ムニュ~発見
永らくお休みいたしました。
昨日、叔父の葬儀事も終わりました。
このエントリーは本来水曜日の午前零時にアップロード予定のものでした。ちょっと前の話題ですがお付き合いください。
それでは。
この夏のモトレヴォの結果は皆さんご承知の通りだと思います。
この「アボーン!」したコイル、どうしてくれようか・・・そんな心持で迎えた月曜日、お店に「遠征、お疲れ様です」電話をすると、関戸君が「ダイナのコイルが死ぬ時って、コイルの鉄芯の周りの外側の樹脂にクラックが入って、内側からなんだかワックスか何か絶縁に使っている白い樹脂がムニュ~って『こんにちは』してきてますよ(笑)」とのお話をしたのでした。
この電話後の月曜日に直ぐに新品コイルを手配してくれたようで、火曜日のお昼にはモト・ラボロから新しいダイナのコイルが家に到着しました。そしてその夜、丁度オヤジが広島出張に行っていて、ガレージにデカイセダンが居ないかったため、広めにガレージを占有してコイル交換を行うことにしたのです。
オペの開始です。
シートを外し、燃料ホースをタンクから抜きます。ゴム製のタンクバンドで止めている燃料タンクを外し。フレームの影に隠れている点火コイルを目指します。
こいつです!金色のバックボーン・フレームの影から“巨人の星”の明子お姉さんのように「ちらっ」っとこちらを覗いているこの緑色の物体。こいつが今回のリタイアの原因を作ったヤツなのです。
それでは外しに・・・せ・狭っ!指にもう一箇所関節が欲しい・・・ぐおーっ!!ちなみに、電気系のお仕事をする時には、感電防止のためちゃんとバッテリーの端子を外してからやろうね。
何とかかんとか、車体からダメコイルを摘出しました。観察してみると。
ガーンッ!!!
関戸君の言っていた通りだった。ムニュ~って何か出てきています。まるで網の上で焼いたお餅状態だなこりゃ。熱でコイルの内圧が上がって外殻の樹脂にクラックを入れ、その隙間から内部の絶縁に使われているソフトな樹脂がムニュ~っと、そして内部の絶縁が切れてショート&アボーンッ!そんな感じでせうか?
これを見て、正常だけれども、取り付けた時期が同じ左バンクシリンダーを受け持っていたもう一つも交換する事にしました。こちらはムニュ~は無いですが細かなクラックが・・・こちらも時間の問題だったのか・・・怖っ!
点火コイルのココの部位のクラック有る無しもチェック項目に加える事になりました。
「また一つ引き出しが増えましたね」と人は言いますが・・・私、バイク屋さんじゃ無いんですけど・・・まあ、いいか。
さてさてコイル交換も終わり、バッテリーを繋ぎスイッチオン、「キュル・バッ・バオムッ・バ・バ・バ・バ・・・」簡単にセル一発で生き返りました。
直したら直したで、レースの事思い出してなんだか虚しい・・・。
実は、明日の日曜日、修理確認の為にサーキットに行こうと計画していたのですが、この一週間の諸々で心身共に疲れていて、こんな時にサーキット走行したら絶対何か起きます。なので止めました。
その代わり、どこかへ休息しに行こうと思っています。
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コメント
トラブルの原因がおおよそ読めてしまう。グッツィって好きだわぁ。
モテギにおいで。金曜待ってるから、愚痴聞きましょう。
投稿: tsuru | 2008年8月23日 (土) 21時36分
tsuruさま
> トラブルの原因がおおよそ読めてしまう。グッツィって好きだわぁ。
私は最近そんなつまらない壊れ方のするGUZZIが嫌いになってきました。(涙)
だって、時間が無いのだ。
いっそのこと点火系をMoTecで制御して、こんなでっかいコイルを処分、今風なDUCATIの小さなコイルに付け替えたい気持ちです。
お言葉に甘えてモテギでは「ルー」並みに、くどいくらい愚痴らせていただきます。
投稿: 松永 | 2008年8月24日 (日) 00時06分