私には筑波は色々な意味で遠い地のようです
さて、レース当日です。
今回の作戦はこうだ!
Kenさん、バイアスタイヤの西田代表、リトモの中嶋代表・・・ライバル(と、私が勝手に思っている)の方々と「シャフターズクラスで、バリッといってみよう」って事で、それを実検するために練習不足を補完せねばなりますまい。そうかっ!2レースにエントリーして予選二回走れるのを実戦練習として、もしシャフターズの前に、MAX7の決勝があれば尚よろしい。予選二回と決勝一回の実践練習が出来る訳なんです。
で、その目論見は見事当たり、タイスケを見ればMAX7がシャフターズよりも先に走るクラスとなっていました。後はココで、転倒の無いよう、前日の西田ランデブー走行と、夕刻筑波逆周りイケチ教室で学んだ事を、反芻しながらの走行をするだけです。
コーナーでは前車につめるのですが、ストレートで置いて行かれるそんなフラストレーションがたまります。そんな予選の様子をパドックから観察していたdb1さん、最初の予選からピットへ帰って来るや「ペースが違う集団に飲み込まれたら、其処で頑張るんじゃなくて、その集団から離れて仕切り直しをするのも戦術ですよ!」とアドヴァイス。
でもシャフターズの予選も、終盤何だか同じ展開に・・・2クラスとも昨日の9秒台には届かない今一のタイムでした・・・あかんやん自分。
それとイケチ教室で学んだコーナリングでペースが上がってくると、旋回の始まりはいいのですが、立ち上がりでアクセルを開けて行くとフロントが何だか心もとない危険なにほい・・・こんな時ピッタリの助っ人登場です!
「サスならおいらに聞いてくれ!」さすらいのサスペンションスペシャリストmassimo技術長、筑波のパドックにズバット参上です。予選後、二人しておそろいの半ケツ気味の後姿。「どうすんべぇ~」と相談中です。
フロントフォークをギューギューッと押してはチョコチョコっと調整してもらい。それでMAX7の決勝を走ってみれば、「を~走りやすい!!流石massimo技術長であります」マシンの挙動に気をよくして、この日の私的メインイベントシャフターズクラスの決勝です。
予選番手は9位、グリッドは前から参列目のイン側、目の前には知り合いばかり。なにやら面白い事になりそうな・・・そんなシズル感バリバリの雰囲気です。
さてさて、サイディングが始まりです。ココでちょっとスタート練習。クラッチを握って5,000rpmで待機です。
この時、「ドンッ」と言う衝撃と共に、勝手にクラッチがつながってエンスト!!始めはクラッチワイヤのタイコが抜けたのかと思いました。急いでピットレーンにマシンを入れ、ピットスタート覚悟でクラッチワイヤを見てみれば異常無し。しかしクラッチレバーはスッカスカ。
「なんじゃこりゃーッ!щ(゚Д゚щ)」
「好事、魔多し」とはこの事です。どうやらクラッチユニットのどこかが壊れちゃったようです。まるでスプリングの感触無しです。
ここで、私の今年最後のレースは終了です。シャフターズは決勝一周も走らないでリタイアとなりました。
つД`)・゚・。・゚゚・*:.。
後日、モトラボロからこのような画像が送られてきました。
クラッチの本体は何事も無かったのですが、クラッチを切るためのプッシュロッドが急に焼きつきを起こし、3mm程短くなっていました。
ちなみに左の写真で言えば、新品の正常なパーツが上で、下が我がロシナンテより外されたクラッチのプッシュロッド。端の部分の画像を見ても焼きついてトロけちゃっているのが良くわかりますよね。3mm、部品の寸法が狂うと走れなくなっちゃうんですよ。デリケートな乗り物なのです。
これで、シャフターズ、昨年より二連続メカトラブルによるリタイアです・・・。
距離的にも筑波って遠い地ですが、それ以上に、私にとって完走って意味でも遠い地のようです。
ヽ(`Д´)ノうがぁぁぁぁぁっ!
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コメント
残念でしたね。
筑波は遠い・・・・何となく解ります。
来年はマシンも完璧にして、是非筑波を走りましょう。
投稿: 沢庵和尚 | 2009年11月13日 (金) 09時38分
遠いところお疲れさまでした! お互い残念でしたが・・・、これに懲りずまた来シーズンもぜひ遊んでくださいませ! ってかそこ、壊れるんですね。恐!
投稿: 中嶋@ritmo | 2009年11月13日 (金) 13時52分
あっ なんと・・・
ふぅ~ 遠方からいらしたのに残念ですね
でも またいらしてくださいね”笑顔”で
投稿: ナガヤン | 2009年11月13日 (金) 15時05分
沢庵和尚さま
さてさて、本年度はOFFになりました。
この冬は福岡行きます。きっと行きます。
覚悟しておいてくだされ。
中嶋代表閣下
そこ、壊れるようです。
しかもその数秒前までは何事も無かったのに、急にきます。
一番たち悪いです。
なのでスタート前、エンジン回転あげるのはほんの数秒間にしましょう。
ナガヤンさま
鬼のような顔で、行きますぞ!
「冗談じゃないよッ!」って。(By鬼瓦権蔵)
投稿: 松永 | 2009年11月13日 (金) 18時39分
こんなことがあるんですかあああああ
潤滑してないんですか。
とりあえず、お疲れ様でした・・・
投稿: Massimo | 2009年11月14日 (土) 07時57分
Massimoさま
潤滑しているんですが、時として油膜切れを起こす事もあると・・・DUCATIのパンタ系も同様のこの兆候があるそうです。
投稿: 松永 | 2009年11月14日 (土) 10時54分