続きの結果、ちょっと一杯
この前のこの記事は無かった事にして、オランジェット製作第二段「人智をつくして・・・続く」のつづきです。
さて、良かれと思ったヴェネズエラ産のチョコレート、単体として食べるのでしたらちゃんと甘さ控えめのビターなのですが、砂糖煮のハッサクの皮の甘みとプラスされるとまだまだもっともっとビターな方が良いと言う結果になりました。
こだわった分コレ高かったのに・・・・がっくり。
となると今回は、単価で言えばヴェネズエラ産のヤツの何分の一の普通のビターチョコなのであ~る。箱に表示してある砂糖の含有量を、ちゃんと確認しながら購入しました。
それでは調理場で仕事開始です。
デップするのに「熱可塑性の物を取り扱うのに、指紋が着いたりと素手では今一作業性がよろしくない」と言う事で、去年、無茶士さんがプレゼントしてくれた物を使いました。それは私が、ロシナンテやミニモトの整備作業中、手がオイルまみれにならないように、それでいて細かな作業も素手同様にバッチリ出来る、お医者さんが手術に使うときにされるプロスペックな薄す薄すの使い捨て医療用ゴム手袋です。今回はそれを使っての作業です。
空想科学映画が好きな者にとっては、こういった手袋を装着するときには、このような指の角度の演出は不可避なのだ。
「ウヒヒッ」やる気が出てきたぞっ!
そして、これらがこれからチョコをデップされるハッサクの皮です。
前回の十数本の失敗作と、数回に及ぶオフクロノつまみ食いより残った貴重な材料です。
これを湯煎で溶かしたビターチョコに浸し、アルミホイルを巻いたまな板に「ホイッ、ホイッ!」てな感じで手早く並べていくのです。
冷ます事、十数分、終に出来ました。
光源が蛍光灯なので、画像が青っぽくなっているのはご愛嬌。
一本試食、オフクロも試食、チョコのビターさの次に来る、ピールの甘さと、ハッサクの馨り・・・上出来です。
半日冷蔵庫で休ませ、夕食後、自宅で久々にウイスキーを飲むことにしました。もちろんこのオランジェットが肴として如何な物か検証するためです。
オランジェットだけでは味気ないので、胡桃を少々、サラミを三枚程、備前のまな板皿に盛り、とっておきのバカラのショットグラスにモルトウイスキー注いで晩酌です。Blogを書いたり、模型の作業したりする私の机の上なので、パテと塗料で汚れたカッティングマットはお許しください。ゆっくりチビチビやるには、引きこもってココが一番落ち着くのだ。
結果は「合格~」でした。
柑橘系とチョコのコラボ、チョコとウイスキーのコラボ、ウイスキーと柑橘系のコラボ。良いスパイラルが生まれました。
ついつい調子こいて、一杯のつもりが肴が無くなるまで三杯になってしまい、コレを書いている今、ほろ酔い加減なのです。
今回のオランジェットの出来、私的には、この一週間の苦労が報われるレベルです。
さてさて甥・姪はどのような評価を下してくれるのでしょうか。
伯父さんは今、それが楽しみでもあり心配でもあるのであった。
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コメント
よかったですね。
一時はどうなるのかとちょいと心配しましたけど、、、(笑)
探究心の深さ故、なんとかしちゃうだろうと思ってましたけどね。(爆)
投稿: VCE | 2008年2月11日 (月) 01時14分
VCEさま
何とかなりました。ホッと一息です。
投稿: 松永 | 2008年2月11日 (月) 11時03分
凄いっすね
酒のツマミまで自分で作って・・・
物知りで、多趣味で、行動力があり、持続性もある。
羨ましすィ
投稿: T | 2008年2月11日 (月) 14時58分
Tさま
お褒めに預かりうれしいです。
>物知りで、多趣味で、行動力があり、持続性もある。
「やらねばぁ~」って構えてやっているのではなくて、自分のやりたいことを、ただただやっているだけです。
世の中にはもっともっと凄い人が沢山いてはります。
その方々に比べれば、私なんてただの田舎の頑固なおっちゃんです。
投稿: 松永 | 2008年2月11日 (月) 15時31分