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2007年8月23日 (木)

神経衰弱ギリギリの帰還

 昨日のつづき。

 耐久レースのあまりの好成績と、翌日の月曜日は私にしては珍しい事にお休みを取っている事もあって、モトラボロの一団と、土曜日にお昼を食べた、スリランカ人の方がやっている、スリランカカレーのお店に再び行く事となりました。

 もう皆の機嫌がいいです、関戸メカは物凄い量のオーダーと、味付けをホット(辛い)にしてくれなんて本場の人にゆうてます。この人はアイアン・ストマックの持ち主なんであまり心配はしていませんが。ジンさんは運転をメカにさせることを前提にビールいっちゃってます。

 私はナンと、ホタテカレーを頼んだのですが、皆がホットになんてオーダー入れてるから私もついつい前に習え。それが辛いの辛くないの・・・ナンでカレーを食べましたので、なるべく右手だけを使って手で食べていました。これが後に小さな不幸を招く事になるとは・・・。

 すっかりお腹一杯になり、勘定ははジンさんのおごりと言う事になりました。ゴチであります。

 ここから鳥取へ向けて帰る事になったのですが、常磐、首都高共にガラガラ、難なく三号渋谷線に入る事ができました、ここで、これから後14時間以上、私の神経をすり減らす事態の最初の一歩が起きたのです。丁度、渋谷から三茶にかけて少し混んで来たのです。減速しギアを5速→4速→3速・・・ろっ!!!3速、「ギャ」って蹴られて入らないんですが!!!仕方が無いので4速に入れなおし(何事も無く入ります、ホッ)、もう4速のままクラッチ操作で難を逃れます。

 こんな事になりながら「なんでかな~」とよ~く考えた・・・・それはさかのぼる事土曜日の午後・・・

 前日車検が終わり、「わ~い、アルファのジュニア・ザガートだ!」なんて言っていた後の宿までの道すがら、1速に入り辛くなり、「こりゃシンクロがアボーンか?」なんて思い、ニュートラ飛ばしの2速→1速に入れると難なく入るので、「うほっ、このギア操作アルフィスタな私」なんて独り言を言う始末。独り言まだいいんですが、もし、こんなことを人前で言っていると、自称「105歳じいさま」ことアウトパ○コのT社長に、ありがた~いアルファ説法を、説いて教えられた番長ドリーさんが登場して「ハイエース乗っているのにアルフィスタはないじゃろ。そこまで言うなら、せめてトランポをAlfa Vanに乗り換えてもらわないとなぁ~」なんて恐ろしい事を言われるに違いない、きっとそうだ。

 脱線が過ぎました。とまあ土曜日からミッションに何かしらのトラブルがあったと言う事です。東名高速に入り、5速で走行中・・・どんどんギアのバックラッシュ音が大きくなります・・・。ちょっとこのままではと近くのPAに入るも、もう3速、1速に入りゃしない。挙句の果てにバックまでだめです。

 ・・・・今私に残されたのは、2速、4速、バックラッシュ音の激しい5速です。この状況で5速を使うのはあきません、ギアロックでも起こしたら、タイヤがロックして車が横転なんて事にもなりかね無い状況です。もう2速と4速、それに永い半クラッチを使って2と4の間を埋める。PAとかSAで車を停める時には、大型のトレーラーなんかが停めている、通路脇に止めてバックの必要が無いようにする。どうせ二輪車にはバックギアなんて付いていません。ハイエースを二輪車と見立てて扱えばいいのだ・・・なんて自分に言い聞かせるも無理がありますよね。

 なんだかこの状況って、1991年母国GPを初優勝した時のセナみたいだ・・・。よくわからないですか?このレース中盤、彼のマクラーレン・ホンダは、まず4速が入らなくなり、続いて3速、5速も使用不可能。終盤6速だけでの走行を強いられたのですが、何とかマシンをもたせ、母国初優勝したんです。ねっそれに近いっちゃー近いよね。

 私はレース時にワンデーのコンタクトをしているのですが、運転中のこの時の深夜、丑の刻くらいの事です。「そろそろ酸欠で限界です」と私の目玉が言い出しました。脇においていた眼鏡を取り出し、ソフトのコンタクト外そうとして、右手で摘もうと・・・

 「ギャー!!」

 右手にカレーのホットなスパイスが残ってた・・・ナンを使って右手でカレーを食べたからです。その指が目に・・・涙、ボロボロ。だからといって「目がぁ~目がぁ~」とムスカの真似はしませんでした。あしからず。誰かが、私を決して睡魔に堕ちないようにしてくれているのでしょうか?←ただおっちょこちょいなだけ。

 こんな感じで、午後7時過ぎに筑波のカレー屋さんを出てから、家に到着する時、もう普通に日が昇った午前9時半になっていました。その間、緊張と、不用意に車を停めると、そのままギアがスタックしそうな気がして中々停められず(とは言っても給油と、休憩にそれぞれ一回ずつSAに停車しました)、そのおかげで一睡も出来ませんでした。

 昼間の三耐の方が、精神的によっぽど楽でした。

  そんなこんなで、やっと家の前に到着し、荷物を下ろし、さあシャワーを浴びて少し休もうかって時に、今度は会社からSOSの電話、そのままハイエースに乗り、ディーラーに乗りつけ修理を依頼し、代車を借りて、Tシャツ、汚れたジーンズのまま出社、SOSの案件を30分でやっつけて、やっと本当に家に帰れました。その時もう11時前。

 後は、ザッとシャワーを浴びて、夕刻まで泥のように眠ったのです。

 ホンマ、精神が擦り切れて、魂が抜けました。

 最後に、この神経をすり減らして帰還中、数少ない休憩のための停車時の事です。どこのSAとは言いませんが、普通の人が車を止める所ではなく、よく大型の貨物車が停まっているSAの入り口から出口まで真っ直ぐの通路。その通路のSAに入って直ぐの所の脇に、バックギアが使い物にならないので直ぐに発車できる位置に車を停めました。眠気覚ましのブラックの缶コーヒーを買おうと車外に降りた時の事です。側溝のグレーチング下に、なにやら水銀灯の光を怪しく反射させている物。棄てられた注射針を見つけました。

 インターネットで今日頼んだものが明日届く。よくよく考えれば物凄い事が、あたりまえだと思われている昨今。今回の事で何気に、この国の流通と言うシステムの歪みを、ほんの僅かではありますが垣間見た気がしました。

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コメント

本当にお疲れ様です。
行きの耐久、レースの耐久、帰りの耐久と前進あるのみ!の3連戦。
帰りの耐久はきっとジュニアザガートを見て喜ぶ松永さまをサラセン人がハイエースのミッションに逝ってよし!と呪いをかけたのでしょう。

アウトパ○コのT社長ならハイエースにTアームを勝手に付けているでしょう(笑)

投稿: 特攻番長ドリー | 2007年8月23日 (木) 11時55分

夜間の運転十分気をつけてください。
昨今の物流事情は非常に悪くなってますから。。。
事故を起こさない方が奇跡に近いと思います。
ETCで早割を使いたくてもこの時間帯はかなりヤバメです。

投稿: VERTICAL | 2007年8月23日 (木) 12時01分

特攻番長ドリーさま
ハイエースのサスもグラッっと車体が傾いてからなんぼですが。
速度はアルファの半分です。(笑)

VERTICALさま
いや~自分で走ってみると、貨物の長距離運転の辛さが骨身に染みてわかります。
とても大変な仕事です。
この帰還途中にも、岐阜県内の名神高速上り車線で大型トラックが中央分離帯に激突して横転してました。
こわ~。

投稿: 松永 | 2007年8月23日 (木) 14時11分

お疲れ様でした.

自分は実家との往復で900kmちょい走りますが,
やはり,眠くなります.
それにしても,ミッション逝くんですねー.(^^;

投稿: mosan | 2007年8月24日 (金) 08時49分

mosan先生
もて耐完走おめでとうございます&お疲れ様でした。
同日、私は筑波3耐で、のべ一時間オートバイに乗のりましたが、レースよりも、帰りのトランポ14時間耐久の方が肉体的にも精神的にも疲れました。
我がトランポの寒冷地用四駆システムは、私の使用状況ですと、駆動系に負担を掛けるようです。

投稿: 松永 | 2007年8月24日 (金) 09時37分

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