灰色の脳細胞はDVDを観ていても活動中
昨日のネタ、今日も引っ張ります。昨日は感情論のお話でしたが、今回は私の妄想の糧として見ていきたいと思います。
さて、昨日のエントリーで紹介したDVD“love,speed&loss”を何回か観ていて、私の中にあったMVに付いての「?」の一つが私的にほぼ決着したのです。
皆様は、MV agustaが実戦投入こそしませんでしたが、水冷水平対抗四気筒DOHCエンジンを積んだレーサーを開発していたのをご存知でしょうか?
これです。まるで戦前のダグラスのような車体構成。私自身、「なぜこんなものを・・・?空冷DOHC4バルブ・インライン4のコルサのエンジンを、水冷化すればいいじゃん」なんて怪訝に思っていたのですが、この“love,speed&loss”を観ていて「はっ」と気が付き、「な~るほど」と思ったわけです。
ちなみに、「太陽の牙ダグラムはわかっても、戦前のダグラスなんて言われても、わから~ん」と言われる方もいらっしゃると思います。ダグラス(1913年式)ってこんなマシンです。ただダグラスは見ての通りボクサーツインです。ちょうどBMWのエンジン搭載方向を90°回転させた方式です。
それでは話を戻します。1973年のシーズン、MVに乗ったリードとアゴを散々苦しめ、シルバーストーンでの不幸な事故が無ければ、世界チャンピオンになっていたかもしれないキム・ニューコム。そのニューコムの乗っていたケーニッヒのマシンは、エンジン形式が2ストロークであることを除けば、ほぼこういったような車体レイアウトなのです。
ではケーニッヒの画像をどうぞ。
つまり、MVは、ライバルの速さを認めそれを参考しマシン開発をしていた。レースではよくあることです。開発期間は1975年から始まったところを考えると、時期もぴったり、この、およそMVらしくないエンジンレイアウトも納得がいくって言うもんです。あくまでも私の妄想ですが。
しかし残念な事に、MVのボクサー4エンジン搭載のマシンは、MVが1976年を最後にWGPを撤退するのと時を同じくして、上記の画像のような作りかけの状態で開発中止、このマシンが走ったという記録はありません。
さて、今、これをお読みの皆様、皆様はこの当時のMV agusta corseの技術主任です。この未完成のマシンにどんな外装を与えてやりますか?妄想想像力をフルに働かせてください。ちなみに最終年のMVのカラーリングは赤銀じゃありません。
上記の作りかけのマシンの一枚目の画像を見て頂くとわかるとおり、エキパイがこの時代の4stレーサーには珍しく、高い位置で抜けてますね。そうするとシートカウルのデザインはどんなのになっていたのでしょうか?
さぁ~て、みんな、がんばろ~!!
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コメント
>にどんな外装を与えてやりますか
「Nessie MK II」みたいな外装で、
カラーリングは赤ベースに白の渦巻き模様で・・・。
投稿: kuwa | 2007年11月21日 (水) 12時53分
kuwaさま
耐久ちゃうし・・・MVは農耕機メーカーともちゃうし・・・
渦巻きはYOUのクラウザーの色やし。
それにしてもkuwaさんって、ほんま、ヤンマー系がお好きですよねw。
投稿: 松永 | 2007年11月21日 (水) 13時02分
そりゃトリコロールカラーで決めたいものですわね。
タンクの側面は青白その他はみ〜〜んなレッド。
ありきたりすぎるか。。。。(爆)
投稿: VCE | 2007年11月22日 (木) 00時37分
VCEさま
>他はみ〜〜んなレッド
カウリングも?
カウリングは塗りわけましょうよ。
ちなみにDUCATIの750ssが勝ったイモラ200マイルレースでは、アゴの乗ったMVのカウリングは白赤のツートンだったと記憶しています。赤銀と赤色の配置が逆になっていますが。
そんな感じのマルボロカラーでは駄目でしょうか?
投稿: 松永 | 2007年11月22日 (木) 09時12分