古の楽器
昨日はチョイ古なバロックな楽器、チェンバロ(英名ハープシーコード)のソロコンサートを聴いてきました。
本当に爪弾くような音色の落ち着いた演奏会でした。
16世紀や17世紀は、やんごとなき方々の邸宅ではこのような音楽が流れていたのでしょうねぇ~。
構造がピアノ線をフェルトのハンマーで叩いて音が出るのピアノとは違い、小さな樹脂製の爪が金属線を引っ掛け弾いて音が出る構造上、強く&弱くといった音の強弱が付けにくい楽器ゆえ、ダイナミックさと言う事では現代のピアノやヴァイオリンに分がありるように感じられたのですが、ただ言うのは簡単。よく考えれば私だって、土俵を二輪にしてみれば、旧いがゆえに現代のマシンと比べれば、走らなくて、フレームはブルブル震えて、ブレーキの利かないマシンに対して心血を注いでいるのと同じく、演奏者の方の並々ならないチャンバロへの愛が演奏中にあったように聴こえていました。
さてさて、コンサート後はバーへ行き、この時期の桃を使ったカクテル「ベリーニ」と、シェリーの甘いのを飲んで家路へ。
音楽と程よいアルコールで、本日はぐっすり眠れそうです。
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コメント
パイプオルガンの練習にチェンバロ使ったりもしますよね。
小生の好きなトン・コープマン氏演奏のバッハ、ドゾ。
Bach - Toccata in G major, BWV 916. Ton Koopman plays.
http://www.youtube.com/watch?v=btZyjlP4c9s
あと、なんと言う楽器だったか忘れましたが
足鍵盤付きチェンバロもありますよ。
投稿: Ken@くらしき帰省中 | 2009年7月20日 (月) 00時06分
Kenさま
バッハも今回の演目にありました。
つーか私にとってのバッハは、ヘビメタやってもおかしくないアヴァンギャルドな位置付け。
人差し指と小指を立てて「ヴェ~ィ♪」って言っているバッハって良いと思いませんか?
投稿: 松永 | 2009年7月20日 (月) 01時07分