ヴェイヴェイならぬウヴェ~ウヴェ~
さ~て終にやってきました、レース当日であります。
朝ロッジの窓から外を見ると
(;´д`)トホホ…夜の間の雨で路面完全ウェットですがな・・・BS団恐るべし。その時、午前6時半、我々の予選開始の時間まで丁度2時間前です。
パドックに行き、マシンのチェック、タイヤウォーマーに通電しタイヤを温めます。
そこで再び路面チェック。
しかし・・・・
路面はこんな感じ・・・特殊アスファルト舗装が濡れて黒光りしてますね。 お天道様の力は、2時間でこの状況を乾かす事が可能なのでしょうか!?
それでも、ちゃんと路面は乾いていきます。ピットレーンからホームストレートを観察すれば、レーコードラインはほぼ乾いてきました。しかーし、山陰となる2コーナー~モスS~アトウッドコーナーは怪しいなぁ~なんて思っています。
そんなこんなで予選開始。
やっぱり2コーナーに大きなウエットパッチがあります。ここ速度のせるところなのに・・・大きくラインを外すか、マシンを大きく寝させないようにしてココをパス。そんなこんなのおっかなびっくりの予選は終わり、1分55秒・・・まあこんなもん。ホンマに今回は無事に済んでグリッドに点ければそれで良い。
これから決勝までずいぶん時間があります。
早めにガソリン給油したり、バッテリーを充電したり・・・いやね何かやってないと落ち着かないんです。
いよいよ決勝の時間が迫ってきました・・・実はこのレースの数日前、ドリー番長より、ヘビーメタルのドキュメント映画のDVDを贈ってもらっていて「このDVDを観て、モトレヴォではヴェイヴェイと暴れてください」と言われていました。
申し訳ありません(by高嶋政信)。
「ヴェイヴェイ」どころか、決勝出走30分前から、あまりの緊張のため、ピット裏の側溝上のグレーチングの所で「ウヴェ~ウヴェ~」って餌付いていたのだ。勿論レース前なので胃には何も入れていないため、なんだか酸っぱい胃酸が上がってくるのみ、「怖いよ~帰りたいよ~」と本能が恐れております。
レース後この話をドリー番長にすると、「あんたはルミネ・ザ・吉本の舞台に初めて上がる吉本の新人芸人ですか!40超えたオジサンが可愛すぎますよ( ´艸`)ププフ。゚碇シンジじゃないんですから、頼みますよ」と、大笑いされました。(*`ε´*)ノ
と、こんな感じでサイディングラップが始まります。昨日までのドキムネじゃなくて、なんだか宙に浮いているような不思議な感じ。路面状況はは予選とは違い完全ドライ。胃袋は変、上半身はフワフワしてます「落ち着け・・・落ち着け・・・」と自己暗示を掛けながらウォームアップラップも終わり。スターティンググリッドへ・・・。
レッドシグナル点灯、シグナルオフスタートです。
ロロロッ!クラッチミートタイミングは良かったのですが回転が落ちすぎました・・・ア゛~慌ててアクセル開けたらエンジンが「ガスガス」言って加速が鈍い・・・やってまった(;д;)
1コーナーでブビーになっちゃいました。
目の前には、ドゥカティ・バイクスの永山編集長駆るオレンジのスポクラ1000が見えます。
永山編集長にぴったり付いて1周クリア。2周目に入ります。この周はしっかり前車を観察します。私の好きなモスS~アトウッドコーナーまでは私の方が速いみたい。それと裏ストレートのブレーキ開始位置が私よりもずいぶん手前です。本当はココでいこうかと思ったのですが、永山編集長の直ぐ前の白いbimotaのdb2のポジションが、抜いた後の私の居場所をトウセンボするようなポジション。ここは変なリスクを犯さず2周目での追い抜きは見送りました。
コントロールラインに戻ってくると、トップブリッジに取り付けているP-LAP(自動タイム計測器)には1分52秒台のタイムが出ていることが表示されています。
本日の目標その壱(1分53秒を目指す)達成。これでなんだかずいぶん気が楽に、それではdb2との間に差が出来始めた永山編集長にロックオンです。
さっきと同じモスS~アトウッドで一気に差を詰め、裏ストレートでぴったりスリップにつきます。そして永山編集長のヘアピンアプローチのブレーキ開始地点で、マシンを横に振り追い抜き、そのままインを差して頂きです。
そして目の前には前述の白いdb2。先ずはdb2の走行ラインをトレースしていこうと・・・。1コーナー速い・・・うわっ!ちょっと今回は追い抜きは無理。もうこれで十分。これ以上離されないようにラインをトレースしながら、52秒台を最終周まできっちり刻む。これが急遽決まった目標その弐です。
3周目・・・4周目・・・5周目まできっちり52秒台で刻みます・・・6周目はヘアピンコーナーで転倒があり、黄旗振動。これでホンの僅かペースが落ちて53秒台・・・そして最終ラップも52秒。「ホッ」リハビリ第二目標もクリアです。このdb2とのランデブーは、なんだかレースを始めた頃に、サンデーレースの先輩に、サーキットのラインを教えてもらっている光景を思い出しました。そしてチェッカーフラッグが見えたとき、喉はカラカラ。コントロールラインを超えた時、思わず「終わったぁ~」とヘルメットの中でつぶやきました。
半年振りのサーキット走行でベスト2秒2落ち。もうね今回は十分です。本当にスタート前は、吐き気はするは、ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタって総毛立つ程怖かったの。
目が慣れて、身体もGや遠心力に慣れて、やっと本来の今年のサンデーレース・スタート地点に立てました。
こんな屁垂れなおぢさん相手に、サーキットで遊んでくれた皆様、ありがとうございました。
さて、これからネジ巻いて行こう。
次は今月21日、フジで走行会に出没します。
ヴェイヴェイ(`∇´) lml !
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コメント
モトレヴォお疲れ様でした。
12Aピットにいました「限定版栗連合」のSS900の者です。
マシンのオーナーは僕なんですが、ヨメに奪われ乗る機会を失っている状態です(汗)
今回、ピット前のストレートしか走る姿しか見れませんでしたが
空冷グッチのストレートスピードにちょっと怯えておりました。
今年のモトレヴォは夏・秋と参戦を予定しておりますので
サーキットでお会いできたら、宜しくお願いします。
投稿: nak@ | 2009年6月 3日 (水) 14時25分
お疲れさまでした~
いや~なんとも岡国らしいコンデション
とでも申しましょうか・・・
ともかく無事で楽しまれたようで何よりでした( ^ω^ )
投稿: ナガヤン | 2009年6月 3日 (水) 19時16分
nak@さま
どうもお疲れ様でした。
いやいや、そんな速くないですよ。
今回はおっかなびっくり走行でしたが、これから盆レヴォまでに精進して、バトれるように準備しておきます。
( ̄ー+ ̄)
ナガヤンさま
怖かったんですよぉ~(´;ω;`)ウウ・・・マジで。
こんな感じデビューのとき以来です。
ちなみに西田モータースの西田代表は、餌付いている私を見て「こんなときは歯を磨くといいっすよ」と、尚更「ゲーッ」とさせようとしていました。
鬼です、岡国のピットには鬼が居るぞ!
投稿: 松永 | 2009年6月 4日 (木) 01時31分
出遅れましたが、お疲れさまでした!
無事に楽しまれたようで、なによりです。
碇シンジ(笑) 超ウケました。わはは。
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ的な情景が浮かび、ついプッと。すんまそんすんまそん。
いいなぁ岡国。オレもいつの日にか…
投稿: おと~る | 2009年6月 4日 (木) 02時09分
おと~るさま
いやぁ~本当にヤヴァかったです。
ウェイティングエリアから逃亡したかった。
でもね、一つ良い事は、昨年の11月の モトレヴォと筑波のMaxで悩んでいた、フロントと周りの設定を変更したためにハンドリングが変になっていたのを、この冬の間にジンさんが調整しなおしててくれて、凄く自由度の高い、ナチュラルハンドリングになっていたことでした。
碇シンジを召還しておりましたが、ちゃんと高速コーナーでは「正座」を目指していました。
それじゃ次回まで、サービス、サービスゥ~。
投稿: 松永 | 2009年6月 4日 (木) 11時54分
かな~り出遅れてしまいスマンデス・・・デス、デス、デス、DEATH!
ヴェイヴェイ(`∇´) lml !
もう、繊細なんだからぁ~
餌付くだけでよかったじゃないですか
プラスでOPPになったらそりゃもう大変!
使徒襲来ですよ(笑)
投稿: パターンオレンジ!番長です! | 2009年6月 6日 (土) 11時33分
番長ドリー閣下
>プラスでOPPになったらそりゃもう大変!
「OPP」って普通に使うの止めて!(By宮迫)
よかった~この回のアメトーーーク観てて。
投稿: 松永 | 2009年6月 6日 (土) 13時17分