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2009年7月20日 (月)

みにくいアヒルの子

 アストン・マーティンと言えば、英国スポーツカー界の雄。007のボンドカーで使用される事でも有名なこのメーカー。ちょっと前(たしかフォードの傘下になる前)までは、英国人の購入希望者は最低でもサーの称号がないと新車を売って(受注生産なので作っての方が正しい)もらえなかったり(今でも階級社会バリバリなのだ)、レースに入れ込むあまり、創業時から常に経営が安定してなくて社のオーナーが転々としているだとか、とにかく伝説に事欠かないメーカーである事は間違いのないようです。

One77_1 最近では77台だけ生産の超々々々々高級・高性能スポーツカーONE-77なる物を発表して、我々のような車愛好家の度肝を抜いたりしておりますが、今回紹介するアストンはそんな車とは対極にある車が発売されようとしているみたいなのです。

Astonmartincygnet_01_01 その名を“Cygnet”和訳すると「白鳥の雛」つまりあれです。そうアンデルセン童話の「みにくいアヒルの子」って訳なのです。ちなみにリアバンパーのところに100円玉をはさんでウィリーで走ったりしません。

 で、この車、実はトヨタのエコな小型車iQをOEM供給を受けて、アストン・マーティンで諸々をやり直した車輌なのです。(ただiQの1,000cc三気筒エンジンもダイハツからトヨタへのOEMじゃなかったけ・・・?)

Astonmartincygnet こんな感じに粘土コネコネ。(ゾンネンキンダーさ~ん!一言お願いします)価格は20,000£、本日の為替レートですと3,076,195円ですか。

 ウ゛~?微妙ーな値段設定ですね。

 普段はフルサイズのアストンをぶっ飛ばしている人が、お使い用に使うセカンドカーとして買われるのでしょうな。

 ただ、私はこのちっちゃいみにくいアヒルの子の画像をはじめて見た時、西風の漫画「GTroman」の一節にミニ・マーコスの発展型JEM GTをアストンのDBみたくカスタムする話があったのですが、それを思い出しちゃいました。

 しかし、漫画のネタがある意味本当になるとは・・・。

 アストン・マーティン、あの鼻持ちならない程気位の高かったノーブルなメーカーが、いったいどうしちゃったのでしょうか?

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コメント

でも、ちゃんとアストンの恰好してますね(苦笑)
ある意味すげえ!

投稿: おと~る | 2009年7月20日 (月) 00時22分

おと~るさま
こういうのも、アリだとは思うんですよ。
でもね、なにも天下のアストンがトヨタのOEMとは・・・
そうですよね、自社では小排気量のエコカーエンジンって作れないですよね・・・今キビチーもんね経済。
こんな事言う私が悪うございました。
ただ、iQも方ももう少しすると1,300ccで4気筒バージョンが出るみたいですから、その高性能エンジン?使用モデルは伝統に則って、Cygnet Vantageと呼ばれるのでしょうか。
しかし・・・iQ1,300と聞けば、私にとっては「プリンプリン物語」のルチ将軍を置いて他に無いのですが・・・w。

投稿: 松永 | 2009年7月20日 (月) 01時11分

これが次のボンドカーらしすよ。

ホント今の状況はなりふりかまってらんないんです。
どのメーカーも。 今あるメーカーのイメージが過去の最も輝いていたときのものですから、次なる輝きを目指して動かざるを得ないのかなぁと。 そして、次の輝きというのが自分たちの知っている理想的な輝きとは異質なものになりそうなことに気がついてしまっているのです。
歴史とか過去の栄光とか、そういったものが通用しなくなってきてしまった昨今・・・さびしいものです。

とは言いながら、けっこう楽しんで創ってますね~。
お値段は置いておいて、けっこう欲しくなりそうな仕上がりです。
某グループのままだとできなかった車ではないかと・・・

投稿: 瓶星 | 2009年7月20日 (月) 09時51分

瓶星さま
>ホント今の状況はなりふりかまってらんないんです。
本当に今の経済状態はそんな感じ・・・でもね、今回のサブプラムローン問題をはじめとして、諸々の問題点が浮かび上がって、結局マネーの一人歩きは危険ちゅーことでこれからは実体経済、物を作っている業種がまた経済の主役に帰ってくるように思うんですよ。
今は産みの苦しみの時期ちゅーことで。
でも何度も言うようですが、私にとってこのアストンは・・・無い。
どこかにレストアベースのJEM GT無いかな。

投稿: 松永 | 2009年7月21日 (火) 00時24分

むむむぅ~(カビラ風に)

あれってミニ・バンベースでしょ

ホイールベースの長さを生かした

投稿: 番長ドリー | 2009年7月21日 (火) 08時39分

番長ドリーさま
DB4GTzagatoみたいじゃないですか、JEM GTって。 

投稿: 松永 | 2009年7月21日 (火) 11時56分

むかーしJEM GT乗ってました、焼津のワラシナカーズさんなら
持って居る筈です。

投稿: kunimomo@浅草 | 2009年7月21日 (火) 21時52分

kunimoto@浅草さま
うひゃ~本当にJEM GTに乗られていた方がこのBlogをお読みだったとは!
嬉しいやら、このBlogの極性に驚くやらです。
で、JEM GTってどうでした?
やっぱFRPのあの臭い満載でしょうか?

投稿: 松永 | 2009年7月21日 (火) 23時41分

>FRP
何ぶん古いので樹脂の匂いはあまりしませんでしたよ、
それより車内に有るガソリンタンクの方が臭かったです。(笑)

投稿: kunimomo@浅草 | 2009年7月22日 (水) 21時23分

kunimomo@浅草さま
あぁ・・・それってレーサー積んだままの、夏場のトランポハイエースのオイニー・・・。
「ガソリンに気をつけて運転しなっ!」
「わぁかり~ましたぁ~おやかぁ~た~」
となりそうですね。

投稿: 松永 | 2009年7月22日 (水) 22時50分

そんな時は〜急いで蓋をしろっ!!

でしたっけ?(笑)

投稿: kunimomo@浅草 | 2009年7月22日 (水) 23時23分

すごいねぇ、これ。

こんなの造っちゃうんだぁ〜。

この種車のトヨタIQは

ジュネーブショウに出たショウカーを製作したので

とっても愛着があり、本当は欲しいところ。

にしても、アストン、やりますなぁ。

でも、この粘土の写真。

何だか違和感が。

ココまで出来てたら、普通はダイノックシートと言う

シルバーボディに見える、良く伸びる粘着シートをボディ全体に張って

ボディの形状チェック。

その後、最小限の修正で済ませて、三次元測定器で計測後

データ化して、ハードモデル化するか、そこでオワリにするか

場合によりけり。

ところが、この削れて下に落ちてる粘土の量はケッコウ多い!

こんなに削っちゃったら

他の出来てる部分との整合性が取れなくなってくるし

単なる撮影用のパフォーマンスだとオモワレマス。

でも、実車は見たいっす!

投稿: ゾンネンキンダー | 2009年7月28日 (火) 21時51分

ゾンネンキンダーさま
きたっ!
プロのこのコメントを待っていた。
そうっすか、そうやって実車のクレイモデルは作られるんですね。

投稿: 松永 | 2009年7月29日 (水) 00時13分

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