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2007年12月31日 (月)

コレ、自信あったのに・・・

 昨日、オヤジが知り合いから珍しい茸をもらってきました。この時期に採れるナラタケにドンコ(冬の大きな椎茸)に白ブナシメジ(ブナピーこれは普通に買えるね)です。

 オフクロは法事の準備と後片付けで忙しそう。なので、夕食は私がこれらを使って、茸のスパゲティーを作る事としました。

 茸たちの石附を包丁で切り落とし、適当な大きさに手で千切ってと言うか裂いていきます。

20071230184557  寸胴にたっぷりの塩水でスパゲッティーを茹で始め、その隣でフライパンにオリーブオイルでベーコンを炒め、そこに先ほどの茸を入れます。茸がしんなりしてきたら麺の茹で汁を加えます。今回は旨み成分たっぷりのナラタケが入っています。茸の旨みのエッセンスがソースに出るように茹でていきます。

20071230184923  ここにアルデンテちょっと手前の麺を加え、隠し味に醤油を二・三滴、フライパンの中の茸の出汁を麺に含めます。麺の調子を見てアルデンテになってきたら、バターを一欠け加え、ソースが煮詰まって溶けたバターと混ざりトロリと乳化したのを確認し、火を消し、胡椒振りかけて、お皿に装って完成です。

20071230185259  コレが完成形です。茹で加減も、この二・三年の中で抜群のアルデンテ、私って天才かも!味も茸から出たアミノ酸由来の旨みがしっかり出ていてボニッシモ(ほっぺを指でグリグリ)!!なのだ。

 オフクロと私、法事で来ていた従兄弟は「美味しい!」と完食。オヤジは「麺がかたくて駄目!」と。

 えぇぇぇっ!!

 ソースもネットリと水っぽくなく、塩梅もヨロシク、麺の茹で加減も稀に見る会心のアルデンテなのに!!

 「ちょっとポツッと芯がある。かたい」って、それがアルデンテやがな。

 「味はまあまあやな」って「まあまあ」なんかいっ!

 今回のコレ、自分で食べても本当に美味しかったです。私ならコレにならお店で1200円くらい払ってもいい感じ。

 それを「まあまあ」ですか・・・・「ふーんっ!」だ。

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コメント

相変わらず、仲のエエ゛似たもの頑固親子゛じゃねぇ~(ニコッ)

世の中、゛のびた゛うどんや蕎麦が好きな人もおるんじゃけぇ
「好み」に合わせないキミが悪い!(笑)
まぁ、せっかく作ったモノが良い評価されないのは
悔しいじゃろうがねぇ~ ・・・ウプププッ

投稿: O.C MAKOTO | 2007年12月31日 (月) 12時05分

O.C MAKOTOさま
>世の中、゛のびた゛うどんや蕎麦が好きな人もおるんじゃけぇ
せっかく作ってもそのリアクションだと・・・ねぇ。

投稿: 松永 | 2007年12月31日 (月) 22時12分

作り方は完璧。
後は食う人の好みの問題ですな。(爆)
キノコとの相性はアサリなんかも良いですねえ。

投稿: VCE | 2008年1月 4日 (金) 19時49分

VCEさま
>作り方は完璧。
ですよね。ねっ。
>後は食う人の好みの問題ですな。(爆)
・・・・

私は茸は荒めに挽いた引き肉でラグーを作ると良い感じです。
ミートソースに負けない茸が手に入ると作りたいです。
茸で思い出したのが、アルプスの麓、北イタリアの定食屋で食べたチチタケのバターソースのタリアテッレの味が忘れられません。
ちなみに一緒に行ってた人の中で、「これチタケかなぁ~」とマジマジと茸を見ている人がいたので「栃木出身の方ですか?」と尋ねればビンゴでした。
栃木名物「チタケうどん」洋の東西を問わず、やっぱり麺とのコラボなのであった。
チチタケなんて、この辺じゃ蹴飛ばすほど生えていても誰も採りません。
あぁ、西日本と東日本の食文化の違い。

投稿: 松永 | 2008年1月 4日 (金) 22時58分

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