« 2007年7月 | トップページ | 2007年9月 »

2007年8月

2007年8月31日 (金)

とりあえず

 なんとか演武、無事に終わりました。

 五分弱の演武が終わり、汗を掻き掻き控え室に戻ると、

 師:「まあ、こんなもんだ(笑)」と。

 私:「三本目の構えまで頭が真っ白で・・・五本目の最後の止めをもう少し溜めてから打ち込めば・・・あ゛~っ納得できない・・・」

 そんな、演武デビューで御座いました。

 稽古でやるのと、人前でやるのはこうも違うのでしょうか。

 最後に師が「だから数を打たなくては」と。

 雖井蛙流の道はつづきます・・・。 

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007年8月30日 (木)

そっとしておいてください

 明日の雖井蛙流の演武が終わるまで、そっとしておいて下さい。

 お願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月29日 (水)

私の幼児性

 かつて「三十路の三歳児」と言われていた私。もちろん今は四十郎ですが、なにか・・・?

 時として、としちゃん25歳が七味唐辛子先生になるように、四十郎の私が、四歳児(一歳位は年を取らして欲しい)の私になる時があります。それはいつも「物欲」がトリガーとなるのだ。

 物欲?何が欲しくなったかって・・・一回200円のガチャガチャなんです。

 漫☆画太郎フィギュアストラップ

 これがモーレツに欲しくなったのだ。

 とりあえず小銭が400円あったので、会社の帰りにやってみた。

 あぁ・・・想像してください。スーツを着て、トワイライトな逢魔が時に、ガチャの前に佇む私・・・・

 チャリンチャリン、ギッガガガ、ガチャン コロン

 チャリンチャリン、ギッガガガ、ガチャン コロン

 ニヤニヤしながらカプセルを持ってハイエースに乗り込む私、そう、こういったブツは車内とかでこっそり見るのが基本です。

 これだっ!!

Manngatorou  をぉ・・・塗り上手い!!!肌色のお腹周りのシェイドとハイライトの描き具合、中々ですな・・・瞳の描き込みも破綻が無く本当に上手。

 もちろん「made in china」なのですが、このキャラを塗っている、「色違いで片手で面相筆五本持ちしている」と伝え聞いている、塗装工程の面相筆職人の方はどんな思いでこのナンセンスな人形を塗っているのでしょうか・・・?

 ただプロとして淡々と塗っているのか・・・。

 でもほんまクオリティー高いです。漫画のキャラがこんなに馬鹿馬鹿しく、それがある意味リアルに立体化されています。

 いい時代になったものだ・・・なんて感慨に浸りながら、このエントリー書くためにググッていたら。AMAZONでも売ってるし。

 で・・・最終在庫の4つ、私が買い占めました。あぁ・・・なんて罪深きモノポリーな私。

 それにしても、こんな物まで、痒いところに手が届く品揃え、AMAZON恐るべし。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2007年8月28日 (火)

空冷ツインレーサーの諸君に告ぐ(号外)

 11月4日、岡山国際サーキットで行われるレース「モト・レヴォリューション」に空冷ツインクラスで走りたい方々にお知らせです。

 ただ今、走る主催者2さんが岡山国際サーキットに対して、空冷ツインクラスの開催をお願いしておられます。

 ありがたいじゃないですか・・・。

 で、氏のBlogにてコメント欄を使ったアンケートを実施されています。

 ココ→

 「11月は空冷ツインクラスを走りたい!」そう切望されている方は、ご協力お願いいたします。 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

早くもてんぱってきてます

 終に演武が今週の金曜日にせまってきました。

 てんぱっています。意味も無いのに木剣で素振りしてます。

 責任重大・・・肩に力が入らないように・・・うげぇ・・・だめだこりゃ。

 今から眠れなかったりするのだ。落ち着け自分・・・やるべき事は、無い時間をやりくりして、あれだけやったではないか。師も「できる事をすれば大丈夫」と言ってくれている。

 でもね、もちょっと稽古すれば、もっとよくなるんじゃないかと・・・とりあえず前日に最後の稽古があります。そこで師に止められる事の無く、ちゃんとできれば。

 今更ながら、第一本目、間合いの取り方の基本中の基本の型、「錫杖」が恐ろしい。半歩の間合いを間違えないだろうか。斬込みが浅くなりそうで、不安になり、途中で歩幅が変わらないだろうか・・・、後ろに下がりながら間合いを切る時、無駄な動き無しで「スッ」と下がれるだろうか・・・このように、やっちゃいけない事を解かっているのにそれがちゃんとできるのか・・・自分を信じろ、自分!

 とにかく私のすべき事は、自分の木剣の切先を師よりも早く、師の急所に斬りこむ事。これが出来ればほとんど成功したと言ってもいいんです。

 自分に言い聞かせます「手首を柔らかく、小指と薬指のみに力を入れて握りを変えず、相手の何処を斬るか?恐れで空中とかを斬らないようにする事、必ず急所を狙う事」

 これだけ読むと何やってるんだかと、普通の人は思っちゃいますよね。

 多分、これから死ぬまで、この技を本当に使う事が無い、そんな事をやっているんです。なぜかって・・・今やっているこの剣術が本物だと、私のゴーストが囁くからです。 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年8月27日 (月)

人間ダウンヒル

 You Tubeを観て遊んでいたら、またまた凄いの発見。

 海外はやる事も馬鹿でいいよな・・・。

 「人間の峠下り」とでも言いましょうか・・・ただ、このライン取りの上手さは参考になります、本当に。

 

 対向車も来ているし、タンデムのバイク抜いていくし・・・スゲー。

 日本なら、この人、自分自信を登録してナンバー取らないと、公道でこんなスピードで爆走できません。

 バイクに乗っていて、峠の下りでこんなのにいきなり抜かれたら、誰やらのGB250で抜かれるより凹むな。多分。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2007年8月26日 (日)

次に向かっての備え

 モトルネ耐久も終わり、久々にイベント事の無い週末の土曜日。

 こういった土曜日は相変わらず、午前中より筋トレ第一部、夕刻より雖井蛙流の稽古、そしてその後筋トレ第二部ということなんです。なんだか高校の時の部活動みたいな感じ。

 31日にせまった演武の事で頭がイパーイなのは仕方ないのですが、それだけではせっかくの土曜日がもったいないです。他にも色々時間を使わないと。

 トレーニングと稽古のお昼の間、ガンプラ展示会「ガンパク4」の出場作品の資料をそろえます。今日から本格的に加工に入る予定です。実際に存在する物の模型ではないので、俺サマ設定が全てを支配。なので、スケールモデルを作る時に比べれば、ずいぶん気が楽です。(二輪模型の方もそろそろ何とかしないと・・・)

 そうしていると、この前のトランポ壊れエントリーで書いた、トランポが修理から帰ってきました。

 ミッションのベアリングの球が飛んでいて、その影響でギアが変心回転しシャフトもガタガタ・・・・「よく東京から帰れましたよね」とメカの人に言われました。・・・・「帰れた」のではなく、「帰った」のだ。あの時どれだけ細心の注意をはらってアクセレーションしていたか(涙)・・・靴も靴下も脱いで、素足でアクセルを踏むのじゃなくて、足をアクセルの上において指を丸めたり伸ばしたり・・・そんなアクセレーションをしていたのだ。一晩中。

 修理内容は中古リビルド・ミッションを使ってアッシー交換だったそうな・・・請求が怖いです。

 シフトタッチは壊れる前に比べ、少しルーズな感じ。まあ中古なので仕方ないです。

 それとこれは昨日の事ではありませんが、「備え」と言う意味で。革ツナギ、洗いに出しました。自分の汗の臭いで卒倒しそうなんです。高校の時の部室を思いだします。何部か?って・・・臭いと言えばもち剣道部です。

 洗いのため、クシタニに出すので丁度いい機会だと思い、この前の雨の中のミニモト、デライトの片岡社長命名の「松永ゴケ」の時に出来た肘の傷も、今回修理してもらう予定です。「10月頭ににレースがあるので納期の事よろしくお願いします」と確認済みです。

 今日は稽古もジムもないので、午前中ガンプラ作っています。遊びじゃないぞ!これもガンパク4に向けての「備え」なんですからね。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年8月25日 (土)

我が家の血族

 レースやらなんやらで、イベントぎゅうぎゅう積めでずっと書けなかったのですが、八月の初めに弟一家が帰省していた時の事です。

 ちょうど夏のモトレヴォを私が走っている時に、実家に着いた弟一家、甥坊主は「おにいちゃんは?(伯父ちゃんなんて絶対呼ばせないのだ)」と私の留守をしつこく質問していたようです。

 夕刻、岡山国際よりヘロヘロになって帰ると。「おかえりーっ(パタパタパタッ)」と玄関に走ってきました。

 「トランポからマシンと装備の下ろしをするから、家で待っていて」と言っても「お手伝いする」と言って聞きません。まあ実際何も出来ないのですが、「じゃあ手伝って」と頼むと、私の周りにくっついていつもの質問君「これはなんだ?あれはなにするもの?」そして、ロシナンテと無茶士さんから預かりの桂蔵坊をガレージの定位置に格納すると、やおらマシンに駆け寄り、タンクキャップの鍵穴を覆う蓋を起こし、燃料タンクの鍵穴に鼻を近付け開口一番。

 甥:「ガソリンのいい匂いがするねぇ~」

 私:「ガソリンはいい匂いなの?」

 甥:「いい匂いだよぉ~」

 と言いながら、今度はこっちとねだられ、私が彼を持ち上げ、ロシナンテのシートに座らせると、やはり燃料タンクのキャップ部分の匂いチェック。

 甥:「この赤いオートバイもガソリンのいい匂いがするねぇ~」

 そうか、その歳でガソリン臭が、勝利の匂いだとわかるのかっ!←ちがいます。

 流石!両親は航空ジェット燃料の匂いに囲まれ、伯父の私は内燃機関狂いのガソリン臭。甥よ、我が一族の血が流れるだけの事はあるな。

 ふっふっふっ

 「血は水より濃い」とはよく言ったものだ。

 私がうれしくなって、桂蔵坊、ロシナンテ、MVのエグゾースト・ノートを聴かせると、「うるさ~い、こわ~い」と耳を押さえて逃げ出しちゃいました。

 甥よ、この三台のアンサンブルなんて聴こうと思ったって中々聴けないんだぞ。

 よしっ、わかった。

 次に帰省して来た時には、過去に書いたこのエントリーを使って特訓だ。

 か・く・ご・しろ~

 ぬぁはははははっ・・・・(byDr Evil with 小指は立てて口元に)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年8月24日 (金)

最終調整中

 「えいっ!(ひゅっ)えいっ!(ひゅっ)」道場に響く気合の声と、木剣が空気を切る音。

  レース後、疲れているからと言っても、八月三十一日の演武の日程が迫るばかり、稽古あるのみの今日この頃。

 やるべすっ!

 防具無しの寸止めなのですが、ある意味、本当に斬り合いになってきました。型稽古の本当の恐ろしさを体感中です。隣で剣道のをやっている方々が、ドン引き中なのが空気で良くわかります。

 まあこの辺は、細かく書いても意味不明だと思いますので、その辺は省略。

 しかし・・・一時間も型を打つと、息が続きません。たった五本の型なのですが。汗みどろで呼吸が乱れ、出血している訳でも無いのに、口の中に血の味がしてきます。本来の達人レベルでは呼吸は乱れないのですが、私レベルだとまだまだ乱れます。息を停めて動く、無酸素運動の時間が永いのだ。

 あまりの道場の暑さと、レース続きの度重なる疲労、そして酸欠で、視野が狭くなって一瞬ブラックアウトしかけました。

 人斬りの作法は、斬る方だって命懸けなんです。

 本番まであとわずか、覚悟決めて、気合入れていきます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月23日 (木)

神経衰弱ギリギリの帰還

 昨日のつづき。

 耐久レースのあまりの好成績と、翌日の月曜日は私にしては珍しい事にお休みを取っている事もあって、モトラボロの一団と、土曜日にお昼を食べた、スリランカ人の方がやっている、スリランカカレーのお店に再び行く事となりました。

 もう皆の機嫌がいいです、関戸メカは物凄い量のオーダーと、味付けをホット(辛い)にしてくれなんて本場の人にゆうてます。この人はアイアン・ストマックの持ち主なんであまり心配はしていませんが。ジンさんは運転をメカにさせることを前提にビールいっちゃってます。

 私はナンと、ホタテカレーを頼んだのですが、皆がホットになんてオーダー入れてるから私もついつい前に習え。それが辛いの辛くないの・・・ナンでカレーを食べましたので、なるべく右手だけを使って手で食べていました。これが後に小さな不幸を招く事になるとは・・・。

 すっかりお腹一杯になり、勘定ははジンさんのおごりと言う事になりました。ゴチであります。

 ここから鳥取へ向けて帰る事になったのですが、常磐、首都高共にガラガラ、難なく三号渋谷線に入る事ができました、ここで、これから後14時間以上、私の神経をすり減らす事態の最初の一歩が起きたのです。丁度、渋谷から三茶にかけて少し混んで来たのです。減速しギアを5速→4速→3速・・・ろっ!!!3速、「ギャ」って蹴られて入らないんですが!!!仕方が無いので4速に入れなおし(何事も無く入ります、ホッ)、もう4速のままクラッチ操作で難を逃れます。

 こんな事になりながら「なんでかな~」とよ~く考えた・・・・それはさかのぼる事土曜日の午後・・・

 前日車検が終わり、「わ~い、アルファのジュニア・ザガートだ!」なんて言っていた後の宿までの道すがら、1速に入り辛くなり、「こりゃシンクロがアボーンか?」なんて思い、ニュートラ飛ばしの2速→1速に入れると難なく入るので、「うほっ、このギア操作アルフィスタな私」なんて独り言を言う始末。独り言まだいいんですが、もし、こんなことを人前で言っていると、自称「105歳じいさま」ことアウトパ○コのT社長に、ありがた~いアルファ説法を、説いて教えられた番長ドリーさんが登場して「ハイエース乗っているのにアルフィスタはないじゃろ。そこまで言うなら、せめてトランポをAlfa Vanに乗り換えてもらわないとなぁ~」なんて恐ろしい事を言われるに違いない、きっとそうだ。

 脱線が過ぎました。とまあ土曜日からミッションに何かしらのトラブルがあったと言う事です。東名高速に入り、5速で走行中・・・どんどんギアのバックラッシュ音が大きくなります・・・。ちょっとこのままではと近くのPAに入るも、もう3速、1速に入りゃしない。挙句の果てにバックまでだめです。

 ・・・・今私に残されたのは、2速、4速、バックラッシュ音の激しい5速です。この状況で5速を使うのはあきません、ギアロックでも起こしたら、タイヤがロックして車が横転なんて事にもなりかね無い状況です。もう2速と4速、それに永い半クラッチを使って2と4の間を埋める。PAとかSAで車を停める時には、大型のトレーラーなんかが停めている、通路脇に止めてバックの必要が無いようにする。どうせ二輪車にはバックギアなんて付いていません。ハイエースを二輪車と見立てて扱えばいいのだ・・・なんて自分に言い聞かせるも無理がありますよね。

 なんだかこの状況って、1991年母国GPを初優勝した時のセナみたいだ・・・。よくわからないですか?このレース中盤、彼のマクラーレン・ホンダは、まず4速が入らなくなり、続いて3速、5速も使用不可能。終盤6速だけでの走行を強いられたのですが、何とかマシンをもたせ、母国初優勝したんです。ねっそれに近いっちゃー近いよね。

 私はレース時にワンデーのコンタクトをしているのですが、運転中のこの時の深夜、丑の刻くらいの事です。「そろそろ酸欠で限界です」と私の目玉が言い出しました。脇においていた眼鏡を取り出し、ソフトのコンタクト外そうとして、右手で摘もうと・・・

 「ギャー!!」

 右手にカレーのホットなスパイスが残ってた・・・ナンを使って右手でカレーを食べたからです。その指が目に・・・涙、ボロボロ。だからといって「目がぁ~目がぁ~」とムスカの真似はしませんでした。あしからず。誰かが、私を決して睡魔に堕ちないようにしてくれているのでしょうか?←ただおっちょこちょいなだけ。

 こんな感じで、午後7時過ぎに筑波のカレー屋さんを出てから、家に到着する時、もう普通に日が昇った午前9時半になっていました。その間、緊張と、不用意に車を停めると、そのままギアがスタックしそうな気がして中々停められず(とは言っても給油と、休憩にそれぞれ一回ずつSAに停車しました)、そのおかげで一睡も出来ませんでした。

 昼間の三耐の方が、精神的によっぽど楽でした。

  そんなこんなで、やっと家の前に到着し、荷物を下ろし、さあシャワーを浴びて少し休もうかって時に、今度は会社からSOSの電話、そのままハイエースに乗り、ディーラーに乗りつけ修理を依頼し、代車を借りて、Tシャツ、汚れたジーンズのまま出社、SOSの案件を30分でやっつけて、やっと本当に家に帰れました。その時もう11時前。

 後は、ザッとシャワーを浴びて、夕刻まで泥のように眠ったのです。

 ホンマ、精神が擦り切れて、魂が抜けました。

 最後に、この神経をすり減らして帰還中、数少ない休憩のための停車時の事です。どこのSAとは言いませんが、普通の人が車を止める所ではなく、よく大型の貨物車が停まっているSAの入り口から出口まで真っ直ぐの通路。その通路のSAに入って直ぐの所の脇に、バックギアが使い物にならないので直ぐに発車できる位置に車を停めました。眠気覚ましのブラックの缶コーヒーを買おうと車外に降りた時の事です。側溝のグレーチング下に、なにやら水銀灯の光を怪しく反射させている物。棄てられた注射針を見つけました。

 インターネットで今日頼んだものが明日届く。よくよく考えれば物凄い事が、あたりまえだと思われている昨今。今回の事で何気に、この国の流通と言うシステムの歪みを、ほんの僅かではありますが垣間見た気がしました。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2007年8月22日 (水)

熱いアスファルトの上の馬鹿達

 昨日のつづき。

  「バゥッ・・ボボボボボッ」アイドリングしながら左右に揺れるマシンに跨り、練習走行枠のチケットを左手に握り締め、コースインに備えます。 チケットをコースイン・コントロール・マーシャルに渡し、ピットロードへ入ります。そこで二列縦隊に整列、ピットロード出口、旗を持ったオフィシャルが腕時計を見ながらコースインのカウントダウン、時間です。

 二列縦隊していた左右の一台づつの車両が、オフィシャルのそれぞれ両手に持った黄色い旗が上がるの確認しながら交互にコースインです。

 P-LAP(タイム自動計測器)の起動OK、コースイン直後の1コーナーはインインで・・・S字でアクセルを開けていきます。レース前に岡山のモトレヴォの時に付けていたハンドルはちょっとよろしくなかったので、転倒前の元のハンドルに戻した具合は?をぉっ、前輪荷重がちゃんと乗って曲がり易い。ただ前輪荷重をもっと稼ごうと広げて付けたハンドル角は広げすぎだ、最終コーナーでライディングポジションに無理がある。予選までにポジションをちょっと絞ろう。ただやっぱりこのハンドルはちょっと遠いな・・・この辺はレース後要改善。キャブは・・・あれだけ薄目に調整してきたのに、この気温、まだちょい濃い目だね・・・、新しいピレリのタイヤは本当にハンドリングが良いなぁ~と、まあこんなことを一つ一つ確認しながら走行していきます。今履いているタイヤをずっと使う予定でしたので、マシンの確認が終わるとタイヤを温存してピットイン。汗が引くのを待って、先ほどの問題点、ハンドルの開きと、キャブの確認をして、左シリンダーのキャブのみ、メインをちょっと絞りました。そうMOTO GUZZIはコンロッドの厚み分、左右のシリンダーが前後にオフセットしているため、排気管長に微妙な差があり、そのおかげでキャブレーションもそれぞれ違ってくるのだ。

 そんなこんなで予選です。第一ライダーと第二ライダーが交代で走って、そのタイムの良い方が予選結果となります。これは第一ライダーの塩川選手に任せて、交代後さっきの調整の確認をします。をぉぉぉ良いじゃん。マシンの状態が良いので試してみたい事をやってみます。最終コーナーを今までは最初のクリップに付かないで、ミドルで我慢して最後にクリップをかすめる、そんなコーナリングをしていたのですが、ここは速い選手がやっている、最初に一度クリップについて一度ミドルに振り、もう一度向きをかえて立ち上がりのクリップをかすめながらアクセルオン、人呼んで「高速の二段階右折」これをやってみようと練習なのだ。

 中々上手く行かず、「あじゃーもっとこっち・・・」なんてソーイングまがいの事をやっていたら、予選後りゅーぢ選手から「松永さん、最終コーナー悩んでたでしょ・・・三回くらいクリップについてたよね(笑)」と、たはっ!見られてた・・・恥ずかし(ポッ)。

 そんなことをしていると、目の前にハイパーモタード発見・・・って、コーナリング中、ステップが接地して火花出てます。最終コーナーでバンクしてステップが接地、火花散る、マシン起こす、又寝かす、火花散る、又起こす・・・なんだか辛そうです。

 予選も終わり、あとは午後からの決勝を残すばかり、予選結果は塩川選手のスーパーラップのおかげで四番手。決勝までの間、ジンさん「耐久は淡々と走ってコースに残っていれば結果が出ます。ココ一発じゃなくて、続けてコンスタント出せる一番良いタイムで周回しましょう。」とアドヴァイスが入ります。ジンさんマジです。なにか狙っています。

 ライダーズブリーフィングも終わり、決勝レースです。

 第二ライダーの私はルマン式のスタート時、ライディング時と同じ完全装備で、マシンの支えをしなくてはいけません。着替え時、ブーツを履こうと、靴下のまま日向の路面に足を着いた時です、あまりの熱さに「あちっあちっ」っとピョンピョン跳ねちゃいました。靴下を履いててですよ、あ~こんな環境で三時間耐久レースをする我々って馬鹿? 

 スターティンググリッドで待っていると、帰ってきました塩川選手、一番乗りです。マシンを預かり、塩川選手はコースの対岸、ライダーズサークルへ、スタート練習後、本番スタートです。

 カウントダウンが始まります。9・8・7・5・4・3・2・1スタートッ!

 ライダーズサークルから走ってくる塩川選手、マシンに飛び乗りエンジンスタート、クラッチをミートして矢のように1コーナーに消えていきます。それを見届けチームテントに戻ってヘルメットを脱ぎます。玉の汗です・・・走る前から大丈夫でしょうか私・・・不測の事態に備えマシンの準備をしピットロードに並べます。今回はリレー耐久、トランスポンダーがバトンの代わりになります。放送で「塩川選手四位ですっ!」との放送、プレッシャーが襲ってきました。30分が経ちライダー交代の時間です。スタンドを外しマシンに跨り、起動用バッテリーを繋ぎ、塩川選手のピットインを待ちます。来ました。福永メカがトランスポンダーを手早く、塩川号からロシナンテへ付け替えてくれます。エンジン始動、バッテリーのジャックOFFの確認にお尻を「ポン」と叩かれスタートです。

Tukuba1  自分のノルマ1分10秒でコンスタントに周回する事を目指して、走ります・・・あ~他車に絡むと2秒ロスします。クリアだとちゃんと走れます。それでもペースの速い組に抜かれていきます。根本選手の駆るポールスマートに抜かれました。これにちょっとでも付いていこうと必死に追いすがりますが、最終コーナーで「えぇ・・・ココから開けていくの根本さん!!!」てな感じで最終の上がりで突き放されます・・・さすが元GPライダー、格が違いました。何とか一回目30分の走行を無事に終わりジンさんへバトンタッチ、少し順位を落としてジンさんがコースへ飛び出していきます。

 扇風機の前でうなだれる私、氷を首筋に当て、脳に流れる血流を冷やします。それと同時にエネルゲン補給。そうしていると、私を抜いたポールスマートがガス欠で止まっているとの放送。ライダーの山口社長、コース脇で必死にマシンを押されてピットに向かわれています。水冷のクラスの1098もピットでなにやらトラブルのようです。

 他チームがトラブルで出遅れている間に、ジンさんは言葉通り淡々とタイムを刻んで行きます。そしてジンさんピットイン。ライダー交代二周り目に突入です。チームテントで涼んでいるジンさん、着替えを始めた私に「いや~自己ベストの6秒に入れようと思ったけど、ズリッってきて危なかった、コンスタントに8秒、頑張って7秒で、5台くらい抜いたから良い線いけると思うよ。松永君はさっきのペースでいいから黙々と走る事、みんな暑さでたれて来ているからタイム出ていません。十分チャンスがある」と。再び走行です。二度目は周りが見えています。抜かれた車両はコルセのビモータと、スタンホープのマシン、BABIE’sの999Rだけです。ひたすらに転けないように丁寧に、気を抜かず30分の走行をします。

 最後のライダーチェンジ、ジンさん飛び出して行きます。塩川選手は「ジンさんに何かあるといけないので」と革ツナギに袖を通しています。電光掲示板には総合五位、空冷クラス三位の位置に#2の文字。前に居るのはりゅーぢ選手のDB5、スタンホープ西田代表のMHe、BABIE’sの999R、チーム3/4の998です。しかし我々の五分後にハイパーモタードが迫ってきています。

 第一ヘアピンでレースの成り行きを見ていると、ジンさんの1100ブレーヴァが「バンッ・・・バンッ・・・」とミスファイアを起こしながらスローダウン!!!塩川選手の備えが布石として効きました。なんとか自走して帰ってくるジンさん、残り15分走行できる5Lのガソリンを給油しピットアウトする塩川号、チームテントの後ろではハイパーモタードのチーム員bansan選手が「頼む、もうちょっと停まってってくれ~」と叫ばれてます。1100ブレーヴァ、電気系のトラブルがでたようです。

 塩川選手、ラスト15分、スプリント並みにとばします。総合五位、クラス三位をなんとしても死守するつもりです。ただバッテリーが、体内電池残量のカウントダウンが始まったエヴァンゲリオンのようにギリギリです。「電池もってくれ~」と、待つ身としては永遠のような永さの15分です。

 そして終にチェッカー!!!

 我々モトラボロR.Tは総合五位、空冷クラス三位でチャッカーを受けたのでした。

20070819161721  そしてポディウム、皆でシャンパンファイトです。

 空冷クラス、優勝モトコルセ、二位スタンホープレーシング、三位モトラボロR.Tとなりました。

 ジンさん久々にうれしそうです。そして「松永君、来年までにコンスタントに出せるタイムを2秒UPね」と仰せつかりました。来年もですか・・・。メッチャ辛いです真夏の耐久。

 それにしても皆、顔を真っ赤に日焼けして満足気です。厳しい転倒も無く。コースもクリアな時が多く、厳しいなりにも楽しめたのも事実です。

20070819162555  戦い終わって、マシン達も一休みです。

 さ~てさて、これにて真夏の三時間耐久は無事終わりました。

 しかし、私には、この耐久よりも厳しい家路までの800km超のドライブが待っていたのです。この時にはどんな事が待っているなんて夢にも思わず、ただただ三位という思っても見なかった好成績にはしゃいでいました。

 そのお話は、明日のエントリー「神経衰弱ギリギリの帰還」へ続くのであった。 

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2007年8月21日 (火)

信号戦隊モトラボロン

 筑波の三時間耐久終わりました。

 昨日の月曜日はあまりの疲労のため、寝たきりでした。(あっ、夕方に筋トレには行った・・・)

 それでは今回の耐久レポート行ってみよう!

 それは、土曜日に日が変わってさほど経っていない、明かりの少ない中国道から始まります・・・。

 「ゴォ~ォ~ォ~」ラジオのDJの声もかき消されるディーゼルエンジンの唸り声に包まれ、アクセルを床まで踏んだまま東に向かう私・・・金曜の9時に鳥取を出発しようと思っていたのですが、仕事を終え、筋トレに行き、風呂に入って仮眠を摂っていたら、寝過ごしたのだ・・・つーか一度9時前に起きたのですが、あまりの疲労感に「このままではあかん、もう少し休息しよう」と目覚ましを11時45分に設定しなおし、二度寝したのだ。

 お盆の帰省ラッシュ第二段があることを想定して居ましたが、さほどではありません。ひたすら中継地横浜のお店「モト・ラボロ」に向かいます。集中力と夜目が効くように「エネルゲン」を補給しながらの運転です。中国道をぬけ、名神高速を何事も無く通過、名古屋あたりで渋滞まで行きませんが車列が繋がっていきます。東名に入り浜名湖SAで燃料補給と人間のドレンの開放です。

 そこからは、スムーズに横浜まで・・・なんと開店前の9時過ぎには到着していました。そこでジンさんと落ち合い、モト・ラボロのベンツトランポに荷物の最終積み込みが終わるとジンさんとメカの福永君、そして私で筑波に向かいます。

 首都高でも渋滞らしい渋滞も無く、一時間ちょいで筑波に到着です。あまり早くついたので、皆でFLUGGEさんお薦めのカレー屋さんに行ってお昼です。そして昼食後に前日出場受付と車検を受けに・・・ガラーン・・・本当にココでいいの?車検場となるテントの直ぐ横にトランポを停めロシナンテと装備品を下ろし、ソッコーで車検終了~♪今まで最速の選手付けと車検。それではサーキットのパドックに遊びに行きます。

20070818162740  ギャー!!ジュニアザガート発見!

 ギザ・カコヨス!

 その他には、ロータスエリーゼの一団、ジネッタのG12とかがいらっしゃいました。

 フラフラ遊んでいるとジンさんが、「ちょっと早いけど、もう宿に行こうか」とのこと、宿へ行き、夕食を食べ、シャワーを浴びてボーっとしていると、お店の関戸君と井上君も合流です。私は長距離運転の疲れか直ぐに堕ちてしまいました。

 明けて朝、早めに宿を発ち、サーキットへ向かいます。サーキットに到着するやチームテントの設営です。

20070819092456  見よっ!これが今回のモト・ラボロ耐久チームである。塩川選手のゲッツィ&ブリアン スーパーツイン(青)、ジンさんのブレーヴァ1100(黄)、私のルマンII改ロシナンテ(赤)まるで信号機のような配色です。

 そうか、「信号戦隊モトラボロンッ!!! 」

 するってーと私はアカレンジャー役?ヘルメットのチンガードまであるエッジのある襟をツナギにつけねば・・・←馬鹿。塩川さんはクールなアオレンジャー役。納得です。最近プライベートで家の近くのカレー屋さんに入り浸ってカレーのスパイスの勉強まで始めちゃった、ある意味リアル・キレンジャーなジンさん。

 馬鹿な妄想はもうこのくらいにして、ちょいとパドックを冷やかしましょう。

20070819111044  ここは言わなくても解かりますよね。

 りゅーぢさん所属のモトコルセのテントです。

20070819111106 そして西田代表のスタンホープ・レーシング。

 ココのマシンも美しいです。

20070819110915 いつもは岡国組、クォーレロッソインディーズの山口社長のDUCATIポールスマート改レーサーも来られています。なんと第二ライダーは、ライダーズクラブの顧問、根本 健選手。キターッ!!!

20070819110953 そして西といえば、MOTO VITA & BANNERさん組、出たはなのDUCATIハイパーモタード1100Sでの参戦です。ほぼノーマル。ステップまでギザギザの付いたオフ車ステップのまんまです。

20070819110845  そしてこの前の九州遠征で、ヘルパーとしてお手伝いした、BABIE’s racingの999Rとドカ馬鹿耐久チームの1098s。1098、カウリングを全部はずしてなにやらトラブル対応中のようです・・・

20070819112315 豊田さん率いるD;REXからはこんなにカッコイイDUCATIのモンスターが参戦です。ペイントの白い処をよ~く見てください。プラチナシルバーのフレアパターンが描いてあるのが解かりますか?オシャレです。

20070819111134  Buell japanのコタツネコさんも、街乗りのマシンを急遽レーサーにしつらえての参戦です。

 こういうのを本当の意味でカフェレーサーって言うんだな。

20070819111151 そして見た目保安部品を外しただけの、Kawasaki W650で参戦をされているチームもいらっしゃいました。これも前述のBuellと同じく、私にとってはカフェレーサーなのだ。

 さてさて、そんな事をしているとそろそろ8時、練習走行が始まります。

 皆さん、今日は此処までです。

 明日公開の三時間耐久レーポート第二段、「熱いアスファルトの上の馬鹿達」に続きます。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007年8月17日 (金)

エネルゲンよ我に力を

 レース直前なのに私自身全然あきません。忙しすぎです自分、家の事なんやかんや、剣術稽古、筋トレ、そして度重なる真夏のレースのため体調不良、勿論昼間は会社員なのでお仕事・・・む~ん。

 ロシナンテに関しては、この前失敗したメインジェットはちゃんと絞ったし、ゼッケンも#2を貼った(勿論皺無し)、モトレヴォが早く終わったので、サーキットで既にファイナルの組み替えも終わらせている、バッテリーは最終充電中。ただ、トランポ積み込みが本日の昼過ぎまで駄目なんです。家の方でハイエースを使いたいとの事、まだマシン&諸々、積み込めてません・・・積み込んだら直ぐ、筑波に向けて出発パーターンですなこりゃ。忘れ物が無いようにしなければ。

 それにしても体がダルイッス・・・夏バテの予感、食欲も無いです。水物万歳です。

 良く考えるとず~っと休み無しですもんね・・・私←馬鹿、このモトルネ耐久が無事終われば、あと残す所は31日の剣術演武です。絶対怪我が出来ません。

 これは明日の移動時から「エネルゲン」摂取は基本ですねmassimo技術長。なんてたってこれ、目に効きますもんね。

 登山で言えば八合目、ガンバですっ自分!

| | コメント (5) | トラックバック (1)

2007年8月16日 (木)

蟲々大行進

 実は、この度のミニモト耐久の折に面白い事があったのです。

 スタ前チェックの時間が迫り、スタートライダーの私は装備を身につけようと、メッシュスーツを着、革ツナギに袖を通し、ブーツを履き、グローブとヘルメット、そしてヘルメットリムーバーを取ろうとした時です。なにやらヘルメットの下に長いものがゴソゴソ・・・

 黒々とした体、オレンジ色の肢・肢・肢、もうわかりましたね20cmを超える立派な百足で潜んでいたのです。

 その状況で「蠱毒なのかっ!!放蟲(ファングーと読む)はだれだっ!」とか「ベンウェイッ!(by「裸のランチ」のロイ・シャイダー)」な~んて思っているのは私くらいです。はい。

 そう言えば、百足と言えば、私は幼少の時より、百足に関するエピソードがあるのです。

 私が生まれて間もない頃、母の実家での事です。昭和40年代と言えば今のように冷房なんてありません。私が眠っていたのは赤ちゃん用の蚊帳の中。赤ちゃん用の蚊帳問いっても、食卓にあるハエ避けのネットがあったじゃないですか、それの新生児が入るくらいの大き目のやつです。

 その中でネンネしていると、蚊帳の上に大きな百足がじっとしていたそうです。その時の家族のパニック振りは大変なものだったそうな・・・(常田富士男の声で)私は物心付いてから聞いた話なんですけどね。

 その時から百足に魅入られた私・・・そうかっ!なので有田選手の百足ツナギを「カコイイッ!!」となったのか?←ちがいます。

 私は噛まれる事も無く、何事もありませんでした。それにレース本番直前から殺生をするのは縁起が悪いので、ピットから出るように誘導しすると、美しいリズムで体をS字にくねらせながら、停めてあるトランポの下に這って行きました。

 「これぞ秘儀、蠱毒返し!」って百足に対する返し技だから、蝦蟇の蠱じゃないと駄目だこりゃ。←もうどーでもいい、暴走しすぎ。

 最後にもう一つ百足トリヴィアを付け足すと、大晦日、商家の女将さんは百足の帯止めをされて帳場に立たれたそうです。おあしが沢山に成りますようにとの願いをこめて。 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年8月15日 (水)

Watch the sky

  皆さん、ペルセウス座流星群ご覧になりました?

 私は見る事ができました。これを書いている今の空は月明かりの無い漆黒の空、それを見ていると、暗さに目がなれてフォーカスがクリアになっていきます。すると小さなパべェ・ダイヤモンドを黒いベルベットの生地にちりばめた様な星空が視界にクリアになってきました、観測日としては最高のシチュエーションです。待つ事10分、2,3個は「チカッ」っと光りながら流れ星が流れていきます。

 願い事したのか?って、勿論しました、でも教えな~い。

 家の前で午前一時過ぎ、空を見上げて立つ挙動不審の男、実際パトカーが家に前を通過した時、他に車など無かったのに、私の前を通り過ぎる時思いっきり減速していました。

 これって、職質一歩手前の状況だったのかもしれません。

 それでも、10個弱の流れ星を観測する事ができました。

  流星群と聞くと居ても起ってもいられない居られない、松永がお送りしました。

 私はこれからもうちょっと空を観ています。

 では。 

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2007年8月14日 (火)

シュルレアリスムとしての怪獣

Kanegon  ミニモト耐久レースの記事が続いてしまったために一週間ほどずれがありますが、このBlogに遊びに来ていただくzukaさんが、山寺芭蕉記念館で開催されている「怪獣と美術 ~成田亨の造形芸術」を見に行かれたとの報告を頂き、そこで販売されていた図録を私用にと、送ってくれたのです。

 お礼の電話方々、「展覧会どうでした?」の私の問いにzukaさんは「現物の成田デザイン画を拝めて良かった」と言われる一方、「成田亨に関する著作のある 滝沢一穂、大島太郎、清水節の三人による講演会をあったのでそれを聞いたんだけれど、その内容が、絵描きとしての自分の境遇にオーヴァーラップして、ちょっと考えさせられた・・・」とも。

 かいつまんでちょっとその時のお話をすれば、成田亨にとってウルトラ怪獣デザインの仕事は、「糊口をしのぐ」ための物でしかなかったのです。しかし皮肉な事に、この「糊口をしのぐ」ための仕事が、子供向けのTV番組用にしてはオーバークオリティーなほど素晴らしく、氏の思いとは裏腹に、こちらの方が本業のようになってしまい、その間に本来の自分の本業としての現代芸術を志す「画家」としての旬を逃してしまった・・・そんなお話でした。

Zurokusyasinn  さて、頂いた本にじっくりと眼をやると、その怪獣デザイン画は、まだ人が入る着ぐるみとしてのフォルムはまだ無く、怪獣と言う不条理極まりない生物の存在として描かれています。これらを眼にして「あっ」と思ったのは、同時期にシュルレアリストとして一線級の仕事をしていた岡本太郎。その岡本の仕事をどのような思いで成田は見ていたのか・・・そんな思いに駆られました。

 ウルトラマンの劇中設定では、大阪万博に剥製として展示された成田亨デザインの「怪獣ゴモラ」、実際に今でも大阪千里丘陵のエキスポランドにランドマークとして聳え立つ岡本太郎の「太陽の塔」。そして過去のエントリーにも書きましたが、その岡本太郎も映画「宇宙人東京に現る」にて、宇宙人のデザインをしている事実も忘れてはいけません。

 闇の無い光は存在せず、光の無い闇もまた存在しません。この二人には何か因縁めいたものを感じるのは私だけでしょうか・・・

 ちなみにこの企画展は、2007年 9月 8日(土)~ 10月21日(日)の間、東京・三鷹市美術ギャラリーを巡回するようです。東京の方、急げっ!です。私もこの時期に上京する事になれば行くつもりです。

 最後になりましたが、zukaさん、私の妄想癖を大いにくすぐるアイテムを送って頂き、大変ありがとうございました。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007年8月13日 (月)

私に休息を・・・

 耐久明けの本日、お盆休みの声を聞く今日この頃、皆様は如何お過ごしですか、私・・・私ですか、もちろん仕事です。

 勿論普段と変わらず、いつものようにちゃんと朝一から・・・。

 疲れました・・・昨日の耐久よりも・・・消耗してます。

 スーツ着ての外回り、気が狂いそうです。何故休みじゃないかって、取引先の百貨店も営業中なら、ゴルフ場も営業中、勿論、金融機関、保険会社も稼働中だからです。

 「ヴァルハラに連れてって」とは言いませんが、ライダーに休息を・・・。今週末はUターン渋滞にはまりながら筑波に行く事になるんだろーな・・・気分はヨットレース・アメリカズカップのアウェー艇な気持ちです。

 そして日もとっぷりと暮れた頃、蒸し暑いガレージ内でロシナンテのハンドル交換しました。ジンさんのところからハンドルバーが加工されて帰ってきたのだ。

 これで転倒前と同じ仕様に戻りました。勿論フロントフォークの突き出しも初期値にリセット済みです。

 サウナ状態のガレージ内に小一時間、二輪変態で、しかも汗まみれです。

 スポンティニアス コンバッション(人体自然発火)しない程度に明日も頑張ります。

 ちなみに明日の変態メンテナンスは、ゼッケン貼りが待っています。   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月12日 (日)

ミニモト耐久、暑さ耐久?

 ミニモト耐久終わりました・・・我らがチームMAGNUM、残念ながら無茶士さん&安村選手のピラニア号・Aチームはレース序盤に転倒リタイア、無茶士さんは負傷されメディカル行きと相成りました。一刻も早い傷の回復を因幡の国より願っています。

 そして清貧号改め桂蔵坊を駆る、私とmassimo技術長のBチームは、エントリー台数116台、完走台数86台中48位のリザルトを残し、無事31周回し完走することができました。

 リザルトはこちら。→

 ただ、レースはと言うと、2度の赤旗中断で救急車が出動と、大荒れのレース内容で、最後は残り10分弱の時点で赤旗、そのままレース成立となってしまいました。我々MAGNUM(B)チームは赤旗の影響で、当初立案していた2ピットストップ作戦から、1ピットストップへと変更になりましたが、結果それが幸いし、massimo技術長と私とで90分弱の走行を一回のライダー交代のみで乗り切る事が出来ました。massimo技術長に到っては、前回のミニモト・デビューは土砂降りの雨の中のレースだったので、今回、ドライレースの走行を体験してもらった事により、ミニモトの扱いにも慣れなれた感じ。インフィールドセクションの下りの左コーナー、リヴォルバー&パイパーコーナーを、「伊豆スカの下りみたいで私の大好物ですよっ!!!」と、レース後に興奮して話されていらっしゃいました。ミニモトを操るのを楽しまれたようで何よりです。

 ちなみに「リヴォルバー&パイパーコーナーってなんやねん?良くわかりません」と言うあなたのために、こちらがサーキットのコース図です。→

 それにしても本当に暑いレースでした。暑さ比べでも耐久レースです。

Massimo ちなみにこの方が、無茶士さんの駆るピラニア号をこれから調教せんとする、massimo技術長。(注:レース中ではなく練習走行枠を使ってのサスの確認に出るところ)

 今回のドライ路面でのレーススピード走行を体感していただいたので、これから、桂蔵坊もmassimo技術長の手による本格的な調教に入ります。 

 あれもやりたい、これもやりたいと二人して密談中です。

 さてさて、この地獄のレース三連荘シリーズも残すところ19日の筑波モトルネ三時間耐久のみとなりました。折り返し地点は通過しました、最後の一発、気合入れて行きますか。

 そして最後にもう一度、無茶士さん、早よ良うなってくださいね。

  

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007年8月10日 (金)

ヘトヘトだけどやるんです

 ミニモト耐久90分レースの週末を明日に控えていようが、会社から帰れば雖井蛙流の稽古です。

 今日はどこも道場が一杯で、ちょっち困ったのですが、師が携帯電話でどこかに連絡中・・・「ちょっと離れているけど俺の車で行くぞ!」と連れて行かれたところは、とある学校の道場でした。床の状態が湿気であまり良くはなかったのですが、贅沢は言ってられません。恵子が出来るだけでも儲けもん、そこで一時間汗だくになりながら稽古です。そしてその後、ちゃんと筋トレが待っています。

 あ~スクワット辛いです・・・。

 そこで、トレーナー師と常連組の方から「頑張って、怪我の無いように」とエールをもらいます。うっす!ライディング、マシンセッテイング共に私に出来うる最上の仕事してきます。

 でも、レース前なのにヘトヘトなのも間違いの無い事実です。モトレヴォの疲れが回復していません。やれやれです。

 さあ、明日は早よから岡山国際サーキット詣です。

 なので、明日のエントリーはお休み、日曜日の午後10時位に今回の耐久レースのレポート記事をアップ予定です。

 行って参ります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月 9日 (木)

No.17

17  レース前のいつもの儀式、ゼッケン貼りの日がやってまいりました。今回は赤地に白です。ゼッケンベースがお気に入りの仕上げにならなかった・・・・ガックシ。皺無しの一枚物でピッと引っ張りながらは無理でございました。三次曲面に怒りを覚えつつ、「これでお仕舞い」と妥協です。

 会社から帰って、甥と姪の世話をして、筋トレに行って、へとへとになって帰ってきてからの作業です。この位でもう勘弁してください。

 あと社外エキパイの取り付けの関係で、カウリングの建付けが厳しいので、ビス穴をリーマーで長穴にしたり、ワッシャーかましたりとカウルの座りの良い所を探って固定し、本日は終了~!!!パフパフドンドンドンッ!!

 やっぱりゼッケンが入ると、マシンにレーサーとしての魂が宿ったようで、なんだか盛り上がってきたぞ~。

 今週末は、行くぞっ!桂蔵坊っ!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月 8日 (水)

人は皆、少なからず変態です

 吾が身は成り成りて、成り餘れるところ一処あり。故この吾が身の成り餘れる処を、汝が身の成り合わぬ処に刺し塞ぎて、國土生み成さむと思ほすはいかに。
古事記 島々の生成より

 ここにきてモト・ラボロ以外の、いろいろなショップの若手のメカの方々と遊んでもらえる機会が増えました。

 そこで発見した、今、キテいるメカの方々の傾向は、少なからずも変態君と言うことですっ!!(キッパリ)

 以前にこのBlogで紹介したデライトの若手、伊藤メカは、よくよく話してみると、なっなっなっなんとBimota真言宗の狂信者であった事が発覚しました。「僕、お金があったら、レッドバロンが持っている日本にあるマントラの新車のデッドストック、全部買い占めたいんです!!!」と何とも豪気な発言。ちなみにご自分用のマントラはレーサー仕様となっているそうな。あ~サーキットを駆けるマントラレーサーこの眼で見てみたいじょ~。

 そしてこの週末のモトレヴォの折、更なる変態君を発見いたしました。

 それは、DUCATI広島のメカ、お客様から主治医と呼ばれて誉れ高いハマちゃんです。

Hamachan ハマちゃんは自分の748spを愛して愛して止まない御仁。今回のモトレヴォの前日練習後、日もとっぷりと暮れたパドック内、ピットの中で彼が何をしていたかと言えば、愛機とまるで一つに成らんと、カウリングの形状、タンクの切り欠けにぴったりと自分の腕をフィッテイングさせ、タンク前部のキーシリンダー部の抉りに顔を埋めイメトレをするこの姿・・・ヤヴァイです・・・748の形状はハマちゃんのためにあるように思えてくるほどの一体感、本当に748と一つになろうとしています。モーターサイクル版ヴィデオドロームと言いましょうか、フェティシズムの極致と言いましょうか、まるで機械との情交ですな。

 この状況を目を細めながら見守る彼の上司、DUCATI広島のSストアマネージャー。「ハマちゃん良いよぉ~少しくらい変態君でも」って・・・「少し」と違うような・・・(滝汗)。そのハマちゃん、仕事でお客様の749Rに試乗した後「くそっ・・・くそっ・・・」と小声で独り言をぶつぶつ、Sマネージャーが理由を聞けば、「これ、僕の748より速いです。くそっ・・・くそっ・・・」と、その位自分の748spにぞっこんなのだ。

 ともかくこのくらいの変態君なら、機が熟した暁には何かムーヴメントを起こされるような気がします。未来の大物の予感。

 とりあえず「ヒゲと坊主」は彼のお決まりのファッション。「ヒゲとボイン(by小島 功)」ちゃいますよ。←当たり前!サーキットのパドック、人も疎らな夕刻に、ヒゲと坊主の御仁がピットの中で748にぴったり一つになってイメトレをしているのを見かけられたら、それはハマちゃんと彼の愛機です。その時は、マシンと彼の大切な時間を邪魔しないで、そっと遠巻きに見守ってあげていてください。 

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007年8月 7日 (火)

cogito, ergo sum

 「バーァーァーバラバラバラ・・・」7,000rpmを超えるとバラつくエンジン回転。今年のモトレヴォリューションより、決勝スタート前に、選手権スタイルのサイディングラップが加わったのですが、そのサイディングラップ中、裏ストレートでアクセル全開している時に「あちゃー、やっちゃたーっ!!」と後悔の念でいっぱいになりました。

 時間をさかのぼる事、午前中の予選終了時、1分56秒と言うダントツビリッケツのリザルトを目のあたりにし、落ち込む私。「なぜ・・・?出来うる仕事は全部やっているのに・・・先週でもベスト2秒落ちの52秒台を余裕を持って周回できていたのに、必死に走った結果がよりによって自己ベスト6秒落ちって・・・。タイヤもタイムが出ているセットに換えた・・・う~む・・・」

 結果が出ないと、この週末のためにやってきた事が全て疑心暗鬼になり、信じられなくなる自分。全てが疑わしいのです。タイヤの空気圧、ハンドル位置、キャブセッティング、ライン取り、・・・どんどん煮詰まっていく自分。あの暑い中、背中に冷や汗が流れるのが分かります。

 結果、ライン取りをA級の人々に確認し、プラグはその焼け具合から「ベストセッティング!」と言っているのに、トルクを出すためにキャブ調整を濃い目にリセッテイングします。

 スタート前には何年かぶりに、胃液が上がってきて「ゲーッ!」ってなりそうです。生あくびも出ます。予選のひどさに追い詰められています。

 グリッドに付き、スタートのシグナルオフを待ちます・・・スタート!!

 前輪を少し浮かしながら、スタート。もうそのまま行っちゃいました。すると1コーナーで大クラッシュ。後続組の我々はマシンと草と土が散乱するコーナーに最徐行しながら入ります。マシンのダメージに「ライダーは?」と心配しながら、路面に散乱しているデブリを拾わないように注意して走行、先行組と大きく差がついてしまいました。

 目の前には、プラスワングルメ隊の花房選手、その前にO.C-makotoさんそして、オレンジデミオカラーのビューエルが見えます。

 ストレートに入るとバラバラと不整脈を打つエンジンを騙しながら、「こりゃリスクが高いけど、直線の伸びが絶望的な分、突っ込みで抜くしかないのねん」とミドリのマキバオー(通称:うんこたれぞう)の声で天啓が聞こえた気がします。

 いくら後の順位でも一つ上を目指すのがレースです。それじゃ突っ込みで行きます。花房選手を何とかかわし、前を見るとmakotoさんがオレンジ・ビューエルとバトル中。チャ~ンスとばかりmakotoさんのとの差を一気につめます。なんだかmakotoさん戦意を喪失しちゃったのか、二度目のビューエルに追い抜かれた後、簡単に先行を許してしまわれました。それでは行きますかと、makotoさんの後ろに付き、P-LAP3の周回数をカウントしていきます。

 そして最終ラップの最終コーナーで仕掛けます。突っ込みラインでインを取り、前に出るのに成功しチェッカーを・・・・出てない・・・・うそ~ん。今年から始まったサイディングラップ分を余分にカウントしていました。「ガーンッ」としているうちに来ましたmakotoさん。DUCATI1000DSの加速で、ホームストレート中盤で抜き返されちゃいました。「ぐぞ~っ!!ぐやじ~っ!!!」。こうなったら2コーナーからモスSに掛けて仕掛けちゃると、後にぴったり付いてチャンスを伺います。来ました、モスSの切り替えし、アトウッドコーナーのアプローチのアウトよりが車幅一台分空いています。リリー・フランキー原作の「おでん君」のおでん屋の大将なら「はいっ、美味しいとこ」って言いそうなシチュエーション、アウトにマシンを振り並び掛けると・・・makotoさんもアウトに寄ってきます。「ヤバイッ!接触するなこれ」と感じ、ギリギリ白線の上を走るも、出ているスピードがスピードです。タイヤがダートに落ちてハンドルがロックトゥロックまで左右に振られますが、ココは落ち着いて自分の行きたい方向つまりアトウッドコーナーの進入ラインを「キッ!」っと見て、マシンを誘導します。ターマック路面に戻ると、おつりももらわず「バチッ」っとラインに乗っかる我がロシナンテ、さすがオーリンズ、前後の黄金の肢は、大枚を叩いただけの仕事をします。

 makotoさんは私を転かしてしまったと思われたようで、ちょっとスローダウン。ココはレースなので「ゴチであります」とアトウッドコーナーの立ち上がりで抜くも、続く裏ストレートの中盤で抜き返されました。再び「ジクジョー、松永の馬鹿!変なスケベ心出して、最初の自分の判断を信じず、変なキャブのリセッテイングしてなきゃ直線伸びてるのに・・・・馬鹿馬鹿!」とストレート中盤からヘアピンまでの短い区間で後悔しきりです。

 そのままmakotoさんにおさえられてチェッカー。

 タイムは五周目に52秒台を記録していましたが、順位はブービー。

 今回は本当に不本意なレースでした。何が一番不本意かって、それはリザルトよりも、追い詰められた時、最後の最後、自分を信じる事が出来なかった事です。確かに「今、自分の立ち位置が正しいか?」その事を絶えず検証する事は大切な事です。しかしそれは今までの自分の判断を信じないと言う事では無いはずなのです・・・最後に残るのは自分の判断、それを信じられなかった自分に自己嫌悪なのです。

 「あかんやん自分!」そんなモトレヴォRd3・・・あ~こんな精神状態のまま今年の岡国の空冷ツインは終わりなのか・・・なんだか空しい・・・。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年8月 6日 (月)

流石に体調悪いです

 これをお読みの皆様、すいません。昨日のエントリーで「詳しいレポートは又後日、今日は疲れましたのでもう寝ます」と書いたのですが、体調がイマイチで、今日もちゃんとしたエントリーは休みます。

 この週末のサーキット遊びで、真面目に熱中症にかかっていたようで、内臓をやられてしまいました。水物ばかり飲んでいたので、お腹壊して食欲ゼロ・・・こんな調子で今週末のミニバイク耐久大丈夫でしょうか、私ってば。←使い方間違い。

 なので休んでばかりはいられないと、筋トレはやっときました。我ながら馬鹿です。しかしそれでも食欲は湧かず、懲りずに水物ばかり口にしています。このまま行くと夏バテ間違いなしですね。

 はぁ~体調悪い&小さな怪獣二匹帰省中。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2007年8月 5日 (日)

本日の決まり手は「押し出し」

 帰ってきました。

 暑かったです。どのくらい暑かったかと言えば、レース後、ちょっとしたメンテナンスをしている時、左手で工具にトルクをかけているとき、左手の親指が曲がったまま硬直し、伸びなくなるくらい・・・そうあまりの暑さによる発汗で、身体の電解質、特にマグネシウムが不足している状況です。簡単に言うとレプリカントのロイ・バッティー状態なのだ。

 そんな状態の中でのレース。

 ・・・・不本意です。思いっきり・・・。

 予選はシオシオで最下位、予選後良かれと思ってやったキャブの再調整も大外し、・・・結果、決勝ではベスト2秒落ちの52秒台しか出ませんでした・・・しかも決勝ブービーだし。

 あ~ドリー番長にもやられてしまった・・・。

 スタート直後、1コーナーで起きた大事故にはなんとか巻き込まれず、ブービー脱出をかけてやりあった、O.C-makotoさんとのバトルは、モスSにて秘技「押し出し」を繰り出されるも、無事生還、「モスS・・・何故あそこでやりあう?」って言われても、だって引けなかったんですもの。その後のアトウッドコーナーで追越をかけるも、キャブ調整を外してしまい7,000rpm以上はゲロゲロ状態のマシン「キチョーッ!!」最後は裏ストレートにてDUCATIの加速にやられました。

 最悪や・・・又makotoさんにしてやられました

 詳しいレポートは又後日、今日は疲れましたのでもう寝ます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年8月 4日 (土)

さあ、大人の夏休みが始まる

 準備OK、岡山国際サーキットに向けて出発です。

 もう一度、確認。

 夕刻の剣術稽古も、足裏の親指の皮がずる剥けになるまでしっかりやった、筋トレの新しい股割き攻撃(之をインナーサイ・クロス捻りと言う)にも耐えた、、サーキットの皆で前夜祭に食べる、鰺の〆寿しも、一週間かけて家族総出で作業した結果、さっき完成した。後は出発まで冷蔵庫で休ませるのみ。ドライアイスも用意した。マシンも、装備も、ツナギも、参加受理書等の書類も用意した。お金もおろした。携帯も充電済み、後、何かあったっけ・・・・ 

 これで忘れ物をしたら、いい笑いモノです。

 東京のお仲間は、BMWのミーティングで長野県の白馬だそうです。(ジンさんも)それではレース組もツーリング組も、怪我の無い楽しい週末となりますように。

 それでは皆様、行って参ります。

 P.S 明日のエントリーの更新は、午前零時はちと無理で、午後10時くらいになると思います。その辺のとこヨロシクですっ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月 3日 (金)

嵐の前の静けさ

Typha  台風五号接近中・・・

 しかし鳥取は、時折風が吹いていますがとっても静かです。

 嵐の前の静けさとはこの事でしょうか。

 こんな時は静か~に過ごすのが一番です。

 明日から岡山国際で二輪サンデーレースのモト・レヴォリューションです。台風一過の灼熱の中で行われるレースになると思われます。参加の皆は熱中症に注意です。(何年か前、夏のモトルネで練習走行後のあまりの暑さ、手が痙攣した事がありました)今夜はその前の休息と思い、睡眠時間もたっぷり摂って静かな夜を過ごそうと思います。

 台風の鳥取の最接近は明け方です。

 それではおやすみなさい。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年8月 2日 (木)

考えるな、感じるんだ

 日々サーキット走行に悩んでいるのですが、この2日は退社時間になるとその事は置いといて、剣の理合について考える時間となっています。

 夕刻の6:00~7:00まで雖井蛙流の稽古です。結構、微に入り細に入り注意を受けるようになってきました。それは師の私への期待と受け止め、汗が全身から吹き出て、額から流れて目に入り、そのため激痛が走るのですが、それに耐えながらでも木剣を振ります。この2日の稽古がどのくらい激しいかと言えば、一時間弱の稽古で、背筋、特に肩甲骨の裏辺りの筋肉が筋肉痛で悲鳴を上げるほどなんです。

 そしてやはり駄目をもらう部分が出てきて、そこを「上手くやらなきゃ」と考えれば考えるほどなおさら駄目になっていきます・・・師は「考えているようじゃ体は動かない、もっとシンプルに物事を感じてみよう、先ず構えて体を動かす」と。これって映画「マトリックス」のモーフィアスも引用していた“Don't think.Feel!”と言うブルース・リーの金言そのままですよね。昨日のりゅーぢさんのコメントも、実は古武道と二輪サーキット走行の違いこそあれ、この事を言われているんだって皆様気付かれてますか?

 どうやら、私は考えすぎる、頭でっかちな処があるようです。

 「徹底的に体に覚えこませるんだ」と駄目な部分だけ集中的に何度も何度も何度も・・・・やっていきます。いつもの土曜日の稽古なら、あまりにできないと途中で「今日はココまで、また来週」となるのですが、今回は出来るまでひたすら続けるのです。

 そして師のOKが出ると「通し」で型をやってみて、また駄目ならその部分の部分練習に戻り、また「通し」で・・・そのような事が何度も続けば、「あっ」と言う間に一時間なんて過ぎて行きます。

 最後は綿の刺子の稽古着がグッショリ・ズッシリとなっていきます。

 稽古が終わるとそれで終了ではなく、一旦家に帰り、トレーニング着に着替え、筋トレに向かいます。稽古でバッチリ乳酸が溜まっている背中を重点にほぐし、もっと丹田に力が入るように、下半身の強化と柔軟性UPに励みます。ジムの閉店の9:00まで。

 つまり、6:00~9:00まで筋肉動かしっぱなし・・・まるで高校生の部活動ですね、こりゃ。 

 こんな生活が、演武をする八月末日まで続くのだ。 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年8月 1日 (水)

迷子の迷子の・・・

 う゛~っ!!!!

French_vowels  なんだか最初からいきんでいますが、別に便秘で辛いわけでも、腰痛で動けないわけでも、ましてや鏡を前に口角の開き具合、舌の位置を確認しながらフランス語の母音[ø]の発音練習をしているわけではありません。

 考えれば考えるほど解らない、悩んでいるのだ・・・悩み深き若きウェルテルのように←大袈裟!

 この前の練習の時から、岡山国際サーキットの1コーナーからアトウッドコーナーの立ち上がりまでの道がわからなくなったのだ。わ~ん!!

 練習走行後半、「今まで走っていたライン、これで本当に良かったっけ・・・?」と自問自答していたら、自信が無くなってジレンマに堕ちました。

 「タイヤは今時のハイグリップだから、かつてりゅーぢさんに教えてもらったように、空走距離を作らない「ながら運転」を心がけて・・・するって~とアプローチはここで・・・あ゛~っアウトにはらむ、ここを小回りするように・・・今度は減速しすぎ・・・」、乗っている車両がMOTO GUZZIと言う特殊性があるとしたって、コースに「作麼生(そもさん)!」と正解の無い問いをかけられているようで辛いんです。

 何人かの人に「これで良いんだよね・・・?」と道を尋ねるも、自分の中ではイメージとの乖離に何かしっくり来ません。考え過ぎでしょうか。

 完全に岡山国際サーキット高速セクション迷子状態です。

 ♪迷子の迷子の御馬鹿さん~あなたのラインはどこですか?♪

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2007年7月 | トップページ | 2007年9月 »