異端のガンダム
高校生の頃と言えば、私の神はシド・ミード、H.R.ギーガー、ジャン・メビウス・ジローとSF雑誌STARLOGな日々でありました・・・(遠い目)
最近、上記の工業デザイナー、シド・ミード氏のデザインした、髭のガンダムこと、∀(ターンエー)ガンダムの画集の“MEAD GUNDAM”がどうしても見たくて、中古品をずいぶんなプレミアが乗っけられた価格で買うこととなりました。
氏の本職は工業デザイナー、その仕事は、車のデザイン画に始まり、ハリウッド映画の設定デザイン、NASAの未来予想図と、学生時代の私はその画を見るたび、深い深~い溜息をついていたのですが、そんな人が二次元のアニメ作品のガンダムをどう料理していたのか興味津々であったのです。
その本の感想を言えば、やはりショックでした。
よくあるような日本人デザイナーのロボット設定画などとはまるで違い、立体物としてとらえられたロボット、身体部分の黄金分割比から始まり、関節の稼動方法まで事細かに描き込まれたそれは、まるでダヴィンチのスケッチ画のようでもあります。
惜しむらくは、テレビ放送時の画には、デザインは同じなれど、この設定画の持っていたオーラと言うか雰囲気と言うか、そんなものがテレビから伝わりきってなかったように思います。その時の番組制作予算の問題でしょうか?
と言ってもテレビの本放送は八年前、この本が発刊されたのも七年前の事です。今頃になって気になる自分・・・遅すぎだって。
ただただ「ふーむ・・・」と鼻の穴から深い息を吐きながら、ページをめくる日々が続くのです。最近ますますヲタ度が上がってきていますな・・・。
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