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2008年8月

2008年8月29日 (金)

東へ・・・

  もてぎ7時間耐久レースのお手伝いをするため、ただ今、栃木県の茂木にあるホンダのサーキット「ツインリンクもてぎ」に向かっている最中です。常磐道凄い雨、大丈夫でしょうか?

 私はと言うと、何だかんだ軽く拉致られている感じです(笑)。

 なので、Blogの更新は火曜日の深夜まで、お預けです。

 でも、火曜日には変てこりんなレポートが出来ればな〜なんて思っています。

 では〜、働いてきます。

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2008年8月28日 (木)

ブクブクのボコボコ

 想像してください。

 怪しげなマッドな科学者が手にする、フラスコの中に入った怪しげな極彩色の液体。もちろん抜かりなく「ブクブクのボコボコ」とこれまた怪しげな気体が沸き出ています。

 あ~そこそこ「そんなのポスターカラーを溶かした水道水に、ドライアイス入れただけでしょ」なんて夢の無い発言しない。

 映画“メトロポリス”に登場する、右手を失ったロートヴァング博士が人造人間マリアに生命の炎を灯した時もこの「ブクブク」はありましたし、フランケンシュタイン&花嫁の時も同様でした。妖怪人間のべム・べラ・ベロはまさにそのような液体より生まれましたし、怪傑ズバットの第一話、ズバットスーツ開発の折には、主人公・早川健が真剣な面持ちで「ブクブクのボコボコ」の液体を混ぜるシーンがありましたよね。

  その液体を使うかどうかは別問題、つまり「何か発明や開発する時の演出として『ブクブクのボコボコ』はMUSTである」との事なのだ。

 二輪の世界でも例外ではなく、ランブレッタのコーマシャルでも、この「ブクブクのボコボコ」はちゃ~んと演出されているのである。(なんだか言い回しが偉そう)

 観よ!これがLambrettaTwistだっ!!! 

 このシルバーの研究着、ちょっと007テイスト入ってて私は好きです。

 今度、シュークリームとか買った時にドライアイスが付いて来たら、ガレージのロシナンテの周りで「ブクブクのボコボコ」やりましょう。

 誰かが「そんな事やって、終に、革ツナギのズバットスーツ化とGUZZIのズバイク化計画発動ですかっ!!!」と叫ぶ声が聞こえる・・・

 「ちびっ子のみなさん、ズバットの真似は大変に危険ですから絶対しないように」

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2008年8月27日 (水)

これ日本で出るのでしょうか…出ないよなぁ~

  暇な時のいつもの癖で、ネットの海を放浪しておりますと、こんなDVDのCM動画を見つけちゃいました。

 それを観たら・・・思いっきり欲しいぞ!このDVD!!!わしゃ堪りませんがな。

 と、私をこのような気持ちにさせたこのCM、同じ気持ちになる人がこのBlogに来てくれている常連さんを思えば、あの人とあの人・・・あの人も、と指折り数えられますので、皆さんもこれを観るように。

 何度も言いますが、堪りませんぞぉ~!!!

Can Am from Axis Of Oversteer on Vimeo.

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2008年8月26日 (火)

漫画野郎

 昨日家に帰ると、AMAZONからお届け物が・・・きました、新刊漫画単行本三冊頼んでいたのだ。

 へうげもの 第7服 、銃夢 Last Order 第12巻、シグルイ 第11巻です。

 さっそく全ての本、一回ざっと目を通しました。

 これよりコマの端から端まで、何が書いてあるのか何度もじっくり読み込みタイムです。

 漫画野郎に成りきるのです。

 それにしても、この度の“へうげもの”山上宗二惨殺の場面の利休の感情表現のテンションは凄い・・・息を呑みました。

 漫画だといって、馬鹿にしている方々、これらを知らないなんて、なんともったいない事でしょう。

 

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2008年8月25日 (月)

リセットできました

 昨日は美味しい昼食、楽しいおしゃべり、リラックスしたティータイム(あぁ・・・なんておしゃ連な私・・・)この一ヶ月ずっと続いていたサーキット詣、昨日はやっとお休みの何も無い日曜日、マッタリできました。このおかげで此処のところ続いておりました結構シビアな毎日から復活です。

 その効果、ドラクエのHP復活の呪文、ザオリク以上の効果です。

 ファイトォォォォォーッ!!!一発!!!

 元気になったところで、今週末のモテギ耐久ピットクルーに勤しみます。これが終われば、今年の夏は終わりです。

 九月は、修理が完了したGUZZIレーサーで何度か練習に行きたいです。やっと乗り方思い出して来たんで、この感じが薄れないうちに走らないともったいない。そして九月末には今年二度目のフジで行われるMV走行会があります。

 それにしても昨日はリラックス&リセットができました。

 お相手をしてくださった方、「ありがとうございます」です。

 しかし・・・今F1観ながらこのエントリー書いていますが、TVに写る、そこいらじゅうに変な整流板や垂直尾翼まがいの板がついた今のF1マシン。

 これって美しいですか?

 私にはそのフォルムが深海サメに見え「グロテェ~スクッ!!!」に思えて仕方がないです(特にマクラーレン)。深海サメに見えるって事は、流体を極めんとする空力的には正解かもしれませんが・・・

 それではF1最後まで見てから眠ります。

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2008年8月24日 (日)

汗かいて気分転換

 昨日は、なんだか冴えない身体&精神をリハビリするため、剣術稽古、筋トレにきっちり行き、大量の汗かきました。

 先ずは、剣術稽古で木綿の刺子の稽古着が汗でズッシリなるくらい。(このズッシリした手ごたえ、多分3kg位はありそう)

 そしてジムでは汗でT-シャツがピトピトだ。オヤジのこんな姿を想像したくない、そんなクレームは受けません。

 Blogと同じく、行けなかったトレーニング・ジム、アレだけ平気だった200kgのレッグプレスが厳しくなってました。(ショック!!)人は3日やらないと衰えるのだ。

 その後、家に帰ってお風呂に入り、洗い場で稽古着もゴシゴシ手洗いです。

 風呂上りに冷やした果物を頂き極楽極楽。

 私の夏は、なんてったって果物が最高なのです。

 本日は、自然の精神安定物質のフィトンチッドを求めて山に上がろう・・・

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2008年8月23日 (土)

ムニュ~発見 

 永らくお休みいたしました。

 昨日、叔父の葬儀事も終わりました。

 このエントリーは本来水曜日の午前零時にアップロード予定のものでした。ちょっと前の話題ですがお付き合いください。

 それでは。

 この夏のモトレヴォの結果は皆さんご承知の通りだと思います。

 この「アボーン!」したコイル、どうしてくれようか・・・そんな心持で迎えた月曜日、お店に「遠征、お疲れ様です」電話をすると、関戸君が「ダイナのコイルが死ぬ時って、コイルの鉄芯の周りの外側の樹脂にクラックが入って、内側からなんだかワックスか何か絶縁に使っている白い樹脂がムニュ~って『こんにちは』してきてますよ(笑)」とのお話をしたのでした。

F1010081 この電話後の月曜日に直ぐに新品コイルを手配してくれたようで、火曜日のお昼にはモト・ラボロから新しいダイナのコイルが家に到着しました。そしてその夜、丁度オヤジが広島出張に行っていて、ガレージにデカイセダンが居ないかったため、広めにガレージを占有してコイル交換を行うことにしたのです。

 オペの開始です。

 シートを外し、燃料ホースをタンクから抜きます。ゴム製のタンクバンドで止めている燃料タンクを外し。フレームの影に隠れている点火コイルを目指します。

Koitu こいつです!金色のバックボーン・フレームの影から“巨人の星”の明子お姉さんのように「ちらっ」っとこちらを覗いているこの緑色の物体。こいつが今回のリタイアの原因を作ったヤツなのです。

 それでは外しに・・・せ・狭っ!指にもう一箇所関節が欲しい・・・ぐおーっ!!ちなみに、電気系のお仕事をする時には、感電防止のためちゃんとバッテリーの端子を外してからやろうね。

 何とかかんとか、車体からダメコイルを摘出しました。観察してみると。

 ガーンッ!!!

F10100821  関戸君の言っていた通りだった。ムニュ~って何か出てきています。まるで網の上で焼いたお餅状態だなこりゃ。熱でコイルの内圧が上がって外殻の樹脂にクラックを入れ、その隙間から内部の絶縁に使われているソフトな樹脂がムニュ~っと、そして内部の絶縁が切れてショート&アボーンッ!そんな感じでせうか?

 これを見て、正常だけれども、取り付けた時期が同じ左バンクシリンダーを受け持っていたもう一つも交換する事にしました。こちらはムニュ~は無いですが細かなクラックが・・・こちらも時間の問題だったのか・・・怖っ!

 点火コイルのココの部位のクラック有る無しもチェック項目に加える事になりました。

 「また一つ引き出しが増えましたね」と人は言いますが・・・私、バイク屋さんじゃ無いんですけど・・・まあ、いいか。

 さてさてコイル交換も終わり、バッテリーを繋ぎスイッチオン、「キュル・バッ・バオムッ・バ・バ・バ・バ・・・」簡単にセル一発で生き返りました。

 直したら直したで、レースの事思い出してなんだか虚しい・・・。

 実は、明日の日曜日、修理確認の為にサーキットに行こうと計画していたのですが、この一週間の諸々で心身共に疲れていて、こんな時にサーキット走行したら絶対何か起きます。なので止めました。

 その代わり、どこかへ休息しに行こうと思っています。

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2008年8月20日 (水)

Blogお休みします

 昨晩、叔父が永眠いたしました為、家の中がバタバタしており、いつもは極楽蜻蛉の私も、流石にこんな時は本家長男としてやるべき事がありますので何かと忙しくなります。このような状態を鑑み、二・三日Blogのエントリーの更新をお休みさせていただきます。

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2008年8月19日 (火)

燃え尽きちゃった症候群

 なんだか、やる気が出ないです。

 昨日のエントリーに書いたような結果に終わった今年の夏・・・こんな結果でもなんだか精神的にも燃え尽きました。

 「次はガンプラで燃え上がれ~♪燃え上がれ~♪」とアクシズのてんちょうに言われそうですが、「だれか強力な着火マン持ってきて」って言う感じ。

 気分転換に、クールダウンを兼ねて筋トレに行ったのですが、合宿組の若者&学生でごった返していて、マシンに触る時間よりも待っている時間の方が長く、一向に身体が温まらないので、見切りをつけてサッサッと帰宅。尚更ガックシ状態に・・・。

 家に帰ったからといって、本を読む訳でなく、DVDで何か映画を観る訳でも無し、模型に触る訳でなく、ましてやコイルが逝っちゃたままのロシナノテ触る訳でなく、「ボォ~」としています。

 ちょっとの間、「ボォ~」としてみるつもりです。

 ちなみに「ボェ~♪」はジャイアンの歌声の擬音。←なんのこっちゃ?

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2008年8月18日 (月)

タイミング最悪です

 レースから帰ってきました。

 結果を先に言います。

 サイディンラップ中、アトウッドコーナーにて二気筒の一気筒が急に失火。裏ストレートで復活するも、スターティンググリッドについてエンジン停止、その後スターターバッテリーによる再始動時より片肺のまま・・・結局ウォームアップラップ時にピットイン「ピットスタートできれば」との私の希望は、このピット作業でエンジンが再び二気筒の咆哮を上げる事無く、終了。

 マシンが直らない事に観念して、リタイア届けにサインしました。

 この週末を振り返れば、土曜日の朝一まで中々セットが出ませんでした。そのためここに書くのも酷いタイムしか出ず「レース出るの止めよかな」とまで真剣に悩みました。予選前の最後の練習走行枠で、やっとマシンの脚が決まり、去年の転倒前と同じペースでマシンを操れるようになって、気持ちが盛り下がっていたテンションも急激にアップ、「ルンルン」で予選を待っていたら物凄い土砂降り。でもその次の日の日曜日は、天気予報で晴れる事は大よそわかっていたので、雨に降られても無事グリットにつければ「どーでも良い」といった開き直り。これもひとえに脚のセットがやっと決まって、苦も無くタイムが出始めていたから。

 それがスターティング・グリッドに着くまでの走行で片肺失火・・・なんで?レース後ジンさんにチェックしてもらうと、右シリンダーの点火コイル、アボーンしてました。

 どうしてわかったかって。

 チームテントに戻り、プラグチェック、バッテリーチェックの後、「・・・コイルかな」?そう言うなりジンさんパーツボックスをゴソゴソ。こうなる事を見越して、お店からスペア持ってきていたのだ。スペアのそれに配線繋ぎかえると「バゥ~ンッ!!!!」って何事も無かったように二気筒で吼えました。

 で・も・ね・決勝レースはもう終わっちゃているの。

 はぅ~もうこうなると皆様に愚痴りたい。何でこのタイミングでコイルが逝くっすか?金曜土曜で練習30分×3本と10分間の予選を走っているのに、この本番までの走行中に壊れていたら、このスペアに換えて決勝走れていたのに・・・こんな事って・・・。

 タイミング最悪です。

 レース後、レース仲間の皆に「何がどうしたの?」と問われるので状況を説明いたしますと、「運が無かったというのか・・何とも言えません」と殆んどの方が言われます。そして、その中の数人の方々は続けてこんな事言われました。「これが厄や。ホンマに御祓い行きましょう」と。

 マジで行った方がいいのか「厄除け」のお参り。

 何度も言いますが、それにしてもタイミング、バッチリでホンマ最悪です。

 コイルめっ!私のこの一ヶ月を返せっ!

 ワ~ン(涙)

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2008年8月15日 (金)

夏の祭りの始まりです

 本日より、金・土・日の三日間、岡山国際サーキットで行われるサンデーレース、夏のモト・レヴォリューション&ルネッサンスに出走してきます。

 もち相棒は、水谷 豊じゃなくて78年式MOTO GUZZI Le Mans II改レーサー“ロシナンテ”号です。

 年初から、ずっと指をくわえて見ていた皆様の走りっぷり、やっと私も走れます。

 今年初めてのレースです。思う存分楽しむつもりです。

20080814225751 出かける前の今の鳥取は、シトシトと雨が路面を濡らし、まるで漆器の如くの光り具合のアスファルト。一山超えて岡山に抜けた時に路面が乾いている事を切望しております。

 この週末、西は九州、東は北関東からサーキットに集う二輪馬鹿達の無事を祈りつつ、私自身も馬鹿に成り、その聖地へ集うためトランポを走らせます。

 と言う事で、皆様、何事も無ければ次のエントリーの更新は、日曜日の夜になるでしょう。

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2008年8月14日 (木)

般若心経で夜露死苦?

Sinkyo01  お盆ですね。でも一昨日の練習走行に使ったお休みは、実は昨日出社したのと引き換えに手に入れた代休でした。世間はお休みモードたっぷりの昨今、私は仕事でした。

 それでもお盆はお盆、夕刻よりお寺の和尚さんが家に来て、仏壇を拝んでいかれました。その時皆で一緒に唱えた「般若心経」・・・。

 ここでちょっと時計の針を戻します。

 予てからちょくちょくここに書いていたように、この年末におばあちゃんが亡くなりました。四十九日忌まで七日おきに法事があったり、この日曜日も初盆の法事で家族揃ってお寺へ、といった具合に何時もの時よりも「般若心経」の経本を見ながらこのお経を唱える機会が多々あったのでした。これだけ頻繁にこの経文を読んでいると、漢文の白文の素読とは言え、なんとなぁ~く意味が見えて来るものです。ちなみに、今現在、我々が目にするこのお経は、古代インドのサンスクリット語の経文を、昔の中国のお坊さんの鳩摩羅什(中央アジア亀茲国の人)や、三蔵法師によって漢訳されたものが、日本に伝えられた物だそうです。

 でもこの「なんとなぁ~く意味が見えて来る」程々の割合が曲者なんです。

 解るのが二・三割なら「ど~でもいいや」と放っておくのですが、なまじ「これって、こんな事言ってるんじゃじゃないかなぁ~」、しかも「ほとんど皆は、ありがたがって唱えているけれど、私が思うに、ありがたいと言うよりも結構意味の取りようによっては、突き放した身も蓋も無いことを言っているんじゃ・・・」なんて思い始めると、私の性分、確認せずにはいられなくなっちゃうんです。

 それと、この般若心経が心に引っかかったもう一つ理由があるのです。それは、おばあちゃんが亡くなる一ヶ月くらい前位から、職業欄「イラストレーターほか」のみうらじゅん氏の著作“アウトドア般若心経”が町の本屋さんに平積みなっていた頃、TV番組で氏がこの企画の創作動機について話されていて、そのお話が非常に興味深かったからなのです。

  氏は製作動機として次のように言われていたように覚えています。

 車を運転中、24Hパーキングにある満車情報のプレートを見ると『空』有りとなっていたんです。『空』有り・・・『空』有り・・・『空』が有るって、これ般若心経じゃないか。そうか街にある看板とか、表札とか碑文に使われている漢字を一文字づつ写真にとって、それをコラージュして般若心経を作れないか・・・。

  これを聞いた時、般若心経がどうとかでは無く、みうらじゅん氏のセンス良さに「すばらしぃ~」とTVを前に至極感心したものです。般若心経に対してこのような下準備があって、幸か不幸かおばあちゃんが亡くなり、法事が続き頻繁に「般若心経」を目にするとこに・・・そしてそんなに信心深くない私の「なぜ?」のスイッチを好奇心が「ポチッ」っと押してしまったのです。

 もうこうなると一度走り出したら止まらない、暴走機関車かシンクロ率400%を超えのヱヴァンゲリヲン初号機の如くの私の知識欲。もうね関連書籍やNETで調べまくりなのです。

 この経文の内容を簡単に書けば、釈迦の弟子シャーリープトラと観世音菩薩の問答により、仏教的解釈のレゾンデートル(存在理由)が説かれているのですが、最初に書いたように、私の感じた通りの、身も蓋も無いような事が書いてあります。内容を詳しく書くと長くなるので詳しく知りたい方は「般若心経」でググれば、その現代語訳は簡単に読むことが出来ます。

 私が気になった部分は、最後の呪文(真言{マントラ}なんていいますよね)の「羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶(ちなみに読みは、ぎゃーてーぎゃーてーはらぎゃーてーはらそうぎゃーてーぼじそわか)」部分です。これって文面からこの経文の一番キモに当たる部分と解るのですが、この肝心な部分が解らなかったのです。経文をお坊さんと読んでいて、使われている漢字に振り仮名無いと読ないですし、読めない知らない字の意味なんて解る訳が無い・・・こちらとしては「こんな身も蓋も無い事言って、最後はどう落すんだ(落とすって・・・お経はお笑いとちゃうぞ!)・・・う゛~」と、気になって気になって仕方が無かったのです。終にこの部分を調べてみると、字面を見て意味がわからなくて当たり前、原語のサンスクリット語の音に当わせて、そのまま同じ音の漢字を当て字にしただけなんですと。やはり言葉に力を持たせるために、呪文は原語なんですね。(黒い雌鳥の「エロイムエッサイム」とか・・・)

 な~んだ、ボーヤンの「夜露死苦!」と同じですよね。←「なんて罰当たりな」って、まあその通りなんですけど。

 ちなみに、これを訳しちゃうとありがたみも何もなくなっちゃうんですが「智慧よ、智慧よ、完全なる智慧よ、完成された完全なる智慧よ、悟りをもたらしたまえ」といった意味になるそうです。

 これが「落ち」?←ちがいます。

  ネット上に上がって居る現代語訳を何度も読み返し、「科学」という宗教を信じる私のためにグジャグジャになった頭の中を整理して科学分野に関連付けして考えてみると、量子力学、分子生物学の権威、シュレディンガーの唱えた「シュレディンガーの猫」という命題になんとなく似てるのね「般若心経」って思ったりして。(シュレディンガーの猫もググって見てね)

 結論:未だよ~わからん!私には「悟り」なんてものは程遠いのでしょう・・・。

 そんな事を思いながら迎え火を焚いたお盆の夜でした。 

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2008年8月13日 (水)

「安芸の宮島」という名の寅午

 昨日のサーキットレポートです。

 大事な結果から申します。番長ドリーさんとのベストタイム対決、私の完敗という結果になりました。

 どんなに頑張ってもベストの4秒落ちのタイムしか出せなかった私に対し、番長ほぼ自己ベストと同等のタイムをたたき出され、尚且つ二回の走行枠でそれぞれ一回づつ計二度も追い越されちゃいました。ちくしょー!!!ちなみのお互いの自己ベストタイムはほぼ同じ、なので今回こういった企画が生まれたのだった。

 私自身のヘタレっぷりに、悔しくて布団の中で枕を涙で濡らして眠ります。ぐすん。

Cimg3552_2 数周にわたり番長の広島ご当地ヘルメットの後頭部のデザイン「安芸の宮島の鳥居」を見せつけられた私。もうね日本三景なんて・・・そもそも三景なんてありすぎです。天橋立と松島の日本二景で十分です。←やつあたり

 宮島は一生分見せられた気がします。

 もう十分です。

 本当に、トラウマでございます。

 わ~ん!!

F1010072 ちなみにドカ広軍団はこのような布陣。左より谷口社長のbimota db5、番長ドリー閣下の黄色い1000DS、デビィ~ルさんの赤フレーム1000DS、ハレンチーノ・イッシーさんの999。

  「いやぁ~今回は、たまたまですよ」(にぎにぎ)って、そんなん言われたら尚更切ない・・・。

 まさに完敗です。

 そして私のピットのお隣さんは、京都のrevさん。レーシングキャリパーを装着されたDucati1098sで練習をされています。(なんとrevさんのBlogにはストレートを走っている私の姿が!revさん、写真上手ッス。時間を切り取るとは、こういう事をいうのですね)

 revさんのご友人で1098仲間で尚且つライバルのちんさんも、京都より1098を自走されrevさんのお手伝いに来られていました。

F1010070 そのrevさん、練習走行前になにやらセッテイング中。その場で数値をパソコンに入力中です。

 昨日のサーキットでは勝ち負けの勝負事では色々ありましたが、暑い暑い8月の夏の日差しの中、身内に転倒者も無く、楽しい一日でした。サーキットに集合された皆様、本当にお疲れ様でした。さぁ~て本番まで残すところ金曜日に30分、土曜日の午前中に30分の練習走行ができます。何処まで8ヶ月の長い眠りからのリハビリが私は出来るのでしょうか。

 とにかく、やるべすっ!

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2008年8月12日 (火)

ヤバイ、これじゃ小学生だオイラ

 本日のサーキット走行、番長、ハレンチーノ師、デビ~ル選手と、ボローニャ軍広島特殊部隊の面々が一緒に遊んでくれるという事で、興奮して眠れません。

 本当に遠足前の小学生状態です。

 試したい事も色々あります。負けたくない事も色々・・・あ~考え出すと益々眠れない。

 でも今日は早いので、眠るように努力するため、布団という自己のと戦いの場に向かいます。

 今日は手短にこのくらいで。明日のサーキットレポートをお楽しみに。

 最後に、雨は止めてね。

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2008年8月11日 (月)

コースは大変でしたが、私は無事です

 フロントフォークの突き出し変更確認から帰ってきました。

 サス・セッティングこの方向性で問題無し。とりあえずこの状態で、火曜日は番長ドリーさんと走ります。その印象で前日細かいリ・セッティングするかもです。キャブセットも目安となる値が取れました。昨日のデータをもとにレース当日の気温と気圧を見ながら、±ワンランクの微調整ですみそうです。

 火曜日はrevさんも練習に来られるとの事、でも2S(速いクラス)ですよね。でもパドックで遊んでください。

 それよりも昨日のパドックの状態に、これからの二輪レースを思い危機感を持っちゃいました。

20080810071638 それは前日のコメントにも書いたのですが、一本目が始まる8時過ぎまで私の居たピットはこんな状態。そういえば、サンデーレース仲間のかっぱさんも、ご自信のBlogのエントリーで土曜日のパドックのこれに似た状況を書かれていらっしゃいました。

 私だけでピットが占有できてる・・・昨今の事情を知らないレースやっていた人からは「日曜日なのに楽勝でピットが取れる?嘘でしょう?そりゃあんたの顔が強面で、不良債権化したマンションでも似たよう事やっているのでは?あ~んっ!」なんて、誤解を受けそうなくらいの貸し切り具合。

 別にゲートに並ぶ必要も無かったのだ。モト・レヴォ一週間前の日曜なのにこんなのっすよ。

 それでいいのでしょうか?

 サンデーレース暦13年、こんな状況初めてです。

 ちなみに走行枠の方はと言うと、ヘアピンで激しい転倒があり赤旗中断。転倒後マシンから出火、ご自身のマシンの状況にオロオロされている転倒したライダーさんの身長よりも高くオレンジ色の火柱が上がっていてびっくりです。(身体が大丈夫そうだったのがせめてもの幸いです)。またセクシーナイト(マイクナイト)コーナーで、路面いっぱいに落し物をしながら転倒される方ありと、中々スリリングな走行枠となりました。

 ちなみにサーキット走行時、間近であんなに高い火柱を見たのも、サンデーレース暦13年の中初めての事でした。

 サーキットという同じ場所を走っている事で、こういった状況だって他人事じゃなく「明日は我が身」。

 でも流石に火はこわひ・・・気持ちを切り替えて火曜日の準備に取り掛かろう。 

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2008年8月10日 (日)

本日は忙しいのだっ!

 かねてより、Blogのエントリーで騒いでいるように、本日は岡山国際サーキット朝一の走行枠をさっくり走った後、ソッコーで家に帰り、13時よりお寺さんで、おばあちゃんの初盆の法事が夕刻まであるんです。こんな時、「レース近いし練習したいから、サーキットに居るので法事出れないなぁ~」なんて言おうもんなら、厄年になろうかっていう私に、還暦をもうとうの昔に過ぎたオヤジが鉄拳制裁です。本家の跡取り息子なので、法事の出席はMUSTなのです!!(当たり前)

 「そんな事なら、今日走るの止めたら?」そーゆー訳にはいかんのです。ちょっとでも走っときたいのです。だって火曜日は広島からオジャママンとして番長ドリーさんが走りに来るんです。

 なので火曜日は走行前に二人してパドックにて「オタスケマン」のOPを振り付きで踊るにゃならんのです。「キラッキラキラッキラスタ~ァスタ~ァ♪」って、ドワルスキーが振りを左右間違えている美味しい処は私の物なんです!←脱線しすぎ、なんのこっちゃ?「ブレ~!!」えっ!何の事かわからない、そんな全国のオジャママン・ファン初心者の皆様はココをポチっと→

 話を元に戻します。

 ただ、朝一走行ツー事は、ゲートの開門時間の6時には、ちゃんとゲート前に居たいのだ。確実にそこにその時間居るためには余裕を持って、4時出になります。

 早よ寝よう。

 今回はとにかくこの状態で走ってみて、フロントの具合を確かめて、ライダーの目をレーススピードにシンクロさせれば、本日の一本だけ走る目的は終了です。

 お楽しみは火曜日に・・・ウヒヒヒヒッ!!!

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2008年8月 9日 (土)

で、できたぁ~

 昨日はお盆休み前全員が揃う最後の日という事で、会社の飲み会がありました。「会社が終わったらメンテ、メンテ・・・」そんなことを考えていたので、会の二時間前までそんな会があることをすっかり忘れていた私・・・。

 いや~食い物をセーブしながら、しこたま飲まされ・・・飲みました。ウィスキーをストレートで。アルパチーノが映画“セイント オブ ウーマンの中で「俺は付き合いが長いのでジョニーって呼んでいるんだ」って言っていたジャックダニエル4杯飲んで撃沈。

 家に帰って、スポーツドリンク飲んでパンツ一丁でテレビの前に座ってスポーツニュース観ていたら堕ちました。

 気がつくと夜中の三時。そこから自分の部屋で朝までぐっすり眠りました。

 朝10時、「さ~てメンテだ」と二日酔いでちょっと頭が痛い状態で既に蒸し風呂のようになっておりますガレージで整備を始めます。最初の30分で滝汗です。この発汗で二日酔いのアルコール、完全に抜けました。

 それではブレーキフルード交換&エア抜きして。夜間にやった突き出し量の変更を、明るい所で確認です。ノギスで今の突き出し量をチェックしてOK。細かな小傷にタッチアップ。マシンの整備漏れが無いか指差し確認です。

 なぬ!

 ・・・ろっ!?

 ・・・・ぬ・ぬ

 ・・・あ゛~っ(がっくし)。

 フロントタイヤ、回転方向逆組みしてました。(激しく脱力)組み上がっていたフロント周りをもう一度バラし、工具とタイヤ付きフロントホイールを抱えて会社へ車を飛ばします。今日は土曜日、工務部は誰か居るのでチャンジャー貸してもらえます。会社に到着、五分でタイヤの裏表組換えて、また家へ、バランサーでもう一度タイヤバランスの確認をして、その後組み立て。

 そして、再チェック。今度は問題ありません。

 それではコンピューターを起動してプロッターで今回のゼッケン#9を切り出しです。皺が出ないように貼り貼り。最後に、ゼッケン部分にドライヤーで「ブォ~」と熱掛けて、やっと完成です。

F1010067F1010068 後は積み込み積み込みっと。

 さっき、タンクのガソリン残量は確認して明日の練習分は既に給油しました。発電機、今回バッテリーは一個でいいし、工具とウォーマーと、キャブのジェットも持った。

 後はライディングギアを積んで4時出発です。

 フロントの突き出しを換えてどうなりますやら。 

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2008年8月 8日 (金)

本番前の・・・

 昨日、流石に前後輪組みました。待たせたのぅ~。

65ee8c2aeb748e033ee6cbf54de1ee1220080808005136 今回は「直前ファイター」にならないように、夜の10時を超えても昼の暑さの残るガレージの中で、汗まみれになってなにしてるんやぁ~?って整備です。突き出しも替えました、O.C makotoさんに修理していただいたアンダートレイもフィッテイングゥ~、エキパイの逃げもバッチリです。

 これで今回は10日の日曜日に朝1枠だけ走って・・・ここで「せっかく岡山まで行くのに、なぜ1枠だけ?」と聞かれる方がいらっしゃると思いますが、実は、この年末亡くなったおばあちゃんの初盆の法事が、この日の13:00からあるんです。だけどちょっと強行スケジュールなのですが、この日に1枠だけでも走って突き出し両を変更したサスのセッテイングが正しいのか戻した方が良いのかがわかれば、12日火曜日の3本予約を取っている練習走行は、最初から「バシッ」と行けるではないですか。

 後は土曜日の午前中にレース時のゼッケン#9に貼り替えて、ブレーキのフルード交換してトランポに積み込むんです。これで、日曜日の朝ピットに着いてやる事は、マシンの積み下ろしと、キャブの微調整と、ウォーマー巻くだけにしたいんです。土曜日の夕刻までにはそこまでのレベルにマシンを整備するのであ~る。

 今年初めてのレース、なんだかワクワクしてきました。

 たのんだよ我が愛機!

 各部のトルク管理を規定トルクに設定したトルクレンチで先ず90°緩めてから再び締め付け、90°以上回るようなら今迄がトルクが足りないか走行中の振動で緩んでいたって言う事ですし、90°回らずに途中で「カチッ」ってトルクレンチの首が鳴ったら、今迄オーバートルクで締めて付けていたと言う事ですね。

 こんな感じで重要部分のトルクチェックしてから眠ります。 

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2008年8月 7日 (木)

ホッとしたような、寂しいような

 昨日のお昼の東京便に乗って、甥が東京へ帰って行きました。

 仕事が終わり家に帰ると、この一週間甥が使っていた散らかり放題の座卓の勉強机は、お袋の手により綺麗さっぱり片付けられ、彼の持ってきていた遊び道具は、既に宅急便にて彼の後を追っかけて東京へ向かっています。

 家の中で彼が居たという唯一の名残は、晴れた日になると欠かさず遊んでいた、中庭に残された、空気を入れて膨らますビニール製のプールと、その中で浮かんでいる浮き輪くらいです。

 鳥取滞在中は、五月蠅いくらいに私に引っ付き虫で、寝っころがってTVを観ていれば、お腹や、背中に乗ってくるし。どうしても彼自身でクリアできないDSのマリオの面をヘルプで私が頼まれてプレイする時には、私の頭に自分の頭をくっつけて、私のプレイするマリオの動きを見るために、DSの小さな液晶画面を一生懸命覗きこんでいました。

 1時に寝て、5時に叩き起こされる、睡眠四時間弱のそんな日常はやっとなくなりましたが、今となっては正直ちょっと物足りないよ~な。

 宵の口にロシナンテを整備をする予定が、かえって気が抜けて何もできませんでした。なのでまだ脚無しの状態でジャッキの上です。すまんの~ぅ~。

 夜の7時前、彼のお母さんからお礼の電話があった時「寂しくって、お家に帰ったとき泣いちゃったんだよねぇ~」と電話口でお母さんに冷かされていました。

 正直、伯父さんもちょっと寂しいぞ。

 甥を思い出しながらまた「はっ」と気がついた。

 いい歳して、プラモ作って、子供とガチで遊んで、ゲームのヘルプやって、独身。

 なんだか前、誰かに言われたように、リアル両さんになりつつあるな・・・自分。

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2008年8月 6日 (水)

うらめしや・・・

 先週の土曜日より、私には夜な夜なガレージからぶつぶつ声が聞こえます。

 「うらめしや・・・我をこのような恥ずべき姿で何時まで晒し者にすておくか・・・」

 まるで漫画“竹光侍”出て来る主人公の刀だった國房が擬人化した刀の精と同じですね。(笑)

20080805214448 てな感じでロシナンテ、多分怒ってますよね。甥にばかりかまって、前後輪外したままのこんな姿で土曜日からずっとジャッキアップされたまま。

 そりゃこの時期、足が無いんだから化けて出るってもんです。

 でも私にも言い訳するチャンスを下さい。

 甥の目を誤魔化しながら、パーツを外す事はできます。でもね今の状況で組み立てはちょっとマズイです。出来れば会社がお休みの土曜の午前中が一番良いんですが、そんなことは言ってらんない。一番現実的なのは会社から家に帰って、ジムに行くまでの2時間弱で組み立てるのが一番よろしい。でも今、その時間は甥っ子とのお遊び時間なの。だからといって筋トレが終わった後、クタクタの時、それともBlogのエントリーをアップロードした後の真夜中に眠い目を擦りながら・・・って、どちらもNG!

  そんな時、私にはちゃんと組めない自信があります。管理トルク値間違えたり、ノギスの値をちゃんと読めなかったり・・・。

 幸いにも、甥は本日のお昼の便で東京に帰ります。ちびっ子ギャングが居なくなってから、きちんとノギス、トルクレンチを使いながら組みますので、それまで待ってて下さいな。サスペンション周りの組み立ては、部品がただ付いてりゃいいってもんじゃないからね。しなやかで、ちゃんと均整の取れた脚にする所存でございます。

 あと少し、本日の夕刻までこのままの姿で我慢してください。

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2008年8月 5日 (火)

伯父の伝えたい事

願わくば・・・成長した彼らが将来、個のポテンシャルを上げ、我々が出せない答えを見つけてくれることを祈るばかりだ。

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society トグサの台詞より

 真っ黒です。日に焼けすぎです。

 昨日、週末明けの仕事中、仕事の得意先へ出かけ「こんにちは~」と挨拶すれば、私の顔を見た事務のお姉さんがちょっとびっくりし「ナマステェ~」と返されました。剣道や柔道で言えば、瞬時に三人の審判がお姉さん側の旗を挙げちゃうほどの「一本!」なボケっぷり。くそ~っ完全にやられました。あまりに見事な間であったため、返せなかった・・・(ガックシ)。つーかその位、日焼け具合が進行しています。

 原因は甥の相手。土曜の午後の海水浴の引率と、日曜日の子供二輪講習の保護者として岡山国際サーキットの一番熱い時間帯の炎天下の元に半日居たからです。おかげでグッタリと疲れました。昨日のBlogのエントリーが書けないほどです。夜中に気がつくと、転寝をしていた私の横に、やはり疲れ切ったのか、手元にニンテンドーのDSを置いたまま眠る甥がいました。

 この日は二輪講習40分×二本の走行でした。疲れるのは無理も無い。私も今から十数年前、初めてのサーキット走行を終えたときの事、走行が終わってピットインしてマシンから降りようとすると膝が笑って、足の踏ん張りが利かず、マシンと共に崩れるようにゆっくり立ちごけた思い出があるほどです。(遠い目)

 それでは日曜日の模様を振り返って見ましょう。

 昼前にはサーキットに到着し、一時半からの講習の前におばあちゃんに作ってもらったお弁当を二人で食べます。運動数時間なので、運動中に集中力が切れないようにカーボローディング。主に炭水化物と、オニギリを作ってきてもらっています。

 流石に笑っていても緊張しているようで、直前にオシッコに行きたいと言い出します。トイレから講習の現場、ロッジの裏にあるヘリポートの所にトランポで向かいます。講習は始めこのヘリポートのターマック路面と、その周りの芝生とグラベルの混在した見舗装路面を用いて基本的なオートバイの扱いを習います。此処で30分練習し、最後の10分はミニコースのサーキットで二周先生の先導の後、時間までフリー走行です。

 装備を着ける時から一事件。頭が大きく子供用のヘルメットが入りません。(笑)我が甥、NHK的に申せば「IQ1300ゥ~」なトンカチ形状の頭の持ち主。先生が教習車に飛び乗り急いで大人用のヘルメットを取りに行ってくれました。

F1010055 さてさて今回が二回目とは言え、前回の初走行はほぼ一年ぶり、もう一度最初から教えてもらうように先生に頼みました。エンジンを自分でキックして掛け、マシンを押しながらスタンド上げ、マシンに跨り先生の指導を受けます。画像を見るとヘルメットから覗く眼が子供ながら真剣ですね。

 ブレーキの練習が終わると、ターマック路面で大きなカーブそこからグラベルへ、アクセルを開ける直線あり、ブレーキを掛けて減速しくるっと回るヘアピン、このままロッジ横を周回し再びターマックへ、ここでしっかり減速してジグザグのスラロームへ、スラロームが終わると最初の大きなカーブへ帰ってきます。

 まだ直線でアクセルを開けるのが怖いみたいで、開けては閉め開けては閉めしているのが排気音でわかります。最初は先生の先導付き、できるようになると、一人でこのコースを周回です。

 折を見て、先生がターマック路面の中心にパイロンを二本立て、オートバイ練習の初歩の登竜門、8の字走行が始まります。目線の持って行き方と、ブレーキ、アクセルのオンオフの説明を受けいざ開始、いつものように最初は先生と一緒です。

 スピードがチョットづつ上がっていくと、カーブを大きく膨らんでいきます。ここで先生が一旦停め、未来位置に目線を持っていくように指導するため、甥の車両のリア・フェンダー位置にタンデムして一緒に8の字を回ります。

F1010059 その後一人でやってみようと言う事になり。一人で8の字走行開始です。イッチョ前に車体をバンクして曲がり始めました。子供って上達が早いですよね。神経伝達回路の形成が、大人に比べると段違いに速いなぁ~なんて感心します。

 この練習の後、先生とミニコースへコースイン、数周の先導付きの後、フリー走行になりましたが、まだスピードに慣れていないのか、メインストレートのアクセルの開け方が開けたり閉めたり探りながら走っています。そんな数周を走り此処でチェッカー。

 汗まみれで帰って来ました。ピットでマシンを降り、スタンドを出します。センタースタンドなので中々上手く行きません。ちょっと補助をしてもらってマシンを立たせヘルメットを脱いで飲み物をガブガブ。「ちょっとお腹がすいた~」の声に、ソイジョイのストロベリー味で対応、二本目は50分後からです。

  この50分の間に私なりの感想を伝えます。「しっかり膝でマシンを挟んで、上体をブラブラ~ってして力を抜こうね」とか「先生言う事をちゃんと聞いて走るんだよ」と念をおします。

F1010057 50分はあっと言う間に経ち、二本目の始まりです。今度は最初から特殊訓練です。ターマック路面にパイロンを一つ、グラベル路面にパイロンを一つ、細長~い8の字走行、今回は直線部分が長くスピードも出、尚且つ減速区間の路面のμがそれぞれ違います。いつものように数周の先生の先導後、一人で練習です。二本目なのか最初から結構飛ばします。調子に乗っているが手に取るようにわかります。先生に「こりゃ転倒ますねぇ~」と言えば、「やばいかも」と二人で言ってる傍から「ズジャー!!!」グラベル路面でアクセルを早く開けすぎてリアが滑って開けゴケました。二人して「やっぱりやった」とハモっちゃいました。

 近付いてみると、怪我も無くマシンダメージもありません。「どこか痛い?」の問いに「こけちゃった~大丈夫、大丈夫」と言っています。幸いグラベル路面で、言うなればへアピン立ち上がりみたいなレイアウトで、スピードが出ていなかったためこの程度済みました。無事とわかれば「さあ自分でオートバイ起こして」と甥に言います。起こそうとするんですが腕の力で持ち上げようとするので動きません。「腕で上げるんじゃなくて身体で押して起こすんだよ」ちょっと一人では無理っぽかったようで、そっと先生が補助してくれました。

 転倒後ちょっと怖かったのか、目線が再び近くなっちゃいました。それを見つけるや先生がまたタンデム走行をして補正してくれます。

 路面違いのブレーキングと小さく「クルッ」と回れるようになったところで、最初のターマック&グラベルコースを再び周回です。今度は直線部分をちゃんと全開にしています。前回の走行枠で「バァッ、バァッ」とおっかなびっくりでオンオフを繰り返していた排気音ではなく、2st特有の「プワァ~」という音に。ただ今度はスピードに慣れて、減速して行うスラロームをパイロンを一個飛ばしにしています。伯父さんの目は誤魔化されないぞ!先生に「やつ、スラローム、サボってますね」と告げ口。先生がスラロームの前の位置に行って、しっかり減速させ、ちゃんとスラロームをするように指導です。

 周回コースがメリハリを付けてできるようになってきました。

 それではミニコースのサーキット走行です。今度はコースがわかっているので最初から先導は無しです。「プワァ~ン」をぉストレートでちゃんとアクセル開けています。ただなんだかちょっとふらついています。先生がニーグリップするようにストレートの横でジャスチャーです。最終を立ち上がって右手の上腕まで使って「グリッ」ってアクセルを全開にしています。1コーナー前では肘を上げAMAのダートラ選手のようなアクセルオフとブレーキングのスタイル。誰に教えられた訳じゃないのに、そのイッチョ前なライディングスタイルに観ていて私笑っちゃいました。

F1010062  そんなこんなで本日の走行終了のチェッカーフラッグ。帰ってくるなり「ストレートでスピード出すとハンドルがプルプル震えちゃってそれを押さえるのが大変だったよぉ~」と、イッチョ前に「チャタが出る」とマシンに対する文句です。「震える時は言ったように、膝でマシンをしっかり挟まないからだよ」とニーグリップの重要性をここでも教えます。マシンのスタンドを立てて、ヘルメット等の装備を外し、先生にお礼を言います。スポーツドリンクを駆けつけコップに三杯飲み、やっぱり緊張していたのか「トイレに行きたい」と言い出しトイレに連れて行きます。

 やっと落ち着いた処で、助手席のウィンドウを空けて「バイバイ~」と先生に手を振りながらサーキットを後にしました。

 甥よ、伯父さんは「君がオートバイが好きになって、早く乗るようになれれば」なんてこれぽっちも思っていないんです。今回、転倒の恐怖(しちゃったけど・・・)とスピード操る楽しさを天秤に掛けながら、自分の生身では出せないスピード領域に身を置いたことで、普段の自分の足で歩いたり走ったり、また自転車に乗っている時に、余裕をもって周りが見れて素早く危険回避ができるようになれればそれでいいと思っているんだ。これに加えるならば、初めて何か困難にぶつかった時に、それを克服するモチベーションを持つ事ができるようになるためのヒントを何か獲得してくれれば、今回の経験はそれで大成功なんです。

 多分、自分が不在なのに今回の講習受講をOKした君のお父さんも同じ気持ちだと思うぞ。

 君のお父さんと伯父さんの私、この世代を追い抜いてこそ、次世代の意味があるってもんです。

 帰省の折に「モーレツ伯父さん教室」はこれからもまだまだ続く!挫ける事無く頑張るのだ。

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2008年8月 3日 (日)

これも皆勤賞ですよね

 ♪あた~らしい朝が来た、希望の朝~だ 喜びに胸を開け 大空仰げ~♪

 この夏休みの時期、早朝の近所の小学校の校庭とか公園で、この曲が流れていますよね。帰省中の甥に「ラジオ体操行かなくていいの?」と問えば、「東京じゃありませ~ん。だから行かなくていいよ」なんて言っていますが、朝五時にたたき起こされた私は、うちのオヤジ(甥にとってのおじいちゃん)が彼のために借りてきた子供用自転車に先導され、市内の早朝サイクリング・パトロールに駆り出されるのだ。(朝の五時半から何やってるんだ私)

 しかし、甥はラジオ体操の出席カードに判子が増えていくあの感じを知らないのか・・・そう思うとちと寂しいような。まあこんな事を言っている伯父さんの私は、幼少の折のこのカードが原因かどうかは知りませんが、根っからの補完衝動を持っているので、何はともあれ皆勤賞って素晴らしいと思っちゃう典型的な日本人なのだ。

 はっ!私だってそういえば・・・この一ヶ月の毎日曜日は・・・

 7/6     ITAMIさんのお手伝い岡山国際サーキットにてモト・レヴォRd2

 7/13    岡山国際サーキットにて八ヶ月ぶりのサーキット走行

 7/20    フジ・スピードウェイにてMV agustaの走行会

 7/25~27 鈴鹿サーキットにて四耐のお手伝い&八耐の応援

 と此処で今週は一休みのはずだったんですが、甥がもう一度オートバイに乗りたいと上目遣いのお願いモードで必死のアピール。

 ・・・わかりました。今日8/3は、岡山国際サーキットのショートコースでキッズ・バイクスクール開催されますので、それに行く事に相成りました。

 それでは此処からは予定なんですが、来週の日曜日は8/10は岡国に練習に行きますし、その翌週はこの練習をしている本番、モト・ルネ&レヴォRd3があります。

 はう~此処の所ずっとサーキットにいてます私。だれか私に皆勤賞ください。

 ここで再び「はっ」と気がつきました。頻度&距離においても、りゅーぢさんに負けてますね。(キッパリ)    

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2008年8月 2日 (土)

甥から逃れながらの整備

 流石にモト・ルネ&レヴォも近くなり、この前みたいに直前ファイターで悲しい思いをしないように、ちょっとづつ今から競技車両の整備を始めているのです。昨日は夜からちょっと会合がありましたので、帰宅してから会合までの二時間弱で、フロントブレーキの掃除とピストンのグリスアップをしました。

 使い古しの歯ブラシとマジックリンで、ブクブク、ゴシゴシ。甥がそれを見つけて「何やってるのぉ~僕も手伝ぅ~」と言ってやってきました。

 ヤヴァイ!見つかった!!(汗)

 いくら可愛い甥とはいえ、最重要部品フロントブレーキの整備に七歳の児童の手を借りるような命知らずではありません。「ごめんね~これは大人じゃないとちょっと無理かな」と答えますが、私の横から離れません。

 終に甥、触れないと解ると、どちて坊や化して質問の嵐です。「何でこんな事やってる?これは何?これがブレーキ、どうやってこれでオートバイが止まるの?なんで金色(ブレンボのキャリパーを見ながら)に色を塗っている?」矢継ぎ早とはこの事です。

  甥の質問に答えながらジャムの空き瓶に入れていますブレンボ純正の専用特殊グリスを指にとって、ピストン外周に薄ーく塗りこみます。脂っ気をもたせたピストンを、入れたり出したり回したりしながらグリスアップ。甥はその様子を横からじーっと見ています。残量をノギスできちんと測れば、まだまだ使用続行問題無しのブレーキパッド。ただブレーキ時にローターに引っ張られて出来たバリなんかを、小さな模型用やすりで面取りをして再び組み付けです。ココでやっと甥に「こうやってこれがこの金属の円盤を挟み込んでオートバイは止まるんだよ」実践して見せながら教えてやります。鼻息を「フーンッ」としながら、ブレーキレバーを握るとピストンがせり出てパッドを動かすのをじっと見ています。「こんなちょっとしか動かなくて大丈夫なの?」なんて言っています。

  「金色綺麗だねぇ~」って外しているレーシング・ブレンボのブレーキキャリパーに頬ずりしています、その歳にしてこの良さがわかるのか!我が甥!出来ておる、出来ておる喃。

 そんなこんなで甥に見られながらブレーキのクリーニングとグリスアップを終えたのです。ブレーキとはいかなるものかわかったかな?

 これよりピレリが今年から新しくリアサイズ・160を作ってくれた、ディアボロスーパーコルサにタイヤを履き替えます。

 やっと皆と同じ銘柄タイヤだ。ルンルン。

 横で甥っ子が、「このタイヤは溝がちょっとしかないからもう捨てだよ」とか言っています。その辺はわかってね~んだな・・・。(子供相手に大人げない)

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2008年8月 1日 (金)

消耗戦

 日頃から「わしゃ止まると死ぬんじゃ~」なんて言ってきた私ですが、大間違いでした。

 此処で小学生低学年のお子様のおられる皆様にちょっと質問「なんで子供ってあんなに騒がしく、止まる事無く動き回り、大人顔負けに飯を喰らうんですか・・・?」あまりのハイテンションぶりに、7歳の小学生に私はもう白旗です。

 出社前と帰宅後に遊ぶだけで、厄年の伯父さんは完全に疲労困憊です。私の状況が鈴鹿のお手伝いの後直ぐっていう間も悪かった・・・今の甥にはレヴリミッターが絶対必要です。だいたい朝、目がさめた瞬間からレッドゾーンまで全開です。暖気運転ってモンが無いみたい・・・ついていけません(涙)

 今日も5:00になると私に馬乗りになって叩き起こされるのですね・・・ぐすん。

 今日一日のため、体力を温存するために早く睡眠を摂ろう。 

 

  

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