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2008年6月10日 (火)

これも元鞘と言うのでしょうか

 アメリカの経済紙Forbesの6月5日のNET版にとても気になる記事が出ていました。

 ハーレー・ダビッドソン社が、MV Agusta社を買収するのに前向きな協議に入ったとの事。

 Forbesの記事はこちら→(ポチッとな)

 考えてみれば、現MV Agusta社は、カジバ社がブランド名を買い取って、カジバの工場で作ったマシンをMV Agustaとして売っている物です。

 そしてカジバ社の前身と言えば、アエルマッキ社の二輪部門の株式50パーセントをハーレー・ダビッドソン社に売却し、アエルマッキ・ハーレー・ダビッドソン社となり、それを金属部品製造会社で成功したカスティリオーニが買い取ってカジバ社とした経緯がありました。

 なので、よくよく考えれば、「これって元鞘?」なんて思う訳です。

Ba609_02 ちなみ本家のAgusta社(MVはつかない)は、機械産業持株会社フィンメッカニカを支える航空機部門の勇として健在です。(ちなみに先の述べたアエルマッキ社(航空機部門)もアレーニア・アエルマッキ社として、このフィンメッカニカのグループ会社の一つです。画像は開発中のティルトローター機Bell/Agusta BA609)

 私にとっては、この話がもし本当の事となるのならハーレーでよかったんじゃないかと思うんです。実は数ヶ月前、NET上にヨーロッパを震源とするMV Agusta社買収に関するある噂が流れ、私はその事をエントリーに書くべきかどうしようか悩み、結果エントリーとすることを止めた事があったのです。その時の噂と言うのが「インドのTATA社がMV Agusta社を買うんじゃないか」って内容だったのです。ちょうどTATAによるジャガー買収が決まった頃のお話です。ただ、「こんなのまだまだ信憑性が低いし、こんな噂を耳にして、がっかりする人もたくさん出るから確信の無い事は書くのやめよう」と、エントリーにする事無く、闇に葬たっ訳なんですが、今回はソースがForbesです。ちょっと無視する訳にはいきません。

  大体、こういった噂というか予想のウラ取りとして、二輪業界関係だけからの情報に頼らないで、Marketの力を借りると何げに真実が見えてくるものです。いかんせん投資家の皆様は、ハーレーがどうなろうが、ましてやMV Agustaがどうなろうか知ったこっちゃない、1セントでも多くポッケにお金が残ればいいんですから。なのでシビアなまでの情報が取れる場合があるのです。そこにいきなりForbesのこの記事・・・「ウーム」と唸ってしまった訳なんです。

 ちなみにハーレー・ダビッドソン社はNasdaqに上場していますので、米国版Yahoo!financeにて株価の動向、プレスリリース、経済紙等に載った関係記事を知る事が出来ます。(nyse:HOG

 さてさて、今回のこのお話、現実のものとなりますやら。相変わらず2億ユーロと言う膨大な負債を抱えている、MV Agusta社の財政再建はありえるのか、興味の尽きない事ではあります。 

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コメント

現実になれば正しく元鞘ですね。

アラ・ヴェルデEVOなんて買ってしまいそう(笑)

膨大な負債を抱えても、MV Agustaたらんとする事が、
イタリア流なのか?ブランドは簡単に妥協しない!確固たる意思なのか・・・・情熱なんでしょうかねぇ~。

投稿: zackino | 2008年6月10日 (火) 03時45分

zackinoさま
>アラ・ヴェルデEVOなんて買ってしまいそう(笑)
ハーレーと資本提携してもアエルマッキブランドは絶対出ません。(キッパリ)
出て欲しいけど。
水平単気筒・・・いいなぁ~GUZZIのGPレーサーの事ですが。(笑)

投稿: 松永 | 2008年6月10日 (火) 10時44分

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