師走のひととき
この12月のことを「師走」とはよく言ったもので、この年末は会社が人手不足の相まって、私もいつも以上に「いそがしぃ~」って走っていないと駄目なのだ。
土曜日の昨日も仕事全開です。
そんな中、おやつタイムに久々の美味しいお菓子がでました。不動産部の広島出張のおみやとか、これが私的にかなりヒットだったのです。
広島風雅堂さんの柿を使ったお茶菓子、銘「ひろ柿」です。
画像の、お菓子の盛り付けとか皿の上に散っている葛粉とかは見なかったことにしてください。なにせ仕事の合間に出て来たのおやつですから。
家で撮るみたいに、照明に気をつけたり、器を選んだりなんて出来ないのだ。
仕事の合間に私の撮った写真は最低ですが、お菓子の味はサイコ~です。柿の風味豊かです。写真でちょっとわかり辛いかもしれませんが、ジャム状にした干し柿を餅米粉と練って作った求肥になっています。
そもそも干し柿は、砂糖が日本の国に入ってくるまでは一番の甘味料でした。確かに干し柿に含まれる果糖(フルクトース)は、糖の中で一番甘みが強いのが特徴です。
実際、和菓子で用いられる餡の甘さの上限は、干し柿の甘さに設定されています。
疲れて脳味噌も甘い物を求めていたので尚更美味しく感じ、そして元気が出ました。(うがった見方をすれば、この餌で、尚更「キリキリ」会社にネジ巻かれたと言っても過言ではない?)
土曜日出社も何とか終わり、家に帰れば、ちっちゃい怪獣が二匹(甥&姪)が待っておりました。
昨日は、機械獣・ガラダK7&ダブラスM2との二対一の戦いをした、兜甲児の気持ちがなんとなく理解できました。
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コメント
甥子さん、姪子さんの目には伯父様はどう映っているのでしょう(笑)。
失礼を省みずにいわせていただくと、こういう大人に接することができるというのは、彼らの長い人生で大きな実りになることは間違いありません。
うらやましいです(笑)。
投稿: yo | 2007年12月 2日 (日) 09時24分
yoさま
どう見てるんでしょうね。(笑)
ただ、私の彼らの対するモットーは「何事にも軽い負荷(辛く感じるまではしない)をかける」事です。
甥っ子はペットボトルの烏龍茶が好きなのですが、「そもそも喫茶とはそんなものじゃない」とちゃんとちっちゃな茶壺(チャフー、ウローン茶用の急須の事です)で、一人一人自分でお茶を入れて喫むお店に連れて行きました。
私がお茶の入れ方を見せると、甥も一人でお茶が口に入るまでの工程を一生懸命真似て、お菓子とともに喫茶という行為を楽しんでいました。
ウローン茶一杯でも、「コンビニでお金を払えば手に入る」そんな安易な事を最初から教えたくない、偏屈な伯父さん(お兄さん)なのです。
投稿: 松永 | 2007年12月 2日 (日) 20時17分
のし柿かと思いますた。
茶事の盛んな実家ではよくこういう和菓子でお抹茶をいただいたものですが最近はとんとご無沙汰。
抹茶本来の甘さを引き立てるこういう和菓子の奥深さはすごいですね。
投稿: VCE | 2007年12月 2日 (日) 23時45分
VCEさま
>のし柿かと思いますた。
正解!
戦前は広島の風月堂という老舗のお菓子屋さんで「のし柿」と言う名前で作られていそうです。
それがあの原爆でお店が無くなり、このお店で修行されていた風雅堂の初代の方が復活され銘「ひろ柿」とされたようです。
お菓子一つに、広島の歴史が詰まっているようです。
投稿: 松永 | 2007年12月 3日 (月) 00時02分