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2008年4月11日 (金)

亜米利加軍はフレンダーの夢を見るか?

 我が国では、ねずみに耳をがじられて、その姿を鏡で見たばっかりに真っ青になってしまったねこ型ロボットが有名ですが、海を隔てたアメリカでは犬型ロボットを開発中のようです。

 「ちょっと待て、犬型ロボットって言ったら、我々にだってSONYのAIBOがあるやないの?」今このエントリーをお読みの方の中にはそんな意見もありましょう。でもねその運用方法、ロボットなりが違うのです。我が国は知っての通り愛玩系の作りです。対するアメリカはバリバリの容赦無いまでの軍事利用目的なのです。

 これから紹介するロボットは、過去、結構ネット上の動画サイトでも話題になっておりましたので、お目にした方ももおられるでしょう。ただ今回は、このロボットを研究している研究機関が、この三月に公開した最も新しいバージョンの映像なのです。

 これだっ!

 生物感が有りすぎて、ちょっと怖い・・・。過去の映像には無い機械に苛酷な環境でのトライアルが行われている模様。自立活動をしているものはガソリンエンジンを動力源にしているので、この動画のような排気音(この排気音だと2stかな?)がしています。研究室内で、アンビリカル・ケーブルより電力をもらっているタイプは静かですよね。

 Boston Dynamicsと言う研究機関が開発をしているみたいですが、どうやらこのプロジェクトを設立したのはDARPA(ダーパと読む)みたいなのだ。メタルギアのファンの人々には説明不要と思いますが、メタルギアなんてゲームはやった事の無い堅気の人に説明すると、このDARPAって言うのはthe Defense Advanced Research Project Agencyの略で、訳すと「国防高等研究計画局」、れっきとしたアメリカ国防総省の所属機関なのであった。ここのホームページを覗くと、このBig Dogと呼ばれているこの犬型ロボットの他に、ガンちゃんの与える「メカの元」を食べてヤッターワンが口から出す「ビックリ・ドッキリメカ」みたいなヤツもあるよね。

 話を戻すと、とにかく、AIBOみたいな「かわい~」のじゃなくて、鉄の悪魔を叩いて砕く「新造人間キャシャーン」の相棒、ロボット犬・フレンダーの実物をつくっている感じなのだ。70kgに及ぶの背嚢を四つつけて悪路を自立自走するロボット犬。将来、高性能燃料電池を電源として積み、静寂性を手に入れた暁には、どのような使われ方をするのでしょうか。

 我々がTVや映画で夢見ていた空想の世界が、容赦の無い過酷な内容となって現実化するのは、さほど遠くない未来なのかもしれません。

 トラクションンコントロール、ABS、インジェクションコントロール、このように二輪・四輪の世界を見てもこの十年間のコンピュターの進化と共に、とんでもなくハイレベルなマシンが、普通に路上を走るようになりました。時を同じくして、その進化はこれから確実に戦争の形態をも変えようとしています 。

 レジャーと戦争、それは双方人が求める業の果て。AIBOとBig Dogの双方の存在に表されるとおり、表裏一体の光と影の存在なのかもしれません。

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コメント

レジャーと戦争、まさに表裏一体ですね。

偉大なる技術革新は戦争によって・・・・・怖!!!

ゲリラ戦の山中にこれを放たれたら、(かえって、この音がかなり怖いんですが)凍りつきますね。

亜米利加、やりそうだもんなァ~やっぱ生物化学兵器とセットなんでしょうか??

投稿: zackino | 2008年4月11日 (金) 02時01分

ちょっとこれヤバいですな。
しかし、あのマシンがここまで進化していたとは・・。
相変わらず、人間の下半身のみが向合って進んでるよなこの歩行。

まるで遺伝子操作で造られたバランス感覚だけが異常に優れた
意思を持たない生物が訓練を受けてるよな光景は
真っ先に暗黒面で利用される事を連想。

下記リンクの「サイボーグ化された蛾」にしても
http://blog.wired.com/defense/2008/04/video-cyborg-mo.html

やはり兵器として利用される事を最初に連想してしまう。
もうバイオ植物や遺伝子工学やロボット工学にしても破滅を早める為の
発明開発をひたすらに促進してるようにも思えてくる。


投稿: zuka | 2008年4月11日 (金) 02時10分

zackinoさま
直接戦闘に参加しないまでも、補給地から最前線への弾薬の運搬等、現在でも十二分に役立ちます。
補給は戦闘継続の最重要項目ですから。

zukaさま
人と人の創りしモノとが共存する未来。
それは、鉄腕アトムのような明るい未来ではなく、メトロポリス、ブレードランナーのような世界。
四半世紀もすると、そんな世界がやってくるような気がしません?


投稿: 松永 | 2008年4月11日 (金) 14時46分

日本は相変わらず畳に障子そしてトタン屋根
相変わらずそんな日常が介在したままの未来でしょうな。

でも今の己等が、とてつもなく最悪に最低の未来になるか
苦境の先にある最高になるかもれない未来の重大な分岐点に
生きてるとヒシヒシと感じます。

だからこそ「何が未来にあるのか」を己自身で体感する為に
あと300年位生きてみたい。

投稿: zuka | 2008年4月12日 (土) 01時35分

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