newアトリエのほうにご一緒しましょうか。 隣にガレージ借りてますし。

投稿: 白猫#35 | 2009年12月12日 (土) 11時13分

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