福岡行って来い作戦
夜行バスに揺られること、10時間あまりの微振動と窮屈なシートポジション、エコノミー症候群一歩手前で何とか福岡に到着です。
ここが今回の五人展の会場、福岡エルガーラなのだ。凄く立派な会場です。七階目指してGO!
柴田御大と久々の再会、お歳を考えるとホント若いです。そして飛行機モデラーの三好さんと五年ぶりの再会です。そしてこの席で、柴田御大曰く「日本で一番の神の手を持つモデラーですよ」と言わしめた、マエストロ山口さんを紹介していただきました。
それでは、気になった作品達を観て行きましょう。
先ずは、三好さんと言えばカットモデル。そして五年前に拝見した作品よりも、表現方法がますます進化した、トロンプイユ(だまし絵)モデリングの作品です。
米国戦闘機ヴゥードゥー(モノグラム社)のパネルを切り取って中身を作りこんであります。そしてこの三枚翼機の翼を見てください。羽布張りの翼の中身の木骨のリブ(構造材)が透けて見えてますよね・・・じつはこの透けているリブは、三好さんの手による「だまし絵」なのです。掌サイズの模型でリブ作って羽布張って・・・中身を作るの大好きな三好さんの腕ならばひょっとすると実現可能かもって思えちゃうのですが、ここは作らないで作ったように見せようと、翼の裏に太陽光に透けて中身が見えているような絵を描いちゃったわけなのだ。「凄くセンスよか」ですよね。
そして昨今の鉄ちゃん&鉄子な方々には涎モノの、平山さん製作の真鍮製、鉄道模型です。勿論全て自走可。写真を撮ってませんでしたが、サンダーバード真っ青のSLを乗せて回転する転車台も飾ってありました。
そして、山口さんの塗装によるベアメタル表現のための習作、内部構造がわかるようなリブにそったリベット打ちされ、リベット留めによる、カウルスキンの引っ張り、沈み込み等のパネルの歪みまで表現してあります。
そしてアルミ製と思わせるような、塗装技術。回数を分けて塗られているそうですが、一度目の細かい紙やすりでヘアライン仕上げにして、光の乱反射を利用すると、塗装でアルミ地肌のベアメタル表現が出来るとのこと・・・絶句です。
そして、柴田御大の作品です。もう説明は必要ありませんよね。説明は氏のHPへ行ってみて下され。
このMondialと今はもう実車が現存していないヤマハの浅間レーサーが見たかったのだ。
今回は、夜行バスで早朝に福岡に到着し、夜の10時に夜行バスで鳥取に向け帰っていくといった強行軍でしたが、素晴らしい模型作品を鑑賞し、懐かしいお顔にも会うことができました。
実はこの福岡強襲には、ミニモト耐久チーム、チームマグナムのチームオーナー・無茶士さんより密命を受けての行動もあったのです。その話は又、明日のエントリーにて。
あまりの強行軍のため、このエントリー書いている今、まだ疲れが抜け切れていないのは事実です。しかし色々と得る事の多い土曜日と相成りました。
やっぱり人生はいろいろな人との出会いです。モーターサイクルに乗る人間=身体一つとなってもフットワークがいい、そうありたいです。
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コメント
お疲れ様でした。
行きたかったなぁ・・・特にMondial見たかった。
柴田さん、行くつもりだったんですが、私事でちょっと動きがとれなくて、結局行けませんでした。
いろいろお話聞きたかったんですが・・・また次回です。
投稿: 瓶星@ふらふら | 2007年9月10日 (月) 21時26分