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2008年7月

2008年7月31日 (木)

「水中モーター」は夏の季語

 さてさて、終にやってきた甥坊主。

 我が家では作業机とカッテイング台を用意して、甥の為の工作、陸・海・空の三軍が編成できるように、鳥取工廠設営済みで待ち構えておりました。

F1010048 本日のお題はタミヤ社の新製品、ミニ・水中モーターの製作です。「ちょっと待て。新製品?水中モーターは子供のとき遊んだで」との声が上がりそうです。実は元祖水中モーター(マブチ社製)は、その権利がタミヤ社に移行され単三電池使用だったそのボディーは今回単四電池仕様となり、一回りコンパクトになって新たに登場したのです。しかもそのCAD設計をされたのは、このエントリーに登場のMV仲間のU野さんだ。

 水中モーターと言えば水遊び、水物と言えばこのオープニングテーマでとりあえずテンションアップしてから次に行きましょう。“海底大戦争 スティングレイ”のオープングテーマ!

 それではいってみよう!!→(ポチっとな) 

 テンションが揚がったところで細かいところを見てみると、防水性を高めたOリング。樹脂素材の熱可塑時の収縮率をきちんと考慮され、玩具といえども逃げてない工作公差の金型技術。なのでパーツもぴっちりピッタリのはめ合い。でも、このように機能が向上し、ちょっとコンパクトになったとはいえ、あのフォルムはちゃんと健在。この辺がタミヤ社の先達に対するリスペクトが垣間見えて、私のようなオジさん世代には好感度アゲアゲなのだ。 

 さあ作りましょう。甥にニッパとカッターナイフを持たせ、刃物の使い方を注意させながら、後は手を出さずやっている事を看るのみです。

 ・・・悪戦苦闘中。

 設計図見ては組み立て、また設計図を見ています。

 甥よ、設計図は見るものではなくて読むものなのだ。

F1010050 「できた~っ」と通電させスクリューを回して一喜び。

 ちゃんと動くか発泡スチロールのトレーに付けて、お風呂で実験です。

 甥、服が濡れるのも気にせず物凄い興奮度。これで機関が完成です。 船体は私が会社に行っている昼間に、PETボトルや、かまぼこ板や、発泡スチロールを使って、おじいちゃんと艤装する段取りになっています。初めての本格的な工作で、ちゃんと水面を走る船が出来上がるのか。何事も経験が大切です。

 此処で一句

  濡れ衣(ころも) 水中モーターしか見ぬ児(こ)

 ・・・おそまつ。  

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2008年7月30日 (水)

鳥取ブートキャンプ

 さてさて、本日の午後より七歳の甥が一人で飛行機に乗って鳥取へ帰省してきます。

 本当に「初めてのお使い」状態。

 もう既に帰省時の予定表を書いてFAXで送ってくるあたり、機械慣れした現代っ子なのですが、せっかく田舎に来るのだから、子供らしいもっとプリミティブな遊びや工作をさせようと思っています。

  おなかがペコペコに減るくらい連れまわしてやろうかと思います。現代っ子は本当の意味の空腹を知りませんから。お菓子厳禁!

 えっ!「仕事あるやろ?」って。

 田舎なので会社に行く前に海にだっていけるし、山だって登れる。(日の出と同時の起床が必要ですが)帰ってから日没までだって二~三時間あります。

 東京へ帰る時には、鳥取に来る前よりも人としてのポテンシャルのレベルが上がるように、私なりのストレスを「ギュ~」っと彼に与えて行こうと思います。ニヤリ

 この一週間のエントリーは何気に育児ネタが多くなると思いますが、ちょと頑固で変な伯父さんとの夏休み、予習のためにジャック・タチの“ぼくの伯父さんの休暇”を見直しました。

 さ~て甥よ、隙があったらかかってこんか~い! 

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2008年7月29日 (火)

鈴鹿で見かけた物

 昨日のエントリーに書きましたとおり、真面目なレースレポートはライダーのお二人にお任せして、今日の私は、この耐久の週末に見た「オモロー」なものです。

 これより、サーキットの入りが5:30なので、早起きして朝5時のホテル前の鉄塔です。

F1010035_2 トラスのこのシルエット!トラスマニアにはたまらん!

 逆光具合が宮沢賢治とかエヴァ入ってますな。

 さてさて、鉄塔のトラスで眠たかったのがテンションアゲアゲに成った所で、サーキット到着です。

F1010036

 「朝焼けの光の中に~♪」思わず口ずさむミラーマンの主題歌。

 そんな感じの風景ですね。

F1010038 4耐前のピットレーン、我々がピット前にマシンを並べ、機材をピットに搬入していると、流石鈴鹿!ピットレーンにこんな有名人を発見しました。

F1010037 手を挙げて「ドナルドさ~んっ!一枚、願いま~す」の私のお願いに腕を組んだこのポーズ。

 マックがレースのスポンサーとして一枚かんでいたようです。

F1010044

 そして、もう一台のトライアンフチーム「TRIPLE&BIG MACHINE」のメカ監督ジンさん。なんだか今月はモトレヴォRd2の時を除いて、毎週のように会っている様な・・・

 レース中、脚立を持ち出して、最終コーナーを立ち上がってくるマシンを凝視しているその姿は、かつてのPOP吉村の伝説を思い起こさせます。

 ちなみにジンさんがしているように、頭のタオル巻きをしていなかったため、坊主頭&厄年を迎え薄くなり始めた私の頭は、頭皮まで紫外線の直接攻撃にあい、面の皮から頭皮まで満遍なく赤銅色です。家に帰り鏡を見、こりゃイカンと猛反省です。となればジンさんもびっくりなプロタオラーとなるために、寅壱ブランドの赤耳タオル(「赤耳」って、なんだかヴィンテージ・リーバイスみたい)を買おうと心に決めたのだった。

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2008年7月28日 (月)

程よく痩せました

 鈴鹿より無事帰還いたしました。

 お手伝いをしておりました4耐チームの結果報告させていただきますと、この耐久レース中、私が勝手に心配しておりました、トラブルらしいトラブルも全く無く、りゅーぢ選手、走る主催者2:横部選手のランディングにより20位のリザルトでした。

 詳しいレースレポートは上記のライダーさんのBlogやHPをご紹介しておきますので、読み手の皆様は妄想力を高め、4耐ライダーになっりきったつもりでお読まれると面白いですよ。

 りゅーぢさんのHP「かっさらい男の日常

 横部さんのBlog「走るモトルネ主催者の独り言

 格言う私は、この三日間の鈴鹿の高温多湿にすっかりやられました。

 とにかく何リッターでも飲み物飲めるし、同じく何リッターでも汗かきます。

 家に帰って体重計の乗ると、夏のモトルネ・レヴォまでの目標減量値、軽くクリアです。っていうか、減量値よりも凄いのが体脂肪率の落ち方がただ事ではない。自分の目を疑って時間を置いてもう一度測定、そのまま・・・ばんざ~い!ばんざ~い!ばんざ~い!明日にはある程度回復するのでしょうが、摂取カロリーに気をつければもうちょっと軽い状態でレースを迎えられそうな予感。

 こうなったらお小言を言っていては罰が当たりますよね。

 本当にありがとう灼熱地獄の鈴鹿!

 と言う事で、減量は善いんですが、結構疲労でやられちゃっています。

 顔の皮も二回目の脱皮に入りました。

20080728001704 見よっ!

 日焼けでツートンカラーと成った、腕のカラーリング(カラーリングってプラモか オィッ!)。

 結構ヘロヘロなのだ・・・なので今日はこのくらいで。

 明日のエントリーは真面目なレースレポートはライダーお二人にお任せして、「鈴鹿でこんなもの発見!」こんな感じで、ちょっと変てこなエントリーを書いてみようかな~なんて思っています。

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2008年7月25日 (金)

今日は土用の丑の日だけに暑かった

 昨日は土用の丑の日でした。暑かったですねぇ~。

 昨日の新聞の折込広告、牛丼屋さんやコンビニまで鰻、鰻の大合唱。まあ、鰻と言えば別の話題でもちきりですが、皆様は鰻食べられました?

 私?食べてないです。根が天邪鬼なので皆が「鰻、鰻」って言っているとなんだか食べたく無くなるのだ(強がりじゃないぞ)。そもそも「土用の丑に日に鰻を食べよう」ってのは、江戸時代の奇天烈オヤジ・平賀源内が「夏の暑い盛りに栄養のあるもの食べて、暑い夏を乗り切ろうって」考えた商用コーピーでありまして、鰻の本当の旬は晩秋なんですねぇ~。晩秋の脂の乗った鰻を白焼きにしてもらって山葵と醤油で・・・あ〜涎が・・・こちらなら食べたいですぅ~。

 江戸時代においては、鰻屋さんと言えば、男女の仲を深めるためのお店で、生きた鰻を捌いて蒸して焼く、食べるまでに時間がかかるわけで、その待っている間お座敷で・・・簡単に言うと江戸時代のラブホだった訳ですな。なので浜松名産の夜のお菓子うなぎパイのコピー「夜のお菓子」って本当はみんなが思っているような意味じゃないんだけど、まあHな意味に勘違いされても仕方がないと私は思うのであった。

 「安い鰻を食べられるのは今年が最後かも!」なんてマスコミも提灯上げて鰻消費を煽っているとしか思えない昨今なんですが。毎日口にするもんじゃなし、多少高いくらいの方がありがたみがあると思うのは私だけでしょうか。ついこの前まで高級品でしたもん、鰻って。

Unagi  そんな鰻の値段が高かった頃に描かれた漫画“天才バカボン”の作中、バカボンのパパは鰻がどうしても食べたいので鰻の代わりに「うなぎ犬」を捕まえて蒲焼にして食べちゃおうと追っかけまわしていました。

 此処で質問。

 そんな生き物がいたとして、皆様は、うなぎ犬を蒲焼にして食べられますか? 

 私、結構グロイと思うんですよ。

67506_aaxr5r_5 多分ね、こんな感じの生き物ですよ。

 ギャーッ!!!!

 バカボンのパパってワイルドだな・・・見習わなきゃ。

 P.S 本日は、これよりこの週末に鈴鹿で行われる4耐に出場されるトライアンフ・チームのお手伝いと、お知り合いの出る8耐の応援に行ってまいります。予定では家に帰れるのが日曜日の夜になると思われますので、次のエントリーの更新は、早くて日曜日の深夜、疲れ切ってダメ人間になっておりましたら月曜日の深夜となります。そこのところヨロシクデスッ。

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2008年7月24日 (木)

あちらの白バイはちがうんだな

 ネットをフラフラ放浪していたら、こんなのを見つけたんだな。

 ローマ市警50周年のデモンストレーションの記録映像みたいだけど、白バイ(イタリアは白くないんだけどね)を使ったマスゲームなんだな。

 勿論バイクはMOTO GUZZIのファルコーネ。だから私が紹介するんだな。

 素晴らしい統率、これは偉さで言ったら大将だな。

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2008年7月23日 (水)

家族公認コスプレイヤー?

 昨日のエントリーの最後に「そしてその中、思わず「二度目見」をしてしまうオモローな事が起きました・・・それはまた別のお話・・・」なんて閉め方をしました。

 本日はこの「別のお話」をしたいと思います。

 走行会も無事に終わり、皆と別れて御殿場ICより東名高速下り線に入り、静岡県内を走っていると菊川まで事故渋滞5kmの文字・・・はぁ~またですか・・・この前にも短い事故渋滞に当たっていたのだった。

 私はこの時、左側の走行車線に居たのですが、ゆるゆると動く車の中、隣の追い越し車線のにいる車を見て、普通に正面を見直します、ここで「はっ!」と気がついて、もう一度隣の車を見る。通称こういった行為を「二度見」と言うのですが、まさに私を二度見させる状態が、渋滞中の隣の車にあったのだ。

 車は白のカリーナ、別にアニメの美少女キャラが描いてある痛車でもなければ、なにか事故とか故障とかそんな大変な事になっているわけではありません。

 ただ、運転手さんが大変な事になっていたのです。

 普通の三点式シートベルトを締めている運転手の方、その出で立ちがレーシングスーツを着たシューマッハになっています。まさにこのCMそのまま。あっ・・・いつもシューマッハが被っていた赤いキャップも抜かりなく被られていました。

 この状況をさらに「オモローッ」にしていたのは、助手席に普通に座っている奥様(多分)と後席に座って外を見ていた小さな娘さんが、いたって普通の家族って感じなのが、私の隠れた笑いのスイッチを入れてしまったのです。

 「この格好で三点式のシートベルトを締めてカリーナを運転するお父さんって、この家族にとって日常なんだ」そう思うと、おかしくておかして居ても発ってもいられなくなり、この状況をBlogのネタ用に写メしたかったんですが、幾らなんでも渋滞の隣の車の運転席を写メって、私はそこまで人でなしには成れないので、写メの誘惑を断腸の思いで抑え、チラ見しながらこの私の網膜に焼き付けてきました。

 いまこのエントリーをお読みのフェラーリF1およびシューミファンの方々に問いたい。

 「あなたはここまできますか?そしてこのように家族の理解を得られますか?」と。

 渋滞中の愉快な出来事でした。

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2008年7月22日 (火)

百鬼丸か私?

  行ってまいりました、MVのサーキット走行会。これ迄、フジ・スピードウェイには何度も来る機会があったのですが、ショートコースで行われたのクラッシクレースの応援だったり、去年は友人のお供として来ていたので、実は自分ので走るのは初めてだったのだ!

 心配していたフジの天気も晴天に恵まれ、絶好のサーキット日和となりました。

 こうなると気持ちは遠足前の小学生状態。ゲートオープンが7:00、ピットを早めに押さえる必要も無いのに、なぜか5:30にはゲート前駐車場にいてます。だって~興奮して、居ても発ってもいられなかったのだ。

 そうこうしていると、クラシックな125sportを積んだトランポが、隣の駐車スペースに停まりました。デュアルバランスのお方々。お互いにクラシック・バイクの事でゲート開門までに一盛り上がり。そして初見であったのにもかかわらず、この日は本当に良くしていただきました。ありがとうございます。

F1010009 パドック内でデュアルバランスさんの125と、私の750を並べてみました。同じ時期に作られた姉妹、そこかしこの意匠がそっくりなのがよくわかりますね。

 をぉ、750SPRでU野さん登場です。一年ぶりの再会。AGVのROSSIヘルメットが眩しいです。 

 二人してパドックをうろうろ。例のアレがありました。

 例のアレって?

 最近巷を騒がせている例のアレです。

F1010012F1010020 MV agustaの500GPレーサーのレプリカです。

 「バオバオ」言っています。私のバイクも五月蠅いので、今回の騒音規制の有る走行会で大丈夫かなぁ~と心配していたのですが、このマシンのウォームアップ時のノートを耳にして「これがOKなら全然大丈夫!」と変な自信が持てました。(笑)

 このマシンのウォームアップを眺めていると、丁度クラッシックMV界のドン・コルレオーネと私が勝手に思っておりますT名人ご登場であります。私は日本でこれほど旧いMV Agustaに情熱を注がれてる方は他に拝見した事が無い。「そのまま西風の漫画に出てきてもおかしくない」そのような御仁です。

F1010018_2 T名人、今回はご友人と、三台のクラシック・アグスタを持ってのご参加です。本当にたまらんです。その内の一台はMAGNI(マグニ)と書いてマーニと読む、マーニ製テライオ・コルサ(レーシング・フレーム)にチェーンドライブ、乾式クラッチを組み込み、もちろんカーブドマフラー装着です。外装は叩きのアルミタンク、レース用のシートカウルがついています。カウリングはただ今塗装中だそうで、今回はネイキッドスタイルでの走行になるとのことでした。それにしてもすげぇ・・・。

 おっとりがたなで、私のライディングの師匠1000アゴスチーニを駆る、北さんも登場です。皆と再会を喜び談笑していると、直ぐにブリーフィングの時間です。北さん到着時間ギリギリすぎw。

 ブリーフィングを受けると、なんと100台のエントリー。それをA組、B組に分けて走行です。速さで分けたの?そうじゃないみたいです。ちょっとヤバイ・・・クラシックは私と、T名人、T名人のご友人、そして500のGPレーサーだけだ・・・。

 クラシック組は仲良くA組です。

 一番最後の方でT名人についてピットアウトです。半周ついていくとT名人やります。モダンなMVを数台かわし前に前に出て行きます。

 一周していると私にピットインのボードがコーナーポストから出されています。

 ピットに入るとオフィッシャルから「マフラーから少し紫煙が出ています」とのこと。

 「この時代(1974年製)のMVは、4サイクルでもちょっとオイルを喰わせながら走るようにクリアランスがでかいんですよ、それでだと思います。エンジン周りにオイル漏れとあります?」と答えれば(前日までにジンさんがサーキット走行が出来るように、ちゃんとチェックしてくれているので自信有り)、エンジンの下回りやカウリングから覗いている部分をオイル漏れが無いかチェックされ、アイドリング時にエキパイから煙が出ていないのを見て「わかりました大丈夫です。それじゃ気をつけて続けて走ってくださいと」OKが出ました。

 再びピットアウト、大丈夫と言っても34年前のマシンなので、いたわりながら丁寧に走ります。

 さてフジの長が~い直線です。アクセル全開で行きます。

 やっぱりです・・・来ました・・・160km/hくらいからブルブル車体が振れ出します。ニーグリップをしっかりしながら180km/hまで耐えましたが、命の危険を感じたのでこの辺で折り合いをつけてアクセルオフ・・・ギャーッ!!!アクセルを閉じると尚更振れの振幅が激しいです。

 旧いノーマルのMVってこんなもんです。だってフレームがダブルループなだけでバックボーンが入ってないのだ。

 シフトアップ時、クラッチ切る同時にアクセルオフ→ペダルをシフトアップ→クラッチつなぐアクセルオン。この動作のアクセルオンのパワーをかけた時に、エンジンの搭載位置が「グニャ」って時計回りに動くような挙動が出るんです(涙)。  

 そんなこんなで怖い思いしながら減速を無事済ませ、1コーナーを走り高速の右、それに続くコカコーラコーナー、ここでT名人に抜かれます。

 凄いです。T名人、ステップすりながらのコーナリング。テライオ・コルサ恐るべし。屁垂れの私は自分のMVであのような走行できません。(キッパリ)

 そのまま数周して、ちょっと早めに一枠目は切り上げます。ピットにマシンを止め、マシンの下回りにオイル漏れが無いか、もう一度エンジンを掛けてみてレーシングしながらエキパイからの煙の具合を自分の目で確認です。オイル漏れも無し、エキパイの感じも今迄通り問題ありません。

 そうこうしているとT名人も帰ってこられました。直ぐにT名人の所へ赴き、車体の振れについて報告すると。「ノーマルフレームは仕方が無い」と一言。それに食い下がって「加速時の振れよりも、減速時振れの方がおっかないんですけど?」と続ければ。「これって本当に仕方がないんですよね。この前スパ・フランコルシャンのミーティングでも松永君のと同じようなアメリカに乗ったけど、それも酷かったもん。だから松永君だけがそうじゃなくて、そんなもんです。まあその振れ小さくするには、こうこうこうすればいいんですよ。でもそれを今ココでどうこうできる事じゃないので、減速時にいつもより強めにリアブレーキを使ってみて下さい、さっきよりマシなると思います」とのありがたい名人のお言葉。

 そしてピットウォールに行きB組のU野さんのライディングを観察です。750SPRは1000ccのモデルよりも甲高い澄んだ排気音をしています。1000ccのモデルよりもレヴが1000rpmは高い感じの音です、走行が終わったU野さんにその事を告げると、13,000rpmは回るよとの事でした。北さんのアゴスチーニが12,000rpmちょいでリミッターが掛かるので、このU野さんの750が如何に高回転型か、そりゃ美しい声で歌うんです。マーレーの鍛造ピストン最高!

 私の二回目にして、この日最後のフジの走行枠が始まります。コースインまで振動をどうするかと色々な事を考え、過去の記憶の引き出しを開いたり閉まったりします。妄想柴田さんが出てきて「振れるのはアクセル開けきらんからたい。共振点を超えたら振動は無くなろーが」と福岡弁で、かつてPOP吉村が柴田さんに言われた事を私に言います。

 コースインが始まりました。

 一周目、ストレートでやはり振れます。

 二周目、前述の妄想柴田さんの言葉通り頑張って190km/h出しますが一向に振動は収まりません。

 う~む・・・バックボーンが無いから振れるのか!そうなのか!それじゃ取引だ!私の背骨を貸してやる。私の両の腕(かいな)は背骨から伸びて車体につながるサブフレーム、毎日200kgを上げて鍛え上げたハムストリングス筋群を持つ両脚はスイングアーム・ピボット補強する補強材だ!・・・百鬼丸か私?。私の身体をこれだけ供出するんだから、メーター読みで200km/h!人馬共々いってみよう! 

 三周目最終を立ち上がり四周目に入るメインストレート。できる限りタンクに伏せ、顎はタンクの上、ドカベン山田太郎のように大きな身体を出来るだけ小さく折りたたみ、フロントカウルとスクリーンに完全に身体を入れ、下半身は出来る限りの力でニーグリップ。肘でもタンクを締め上げ、自分自身の身体を剛性の足らない車体の剛体として質入です。周りのモダンなマシン(一緒に走っている周りのモダンなMVは、270とか280km/hとか言っている。その差100km/h弱)に追突されないように、ピットよりのラインで走行です。

 顎の下、燃料タンクの更に下、エンジン内部のギアトレインユニットの高速で回転するギアの唸り音がヘルメットの中で反響します。壊れそうで怖ひ・・・。

 「ブルブルブル」ネック周りが振動しています。回転計と速度計の針が進んできます。速度計の針が細かくぶれながら200km/hへ。「たかだか200km/hの速度で、振動に悩まされながら音速に挑んだイエガーの気持ちになれるなんて・・・」スクリーン越しのコースを見ながら、一人そんなことを考えたりしています。

 「もうちょっと・・・耐えろ、もうちょっと・・・」自分の勇気と、車体の振動から来る恐怖心を天秤にかけて、何処で降りるか一人チキンゲームです。細かくぶれる速度計の針が200km/hを指し示し始めました。まだです。針のぶれの下端が200km/hとなるまで我慢で頑張るのだ。

 ウワァァォォ~ンッ!!+ギャヒ~ンッ(ギアトレインの唸り音)!!

 来ました200km/h!さて此処からが問題です。なるべく激しい挙動変化が無いように減速しなければなりません。でもやっぱり振られます。こわ~。

 ヘルメット中で「まだ・・・まだ・・・ギャー止まれーラインはそのままーっ!!!」とか叫びながら、こんな事をチェッカーが出るまで数周行いました。

 旧い道具をそれなりに使うのは、道具とそれを使う人間のキャパの範疇を越えないギリギリの処に薄紙を剥がすがごとく近付いて行く行為で、その道具が作られた時代なりレベルの限界へ挑戦していく醍醐味は、リスクを背負う分だけ出来た時はそれでまた本当に面白いものです。サーキットじゃなきゃこんな事できないですよね。

 走行後の昼食時、「200km/hこのマシンで初めて出した~。でも命のスペアが二つくらい欲しい経験だったので、もうお腹いっぱい~ギャハハハハッ!!」と、仲間とテーブルを囲みながら笑って終われた事が何よりでした。

 自走組のU野さんを見送り、お隣さんでお世話になったデュアルバランス皆様に「お先に失礼します」の別れの挨拶をし、T名人には9月にまたこのフジでと再会の約束、そしてトランポを並べサーキットを北さんと一緒に後にしました。御殿場ICまでの裏道を北さんの先導でひた走ります。ICの第一入り口付近で先行する北さんがハザードを焚いて「サヨ~ナラ~」のサイン。北さんはそのまま直進し東京方面の第二入り口へ、私は右折しこの第一入り口へ・・・この時15:00前。

 楽しいことの後には大変な事がある。世の中それで調和が取れている。前日のエントリーに書きましたように、これより翌1:00迄の時間をかけた、自宅へ帰り道、事故渋滞との我慢比べが始まったのです・・・・。

 そしてその中、思わず「二度目見」をしてしまうオモローな事が起きました・・・それはまた別のお話・・・。 

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2008年7月21日 (月)

事故渋滞に負けた

 走行会も無事に楽しく終わりました。

 しか~し、行きよりも帰りの方がもっと変態、もとい大変だった。

 やっと今、自宅に到着です。本当に永かった・・・ただ今、午前1:19。

 もうね帰る途中、事故渋滞に何回当たったか・・・・帰りたいのに帰れない「星の子チョビン」状態な私。

 クラッチ踏み続けの左脚の弁慶の泣き所の部分が攣りそうです。

 あ~早く風呂入って眠りたい。消耗し尽しました。

 なので、走行会レポートは少し待ってね。

 とりあえず無事帰還の報告です。

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2008年7月20日 (日)

車の中で一休み

 ただ今、昨日の移動行程は全て無事に終わり本日の目的地・足柄SAにいます。

 しかし、疲れました。

20080719175254 岡崎で乗用車横転事故があり、思いっきり事故渋滞に二時間ハマっちゃいました。

 おかげでお風呂の時間に間に合わなかった・・・がっくし。でもこんな時のために「ビオレのサラサラパウダーシート」を持ってきているのでそれで身体を拭いて、ドラクエで言うところのアイテムの薬草を使ったくらいのHP回復。あ〜べホイミ位は唱えたいじょ〜。

 ただ、今の私のこの状況を鑑みれば、この前okiyamaさんが出られたテント泊のエンデューロレースに比べれば天国だとおもいます、ハイ。そう考える事にします。okiyamaさんありがとう。←何が?

 さてさて翌朝は早いので、もう寝ます。

 あぁ、外はなんだか激しく曇っています。まだまだ、つるぴかおぢさんの祟りが続いているのか?ホンマ大丈夫でしょうか?

 それでは皆様、また明日のエントリー「このパドックにいるマシン達の総時価額ってなんぼ?!!!!」(順当にいけば多分こんなお題でエントリーが書けそうな予感?)でお会い出来るよう祈って下さい。

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2008年7月19日 (土)

上って~ちょっと下る

 あ~終に今日のこの日がやってきました。今日はキリキリの舞の移動日です。

 この前から言っておりましたフジでのMV agusta走行会に明日出走予定。

 ただ~、巷は三連休の初日のようですが私はお仕事なんです。

 それでは本日の私の予定です。

 仕事を12:00に終わり、家路に急ぎ、家に着くや否や昼飯を胃袋にかき込んで、バっと着替えをして、ハイエースの飛び乗って13:00に家を出発、マシンを預けている横浜仲町台のモト・ラボロに向かい、ひたすらトランポを走らせます。その距離650km。途中、浜名湖SAにて給油とトイレ休憩です。希望では20:00までにお店に到着し、マシンをピックアップして、そのまま東名を折り返し御殿場方面に向かいます。御殿場手前の足柄SAに車を停め、23:00の営業時間内に間に合えばSA内の銭湯でお風呂に入って、サッパリしたところでそのままSA内駐車場で車中泊しようかなぁ~なんて思っています。

 本日はクライアントさん(百貨店の担当の方)と会う約束があるため、どうしても会社休めないので、スケジュール的に色々キビシイじょ~。でも、二輪に乗ってお金もらう職業ライダーじゃないんだから当たり前(キッパリ)。

 まあちょっと狭いけど車にはエアコンもあるし、今や携帯ワンセグでTVも観られるし、翌日の朝の動き出しが早いので効率を考えると合理的で良いですね。

 さてさて、7月19日の鐘が鳴りました。

 電撃作戦が発動です。

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2008年7月18日 (金)

メガネ・・・メガネ・・・

 夏は眼鏡っ子には厳しい季節です。

 特に私のように、冷房の効いた事務所→物凄い湿気と暑さの屋外→冷房の効いた事務所→物凄い湿気と暑さの屋外と、このような行動をとっていると、屋外に出ると目の前真っ白で、目が見えなくなるんです。・・・屋外に出ると温度差で眼鏡に湿気が結露するんです。その度にハンカチでフキフキ。

 な~んだ、それじゃサーキットに居るの時(サーキットに居てもライディングする時のみですが)みたいにコンタクトにすれば良いのに?と私を知っておられる方は言われるやもしれません。コンタクト基本的にダメなんです。ソフトを使っていてももって半日、ゴロゴロして目を擦りたくなっちゃうのだ。こう見えてデリケートに出来ているんです。

 一時期、レーシック手術にて視力を買おうかとも思いましたが、その時に転倒してしまい、多大な出費、結果手術止め。去年の年末も「来年こそは」と企んでいたのですが、今度は時間が無くて全くダメ。だって地方に在住なのですが、こういった手術は地元ではちょっと・・・手術する部位が部位なだけに、ちゃんと手術数をこなしている大都市圏の専門医で受けたいじゃないですか。時間的余裕が無いとちょっと・・・。 

 とまあ、こんな理由で未だ眼鏡っ子を突き進んでいる訳なんですが。裸眼で視力0.1無いんですよ。まあ、「近眼なので老眼には成らないかな」なんて思ってはいるのですが。

20080718000221 実際、今、この近距離で行っているBlogのエントリー入力でも眼鏡無しではコンピュータ画面の文字は読めないんです私。なので、この状況で眼鏡を外してしまうと、「メガネ・・・メガネ・・・」って横山のヤッさんバリに、手探りで眼鏡を探さないとアカンのですよ、ホンマに。

 やはりライダーたるもの、改造手術うけて改造人間になったほうがいいのやもしれませんな・・・。

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2008年7月17日 (木)

ちょっとレース仲間の広告です

 あ~この中国地方、近畿地方も梅雨明けしました。さてさて、岡山国際で行われる夏のモト・ルネ&レヴォのエントリー期間も本日が折り返し地点、エントリー期日は7/22までですぞ!くれぐれもお忘れ無きよう。

 これに関連して、ちょっち広告があるんです。 

 サーキットでおなじみの馬鹿速っの黄色いDUCATI MHeレーサー乗り手にして、私のサンデーレーサー仲間で、十余年前の「GUZZI SPORT」在籍の折には、現場責任者として私のLeMansレーサー「ロシナンテ」を組んでくれた、現「西田モータース」(旧スタンホープ)の西田代表。

Fbfb9638c3a9604ba46ddfba7d3bd829811a267bcb1b2f1c62f3aa255269f2fa その西田代表からメールが入電!「西田モータース製DUCATI モンスター用・ボルトオン・レーシングゼッケンカウルを作ってみました」との事。「リーズナブルにしましたんで、この夏、岡山国際のDUCATI CUPに、モンスターで出ようかなぁ~と思っている方々にご紹介いただけるとありがたいです」と、ハートマークの絵文字付きでお願いモード。なんだかちょっとコワヒ・・・あの人が絵文字の「」だなんて・・・(笑)。

 そんな西田代表に頼まれれば嫌とは言えないこの私。

 私が知っている範囲での詳細を述べますと、黒ゲルと白ゲル仕上げの二種類あって、スクリーンは付属無し、ノーマルをそのまま流用だそうです。気になる価格は35,000円(税別)となっています。

 本当に欲しい時にはどうするの?と問われれば、私が売るわけでは無いので、皆さん行きつけのDUCATIディーラーさんに「西田モータース製・モンスターレーシングゼッケンカウルが欲しい」と言ってみて下さい。作った当人は「売るほど在庫あります(当たり前)」と言ってましたので、売り惜しみすることなんか無く、ちゃんと皆様の行きつけのお店で購入できます。

Cb331789533208fe44404a6181a2ae8f ちなみに本日のエントリーの写真は、O.C MAKOTOさんのBlogから頂いたんですがぁ~(フジ・軽部アナ調で)、この原付に取り付けたイメージで、モンスター装着時をイメージしなさいって・・・重力が歪むほどの妄想力が必要なんじゃないでしょうか。(爆)

 興味のある方は、このエントリーの画面を「ポチッ」ってすると拡大できるので、画面を大きくしてじっくり観察してみてくださいね。

 猛獣(モンスター)使いの皆様からのご注文を、心よりお待ちしております。(by西田モータース)

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2008年7月16日 (水)

激混みのジム

 昨日の筋トレ、なぜかジムが激混みです。

 最初のメニュー、アイアンクロスとシーティッドチェストプレスが終わった所で、次のメニューに移れない、それを飛ばしてその次の次はこれもダメ。じゃ次の次の次のメニューはこれもダメ・・・諦めて帰りました。

 ジムに居た時間15分。

 おかしいなぁ~高校野球の県大会が始まっているから、野球小僧は来てないんだけどなぁ~。本当になぜか激混みだったんです。

 このようにジムを早く切上げたので、近くにあるガンプラ屋さんを冷かそうかなと思ったら、昨日はてんちょうさん、大阪出張でお店休みだし、その近所の本屋さんに言っても新しい本出てないし・・・あ~つまらん。

 本屋の帰り際、もう一度ジムの前を車で徐行しましたが、閉館間際でも人がいっぱいでした。ダメだこりゃ。

 あ~あ30分早くジムに行けばよかった。

 反省です。ということで何時も高負荷のトレーニングをやっている下半身、昨日は何もやっていないのでちょっとというか、かなり気持ち悪いです。

 これってトレーニング・ハイ依存症・・・?駆け巡る脳内物質っ!(Byアカギ)が昨日は無いんです。

 誰かこの私の震える手に、イーピン握らせてください。 

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2008年7月15日 (火)

デ・カルチャな乗り物達

 最近のNETの海の放浪で見つけた、「これって・・・・」と言葉を失った画像はこれです。

Gunbus1

 ゼントラーディ用でつか?

 合成じゃないみたいです。ライダーとの尺があって無いですよね。

 排気量は410 cubic inch 。メートル法を常用している我々にわかりやすくいうと6728 cc のVツインエンジン、馬力は350馬力って・・・やっぱり普通の5倍、ゼントラーディ用間違い無しなのか!そうなのか!デ・カルチャ!(もうええっちゅーねん)。

 日本ならどうせ作るならちっちゃく・ちっちゃくって事の方向にベクトルが向かうわけで、モンキー、ゴリラや昨今で言えばNSFなんかになっちゃうんですが、逆にでっかく・でっかくこんなにでっかい二輪作ろうと考えないよね。

  「大きい事は正義である」と言わんばかり。アメリカ人恐るべし。

 もう一台は二輪じゃなくてトライク(三輪車)で、こんなのも見つけました。

1118374368_f2fd875f55 これはもう、トレッキーのCOLD ICEさん以外に似合う人が思いつかない、私・・・・(笑)。ライディングの時はあのぴちぴちのユニフォームでお願いします。ちなみにトライクはメット無し、普通免許で運転する事が出来ますです、ハイ。

 若人でこのネタ元がよーわからん人はココを観なはれ→

 これももし日本なら、こんなおみこし系の作り物じゃなくて、痛車化するんだろうな・・・。

 それにしても「オモロ過ぎ!」です。

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2008年7月14日 (月)

アンダートレイ研ぎ

Shunsenazukiarai 「小豆とぎやしょか人取って食いやしょか、しょきしょき」と歌うのは妖怪・小豆とぎですが、昨日の私は小豆とぎもびっくりの一日、浴室でアンダートレイを#400の紙やすりで水研ぎしていました。

 アンダートレイって何?と二輪レースを知らない方々の質問が飛んできそうですので説明いたします。

 「エンジンが壊れて中に入っているオイルが漏れた時、それがサーキットの路面に落ち、それにのって自車や後続車が転倒したりと危険なので、オイルの受け皿をエンジン下に付けなさい」っていうルールが昨今の二輪ロードレースの規則書あるんです。

4guzzi  これだ。簡単に言えば二輪レーサーの「おしめ」だと思ってもらうとわかりやすいかな。画像をクリックして拡大して見てもらうと良くわかると思うんだけれど、取り付け位置が路面に近いよね。なので転倒したりするとアンダートレイって直ぐに傷だらけになっちゃうのだ。

 なので私のアンダートレイもこの秋の転倒時に傷だらけ。「路面に近くて、前輪の跳石なんかで直ぐに傷だらけになっちゃうんだから、破れていない限り多少の傷は無問題」てのがジンさんの意見なんだけど、キレイキレイ好きの私は、このアンダートレイを残して他の部分が綺麗に直っている我が愛機を眺めては「・・・アンダートレイとは言え、これだけ傷だらけだと画龍点睛を欠くってもんです」なんて思っていたのだった。

 練習後、どうしても気になってO.C MAKOTOさんに塗装の依頼をすれば「特急でやってあげるよ」との事。傷だらけのまま送っても善いんだけど、それではモデラーたる私の立つ瀬がありません。せめて自分で下地処理を済ませてからプロのペインターへ送りたいなと、そう思う訳なんです。

 そうと決まれば模型道具のストックから、TAMIYAの#400のサンドペーパーと当てスポンジを取り出し、ペーパーをスポンジに巻いて浴室へ、私自身も真っ裸となり、シャワーをちょろちょろ出しながらひたすらサンディングをして傷取りです。有る程度傷取ができると、乾かしてサンディングで取りきれない大きな傷や、そもそもこのアンダートレイ整形時のFRP整形独特のス穴を塞ぐため、プラリペア(パテみたいなもんだと思ってください )で補修します。プラリペアが硬化するのを待ってそしてそれをまた浴室へ、プラリペアを盛って盛り上がった所を面一にするためひたすら浴室で研ぎ出しです。

 それを繰り返す事更に二回転、服脱いで浴室で紙やすり片手にショキショキ、又服着て自室でゴチョゴチョやって、又服脱いで浴室でショキショキ、トレイを乾かして、ス穴を見つけると、また自室でゴチョゴチョ、その後服脱いで浴室でショキショキと、こんな工程を繰り返していたのだった。

 あ~天気の良い日曜日にこんな事を・・・ダメ人間な私。

 しか~し、このダメ人間っぷりで、納得のいける下地処理は終わりました。本日やっと胸を張ってMAKOTOさんにアンダートレイが送る事ができる段取りとなったのです。

 競技車は綺麗綺麗じゃないとイヤなのだったらな~のだ。

 私が何度もマッパになりながら研いだアンダートレイです。後の事はMAKOTOさんよろしくお願いしますw。

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2008年7月13日 (日)

八ヶ月のギャップ

 八ヶ月・・・250日、昨年の秋のモトレヴォ終了時には思いもよらないほどサーキット走行にご縁の無かったこの期間。今年になってから会社の人員削減で、ゴールデンウィーク明けくらいまで土曜日完全休日が無くなっちゃう程の思ってものみなかった忙しさ。そして数少ない走行チャンスは、急に大切なクライアントの約束が入ったり、はたまた悪天候で走行会中止になっちゃたりと、見えない力がインターセプトしているかの如くの状況。

 それがやっとです。先週のお天気の状況を鑑み、絶対日陰で作業したい私。走行は9時からだかけど絶対ピットを取りたいので、サーキットのゲートオープン時にはゲート前に居られるように3時半起きの、4時出作戦なのだったらなのだ!ゲート前に到着。「・・・・」思ったほどトランポが居ない拍子抜けするほど楽勝でピット取れました。土曜の走行枠なのになんで・・・それほど走る人が減っているのか、だけどそうこうチケット買いに行った事務局窓口では「走行枠満車ですよ」 とのこと。みんな走行時間ギリギリに来るの?どうなっとるんじゃい?おっちゃんには解からん。

F1010010 とまあ走行までに時間があるのでパドック内をブ~ラブラ。ミニモトの走行枠があるので結構ミニな方が多いです。四輪の貸切ピットの方に行ってみるとランボルギーニが居ます。辺りを見回すとランボルギーニの黒と黄色の吹流しがいっぱい立ててあります。どうやらランボルギーニのドライビング・スクール行われるようです。

F1010011  ガソリンを買って必要量だけ量りそれを燃料タンクに入れ、起動用バッテリーを繋ぎ、エンジンを掛けます。前日、トランポに積み込み前に、過去データよりざっくりキャブセティングをしたのですが住宅地の真ん中で高回転まで「バインッバインッ!!」出来なかったのでここでもうちょっと様子見です。

 ・・・・どーも調子よくないです。ニードルからメインへのつながりがよろしくない・・・過去データもう一度見直すとそんなはずは無いんだけど?アクセルをゆっくり開けていき、どのくらいの開度でおかしいか調べます。下は無問題、1/2~3/4開度までがさついて、そこを超えるとまた気持ちよく回ります。なんだ~こりゃ、問題はニードルなんだけど・・・下が「大丈~夫」(By青影)ってことはストレート径は間違いない、ちゅーことはテーパー角か?でもな・・・「はっ!」取り付けていたジェットニードルを取り外して番手確認。

 ガックシ・・・もう舌噛んで死のう・・・OCEMSをつけていたつもりがOCDMSを取り付けていました。老眼か!ちゃいます最後のSだけ見てたんです。ケアレスミスもいいとこです。走行前チェックで解かってよかった。ニードルをOCEMSに付け直しもう一度エンジンを掛けます。

 「キュルル・バァ~ンッ!!バゥーン!バゥーン!」これだ!この感じ、ウヒヒ、テンションアゲアゲになってまいりました。

F1010016 そうしていると、広島のハレンチーノ・イッシーさん登場です。会うなりヤマジュン・ネタの応酬・・・今日もギャグ・スリッパークラッチの切れ具合がよくないようですな・・・w。とこんな感じなんですがこのご本人、本当は凄い繊細な方。銀河鉄道999につけたアンダートレイがエキパイに近いのが相当気になられているようです。「大丈~夫!(二回目)私のなんて三箇所がエキパイにあたってますから」と伝え、現物をチェックされるとやっと納得された模様。

 ハレンチーノさんの相手をしていると、お手伝いをしてくれるhey君も登場。そろそろ革ツナギに身体を詰め込んで走行に備えます。

 今回はフロントサスペンション周りを大幅に変更しています。ピットからコースインのまでの道のりで「げっ今までに無いハンドリング。ヤバイかも」って感じます。最初の一周は各部をチェックしながら流します。空燃比は、ブレーキは、ライダーのスピード感(これが一番ダメ)は。

 2周目からペースアップです。

 ぐぁぁぁ曲がりすぎです。2コーナーで早々とイン側の縁石に向かってマシンが向かってきます。前のロシナンテと同じ入力がダメってことです。ここで一気にビビリスイッチが入っちゃいました。二周ずつに分けて各コーナーのチェックです。例えばこの周は1コーナーから2コーナーにかけてのマシンの曲がり具合を真面目にチェックして、あとは流す。これが終わるとアトウッドとヘヤピンをチェック数周。この次はパイパー&リボルバー、次はダブルヘアピン~マイクナイトと最終まで、てな具合です。そして最後にコース一周を先ほどの練習を振り返りながら繋げて行きます。

 「ぷぷっ!初めて乗るんじゃないんだから」そんな声が聞こえてきそうなんですが、あまりのハンドリングの変わりっぷりに、今迄のロシナンテのハンドリングイメージを消去して新しく上書きしないといけない位なんです。

 30分なんてあっと言う間です。もうチェッカー。ピットに戻りサスの残ストとか確認。タイムも出てないし全然攻めてないのでまだまだ余っています。でもこまった・・・全くロシナンテとお友達になれていません。こりゃサスセッテイングがどうのこうの以前の話です。もうひたすら周回してマシンなりを知り、よくなったコーナリングにあわせてライダーの目もコーナースピードに慣れさせるしか方法はありません。

 大体のコーナリング特性は解かりましたので二本目以降は通しの練習を・・・「なんじゃこりゃ!!」コース上大渋滞です。皆さんおっとりがたなで四枠からご出社のようです。2C枠ですのでナンバー付きの国産リッターバイクとか600が多いです。ツーことはどういうことかというと。直線でバビューンと抜かれてコーナーで一時停止する位のブレーキング。ゆっくりコーナリングされて立ち上がりまたバビューン。コース上込み込みなのでそれが各コーナーで・・・でも2C枠なんだから仕方ない。マシンに慣れるだけでなく、八ヶ月にも及ぶお休みから帰ってきたライダーのリハビリもかねての走行です。コースが込んでいるのでマージンを取りつつチェッカーまで一周でも多く走るのみです。そうしていると目の前、最終コーナーに一団となってアプローチする6台の集団。マシンの間隔と、各ライダー技量の差具合を後から見ていて思いっきり何か起きる雰囲気ありありです。「ちょっと近付くの止めよ~」と思った傍から、立ち上がりの加速区間で600のGSX-Rに後続のCBR1000がオカマ掘って二人とも転倒。(私の斜め前)「あ~やっちまったな、しかもあの青いGSX-R隣のピットの・・・」っと首を振りながらホームストレートを走って1コーナーポストを見ると赤旗です。

 ピット作業エリアの日陰で赤旗解除になるのを待っている数分間、ハレンチーノさん「いや~DUCATI乗ってこんなに楽しいサーキット走行したのは初めてです。課題だった2分切りも出来て何も言うことないです」なんて言われています。「なんだかこの走行枠がもう終わったようなこの物言い。ひょっとしてこの赤旗を期に走行辞めるつもりじゃ・・・」(私の心の声)そうはさせるかとばかり「じゃあ赤旗解除後、ハレンチーノさんの走行を後ろで見ているから一緒に走ろうよ」と水を向けます。

 コントロールタワーにグリーンのランプが灯りました。コースインが始まります。ハレンチーノさんを前に行かせ、そのちょっと後を私がついて行きます。ギャー!!流石スーパーバイク、裏の直線、999鬼のような加速です。差がついて行きますがヘアピン前のブレーキングとインフィールドで辻褄を合わせます。後ろから見ていてハレンチーノさん気持ちよく走っているのが手に取るように解かります。今日の私はタイム的にはダメダメですが、周りの状況は良く見えています。ひょっとしてジンさんが気を利かせてロシナンテのフレームをサイコ・フレームにしてくれたのかもしれません。と言うよりもこの高温の中、30分集中力が切れる事無く走れるのは毎日の筋トレのおかげです。200kgのレッグプレスは無駄ではなかった。(涙)

 とまあこのような感じで30℃を超える中での八ヶ月ぶりの愛機でのサーキット走行でした。練習後ジンさんに電話報告すると。

 私「正直、マシンが思ったよりも旋回して怖かった・・・SUGOの時にジンさんから借りたブレーヴァ・レーサーの時見たく」

 ジンさん「あれでも控えめなんだから。味付けとしては前の松永号と俺のブレーヴァの中間なんだよ。でもちゃんとオートバイから曲がっていこうとするでしょ。松永君転倒が続いたじゃない。あれって曲がらないオートバイを曲げようとして一生懸命になって、結果転倒しちゃってるんだと思った訳よ。だから曲げるオートバイじゃなくて、曲がるオートバイに仕立て直したの。あとは乗り手の慣れです。曲がらないオートバイにずっと乗っていたから戸惑うのは解かるんだけど、乗ってください。早く慣れてください。練習してください。早くそのマシンで1分50秒切ってください」

 と言う事で、レースまでの私の課題はこの一点なのです。

 レースまでに後二・三回は練習走行すべし。初心に帰り「一にも二にも練習です」これだっ。さ~て、日程をどうやりくりをつけるか。ふ~ん。(鼻息)

 過激になったロシナンテと、ちゃんと友達なりたい今日この頃です。

20080712223533_2  P.S サーキットから家に帰ると、7月20日、フジで行われるMV Agustaサーキット走行会の受理証が届いていました。第一項の「目的」の欄が大人です。流石MV!痺れました。

 本イベントは、お客様にオートバイ趣味の「乗って楽しむ」という部分を「サーキットを走る」という事で、より深く安全に楽しんで頂くためのものであり、周回タイムの速さや技量を競う「レース」や又その練習の機会ではありません。

 旧いアメリカでのサーキット走行を堪能してきたいと思います。

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2008年7月12日 (土)

さぁ~て本日のサンデーレーサーは?(さざえさんチックに)

 さてさて、今日は岡山国際サーキットへ練習に行っています。刷新されたフロント回りはどのような乗り味となるのか?またその報告は後日ということで。

 同日、東のホンダのサーキット、ツインリンクもてぎでは八月末に行われる七時間耐久レース、通称「もて耐」の公式予選日です。つーか「もて耐」って、決勝の一ヶ月以上も前に予選やっちゃうんですね。

 ココにも何人か西日本のお知り合いの方々が行かれております。

 こんな人や、こんな人、そしてこんな人たちです。

 アウェー戦、ぐぁむばってきてくらはい。だけど怪我が無いのが一番なのでお互い気をつけましょう。

 そういえば伝え聞く所によると、明日、岡山にてコソ練をされる方がいらっしゃるとかいないとか・・・私の耳は地獄耳。ケケケッ!一緒に走ろう!

 そんなこんなで、夕刻、トランスポーターにロシナンテ積み込む前に、キャブのセッテイングのアタリを取って、車庫で行う調整の最終チェックとしてエンジン掛けてみました。電池を繋ぎ、スタートボタンを押すと殆んどクランキングする間も無く、「グァオッ!デッ・テコッ・テコッ・テコッ・テコッ・・・・」8ヶ月間聴けなかった懐かしく可愛らしいノート・・・アイドリング音聴いてるだけで目頭が熱くなりました。「おかえり」って。

 歳取ると、いろんな所が緩んで駄目ですな。

 そう言う事で、今日は早出です。

 今回こそは乗れるはずです。それでは行って参ります。

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2008年7月11日 (金)

直前ファイター

 ウェ~ン!!(涙)

20080711003340 明日の練習走行のため、車両整備をしているんですが、まだまだ終わりません。しかし眠くて眠くて作業効率ががた落ちで、自分のやった仕事に自信が持てなくなったので、今日はもうやめます。

 「横浜から持って帰って、あれだけ時間があったんだから、ちょっとづつ日頃からやればよいのに」そんなこと言われても、あれもこれもやりたいし、これだって・・・そんな毎日だからこうなるんです。

 ホント、直前ファイターな私。

 まあ、明日早起きして出社前に小一時間やれば終わりそう・・・そんな目処もついたのここらで寝るとします。キャブのMJとNJの番手確認忘れるな自分!

 命を預けている道具なので、自分がやっている事に確信が持てないときは、絶対触っちゃダメなのだ。

 でももう一週間経ちましたか。先週のモトレヴォ後、「次週は私が・・・」なんて思っていたのが昨日のようです。はぁ~最近、特に一週間なんてあっと言う間に過ぎて行きます。と言う事は加速度的に歳を取っていると言う事ですか・・・。

 身の回りで、こんなに時間圧縮が起きていると「直前ファイター」としての身のあり方を考えないと制度破綻しますな・・・。

 何事も今迄以上に前もってやるように心掛けますです、はい。←よほど眠いのかオチ無しかよっ!オイッ!

  わ~ん内容が無いよう~・・・・・

 ペランペランなエントリーで申し訳ございません。(By高嶋政伸)  

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2008年7月10日 (木)

告知なのだ(その弐)

 ものの本によると、日本初の二輪レースは明治34(1901)年11月3日、上野・不忍池を周回する楕円コースで行われたとあります。そして太平洋戦争以前には、ハーレー・ダビッドソン、インディアン、HRD(ヴィンセントの事ね)、ヴェロセットや国産自作Vツインマシン等が、目黒競馬場や多摩川河川敷で競い合っていたとも伝え聞いております。

 そして戦後、まだ戦争の爪あとが残るその時代に、九州の地で完全舗装路を使ったロードレースを始められた方々がいらっしゃいました。

 そのうちのお一人が、時々私がこのBlogのコメント欄にてSKJ(スーパー・クソ・ジジイ)とか書いてしまう、二輪模型界のマエストロにして二輪クラブマンレーサーの大先輩でもある柴田さん。

 その柴田さんがmixi上で書かれておられました、ご自身が走られていたこの戦後ロードレースの黎明期のお話“雁ノ巣時代”。このテキストを「mixiに登録してない方々にも閲覧できるように」との柴田さんのはからいで、ご自身の二輪模型HP“MOTO MODELING”上に再編成されUPされているのです。

 今、我々がサーキットで「ブィ~ン!ブィ~ン!」とモーターサイクルで遊んでいられるのも、この方々によって、道を切り拓いていただいたからと言っても過言ではありません。まだ戦争が終わってから10年、その中で現場を体験されてきた先達のお話なのです。

 ココです→“雁ノ巣時代”(ポチッとな)

 あ~これ読んでいると、パレードラップで良いのでもう一回柴田さんをトーハツのマシンに乗せてサーキットに引っ張り出したいよなぁ~。(遠い目) 

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2008年7月 9日 (水)

部分的脱皮中

 ビーッ、ぺタッ、ピリッ。

 ビーッ、ぺタッ、ピリッ。

 日焼けをした顔の皮が剥がれてきて、ガムテが手放せなくなりました。

 へっ?ガムテ?

 ガムテをビーッって出して、皮が剥がれそうな所にぺタッって貼り、上から密着するようにゴシゴシ擦り、やおらピリッって剥がすのです。

 糊面にはさっきまで私だった角質がゴッソリついています。白いガムテなので、剥がれた皮膚の色がメラニン色素で結構茶色いのがよくわかります。これってガムテホワイトニング効果。←嘘です。

 お腹の方は昨日よりもだいぶ快方に向かい、頻繁にトイレに駆け込むことは無くなりました。そして体重も土曜日から-3kgなんて言っていましたが、全くのぬか喜びでした。

 食べたり飲んだりが普通にできるようになるとあっと言う間に復活。結局-1kgで落ち着きました。差額の2kgって言うのは多分失っていた体内水分量とお腹の中のウンチの重さの合計です。

 後ケアに心掛けている事といえば、日光に直接肌をさらし過ぎたので、紫外線により損傷したDNAの修復のため抗酸化作用の有るビタミンC錠を飲むように心掛けているくらいですか。

 とにかく顔中皮が剥けてきていて、これを剥がしたくてムズムズしてたまらん訳です。(傷のかさぶたも我慢できないんですから)

 ビーッ、ぺタッ、ピリッ。

 ビーッ、ぺタッ、ピリッ。 

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2008年7月 8日 (火)

マスター、カットライム頂戴

 レースレポートっとぽい事書こうとしたんですが、モトレヴォな皆様のレースレーポートが面白いんです。そちらを紹介しますね。

 モトクロームokiyama代表、かっぱさん、ITAMIさん、走る主催者2横部代表、revさん。皆さんオモロイです。・・・プレッシャー(汗)、時間的にも、後出しでエントリーを書くって事は正攻法ではダメつー事か。

 そうですか・・・身を削って笑いを取れと・・・(そんなこと誰も言っていない)

 それでは、この日曜日、お手伝いをしながら私の変な目線でのモト・レヴォ報告いってみよう。

 今回ITAMIさんのスターティンググリッドは♯7番、ピットレーンよりサイディングラップに送り出し、スタンドとタイヤウォーマーを持ってグリッドの所でITAMIさんがコースを一周して帰ってくるまで待っている間、スタートの下手な私は、この無人グリッドを使って、妄想スタート練習をしていました。

 これだっ! 

F1010007

 On your mark.

  get set.

 パーンッ!!!

 タッタタタタタッ。 

 ↑ちがいます。

F1010006F1010005  後、凄いニンジャハケーン。つーかこれニンジャなのか?ニンニン。シート下ラジエターってSAXONとかBenelliですなこりゃ。で、めちゃ速っ!現代の国産4気筒リッタースーパーバイク相手にトップ争いを演じています。(ここは是非ともムルティストラーダを駆る番長に登場していただいて・・・w嘘です)

 でも、こういった一つの車種にこだわってバージョンアップしていくのって、私のロシナンテの調教の仕方と同じニオイを感じて、私は大好き。

 とまあ、パドック内を極楽蜻蛉の如くフラフラしていたのですが、流石に暑さと湿気にやられちゃいました。

 サーキットから家に帰る道すがら、車を運転しながら、前腕と首筋の火照りが尋常じゃない、前腕とうなじの熱を持ったヒリヒリ、ボーっとする頭、その状況下、記憶の中の変な引き出しを開いてしまったみたいで、みょうちきりんな事を思い出しました。

 カンガルーはあまりに暑い時、体温調節のために太い血管が走っている前腕を舐めるらしい。

 「そうなのかカンガルー!ありがとう」と言う事で、暑さで朦朧となった頭で、おかしな考えが暴走し、日焼けで真っ赤な自分自身の前腕を舐めたのです。

 しょっぱい・・・

 汗かく→乾く→また汗かく→乾く。このような行程が何度繰り返された事か。そう、そこには、松永法丈塩が析出していたのであった。

 しょっぱいけど、このしょっぱさ嫌いじゃないヨ。今ココに、カットしてあるライムと、フリーザーから取り出したばかりで瓶に霜が降りているホセ・クエルボのゴールドがあったらどんなに幸せか。←馬鹿です。

 今回のモトレヴォRd2にお手伝いとして行って気がついた事。暑さにもっと耐性をつけなければ夏のモトルネ&レヴォでのパフォーマンス低下は必至。朝のジョギング復活ですか。暑さイメトレのため週一でサウナにも行こう。梶原IZMで育った私は、これ以外に取るべき道を知りません。ちぇすとー!!!

 もちサウナ上がりには、キンキンに冷えたホセ・クエルボなのだ。

 この前のエントリーにて、8月のレースまでに減量5kgなんて書きましたが、この日曜日はサーキットから家に帰ってお風呂の前に体重計に乗れば、なんと前日比-3kg!!!どれだけ汗かいたちゅーねん。「水気摂らねば水気!」と補充するも、軽い熱中症で内臓をやられたのか、ポンポン壊してゲリピーでトイレ往復。

 一晩たっても体重回復しません。

 うわ~い!これって喜んでいいのか?(←ダメです)  

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2008年7月 7日 (月)

コーディネートはこうでねえと

 いや~疲れました。岡山国際サーキットのモトレヴォRd2のピットクルー、本当にドピーカン、30℃を超える気温、熱中症一歩手前です。すっかり日アタリしました。

 早く横になりたので本日のエントリーは「さっくり」いきます。レースレポートっぽい事は後日に。

 では始めますよ~。

 皆様、「お洒落は足元から」なんて言いますよね。

 イタリア人のセレブがそうするから、革靴を履く時には靴下を履かんとか(By石田純一)、靴下の色とワイシャツの色を必ず合わせるとか、毎日同じ靴を履くと靴が傷むけど、デザインにこだわりがあるので同じ靴を3セット持ってそれを毎日ローテーションして履いているとか、こういった小粋な小技で行うお洒落を「アンダーステイトメント・ファッション」なんて言ったりします。(江戸の裕福な町衆が、着物の裏地に凝ったり、小紋に凝ったりしたのもこのアンダーステイトメント)

 私ね、この岡山国際でおこのような洒落さんを見つけたんです。しかも身近な人で・・・。

 その人とは、岡山遠征時には私がピットクルーに付く、ITAMIさんです。

 先ずはこの画像をご覧いただきましょう。

F1010004 わかりますか? これだけ書いたんですからわかりますよね。そう足元、昨年くらいから若いおねえちゃんに人気の発泡樹脂製の履物、クロックス。まあクロックスをITAMIさんが履こうが履くまいがそんなことはこの際どうでもいいんです。履かれているクロックスの色が水色な点に、「ハイッ、注目!」

 跨ってライディングポジション確認をされているCBR600RRのタンクのカラーリングと「どんぴしゃ」な色使い。コーディネートされている訳です。

 それを見つけた私、写メせずにはおられませんでした。上にリンクをしたITAMIさんのBlogエントリーを読んで頂くと、履物について並々ならぬ思いがあられるのが、これを今お読みの皆様に伝わってくると思いますw。

 意を決し「これITAMIさんが買ったの?」と私が問えば、「嫁さんが買ってきたんです」

 夫の水色へのこだわりを知り抜いた奥様です。出来ておる。出来ておる喃。(By岩本虎眼)

 おすぎも、ドン・小西も、お洒落チェックの時は、履いている靴の色を、身に着けている何かに合わせているかって事を繰り返し言ってます。となると、これってお洒落の王道「パドック内・アンダーステイトメント・ファッション」と言わんでなんと言う。

 「灯台下暗し」洒落者は本当に身近な所におられたのですなw。

 なんだかこのエントリー書くことで、昨日のエントリーの敵がとれた気がしますw。 

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2008年7月 6日 (日)

えぇっ!!!「1コーナーでぇぇ・・・」って、そこでやめるなぁぁ!

 昨日の剣術稽古が終わり、着替えを済ませ携帯を見れば、緑色の光が「ピカッピカッ」っと光っています。も、もしや・・・私の携帯ってアイアンジャイアントのバラバラになったパーツの一つ?(あぁなんて一般人の方々にはわかりづらいボケ・・・)な~訳無い。

 留守電がありますのサインなのだ。稽古中に電話が架かっていたみたい。どれどれサーキットに今日から行っているO.C MAKOTOさんだ。

  それでは留守電センターへポチッとな。

 「新しいメッセージを再生します。一番目のメッセージです7月5日18時58分です」と、いつもの留守番電話センターのナレーションに続き「ポリバケツ色のCBRが1コーナーでぇぇぇ・・・」とMAKOTOさん、そして「メッセージは以上です。もう一度再生するには(以下略)・・・・」

 ココで切るのはやめろぉぉぉぉ!!!

  気になるので、折り返し電話架けるも詳細は話されず、ITAMIさんに変わってもらっても話をはぐらかします・・・あ~この人たち酔っています。酔っ払いの軍団です。挙句、MAKOTOさん何を言い出すかと思えば「これから来てー、一時間以内に来い・・・まっちゃんが来ないと、この飲み会が終わらな~い」とか言ってます。フジの長野翼アナに言われたら尻尾振ってソッコー行動ですが、四十路を折り返したおっちゃんに言われてもな・・・この調子だと多分、お酒がmakotoさんの「さびしんぼうモード」を発動させちゃったみたいです。本日朝一にサーキットに着いたら、とりあえずこのおっちゃんの首の後ろにダミープラグだな。

 しかし、本当に1コーナーで何かあったのでしょうか・・・。

 そして心配しながら日もとっぷりと暮れた22時10分。ちょっと事情があって岡山遠征が出来なくなった西田モータース西田代表よりメール入電。

 「『ドライ遅い』ってITAMIさんから普通に連絡がありました」って。

 あ~っ!あやつら!!!この調子だと何も無かったのか・・・。

 心配して損した。どうしてくれよう。

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2008年7月 5日 (土)

告知です

♪水銀 コバルト カドミウム~♪ 鉛 硫酸 オキシダン~♪ シアン マンガン バナジウム~♪ クロム カリウム ストロンチュ~ウム♪

 とまあ、昨日のエントリーで毒を吐くと書きましたので、有言実行、冒頭から“ゴジラ対へドラ”の主題歌を、とりあえず口ずさんでみました。←ちがうか。

 事務所の窓から外を見れば、青い空。そういえば昨日のニュースで、四国地方は梅雨明けしたとの事、この中国地方、今日にも梅雨明けの一報が流れそうな土曜日のお昼前。私は何やっているかって?仕事DEATH仕事!この一週間のたまった事務仕事をやっつけているのであ~る。「今、皆、岡山国際のコースを走っているんだろうな・・・ちょっち暑いけど、この天気、楽しいだろうな・・・」なんて考えながら空を眺め、事務仕事が一息ついたので、このエントリーを書いちゃったりしているのだ。

 そうそう、重大ニュースがあります。

 このBlogの読者の方々ならおなじみ、アート、画像系のネタ提供者のお一人「zukaさん」のお仕事の一つが、いよいよ本格的に動き出しました。TOKYO MX他で放送されるCGアニメ「スケアクロウマン」のキャラデザインのお仕事です。リンクしておきますので、ご興味のある方は行ってみて下さい。

 スケアクロウマン→(ポチッとな)

 昨日、ご本人より報告がありました。(と、そんな話だったのに、「今、私のマイブームはチャンネルネコで再放送しているコンドールマンだっ!」なんて方向に話を振ってしまう私の業の深さ)

 まあ何時も私とzukaさん二人して四十路を越えたオヤジ二人が電話口で絶叫する合言葉「頑張るのはあたりまえ!」。

 皆様もなにかと結果を出さないといけない事案に直面されていると思いますが、自分にネジ巻いて、一つ一つ困難を乗り越えていきましょう。 

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2008年7月 4日 (金)

ちょっとジェラシーでケムラー化

 ここ数日の知り合いのmixiの日記やBlogのエントリーなんかを見に行きますと、この週末のモト・レヴォ参加の事で皆、実に楽しそう・・・チクショー、イイナァ・・・・。

 私なんて、春からずっと走りたくて走りたくて、走れそうになったら、走る直前で何かしらインターセプトが入って走れなくなって、そんな状況が偶然と呼ぶにはおかしいほど続いて2008年の半分が終わっちゃたと言うのに。

 グスン(涙)

 日曜日はパドックに「ただ居る私」で、どうなっている事やら・・・。このままでは精神が屈折して、楽しそうな記事にジェラっちゃう自分があります。

Kemura 黒松永が降臨してきて、またへんてこりんな毒を吐きそうです。

 しかしこのケムラーの画像、眼鏡を外した不機嫌な時の私になんとなく似てるな。

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2008年7月 3日 (木)

儞已經死了!

  すいません。

 死んでます私・・・(仕事はしているけどね)。

 昨日は家に帰るとお風呂にも入らず、夕食も食べず、そのままバッタリ・・・昨日仕事中、どこかで霞拳志郎に身体触られたかしらん。「儞已經死了!(お前はもう死んでいる!)」って。

 過労に減量に睡眠不足、ヤバイです。

 マジで「ファイトクラブへようこそ」な毎日です。 

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2008年7月 2日 (水)

閉店間際の紅茶屋さんでお茶会

Baisaou02 さてさて、七月に入りましたね。一年も折り返しました。

 気分も新たに、会社へ出社前に朝一いただいている煎茶を、新しくしました。実はこの前のフジの走行会中止の折、帰りの道すがら、自分への慰みとお土産のつもりで掛川の新茶を購入したのです。一昨日まで我が家の茶筒に収まっていた宇治・小山園のお茶が無くなり、暦が七月になるのと同時にデビューと相成ったのです。

 朝一のいつもの儀式が、お茶が変わったおかげで一変しました。清々とした馨、新茶は良いです。気持ちも新たにお仕事へと出かけたのです。

 午前の仕事中、前日のうちに10時にアポを取っていたクライアントさんの処へ・・・駐車場に車が無い・・・嫌な予感・・・やっぱり不在です(ガックシorg)。嫌な予感は当たりました。やっぱりアポを忘れられているみたいです。一つ簡単な仕事を済ませ、再び30分後・・・まだ帰って来られていない・・・ココから一度会社に帰って、また来るとお昼になっちゃうし・・・そうだココからならいつもの紅茶屋さんは車で五分の位置、アイスティーを頼んで一服してから向かえば11:30前にはもう一度訪問できます。「それだっ」と決め紅茶屋さんに行き、マスターにアポをすっぽかされた事情を話せば「それが鳥取時間」と言って笑われてしまいました。

 アイスティーを頂きながら、その日の朝喫んだ掛川の新茶の話となり、「マスターと奥様にもご馳走してあげたいなぁ~」と言う事になって、仕事上がりの紅茶屋さんの閉店時間の19:00に煎茶器持参でお茶会をする約束をしてお店を後にしたのです。

 あっそうそう、アポの件ですが、三度目の正直。ちゃんとクライアントさんに会う事ができ、丁度お昼頃までには午前中の仕事もUPできました。

 さてさて一気に時は進み、一日の仕事が終わり家へ帰宅です。この日はお茶会の前に私のピンバッチコレクションの一つ、ル・コルビジェ財団オフィシャルのピンバッチを人に進呈する約束もあります。(財団のマークになっている掌をデザインしたヤツね)ママチャリの前かごに紙袋に入れた煎茶器とピンバッチ入りの封筒を入れ、爆走です。

 無事オンタイムでピンバッチをお渡しし、受け取った方とお話を満足にする事もできぬうちに、紅茶屋さんへ向けてペダリングいやポタリングです。(ごめんちゃい、次があったのだ) 

 19:00前にお店に到着。

 それでは、いつも美味しい紅茶をいただいているご夫婦に、私の勝手手前ではありますが煎茶を振舞おうと思います。

 お湯を沸かしていただき、その横には水のピッチャーを用意します。煎茶の抽出温度は60~70℃、玉露や、馨が命の新茶はもう少し低めの温度が良いとされます。ちなみに紅茶屋、烏龍茶等の醗酵茶はグラグラ沸騰したお湯で抽出するのが基本なのだ。

 この度は新茶なので熱くなりすぎないように、細心の注意が必要です。

 小さな煎茶器にちょっとづつお茶を入れていきます。どのくらいの量かといえば、本格的なイタリア料理屋さんで最後に出てくるエスプレッソの量(泡を除く)・・・ねっほんの少しでしょ。しかし、この僅かなお茶の中に、人間がお茶を口にし始めた頃のプリミティブさが抽出されているのです。タンニン、カフェイン、アミノ酸・・・お茶が身体に入った後、耳の裏の部分が「ポッ」と熱を帯びるような感じ。かつて覚醒剤としての使われてきた、お茶の本当の姿が現れるのです。(ちなみにチョコレートも同じ)

 一煎、二煎、参煎、四煎までのお茶の味と馨の違いを三人で楽しみました。ご夫婦二人をして、「お菓子が要らない」と褒めていただきました。この間30分間。「あ~こういったゆったりとした時の流れが良いなぁ~」とマスターが目を細めておられます。

  あまりにもマッタリした宵の口、お店を出てから筋トレ行くのがなんだか億劫になってそのまま家に帰り、お風呂の入ってくつろいでしまいました。

 しかし、よくよく考えると、紅茶専門店でお客の持込で煎茶のお茶会・・・本来ならば禁じ手ですな。

 とまあ、こんな一年の折り返し地点なのでありました。

  

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2008年7月 1日 (火)

西へ東へ、東へ西へ

 この週末は、岡山国際サーキットにてモト・レヴォRd2が開催されます。

 ACTクラスがありませんので、残念ながら私が走る事はありませんが、またまたまたITAMIさんが出走との事です。ホンマ元気だな。(ボソッ)

 西田モータースの西田代表も、自慢のDUCATI MHeレーサーで出走されるとの事。「ちょっと四気筒の方々にもんでもらおうと思って!」そんな事ゆうとられます。

 このように、東日本の知り合いが岡山集合の模様ですので、私、サーキットにちゃんと居ります。

 と、ここまでは岡山国際のお話。

 本日お店に送るものがあって、着予定日のジンさん在店確認のためモト・ラボロにお電話すると。

 ジンさん開口一番「この日曜日、うちで面倒見ている4耐に出るトラちゃんのお守りで、鈴鹿に行くんだ!」との事。「うちでちょっとやって、パワーが出るようになったので、後は脚をつめたり、ライダーの練習なんですねぇ~」と、こちらもやる気満々。

 来週ではありますが、土曜日、格言う私も、終に岡国にて練習走行を行おうともくろんでおります。そして、その次の週はMVのミーティングでフジの走行会。で、その次の週は鈴鹿へ4耐・8耐応援。

 毎週末サーキット通いの日々(自分も走れる)が始まりました。

 ぐあ~っ! 

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