ヒエロニムス・ボスはタテノリで鑑賞
皆様はルネサンス期のネーデルランドの画家「ヒエロニムス・ボス」ってしっていらっしゃいますか?私は大好きなんです、中・高生の時、美術書で見た「快楽の園・地獄」って言う絵は、そりゃある意味トラウマになるくらいただならぬ絵なんです。
おぞましきこの世界、服を剥がれて化け物どもに拷問の責めを負う人々、遠景の燃え盛る家々。
あの漫画家の大友 克洋先生もこれらの化け物を短編作品の「ヘンゼルとグレーテル」の作中に登場させているくらい、一度見たら夢に見るようなインパクト。
実はかつてこのBlogで「これらの化け物キャラクターがフィギュアになっているので欲しい~」と告白した事がありますが、値段が高くて未だ手が出せないでいるんです。
ルネサンス期(15世紀~16世紀)といえば、アート表現としてのまだまだシュールレアリズムなんて存在すらしていない頃、その時代にこの絵ってすごいと思いませんか。
さてさて、ここからが本題です。
実は昨日、zukaさんがmixiにてこれから紹介する画像を日記に貼り付けておられたのです。
それを観た私は大感激!!!すぐに連絡をとり、いつものように濃いお話をし、ぜひzukaさんのマイミク以外の人にもこの作品を啓蒙すべきと話し、ここにその映像を紹介しようといたったわけなんです。
タテノリ系のハードロックのPVなのですが、舞台は初めに紹介いたしましたボスの絵「快楽の園 地獄」が舞台となっていいるんです。良いですか思いっきりクオリティー高いです。意地悪な見方かもしれませんが、粗を探そうと二十回くらい見ても隙が無いんです。
ある意味恐るべきPV・・・こんな悪魔的でそれでいて絵と音楽がぴったりあった作品は珍しいです。
本当に前置きが長くなりましたね。それではどうぞ。お楽しみください。
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コメント
zukaさん、松永さん、こりゃ~凄い!!!!
もう、動かし方が素晴しい!大感動です、退廃的、耽美的、
いやいや、私の語彙ではとても表現しきれない、美とは何か?グロテスクとは何か?破綻の無い世界はロマンティックで幻想的だが、チョト視点の角度を変えると・・・エゴと欲望が横たわっている様な、夢に見そうです。
良い物見れました感謝感激!!!!!!
投稿: zackino | 2009年2月21日 (土) 05時14分
おぉ、凄ぇ!
白いマスクとケンタッキーフライドチキンのバケツを頭に被って見ようとしましたよ
投稿: G69号 TENGAの番長 | 2009年2月21日 (土) 09時13分
御大ジョン・カーペンターとBucketheadの
レコーディングセッションです。
■"Ghost of Mars" recording session
http://www.youtube.com/watch?v=5KVr8pDwqB0&eurl=
投稿: zuka | 2009年2月21日 (土) 13時55分
zackinoさま
良いでしょうこれ。
夢に見そうなところが尚良い。
番長閣下
絶対アートキワ荘の住人には作れない映像ですな。
zukaさま
出たっ!ゴーストオブマーズ。
火星モノは色々とたまりませんのぅ~。
投稿: 松永 | 2009年2月21日 (土) 23時49分
これは、もぉ、、、見るべしって感じです。
言葉はいらない、見るべし。
前置き長いですよぉ(笑)。
投稿: yo | 2009年2月21日 (土) 23時56分
yoさま
最後のエンドクレジットが七つの大罪で終わるところもいいでしょ。
投稿: 松永 | 2009年2月22日 (日) 00時09分