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2008年6月23日 (月)

Chance favors the prepared mind.

チャンスは準備された心に降り立つ     Louis Pasteur

  前日の横浜よりの長距離運転で疲れ気味。そんな私ですが、「止まると死ぬんじゃ~」な、間寛平のような性格ですので本日も早起きして・・・すいません、私、嘘をついてしまいました。4時に目覚ましセットしたのですが、あまりの疲労の為、二度寝してしまいちゃんと起きたのが5時30分。

 このBlogの読者の方々なら毎度お馴染みのITAMIさんが、岡山国際サーキットで行われている地方選手権のST600クラスに出走されているとの事。今回は「応援>お手伝い」この比率のつもりでサーキットへ向かいます。(傍目で見ると、走れなかったのに関東までトランスポーター往復運転してその翌日には地元のサーキット・・・ダメ人間道まっしぐらなワ・タ・チ)

 着替えを済まし、家族がまだ寝ているため、朝ごはんは諦めます。水屋にある買い置きの「ソイジョイ・イチゴ味」を昨日飲み残しにしていた16茶で流し込みます。こんな食事を終わらせ、歯を磨いて出動・・・って・・・あ゛~っ家の外、抜かりなく雨~。

 ちょっと疲れているため無茶はせず、スピードを抑えた道中、サーキットに着いたときはちょうどこれより600のクラスの予選が始まる所でした。Cパドックに車を停め、ヘヤピンとダブルヘアピンが一望できる場所に陣取ります。

 レーシングマシン達がヘヤピンコーナーにやって来ました、をぉ、第一グループにITAMIさん発見!ウォータースクリーンが凄いっす。

20080622083937_2 ITAMI号の周りはこの梅雨の時期ぴったりのアマガエル色と言いますか、そんなメーカーカラーを纏ったマシン達、次の周、なんとその緑軍団を押さえトップで周回しています。傍目にも予選中のペースが一台だけ違います。数周後、第一グループから抜け出し独走状態に。この濡れた路面の中、一人だけそんなに飛ばして大丈夫?観ている私の方の心臓に悪いです。

  で・・・結果は?キターッ!!!ポールポジション!!!しかも二位以下に1秒半の差をつけたブッチギリです。リザルトはこちら→(ポチッとな)

 予選を終えピットインしてこられたITAMIさんに到着の挨拶と、「予選を観てたけど1台だけペースが違ったよ」と。するとITAMIさん「もう今年なって何回目の雨のレースか・・・(遠い目)、最近のレースの記憶って雨しかない。その位続いています。なので雨のレース慣れました」との事。

 ギャー!!もう「雨男」なんて呼びません「レイン・マイスター」とお呼びします。今迄のウェットレースが糧となってこの予選結果となっているのですね。(ジ~ン)

 そして、決勝前。

20080622112902 ウエイティングエリアにてテンションを高めていくITAMIさんです。今年の序盤、辛い思いをし続けた雨の中のレースが、今、ポールポジションと言う結果となって花をつけました。後は・・・これ以上は言いますまい。

 ここでITAMIさんの整備オーダーが私に入ります。

 出走前に、細かなタイヤ空気圧チェックを依頼されました。もうココは確実に。0.01barも誤差が出ないように気を遣って調整です。では何故にこの直前のタイミングでタイヤの空気圧チェックなのか?

 皆様、先のウエイティングエリアでの画像をよ~く観察してください。ポールポジションのこのマシンだけがタイヤウォーマーしていませんね。実はこれもITAMIさんの作戦。この雨の中、サイディングラップ+オープニングラップしたら一遍でタイヤが冷え冷えになって、「ビショビショの路面の温度=走行中のタイヤ温度<ウォーマーの温度になる」と考えておられたのだった。タイヤウォーマを使って温めてホッカホカの温感時でセットしたタイヤの理想空気圧はタイヤが冷えれば狂ってくる。だからあえてウォーマー巻かないで、今の常温で細かなタイヤ空気圧をセットしようと言う事になったのだった。 

 サイディングラップのためピットアウトしていくITAMIさん。私はリアスタンドを持って、ITAMIさんの到着するポールポジションの1番グリッドへ向かいます。

2008062211512820080622115304 見よ!これが全てのレーサーの憧れの地、1番グリッドだ!そしてそこに着く者だけが許される、サーキットクイーン直々に傘をさしてもらう権利なのだ。

 さて、オープニングラップも終わり、スタートです。レッドフラッグを持ったオフィッシャルが退場、レッドシグナル、ON そ・し・て・・・OFFスタートですっ。

 アチャー!!!少しウイリー気味にフロントタイヤが浮いてしまい加速が鈍い・・・ホールショットを他車に奪われちゃいました。

 しかし、ホームストレートに帰って来ると二番手に、その次の周はトップで帰ってきました。これより前回優勝のゼッケン#37の大西選手と周ごとに順位が入れ替わる大バトル大会が始まりました。

 この雨の中でのバトル、小心者の私は観てられない・・・だって1コーナーで競り合いながら後輪が滑ってるのが丸見えなんですから。そんな状態でテールトゥーノーズ!!

 ラスト2周ITAMIさんが動きます。1コーナーで大西選手をパス、そのままの順位でホームストレートに帰ってきてコントロールラインをトップで通過、さあ、ファイナルラップです。もうチェッカーまで1周しかありません。

 しかし、ココは前回の優勝者の大西選手、ただでは済ませません。構内放送で「ああっ~このファイナル・ラップでトップ入れ替わり!大西がしかけましたっ!!!」の大絶叫。

 「まじで!!!頑張れITAMIさん!!」周回遅れを目の前に、トップ争いをしている二台が連なって最終コーナーを立ち上がります。前・大西選手、それに続いてITAMIさん。

 最終の立ち上がりを頑張るも、ストレートスピードは大西選手駆るGSX-Rが速いみたいです。スリップストリームも使えずそのままテールトゥーノーズの状態でチェッカーです。

 あ~ザンネ~ン。でもね、今回のトップ争い、二人とも凄かったです。

20080622122739 さてさてマシンがパルクフェルメにやってきました。決勝結果はこちら→(ポチっとな)。

 この後はお決まりの表彰式とシャンパン・ファイトです。

20080622123059_220080622123144_2

 確かにちょっと残念ではありましたが、あの悪条件の中、何度もトップが入れ替わり、御互いの車体が触れんばかりの接近戦の激しいバトル、往年のバリーシーンとキング・ケニーのバトルを見た気がしました。(ちょっと言い過ぎ)

 フランスの細菌学者パスツールの言葉に「チャンスは準備された心に降り立つ」というのがあるのですが、今回のこのリザルトは、今回のレース前に2回続いた我慢のウェットレースを走られたからなんですよね。まさに「準備された心」ここにあり。この言葉通りの状況で、このレース結果は決して偶然などで無く、必然だったのです。

 ITAMIさん、ポールポジション獲得、熾烈なトップ争い、そして表彰台にてシャンパン・ファイト。本当におめでとうございます。うっとおしい梅雨空でしたが、素晴らしい日曜日となりました。

 二輪レース、サイコゥーです。 

 そして、後にはクタクタに疲れた、GUZZI馬鹿でダメ人間な私が残るのみ・・・はぅ~。   

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コメント

ほんとうにほんとうにありがとうございました!
そしてなによりお疲れ様でした。
とても気持ちのいい週末を過ごすことができ、感謝です。
エア圧管理もバッチリでしたねー!レインでウォーマーを巻かないのは常々その意味が疑問だったんですが、西田さんに聞いてみたところ、「俺は巻かない。名越さんも巻かない」とおっしゃってたので、僕も最近はまったく使わないことにしています。なので、僕の場合は2人の御大がそう言うんだからってことくらいの根拠ですが(^^;
では次回はモトレボで!
応援させて頂きます!

投稿: ITAMI | 2008年6月23日 (月) 11時49分

ITAMIさま
乗ってる本人は「気持ち良い」二十分弱のレースタイムですが、見ている私は心配しっぱなしで「気持ち悪い」時間を過ごしました。
三の倍数で「アホ」になるどころか、頭が真っ白になり何周目か数がわからなくなった位。ナベアツ以下の応援です。
とにかく無事でトップ争いが出来てなによりでした。
モトレヴォはモトレヴォでも8月ですからね。7月のはTWINのクラスがありませんから。
其処の所ヨロシクデスッ!(Byジンさんチックで)

投稿: 松永 | 2008年6月23日 (月) 17時22分

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