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2007年8月 7日 (火)

cogito, ergo sum

 「バーァーァーバラバラバラ・・・」7,000rpmを超えるとバラつくエンジン回転。今年のモトレヴォリューションより、決勝スタート前に、選手権スタイルのサイディングラップが加わったのですが、そのサイディングラップ中、裏ストレートでアクセル全開している時に「あちゃー、やっちゃたーっ!!」と後悔の念でいっぱいになりました。

 時間をさかのぼる事、午前中の予選終了時、1分56秒と言うダントツビリッケツのリザルトを目のあたりにし、落ち込む私。「なぜ・・・?出来うる仕事は全部やっているのに・・・先週でもベスト2秒落ちの52秒台を余裕を持って周回できていたのに、必死に走った結果がよりによって自己ベスト6秒落ちって・・・。タイヤもタイムが出ているセットに換えた・・・う~む・・・」

 結果が出ないと、この週末のためにやってきた事が全て疑心暗鬼になり、信じられなくなる自分。全てが疑わしいのです。タイヤの空気圧、ハンドル位置、キャブセッティング、ライン取り、・・・どんどん煮詰まっていく自分。あの暑い中、背中に冷や汗が流れるのが分かります。

 結果、ライン取りをA級の人々に確認し、プラグはその焼け具合から「ベストセッティング!」と言っているのに、トルクを出すためにキャブ調整を濃い目にリセッテイングします。

 スタート前には何年かぶりに、胃液が上がってきて「ゲーッ!」ってなりそうです。生あくびも出ます。予選のひどさに追い詰められています。

 グリッドに付き、スタートのシグナルオフを待ちます・・・スタート!!

 前輪を少し浮かしながら、スタート。もうそのまま行っちゃいました。すると1コーナーで大クラッシュ。後続組の我々はマシンと草と土が散乱するコーナーに最徐行しながら入ります。マシンのダメージに「ライダーは?」と心配しながら、路面に散乱しているデブリを拾わないように注意して走行、先行組と大きく差がついてしまいました。

 目の前には、プラスワングルメ隊の花房選手、その前にO.C-makotoさんそして、オレンジデミオカラーのビューエルが見えます。

 ストレートに入るとバラバラと不整脈を打つエンジンを騙しながら、「こりゃリスクが高いけど、直線の伸びが絶望的な分、突っ込みで抜くしかないのねん」とミドリのマキバオー(通称:うんこたれぞう)の声で天啓が聞こえた気がします。

 いくら後の順位でも一つ上を目指すのがレースです。それじゃ突っ込みで行きます。花房選手を何とかかわし、前を見るとmakotoさんがオレンジ・ビューエルとバトル中。チャ~ンスとばかりmakotoさんのとの差を一気につめます。なんだかmakotoさん戦意を喪失しちゃったのか、二度目のビューエルに追い抜かれた後、簡単に先行を許してしまわれました。それでは行きますかと、makotoさんの後ろに付き、P-LAP3の周回数をカウントしていきます。

 そして最終ラップの最終コーナーで仕掛けます。突っ込みラインでインを取り、前に出るのに成功しチェッカーを・・・・出てない・・・・うそ~ん。今年から始まったサイディングラップ分を余分にカウントしていました。「ガーンッ」としているうちに来ましたmakotoさん。DUCATI1000DSの加速で、ホームストレート中盤で抜き返されちゃいました。「ぐぞ~っ!!ぐやじ~っ!!!」。こうなったら2コーナーからモスSに掛けて仕掛けちゃると、後にぴったり付いてチャンスを伺います。来ました、モスSの切り替えし、アトウッドコーナーのアプローチのアウトよりが車幅一台分空いています。リリー・フランキー原作の「おでん君」のおでん屋の大将なら「はいっ、美味しいとこ」って言いそうなシチュエーション、アウトにマシンを振り並び掛けると・・・makotoさんもアウトに寄ってきます。「ヤバイッ!接触するなこれ」と感じ、ギリギリ白線の上を走るも、出ているスピードがスピードです。タイヤがダートに落ちてハンドルがロックトゥロックまで左右に振られますが、ココは落ち着いて自分の行きたい方向つまりアトウッドコーナーの進入ラインを「キッ!」っと見て、マシンを誘導します。ターマック路面に戻ると、おつりももらわず「バチッ」っとラインに乗っかる我がロシナンテ、さすがオーリンズ、前後の黄金の肢は、大枚を叩いただけの仕事をします。

 makotoさんは私を転かしてしまったと思われたようで、ちょっとスローダウン。ココはレースなので「ゴチであります」とアトウッドコーナーの立ち上がりで抜くも、続く裏ストレートの中盤で抜き返されました。再び「ジクジョー、松永の馬鹿!変なスケベ心出して、最初の自分の判断を信じず、変なキャブのリセッテイングしてなきゃ直線伸びてるのに・・・・馬鹿馬鹿!」とストレート中盤からヘアピンまでの短い区間で後悔しきりです。

 そのままmakotoさんにおさえられてチェッカー。

 タイムは五周目に52秒台を記録していましたが、順位はブービー。

 今回は本当に不本意なレースでした。何が一番不本意かって、それはリザルトよりも、追い詰められた時、最後の最後、自分を信じる事が出来なかった事です。確かに「今、自分の立ち位置が正しいか?」その事を絶えず検証する事は大切な事です。しかしそれは今までの自分の判断を信じないと言う事では無いはずなのです・・・最後に残るのは自分の判断、それを信じられなかった自分に自己嫌悪なのです。

 「あかんやん自分!」そんなモトレヴォRd3・・・あ~こんな精神状態のまま今年の岡国の空冷ツインは終わりなのか・・・なんだか空しい・・・。

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コメント

キャブのジェット換える判断をするって難しいですよね.

一ついえること.
キャブは吸われなきゃ噴かない
ということ.
自分,オールシーズン,ほぼ同じです.

なので,気温が上がり空気密度が下がる状況で,
濃い目に振ることは,相当薄いとき.
なので,トルク感なんかを求めてはいけません.
交換したという気持ちで速くなることはあるかもしれませんが.(^^;

FCRでしたっけ?
ニードル1段下げ?
MJは交換しなくていいですよね.
それと加速ポンプにもだまされますから.
本番だと余計に開けることになって,
かえってボコつく.
いい勉強しましたね.


投稿: mosan | 2007年8月 8日 (水) 08時39分

7/27 三連の墓穴 要再読。
・・・って 一番堪えたァ?

投稿: 無茶士 | 2007年8月 8日 (水) 11時15分

10ヶ月もサーキット遠ざかって
ハンディあげたのに・・(笑)

もう少し、゛背中の羽゛見たかったなぁ~
お尻ペンペン(笑)

>松永ファンの皆様
決して、仲が悪いワケではありませんので・・ご容赦を(ペコリ)

投稿: 酔快・桃羨望THE自慰 | 2007年8月 8日 (水) 19時53分

mosan先生
今回は欲が理性に勝ちました。
その結果自分に負けました。
そう言えば来週は茂木の七耐ですね。
頑張ってください。
私も筑波でモトルネ耐久です。

無茶士さま
>・・・って 一番堪えたァ?
・・・何も言いますまい。
わ~んっ!!!

酔快・桃羨望THE自慰さま
↑今回は振り仮名書きませんよ。
いじめっ子だから。

投稿: 松永 | 2007年8月 8日 (水) 23時42分

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