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2006年12月24日 (日)

今年最後の稽古

 ここのところ、Blogに書かなかったので不安に思われていた「剣術」ファンの方々、久々の古武道エントリーでございます。なにせ三週にわたる関東往復があったり、私と師共々おそろいで体調を崩していたり、そんなこんなでほぼ一ヶ月ぶりの稽古となりました。

 一ヶ月のインターバルが良い意味で私を冷静にさせています。客観視が出来るのです。

 まあいつものように「足捌き」や「手首の返し」について注意を受けるのですが・・・出来ていないのが自分でも解ってはいるのですが、だからと言ってそれが直ぐ出来ないのが物事の難しい処で面白い所です。こうやって何かに挑んで、個としてのポテンシャルを上げようと足掻く事が大切なのだ。

 使太刀と打太刀を入れ替わり、師は袈裟を落とす時には肩の鎖骨の上を 、正中線を切る時は、短く切った髪の毛に「トンッ」っと止めの部分で木剣を当てられるのです。ここを斬っています、あなたもここまでやりなさいという意味で。

 しかし、昔の人は、これから殺しあう相手の息遣いがわかるような、こんな間合いで刀を担いで命の遣り取りをやっていたのですね・・・それを思うと複雑な感じがします。

 始めは息が白くなる気温での寒い稽古でしたが、何時しか稽古着から湯気の立ち上がる内容になっていました。

 今年の稽古はこれで終わりです。次は新年2日の道場の鏡開きです。

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