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2009年9月25日 (金)

これを「神は細部に宿る」と言うのだ!

 さて、今関わっている旧家の豪邸のお仕事について、「すんばらしい~」と思う事で、皆様にご紹介できる事を少しお蔵出し。

 ただ今、ココで営業する料亭のリニューアルに関しまして、パンフレット、リーフレット、フライヤーを新調する事となり、関係会社の大手印刷屋さんと打ち合わせをし、カメラマンの方に頼んで色々と写真撮影をしたのですが、その撮影された画像素材を、いくら拡大していっても、ディテールの破綻を起こさない昨今のデジタル一眼の性能っていったい・・・そんな中で見つけた、襖の中の小さな小さなディテイールを紹介しようと思います。

 旧鳥取市の北に、私が通った高校もその敷地内にある鳥取城の城跡が、久松山と呼ばれているお山にあるのですが、城跡と言ってもそこには既にその建物を失い石垣を残すのみ。実はこれから紹介する襖は、江戸時代に、鳥取城からこの旧家に移築された茶室の造作物なのです。

133 襖の絹本の織り目が見えるくらい拡大しておりますので、実物の三倍くらいの拡大率でしょうか?しかし見てください、この古の職人の仕事の技。砂子で表された川面から飛び立つ三羽の千鳥。ミリ以下の小さな肢まで表現してあるのです。 配置も美しい不等辺三角形、形もそれぞれに変えてあり、実にかわいらしいデザインとなっています。金の色なりも、多分金泥で描かれた千鳥のそれと、川面を表している砂子の細かな金箔のそれと、よ~く観察すると変えてありますよね。

 デジカメの画像をチェックしながら拡大していって、この私の親指の爪の大きさとさほど変わらないディテイールの中にこのような「美」見つけた時、しばし固まり、その何ともいえない美しさ、かわいさに、このデザインセンスを持った古の職人に対し、尊敬と畏怖の念より湧き上がる長い長い溜息を吐かずにはいられない、数寄者の私なのであった。

 P.S しかし・・・古の職人の技も凄いですが、今のデジタル一眼カメラの性能もただ事ではないんですね。今回のお仕事で本当にびっくりしました。

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コメント

古の職人の技と最新のデジタル一眼カメラの性能との対比は、松永さんらしいですね。

知れば知るほど数寄者の世界は、とても深い訳ですね、料理も、その様式美を理解すると、単純に胃袋を満たすだけでは満足出来ませんよね、

古の職人を育て、技を支えたのは、良い旦那(お客)ですから。

投稿: zackino | 2009年9月25日 (金) 10時02分

zackinoさま
> 職人を育て、技を支えたのは、良い旦那(お客)ですから。
本当にそうです。
それは二輪車や四輪車の世界でも同様です。
はぅ~。(遠い目) 

投稿: 松永 | 2009年9月26日 (土) 00時30分

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