« 賽は投げられた | トップページ | 不屈の心で行きましょう »

2007年5月26日 (土)

正夢なのか

 今日のエントリーお読みになられる前に、この過去のエントリー「ミニモト大作戦」を復習しておいてください。

 準備は良いですか?それではお話を始めます。

 今日のミニモト耐久の練習会。清貧号で本格的に実戦さながらの長丁場を「ビューンッ」と走るのは初めてのことです。Massimo技術長には、初めてこういった類のマシンに乗ってもらう事となります。

 一本目の45分、とりあえずMassimoさんのライディングで6周回してもらい、私がハンドルを受け取り、ある程度走ったら、またMassimoさんに交代する予定でした。

 それが・・・私・・・交代せず走りきってしまいました・・・ただコレには理由があります。

 走っていてコーナーリング中のオートバイがなんだかおかしいのです。確か、ライダー交代の時Massimoさんが「前輪が無いと思って、凄く後ろ乗りしないと向きが変わらない」との報告を受けていました。

 第一コーナーアクセル全開トップギアのままバンキングして旋回に入りま・・・クリップに付けへん・・・同じ速度で周りのヤツはインに向かっていくのに、アウトの縁石ギリギリまで膨らんでいきます。ミニモトとはいえ「コワーッ」。じゃブレーキを掛けないのは同じですが今度はちょっとアクセルを抜いて旋回してみたら・・・やっぱりアウトへ・・・無~理。じゃ三叉の上に頭が来るように前乗りしてフロントに荷重がかかるようにしてみると・・・「うわ~死ぬ~、フラフラ不安定で危険が危ないっ!!!」、じゃMassimoさんが言っていたように後乗りすると・・・をぉ、結構良いじゃん、じゃあシートからお尻を浮かして、シートよりももっと後、ゼッケンがあるくらいのところまで中腰状態のジョッキー乗りはどうだ!もっと良いじゃ~ん。

 とまあ、こんな事をいろんなコーナーで試していたら、知らないうちに白黒の旗を持ったおっちゃんがコントロールタワーで旗を振っていたと、そう言う事なのです。

 ピットに帰って来ると、Massimo技術長、「リアのイニシャル抜く準備をして今か今かとピットインを待っていたのに・・・」と、始め私は「なぜ?」と。

 話を総合すると、Massimoさんも同様の挙動が出ていたとのこと、コレは姿勢として前下がりがきつ過ぎると判断、リアショックのイニシャルを抜いて後下がりにしてみようと思っていらしたとの事。

 次の走行まで一時間半あります。その間にすべき事をやろうという事になりました。

 いつもお決まりの野戦病院の始まり始まり~。マシンのカウリングを外し、フロントとリアをジャッキアップ、まずフォークがポアポアで仕事していません。フォークオイルを硬い物へ交換です。その後フォークをセットする時に、前上がりの状態にするためフォークの突き出し量をノーマル状態よりも減らし、リアは下がった姿勢にするため、前述のピットイン時に行う予定だった、イニシャルを抜いてやります。

 つまりこうです、マシンの姿勢を前上がりで後下がりのアメリカンな感じに矯正してやる・・・ねっ、これって何気に、過去エントリーに書いた悪夢のミニモトマシンではないですか。(ちょっと違う)

 で結果は・・・

 曲が~る。さっきと比べ物にならないほど曲が~る、なにせ一時間半前の時の挙動が怖くて、ツーリングしていたMassimo技術長、いきなりベスト10秒UPです。

 私も何気に普通に乗ってベスト2秒UP、「でもね、もうちょっと、マシンの向きが変わり易くなると・・・」なんて私が我がままとも取れる申し出をすると、マシンの周りを観察するMassimo技術長、新たなる発見です。実は我々の体重ではリア抜きすぎて底着きしてました・・・ガーン。

 つー事で来週の前日練習に向けてリセッテイングをする事としました。今日の二回目走行のため、リアを緩めていた分を底着きしないように再び締め上げ、それに伴いフロント上がりの姿勢を維持するため、フロントは更なる突き出し量の減少といったサス変更をいたしました。

 これで無茶士さんの言われる、第一次ノルマタイムは来週の土曜日の練習走行で何とかなりそうな希望が持てます。

 それにしても、6周の試走で「姿勢がこうこうこう言った感じで変っ!」と解かるMassimo技術長、サイコ~です。私一人だったら、泥沼にはまってタイムもジリ貧で終わっていました。ありがとうございました。

 しかし、この年初の私の夢は、この事の予知夢だったのか?そうなか?

 なーんて言っていると、明日も岡山国際サーキット通いが、確定しました。

 知り合いが、DUCATIで練習走行をするのでそのお手伝いです。

 はっ・・・私、ほとんどビョーキですよ。

 それでは、明日、岡国な人は現地で会いましょう。 

|

« 賽は投げられた | トップページ | 不屈の心で行きましょう »

コメント

デブ2人・・・
ラップ短縮には、更なる軽量化が・・・

投稿: massimo | 2007年5月27日 (日) 11時11分

Massimoさん、ついにレースデビュー。
がんばってねー!

投稿: mosan | 2007年5月27日 (日) 13時08分

massimoさま
>デブ2人・・・
あと一週間、出来うる悪あがきしましょう。

mosanさま
ミニモト面白いですよ。
どうです?

投稿: 松永 | 2007年5月27日 (日) 22時27分

サグ出しは大切ですなぁ。。。
でもBMに乗り出してからサスペンションの許容値が広いせいか
無頓着になりつつあるなぁ。。。
さすがにテレスコはそうはいかきん。(笑)
所詮、私の乗り方はその程度ではある(爆)

投稿: VERTICAL | 2007年5月27日 (日) 23時01分

VERTICALさま
>サグ出しは大切ですなぁ。。。

でも面白いです。
オートバイと、どんどんお友達度が上がります。
Massimoさんやジンさん、高橋メカのようなマシンの声が聞こえる人々には、ホンマ頭が下がります。

投稿: 松永 | 2007年5月28日 (月) 07時49分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 正夢なのか:

« 賽は投げられた | トップページ | 不屈の心で行きましょう »