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2009年12月16日 (水)

「松永君これ~」と見せられたものは

 さてさて、この日曜日、前日の忘年会と二次会で、ちょっち焼酎飲みすぎて二日酔いになった事は書きましたよね。

 その日曜日の午前中、私はモトラボロのお店にお邪魔虫していたのですが、お店のカウンターに陣取り、二輪雑誌を読みながら手持ち無沙汰にしている私に「松永君これ~」と、ジンさんがニコニコしながら見せてくれたものがありました。

 それは一枚のお葉書、差出人は豊田のBMWマイスター、BOXER SHOPの神宮司(ジングウジ)御大、受取人はもち我等がジンさんことGUZZIのスペシャリスト神宮司(ジングウシ)御大。苗字の漢字は同じでも「司」の読み方がちと違う、日本におけるシャフトドライブ二輪スペシャリストなお二人の間でのお手紙だったのです。

 文面を「これ読め~」と見せていただいたのではありません。その葉書の裏面いっぱいに、プリンターから出力されていた写真を見てみなさいという事なんです。

 其処には、強度的に問題無いと思われる場所全ての位置の縦横に軽め穴を開けて軽量化され、パーツと言うパーツは、その製作工程における応力を抜く為に、ピッカピカに磨かれおり、それら金属の肌合いはオイルに濡れてテラテラと光り輝いています。脱落してはならないボルトには全てセイフティーワイヤが掛けられていて、ボルトの頭の向きは、どれ一つとして六角形の角の位置が、他のボルトとは違う方向に「アッチ向いてホイ」していない整列振り。米国ぺブルビーチでかつて見たコンクールデレガンスのスパーレストア車輌と同じボルトの管理がなされています。そして部品達から放たれているリンとした雰囲気。

 しばらくじーっと凝視して「すげ~」と呟くなり、ジンさんもニヤリとしながら「すごいよね。500レン・シュポルトのタイミングギアだよ」と。この写真を横から見ていたお店のスタッフの関戸君も「やりすぎだろ~下手くそが乗ったら、すぐ壊しちゃうよ」ニヤリと笑いながら、ギリギリまで贅肉を削がれた部品の美しさと共に存在する危うさを指摘しています。

 職人の方々の間に取り交わされているお手紙には、時世の挨拶をちょいと書いて、裏面にこんな「什麼生(そもさん)!」な内容の写真、それに応えて「説破(せっぱ)!」と読み解くオヤジとスタッフ。(あ・・そういえば・・・お店のBlogにそれとなく意味深な部品の写真をアップロードしている方もいらっしゃいますよね)

 おもしろいなぁ~機械好きに限らず、こういった事柄って実はとても大事な事なのです。

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コメント

神宮司さんと神宮司さんは、親戚に違いない!と思っていた時期がありました(*^_^*)

500レン・シュポルトと言えば、世界で2例しかない、全分解写真(神宮司さん所有の)が掲載されたBeSPACEを持っておりますが、見た目の(外観)フリーハンド・イラストの様な雰囲気と違い、中身は精巧かつ精緻でドイツの職人、ベンべの技術者の凄さに絶句しました。

HPNのカタログに載っている、ラリー用エンジンの穴開けっぷりも凄いですよね。

R50や69Sがアイドリングしている時、チョット歩いて離れると、音が聞こえなくなるのに感動しますね。

でも、心を震わすのは、ガチャガチャうるさいモトグッチなんですよね~\(^o^)/

投稿: zackino | 2009年12月16日 (水) 01時34分

zackinoさま
ロッカーアームを持つエンジンで、SPORTな味付けにすると、タペットクリアランスを広めにせにゃならんので音が出るのは仕方ないです。
私もロシナンテの音が静かだと「ロッカーアームがバルブを突いてるんじゃないか!?」って気になって、ヘッドカバー開けてチェックしますもん。
OHVのBMWレーサーも街乗りに比べると、ちょっち五月蝿目です。
DOHCのレンシュポルトは、何をして静かなのか五月蝿いのか私の中に基準が無いので判りません。

投稿: 松永 | 2009年12月16日 (水) 23時56分

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