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2006年11月

2006年11月30日 (木)

じっと我慢の三周

 ・・・昨日の記事より続き

 11/26、早朝5:00サーキットに向かうためモト・ラボロR.Tの面々が動き出します。なんとトランポのフロントガラスが霜で凍り付いています・・・今日もすっごく寒いのね・・・涙。

 ちなみに私の予選時間は9:20から、早めに全ての用意して、しっかりタイヤウォーマーでタイヤを暖めないと。

 6:30にサーキット着、ここ筑波サーキットは岡山国際のように、前日のうちからチームテント張ったりなんて出来ないのです。チーム員全員で急いでテント設営とマシン&装備品の搬入です。ちなみに今回モト・ラボロR.Tから出走するライダーは、ゲッツイ&ブリアンのスーパーツインを駆る塩川選手、1100Sportを駆る千崎選手、1100ブレーバとモトルネ・クラスをV7Sportと二車乗りのジンさん、そしてLeMansIIの私という布陣です。「スタンホープとフリュッゲ」チームは、な、なんとACTに八台のエントリー!!!さすが、今一番勢いがあるショップだけあります。

 それにしても、寒いです。予選時気温も摂氏10℃を超えません。こりゃ、ここでこけない様に慎重に行きます。そしてこれが予選の結果・・・1分11秒035、23位/28台あーやっぱり筑波はレベル高いっす。予選リザルトはこちら

 予選後、ライダース・ブリーフィングまでの間に、セカンドグリッドの溝口さん主催の上田宗箇流の野点にフリュッゲさんを誘い、そこでクラブ・モトルネッサンスの横部代表にご紹介です。西と東の顔継ぎです。こういった事をお茶席で行う、これぞ安土桃山よりこーいった感じは、正しいお茶席の利用法ですな。ちなみにこの時に頂いたお茶菓子の上品な甘さ・・・溝口さん、大変おいしゅうございました。ちなみに上田宗箇流のお家元の筆による短冊が掛けてありました。そこに書かれた「疾風」の文字。・・・良いねぇ~(byキム・スネイク)。

 また、Max10groupの臼井営業本部長様も紹介いたしました。双方の為になるような良いアライアンスが組めればと願いながら・・・。

 こんなことでバタバタしていると、黄色いオートバイを押しているゴローさん発見!なんとあのSAXON GUZZIに乗って応援に来てくれました。我が師匠、北島さんもBMWに乗って参上!です。SUZUKIさん夫妻もワンちゃんを連れての応援です。わたしゃうれしいです。地元の岡山国際でも、こんなに応援に来てもらった事ないです。東京を離れて12年になりますが、なんだか又、東京に帰りたくなっちゃいました。

 そんなこんなで決勝タイム、ウォームアップエリアで暖気をして、ウエイティングエリアにマシンを運びます。ここで出走前点検があるのですが、ここで引っ掛かっちゃいました。「タンク下のゴムパイプが脱落しないようにタイラップを掛けろ」と指導を受けて、検査テントの傍にマシンを置きその対処に必要な物をチームテントまで取りに行きます、その間タイヤウォーマーが掛けられず・・・この寒さ・・・なんだか嫌な予感がします。指摘された事を対策し、検査OKシールをもらい、ウエイティングに整列させてウォーマー巻くも、直ぐにグリッド移動の時間になってしまいました。

 タイヤを触るとやっぱり「ツ・ベ・タ・イ・・・最悪です」

 一分前ボードでエンジン始動、サイディングラップが始まりました。波状スタート時にちゃんとスタート練習をします。をぉ、上手く行った。ウォーマーを掛けられなかったので、タイヤが早く発熱するように、メリハリをつけてアクセレーション、しかしこのサーキット、左コーナーが二箇所しかないため、こんな気温ですと、どうしてもタイヤの左半分が冷えがちです。ますます嫌な予感・・・。グリッドに付きレッドシグナル点灯、シグナルオフ!!!スタートです。

 今回もスタートバッチリです。目の前にジンさんやフリュッゲさんが見えます。オープニングラップの第一ヘアピン(左コーナーやで)で、やはり嫌な予感は当たりました。立ち上がりでアクセルを開けるとズリズリってきます。「あーやっぱり駄目だ・・・三周ほど様子見だなこりゃ」と、各コーナーではスピードをちょっとペースダウン。直ぐに三台の後続車に抜かれてビリッケツ(多分)になってしまいました。

 ただジンさんたちが居る集団から遅れをとらない様に、真っ直ぐな所はきっちりアクセルを開けてついていきます。こういった時、ダッシュ力の勝る神宮司チューンは頼れます。

 二周目もそのペースで行き、三周目の一ヘアと昨日転倒したCXコーナーをこの一、二周よりもアクセル開け気味でタイヤグリップを確認です。お尻センサーの答えは無問題。永かった・・・本当に我慢の二周半、第二ヘアピンを立ち上がり裏ストレート~最終コーナーに向かうブレーキングポイントでヘルメットの中で呟きます「GO!」。

 これより、タイヤを暖めるために我慢していた分を取り返していきます。

 先ずはこの二周、ずっと背中を見て観察していた、スタンホープのメンバーで一番若い・ケン君にロックオンです。

 「行くぞぉ~!!!」つづく。  

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2006年11月29日 (水)

The port side!!!

  流石に昨日は筑波遠征の影響で疲れ切った状態でした。私の一番活性の上がる時間帯、22:00~1:00はもうお布団の中・・・記憶がございません。一日遅れではありますが、筑波モト・ルネッサンスのレポートいってみよう!

 11/25土曜日午前4:00、神宮司邸の目覚まし時計のアラーム音で目が覚めます。身繕いを整え、4:30にお店に向かいます。お店で井上メカと合流し筑波サーキットへ向かいます・・・第三京浜、首都高、常磐道を乗り継ぎ6:00に谷和原に到着。インター出てすぐの信号で赤信号のため停車すると、前にはTEAM3/4のFDさん、横を見るとスタンホープの西田代表と庄治さんの乗ったトランポ、なんだか朝一から身内に囲まれています。

 サーキットに向かう道沿いの畑を見ると、一面真っ白・・・関東ローム層独特の黒色の土の表面に霜が一面に降りています・・・マジですか・・・。まるでガートーショコラに粉糖を振った様な光景です。あの~あと二時間で私の走行が始まるんですけど・・・気温大丈夫でしょうか、ちなみにこの時の外気温摂氏0℃でした。

 サーキットに到着、レーサーと装備をトランポから下ろし、走行の準備を始めます。暖気をしようとエンジンを掛けますが、燃料が薄すぎて上手くエンジンが回りません。キャブレターのメインジェットを2ランク濃くし、ジェットニードルのクリップ位置も1ノッチ濃い目に振ります。しかしホントに寒いっす。

 走行10分前、ジンさんたちに「昨日のブリヂストンの走行会では、皆左コーナーで散っちゃっているから注意するように」と忠告を受けます。

 8:00になりました。一本目の練習走行開始です。ジンさんの忠告どおり、最初の三周は気を付けて、タイヤを暖めるように慎重なライディングです。五周を超えたあたりで徐々にペースアップ、ピットレーンから井上メカが上げるサインボードには11秒の文字が見えます。

 そう今回のレースの最大のテーマは1分10秒切りです。

 しかし、この日ほど革ツナギのパンチメッシュを恨めしく思った日はありません。車体に伏せている時は良いのですが、高速コーナーでハングオンして走行風に身体をさらす時、刺すような冷たさ・・・最終コーナーは寒さ我慢比べみたいになってきました。

 15周を越えたあたりで、ボードには10秒の文字、もうタイヤ大丈夫でしょう。それではいきますかという事で、さらにマシンに鞭を入れます。17周目ダンロップ下のシケインの右→左の切り返しを終え加速のため3rd全開にした左コーナーの立ち上がり。

 一気にリアタイヤがグリップを失いアウトにはらみます。「ヤバイッ!!」とっさに膝を補助輪代わりに出しました。しかし、その膝を中心にマシンがスピンモードに入り、私もマシン共々ぐるっと回転して放り出されました。コースの真ん中に横になっているマシン、走行中の皆様ごめんなさい・・・・。

 身体をチェックすると、異常無し。走行してきている他車が来ないのを確認して、マシンの傍に行きマシンを起こし、マシンを押して小走りで路肩のウレタンパッドの所に立てかけて、残り少ない走行時間が過ぎるのを後悔の気持ちいっぱいで待ちます。その時心の中で「左コーナー・・・左コーナー・・・あぁ左コーナーあんなに言われたのに松永の馬鹿!」と。そして、ドナドナタイム・・・

 パドックでマシンチェックをすると、私の膝とお尻でマシンの転倒の衝撃を和らげたようで、左ステップが削れて半分の長さになってしまったのと、ハンドルバーエンドのジュラコンが削れ、GUZZIガードが削れた程度。ステップはスペアを3セット持ってきています。まだまだ走れそうです。一番のショックはこの夏下ろしたての革ツナギの左尻の部分の赤ストライプがメロメロに・・・涙。

 落ち込んでいてもしょうがないです。気持ちを切り替え10:30の二本目の走行に間に合うように復旧が始まります。ジンさんと井上メカの迅速な処置により一時間弱で復活。ジンさん、井上メカ、多謝であります。

 次はジンさんも走るとの事、私、この筑波サーキットは、まだ道がわからない所(ライン取りっていう意味ですよ道は一本ですからね)があるので、ジンさんについていきます。門前の小僧となって、ジンさんの真似真似、モト・ラボロ式サーキット教練の開始です。

 走りながら、「えぇ1ヘアってこんなに早くインにつくの?」とか「最終のツッコミまだ頑張れるの!!」なんて思いながらくっついていきます。最後の方でジンさんはペースアップ、ご自身の練習に入られたようです。必死になってついて行こうとするのですが、あきませんでした。走行終了後その時のタイムを聞くと、「7秒台だったねぇ~」と、悔しいけど今の私には無理です。そうこうしていると、後発隊の関戸メカと桑森さんが到着です。

 そして十分気温も路面温度も上昇した14:30からの三本目の練習走行枠開始です。先ほどの、モト・ラボロ教練のライン取りを復習しながら走行です。ちなみにタイムを出しに行く予定でしたので、ジンさんのP-ラップ(自動タイム測定機)を借りての走行です。

 なっなんと四周目に1分9秒98の文字・・・「あ~1分10秒切りを誓ったあの日から幾歳月・・・終にこの時がきました・・・そうしていると1コーナーの立ち上がりで国産四気筒のバイクが激しく転倒、ライダーの方はぐったりして横になっています。次の周、救急車がコースイン、コースにはこのマシンのばら撒いた部品が散乱しています。

 さっきのP-ラップが見間違いでなければ、1分10秒は切れているはずです。本番は明日です。サーキットが荒れている今の状態で、これ以上のリスクを犯す必要はありません。この練習枠は早々に切り上げ、この周にピットインしパドックに帰って来ると、かっさらい男こと友野選手が、「切れた?10秒切れた?」、またジンさんは「手計測では9秒7だったけどP-ラップはどう?」と、走り終わった私に駆寄ってくれました。ちなみにP-ラップ文字は01:09:988の文字。走行中の表示は見間違いではありませんでした。うれしさいっぱいで朝一の転倒の事など何処吹く風です。

 練習が終わると関戸メカと桑森さんに手伝ってもらい選手受付、タイヤ交換、車検を済ませ、マシンと装備をトランポに積みなおし、チーム「スタンホープとフュルッゲ」の皆様と共に温泉完備の宿に行き、そこで楽しい夕食会です。私はこの時、お酒も入って10秒が切れたこともあり上機嫌のその席で「明日の本番、目標タイムは8秒7です」と宣言してしまいました。

 あ~あ、どうなる事やら・・・つづく

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2006年11月27日 (月)

家に帰るまでが遠足だ!

 午前6時20分。無事、筑波サーキットより帰還しました。

1634 今回の遠征で、自宅の前から筑波サーキットそして自宅に帰還するまでの、トランスポーターの総走行距離1634.9km !!!

 疲れました・・・でも、これより仕事です。ゼンマイを「キリキリ」巻いて頑張るのだ! 

 筑波・モト・ルネッサンスの報告は後ほど。

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2006年11月24日 (金)

行ってきます

 これより筑波サーキットで行われる、筑波モト・ルネッサンス出走のため出発です。

 週明けのエントリーでこの週末の出来事を書こうと思います。

 では、行って参ります。

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2006年11月23日 (木)

やっとできました・・・

20061123102838  今やっと、マシンの準備が出来ました。

 しかしっ!!ハプニング発生!!!フロントゼッケンを貼り替えている時、この前の岡山の時のゼッケン#3を剥がしていると「ペリペリ」って音と共に、塗膜のクリア層が剥がした糊面にくっついてきました(滝涙)。

 「うそ~ん!!!」

 そう言えばかつて「この屋外用のフィルムは、糊がとても強いので貼りかえる時、ヒーターで暖めたりして糊を柔らかくして剥がさないと、時々塗膜を持っていくときがあるよ」とO.C MAKOTOさんに言われた事があったのを思い出しました。でもクリアが剥がれた後で思い出しても「意味なし親分」です。(さらに滝涙)それにしても綺麗に3の字の形にクリアだけがが無くなっています。今回はなるべくこの粗を隠すため、字が太めのフォントでプロッターより#4を切り出して誤魔化していますが、激しく「かっこ悪い・・・」。

 筑波の皆様お願いです。あまりアップで見ないでやってください・・・できれば薄目を開けるくらいで見ていただいた方が・・・駄目ですね・・・ワーンッ(T0T)!!

 レースが終わったら、フロントカウリングは店預けですね。

 これより練習走行枠の予約と、トランポへの積み込みが待っています。

 

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2006年11月22日 (水)

宇宙人に誘拐された?

 今週末の筑波モトルネのための準備で、寒い寒い車庫の中、トレーナーの二着重ね着で着膨れた状態でファイナルケース交換と、この前のレースで傷だらけになったアンダートレイを、O.C makotoさんに依頼して修理をしてもらい、そのフィッテイングをしていて、気が付くとこの時間・・・午前一時半・・・まあ昨晩のスケジュールをちょっと書くと、ジムより帰り、その汗を流すために風呂に入ってからの作業開始だったので、22時位から正味三時間半、その内一時間弱でファイナルケースを岡山用→筑波用に積み替えは完了したのですが、アンダートレイの方は車体に止めるためのステーもちょっち新調したので、そのフィッテイングが中々上手くいかんのです。

 トレイを取り付け位置まで持ち上げて、取り付けステーを車体に仮止めし、クイックファスナーの♀の所のプレートの角度が悪いと、仮止めしていたステーを取り外し、万力にはさみ「ぎゅっ」と曲げて調整して又仮止め、そして又調整・・・これが前に左右2個、後は左右が連結した大きなステーが一個、それぞれの取れ付け部分のカーブがアンダートレイの内壁のカーブに上手くフィットするように細心の注意を払い、取り付けては、様子を見て、又外し、曲がり具合の調整、又取り付け、又外し・・・・納得が行くまで続けていたところ、この時間です。

 やっと取り付けステーは納得のフィッテイングがでました。次の工程はトレイに四箇所、クイックファスナーの♂が通る穴を開けるのですが、位置決めが微妙なので、疲労困憊して集中力が落ちた今、続きをやるつもりはありません。一番重要である位置決めを集中力が切れている今やってしまうと、穴を開けた後、取り付けようとして・・・「あちゃー穴位置10mmちげーよっ!!」とかなりそうな自信が有ります。なので復活した明日やります。まあ穴位置だけ間違いの無いようにしっかりマークをすれば、後は穴を開けるだけなので、私の模型テクニックとハンドリューターを使えば簡単な作業です。

 作業はもう止めにします。ふと手を見ると、爪の間はギアオイルで真っ黒です。しかもギアオイルなので臭い(オイルに添加してある二硫化モリブデンの硫化物臭)・・・。

 これからもう一度お風呂に入ってさっさと寝ます。しかし時間経つの異常に速いな・・・三時間以上経っていたなんて、まるで実感がありません。宇宙人にアブストラクトされて、その後、記憶を消されたようなこの感じ。誰か逆行催眠かけて。(笑)

 ゼッケンの用意もしようと思っていたのに出来ず仕舞いです。明日は忙しいぞ・・・明日・・・?もう今日やがな。 早よ寝よ寝よ。

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2006年11月21日 (火)

ノートン日和

961_01  ネットの海をドンブラコ~ドンブラコ~とゆったりと彷徨っているとこんなところにたどり着いた。

 Norton Motorcycles.com

 皆さん知ってました?いつの間にかノートンが復活しているみたいです。この961/SS Commando、結構凄いパーツがついていますね。前後サスはオーリンズで、キャブなんて初めからFCRです。

  今流行のモダンレトロなデザインですか。

Sport1000biposto_11200sportz_1_2Thruxton_2007_gallery3_1 DUCATIのSPORT1000S、GUZZIの1200SPORT、トライアンプの900スラクストン、そんなところがマーケット戦略上のライバルなのでしょう。

 これらのバイクをよくよく見ると、結構、今現在のモーターサイクル事情って面白いかも・・・今更ながらこんな事にやっと気付いた私は、自分自身が面白くない、汚れちまった大人に成り下がってしまっていて、バイク馬鹿一代として、こんな大事な事に気が付くのが遅れてしまったのでしょうか?

 ちなみにノートン・ネタをもう一つ見付けました。

Norton_nec2006005_rr  The National Motorcycle Museum in Birminghamに収蔵されている588ccの2ローターヴァンケルユニットのレーサーをブラッシュアップして、来年にはレースに三回出場させるようです。詳しくはココ

 スポンドンのアルミフレーム、前後オーリンズ、フライバイワイヤのスロットル、ドライカーボンの外装、ダイマグ製16.5inchの前後ホイール、ラジアルマウントのAPロッキードのブレーキキャリパー、元が10年前のマシンとは思えない作りです。

 私も古いマシンに最新のパーツを投入しながらレースをしている手前、応援せずにはいられないのだ!

 頑張れNorton NRV-588RR!!

 これを読んでいる広島方面の方々は、ヴァンケルユニットと聞いて居ても発ってもいられないはずです。たぶんアペックスシールはMAZDA製だよね、これ。

 なんだかNorton日和な一日でした。

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2006年11月20日 (月)

秋雨の中で

 昨日は秋雨の中、町内会の関係で市議会選のポスター貼りに駆り出されました。

 昨今の市町村合併により、選挙区が広くなってしまったため、旧市内から拡大した山間部のポスター貼りです。

 しかも霧雨です・・・親父と一緒に渡されたポスターを車に積み、選挙看板の設置してある、小さな集落を回るのです。

 私が回ったこの谷、初めは山菜やキノコ狩りで連れて行ってもらい「良い道みっけ」っとうれしくなり、バイクで山道走り回っている処だったりして・・・山奥の集落を繋ぐ生活道路の細道を妙に詳しい私、助手席の親父はいぶかしがっておりました。

 かつて、ヨーロッパをツーリングした時、北イタリア、ドロミテの山の中、BMWのツーリングインストラクターのマンちゃんを、バイク道の大先輩の北島さんと、日本で一番マーニを乗りこなしている男・西岡君と共に追っかけ廻した道もこんなだった・・・右側通過か左側通行かの違いだけで、道の細さ、荒れ具合、こーんな感じ。なので身近にこの道を見つけたときうれしくて走っていたのです。

Hoshigaki  ポスター貼りのお仕事も終わり、山を下りながらふと見ると、それは見事な干し柿がずらっと・・・すごいですねぇ~まるでオレンジ色に塗った、イスラエル軍の戦車メルカバのチェーンカーテンみたいですね。←違いますっ!

Ahhc_fig03_m AFVに詳しくない人のために説明しよう。チェーンカーテンってこれです。 近代戦車に対する蜂の一刺し、使い捨て携帯型成型炸薬弾(RPG-7とかね)を用いた、背面砲塔基部への攻撃から乗員を守るものです。説明終わり。

20061119111731_2 杉林の杉が行う、葉の気孔からの水分の蒸散作用で、山から水蒸気が湧き立っている様子がわかります。

 秋雨の中の、山間部軽自動車走破、助手席の親父がいなきゃ、中々おつな物でした。

 ちょっと元気よく走ると「飛ばしすぎっ!」って五月蝿いったらありゃしない。こんなパワーのないNAの軽自動車で、山道で飛ばせる訳が無い。横で「雨が降っているので、山道の上り坂は歩く速度で」なんて言われたら、朝から始めたポスター貼り、日が暮れちゃいます。

 タイヤグリップは、ちゃんとお尻センサーで感じているっつーの。

 信じてねぇ~な。 

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2006年11月19日 (日)

「業の深さ」と言う名の感染症

 トレーニング帰りに寄るガンダム模型専門店にて、三十代前半の若い店長が衝撃の発言!!

Oilrig  店長「松永さん、レベルの海底油田基地のキット、自分用に買おうと思うんですよ」

 私「マジ?(笑)これにスペース・シャトル・オービーター発射台と、ミール宇宙基地が揃えば、あなたは模型の神です。ガンプラモデラーのあなたから、よもやそのような言葉を聞くなんて・・・あぁ俺は今、猛烈に感動しているっ(by星飛雄馬with滝涙)」

 店長「こういったキット作ろうと思うと、『やるぞっ!!』っていうテンションが必要でしょ、チョコッと頑張らんとね」つー事はストックするって言う事じゃなくて、作るって事だね。

  逝きましょう・・・いや行って下さいませ、海底油田基地!!

13  そしてここはガンダム模型専門店です、アクリル板で海面を表現して、その下にマットアングラー隊が潜入してきている海底のジオラマも作くろうよ。なんて話もしながら心の中では「私なら海底パイプラインにガッツリ噛み付いたオイル怪獣“タッコング”を登場させて、チョロットだけサンダーバード4号を登場させてみたり、007のスペクターの水中スクーターと水中タンクのダイバー一群、そんなごちゃ混ぜの闇鍋ジオラマも楽しいかもしれない・・・」って他人事なので何でもいえますね。店長スマソ!

 自ら銭出して苦労を買うこの行為!、彼の業も段々深~くなってまいりました。この地で模型冥府魔道を彷徨うことになるのか?

 素人さんは気をつけよう、「業の深さ」は感染するのである。(笑)

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2006年11月18日 (土)

ドレラ(高)ラ(低)ミ~♪

  今このエントリーを読んでおられる皆様、今日の夜は、しし座流星群が極大となるとの事です。数にして一時間あたり10個以上とか。

 もし、今日の夜、晴天で雲が無ければ、私はブランケットと魔法瓶にコーヒーを入れて、深夜の鳥取砂丘に行こうと思っています。小一時間、空を見上げていようかな。気分はアラビアのローレンスです。はい。

 皆様も今夜は空を見上げてみてください。同じ頃、何人の人が空を見上げているのでしょうか・・・しし座流星群は何年か前の時も、同様に深夜の砂丘に一人出かけましたが、自分が思っていたよりも流れ星が大きくて、ちょっと怖かったのを憶えています。まあ、B級SF映画の観過ぎと言われれば、それまでですが・・・・

 ハリウッドの皇帝、スティーヴン・スピルバーグも幼少の見折、眠い目を擦りながら父親に深夜のドライブ連れられ、そこで流星群を見せられて、その驚きの原体験が元となり、映画「未知との遭遇」を作ったとありますが、それにちなんで、今回流星群を見た後、道路を走るデコトラを見つけて、「アイスクリームだっ!」なんて絶叫するのはやめましょうね。(笑)

 流星群、そりゃ~素敵ですよ。

 Watch the sky.夜空を見上げてみましょう。

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2006年11月17日 (金)

ミラノショーのGUZZI

 海の向こうのミラノショーでは、DUCATIは1098の発表があったり、カジバグループではタンブリーニデザインのハスクのモタードバイク(興味のある方は竹田津キャプテンのBlogへGo)と、色めきたっています。

 私が愛するMOTO GUZZIはどうかというと、これが目玉のようです。

Griso8v04940custom01 GRISO 8V(オットヴー)と940custom。

 こっ・・・これだけですか・・・詳細はHPで見てください。

 スーパースポーツモデルとか、水冷エンジンのプロジェクトを期待してましたが、この期待は不発に終わったようです。

 なんだかなぁ~。

 私の切ないまでのこの気持ち、伝わりませんか・・・マンデロ・デル・ラリオの皆さん。

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2006年11月16日 (木)

アンニュイなお疲れモード

 本当にくたくたです。

 トレーニングし過ぎかも・・・それでも今週一杯はこのペースで行きます。

 思考能力が著しく落ちているのが解ります。あっ、解るってことは、まだまだ思考力落ちきってないのか(byキャッチ22)、そんな事を言っていても意味ないですな。

 筑波モト・ルネッサンスまで後十日です。出来る限りの悪足掻きをします。

 来週になればトレーニングの内容はユッタリペースの調整に変わります、それまでの辛抱です。背中と下半身に、更なる柔らかさと強靭さを。

 なぜならば!!!私の大好きなレーサー、故タルクィニオ・プロヴィーニのように、タンクに顎が付く様なライディングフォームをとっても、腰が痛くならないように。このフォームを身につける為の鍛錬です。

40 これだっ!

 このために、トレーニングの締めは30kgのウエイトかついで、スクワット地獄です。 

 ホンマに今の状況はNo pain,no gain.な感じ。シバラレダインにだって負けていません。

 そうなると私の場合の落ちは、「プレイ中です」じゃなくて、「トレーニング中です」ですね。  

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2006年11月15日 (水)

き・・きのこ・・・

 去年の今頃こんなことしてましたが、今年は仕事のシフトといい、レースのスゲジュールといい、この秋、山に入れていないのです。

 イライライラ・・・

 茸狩したーい・・・朽ちた桜の切り株に群生しているナメコが、唐松の林にはハナイグチが、松の混生している雑木林にはマツタケやシメジが、焚き火のあと地にはタマゴタケが・・・みんな私を待っていたろうに、今年は私に会うことなく胞子をばら撒いて、跡形も無く溶けちゃったのね・・・。

 なのでキノコとのバーチャルな出会いを求めて、「日本のきのこ」図鑑を読むも、満たされず心が空しい・・・

 この空しさを埋めるために映画でも見ようと、レンタルショップより一本のビデオテープを借りてきました。「なぬ・・・今頃ビデオ?」と思った方、正解(何が?)!

 レンタルショップがDVDで購入して用意していないほどのマニアックな作品。何度かビデオでは借りて繰り返し見ていた、キノコ狩り恐怖映画だ。

 その作品は・・・キノコで恐怖とくれば、このBlogの読者の皆ならもうわかるねっ!

 そう“マタンゴ”です。

 これから“マタンゴ”観ます。

 山に行けない事を、この映画を見て正当化(家にじっとしていればマタンゴになることは無いって意味)して現実逃避です。

 では~。

 P.S このキノコ図鑑に「マタンゴ」は載っていません。あしからず。

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2006年11月14日 (火)

あとわずか・・・

 携帯が鳴っています・・・モト・ラボロからです。

 お話をしてみると、どうやら過去の記事“ファムファタールな二輪車”で書いた、公道用の愛車が最終駄目出し中のようです。

 始めにいっておきますが、車はもう出来ています。ちゃんと車検もありますし、全てのトラブルシューティングはほぼ終わり。後はジンさんの「終了~」の声を待つばかりなのですが、そこはこだわりのジンさん、「走行中のギアのバックラッシュ音がちょっと気になる」と言う事で、最終調整のため、走っては調整、走っては調整を繰り返してくれているそうです。

 ありがたやぁ~

 ジンさん曰く「だってこういったバイクは、ただ走るって言うだけじゃなくて、完璧に仕上がった方が良いでしょう。なので、もうちょっと待つように」との事。

 もっともです。もう年内掛けてでもいいので、やっちゃってください。

 納車がだんだん楽しみになってきました。

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2006年11月13日 (月)

休日らしい休日

 昨日は、久々に休日らしい休日だった・・・。

 このBlogの読者の方々は承知させておられると思いますが、いつもの私は、たとえ休日とはいえ、それはただ会社が休みというだけで、日ごろの仕事とは違う何かに追い立てられるため、ただダラダラと日曜日を過す事などここ数ヶ月(・・・ひょっとして一年くらいになるのかな・・・)、とにかくその位記憶に定かでないほど、こんなにのんびり休んだ覚えが無いのだ。

 いつもの習慣で朝早く目が覚めてしまったのですが、布団の中で9:00過ぎまで本を読んだりして過し、布団より抜け出すとご飯を食べて、又まったり。

20061112140712  昨日分のゆるい内容のBlogエントリーを下書きが終わると、身繕いをして、見に行く予定にしていた写真家・木村伊兵衛 写真展に徒歩でテクテク出かけ。写真展を冷やかした後、いつもの紅茶屋さんで、枯野の庭を眺めながら美味しい美味しいポット一杯のお茶を楽しむこの時間。

 「ポチッとな」てな感じでリセットボタンを押せた一日となりました。

 今日からまた、トップギア、アクセル全開でいきます。

 あぁ・・・いつものように筑波用にデフケースを早く交換しなきゃ・・・。 

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2006年11月12日 (日)

背中の痛み

 昨日も小一時間、古流・雖井蛙流平法の稽古に勤しんできました。

 稽古内容はともかく、今日になって背中が痛い・・・一昨日の記事で、モトルネの走行の後、あれだけ「何ともな~い」と言っていたにもかかわらず、たった一時間弱の稽古でこの有様です。

 確かに、昨日は打太刀を全て教わり、単純に考えても、使太刀・打太刀といつもの二倍の運動量です。

 広背筋と肩、上腕が痛いのです。

  それはなぜかと考えた・・・木剣の振りせいだ。

 この前のモトルネ時、revさんが「上腕の太さにびっくりした!!」と有りましたが、その秘密を告白すると、筋トレの影響ではなく、ましてやrevさんのBlogのコメント欄に書いたような「オネーサマをお姫様抱っこ」するためでもなく、剣術を学ぶ上での目標「本身を自由自在に操りたい」この為だったりします。

 背中の筋肉痛のため、昨晩より横になっている状態でもなんだか居心地が悪いというか・・・そんな状態なのです。

 更なる鍛錬を積み、漫画「シグルイ」の隻腕の剣士・藤木源之助のような、背面の隆りを目指しますw。   

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2006年11月11日 (土)

1111

  今日は、私の数少ない高校時代よりの朋友の一人がプロジェクトとして係わっている、PS3の発売日の11月11日です。このBlogをお読みのゲーム・フリークな皆様は手に入れられました?私はまだです。朋友の仕事です、安定供給されるようになりましたら、必ず購入すると思います。しかし、NETのそれ関連の記事を見ると、どこもかしこも品薄なようですね。

 さてさて、この話題はちょっち向こうに置いといて、今この記事を書いている今、雨です、秋雨でです、でも、私にとってはなんだか心地良い雨です。先週までのヒートアップしていた気持ちを、ゆっくりと冷却してくれるようなそんな感じがしています。

 午前中のトレーニングも、雨の影響でジムがガラガラに空いていたおかげで、時間を掛けた身体をリセットする意味での筋伸ばしの効果のある内容に徹しました。このトレーニング後の今、ホンマに体がよく動きます。

 動ける身体に調整しておいて、夕刻からは剣術の稽古と、その後筋トレ(午前中とは違い厳しい内容)夜の部がまっています。

 これを書いている今~17:00まで、久々の何もしない数時間なのです。

 このエントリーをアップロードしましたら、煎茶を喫みながらまったりします。

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2006年11月10日 (金)

レース後のご褒美

 長々と三日間にかけてレースレーポートを書いてきましたが、今日はそのレースが終わった後の体験走行についてです。

 全てのクラスのレース終了後、観客とエントラント(ピットクルー含む)に、先導車付きではありますが、二周の無料コース内体験走行枠があると、場内アナウンスがありました。

 かねてより「松永君、俺のブレーバ乗ってみろ。いくら最新パーツでチューンしたからと言って、松永君のマシンは1978年製。基本骨格&ディメンションを、現代の最新のGUZZIのそれと比べてみなさい」と、ジンさんからありがたいお誘いがあったのですが、中々乗る機会が無く、この日曜日に到っておりました。

 これって絶好の機会じゃないかと。

 「ジンさーん、マシン貸して」の私の求めに、「早くツナギ着ろ!暖気しといてやっから」とありがた~いお言葉。しかしこの時期の夕刻、秋の太陽はつるべ落とし(妖怪ちゃうぞ)どんどん暗くなってきます。私は灯火類の付いていないレーシングマシン、先導車の直ぐ後ろについて先導車のライトに照らされたコースを見ながら走行です。

 結局、一般の乗用車やナンバー付きの二輪等が数珠繋ぎの体験走行の中、私は唯一のレーサーでした。走行内容は3rdホールドで、ブレーキをほとんど使わずの走りとなりましたが、その速度域でも、私の1978年製850LeMansIIのディメンションと、去年モデルのブレーバ1100の違いを感じずにはいられませんでした。

 じゃあ、いったい何が違うのか?って・・・先ず私の愛機は重心が低いのですが、クランク軸が縦置きなのが、之に更に影響して、ヒラヒラ感が今のブレーバに比べるとありません。同じクランク縦置きなのにブレーバの方がヒラヒラ動くんです。エンジン搭載位置の高さの違いで、このような事になるのではないかと思われます。あとライダーのポジションが圧倒的に楽です。目線が高いので周りの状況も掴みやすい。

 特筆すべきは、リンク化されたリアサスペンションです。先導車付きの速度域でも、シートを伝ってくるお尻センサーによると、路面追従性の良さは「違うメーカーのバイクじゃないの?」って言う位良い仕事をしています。

 このブレーバ1100をベースに、今週末のミラノショーで正式デビューする1200SPORTの事を過去のエントリーに書きましたが、この普通のブレーバでこれだけ良いと、ひょっとするとフレームがエンジンパワーに勝っているスポーティー・モデルとしては名車の予感がします。

*注:今やMVのF4 1000、DUCATIの1098がスポーツ・モデルと言うべき物であって、この空冷Vツインエンジンではスポーツ・モデルと言い切れません。なのでスポーティー・モデルもしくはスポーツ・ツアラー。

 ジンさん、ありがとう。ライバルがいったいどういったマシンに乗っているのか知る事で、自分のマシンをどう調教し、どう乗ればいいのか解りかけてきました。

 しかし、この週末は、土曜日、朝から練習で4枠(2時間)乗って、日曜日は予選・決勝と頑張って、その後この体験走行いたしましたが、日頃の鍛錬のおかげで、週が明けた月曜日になっても筋肉痛の類は一切無く、歳なので一日置いた火曜に来るのかと戦々恐々としておりましたが、結局何事も無く元気一杯、仕事に筋トレに、普段と変わらぬ生活が出来ています。

 やはりトレーニングを毎日続けると違うな。筑波まで真面目に通おうっと。

 ちなみにこれが、水木しげる先生が描く、妖怪「つるべおとし」

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2006年11月 8日 (水)

0秒602の差

・・・昨日の記事より続き

 五周目の裏ストレート、ヘヤピンまで150mでフルブレーキング5th→4th→3rd→2ndとシフトダウンしていきます。すると私のコーナーアプローチラインのin側に見慣れた車輌が突っ込んできました。

 o.c-makotoさんです。予選順位では私の12台後ろ、完全に想定外でした。それでは少し時間を巻き戻して、スタート直後の画像をおさらいして見ましょう。

Picture35

 つまり、この五周の間に私とmakotoさんの間に居たこれらの10台近くのマシンを捌いて、私に仕掛けてきたのです。

 しかし、横目で見ていると、あまりの激しい突っ込みに、フロントサスペンションは底突きし、リアがホッピングして右に左に揺れています。

 斜め後からそのマシンの挙動を見ながら、脳内ドラクエ・コマンド表から次の命令が選択されました。

 > いのちだいじに

 makotoさん、曲がれるの!!!あぶねーっ!!」

 リアタイヤの暴れっぷりを見て、もしもの事を想定して、ちょっと間隔をとります。しかし、その暴れるマシンをねじ伏せるように旋回するmakotoさん、ただ無理なアプローチのためあまり速度は乗っていません、ぴったり後ろにつきます。

296b  インフィールドをくっついて走り、その後半のダブルヘヤピン、もう初めからイン・インのイジワルなまでのブロックライン・・・まるで、妖怪「とうせんぼ爺」が憑依しているようです。

 最終コーナーでもぴったり後ろにつきメインストレートに帰ってきます。このmakotoさんの乗るDUCATI1000DSは、私のGUZZIに比べストレートが伸びるようです。ストレート前半のダッシュ力では私のマシンの方に分が有り、ぐっと差が無くなるのですが、私が5th全開で追いかけている時はその逆で、じりじりその差が開いていくのです。

 六周目1コーナーで黄旗です。バイク雑誌“ライダースクラブ”の竹田津キャプテンの駆るbimota db5が路肩をスロー走行中。なにやらメカトラブルのようです。

Picture44 得意の2コーナーからアトウッドの立ち上がりにかけては、先ほどのガンメタDUCATIの転倒の影響で黄旗が出たままで追い越し禁止区間、得意なパートを禁じ手にされて内心焦ります。インフィールドでは、またまたmakotoさんのお得意の「とうせんぼ作戦」をくらいました。順位はそのままでメインストレートに帰って来ると、住吉さんの掲げるサインボードには最終ラップのサインです。猛烈な勢いで私の灰色の脳細胞がmakotoさんを抜く為の作戦を考えます。

 その作戦とは、黄旗追い越し禁止区間は追い越さなきゃ良いんです。追い越さなきゃ。と言う事でお得意の区間で速度を乗せて、禁止解除の緑旗の出ているアトウッドの立ち上がりで私の前輪がmakotoさんの後輪に並ぶくらいまで近付き、裏ストレートは我が愛機のダッシュ力を信じて一気に・・・と立案(去年の夏のモトルネにおいて、この戦法で、根本さんにしてやられた教訓から導き出しました)するも、実際は裏ストレートでなかなか前に出れません。(涙)

 DUCATIの速度の伸びに、スリップ・ストリームを使っても付いていくのがやっとです。もちろんヘルメットの中で「いけーっ!&チクショー!!」って絶叫です。こうなったら最終コーナーの立ち上がりを信じて、その前のインフィールドの走行を組み立てます。

Picture18   どうせダブルヘヤピンはブロックラインでブロックされます。ここで追い越しは絶対無理なので、私はセオリーラインでスピードを殺さず、つづくマイクナイト~最終コーナーで一気に差を詰めて、最後のメインストレートで勝負!この作戦を実行していきます。予定通りマイクナイトコーナーでは、オカマを堀りそうになるまで、接近できました。最終コーナーではmakotoさんはブロックライン、私は速度を乗せたラインでアプローチ、ちょっとラインがクロスしそうになってmakotoさんに引っかかります。出口が見えると同時にアクセル全開。しかし、makotoさんもハヤッ!前の周と同じようにストレート中ほどからじりじり離され、ここでチェッカー。その差0秒602の大接戦でした。

 負けた・・・makotoさんに負けた・・・ちくしょー!!

 結果はこのようになりました。リザルトはここをクリック

 ちなみにノルマに掲げていた1分50秒切りは、ベストタイム1分50秒246(七周目)であきませんでした・・・マリアナ海溝よりも深く落ち込ます・・・。

 まだまだ精進が足らないのか・・・・次は11月26日の筑波サーキットで行われる「筑波モト・ルネッサンス」です。

 今回の悔しさを胸に秘め、次行ってみよう。

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2006年11月 7日 (火)

見えざる脅威

・・・昨日の記事よりつづき

 ジンさんに言われたとおり、革ツナギを普段着に着替え、早速、燃焼室のチェックです。ツインプラグの親子プラグをちゃんと締め、天地を逆にして燃焼室に浸透性の高いガソリンを注ぎます・・・・前述の「サー」っとどころか、ほとんど漏れません。ヴァルブ無問題です。バンザーイ・バンザーイ・バンザーイ!!!

20061105104033   それでは早速組み立てに入ります。壊れた吸気ロッカーアームは、スペアを取り付ける時にワッシャーを用いたの寸法合わせがあり、ココの部分だけはジンさんがやるとのこと、ヘッドをシリンダーブロックに取り付け、排気側のロッカーアームまでを取り付けておきます。出来上がるとジンさんを呼んで、私の仕事のチェック後、終にスペアの吸気側ロッカーアームの取り付けです。取付け後、正確なタペット調整はせず、先ず形にし、エンジンに火を入れます。低回転でエンジンを回し、一通りエンジンが温まったら、エンジンを切りエンジンが冷めるまで放置プレーです。エンジンが完全に冷めるのを待ってそれから左右のシリンダーの正確なタペット調整をするのです。

 このエンジン冷却時間には、予選の結果が出たり、ライダースブリーフィングがあったり、結構あっという間に時間が過ぎていきます。なんと予選結果はジンさん、高橋メカ、o.c-makotoさんを抑えるポジションです。萌えて・・・いや燃えて来ました。そうこうしているとエンジンも冷え、タペット調整に掛かります。

 私がタペットを調整している間、ピットクルーのkuwaさんはガソリンを測って給油してくれたり、タイヤウォーマーを巻いてくれたり、決勝の準備に余念がありません。それと、先ほどシリンダーヘッドをはぐった時に燃焼室を見ると、多少濃い症状がでていました。予選の行われた午前中よりも、これから決勝が行われる14:00過ぎの気温を考えると、少し薄めにした方が・・・・スタート前チェック10分前にキャブのリセッテイングです。

 スタート前チェックが始まりました。急いでツナギにこの大きな身体を詰め込み、パルクフェルメに向かいます。もちろんお約束のGUZZIバンダナは首に巻いてです。

 終にコースインの時間です。

Picture34  あぁ・・・今日私がココに立てるのはジンさんのおかげ・・・本当は予選四周目の便所裏ストレートで終わったレースです。一度死んだようなものなのです。頑張らないと・・・久々に緊張のため胃液が上がってきます。

 サイデイングラップ1分前、スタートバッテリーを車体に繋ぎエンジンに火を入れます。サイン係の住吉さんがコースから出る間際、「タイムと残り周回出すから」と言われたので、「このグリットだとバトルとなるのでタイムはいいです。勝負時を考えるので残り周回だけ出して」とお願いすると、爆音の中の「わかった」と頷きながら私の肩を叩かれました。

 コンントロールタワーから緑旗が振られ一周のサイデイングラップが始まりです。タイヤをしっかり発熱させるように、丁寧なのですがしっかりメリハリをつけたアクセレーション。最終コーナー手前から蛇行しながら自分の16番スターティンググリッド(四列目一番IN寄り)に帰ってきます。

 今回注意すべきは私の直ぐ後(五列目一番IN寄り)に、スタートの上手いジンさんがいます。このオヤジ絶対スタート狙っているはずです。私もミスは出来ません。

 赤旗を持ったコースマーシャルが全車整列したのを確認してコース外に退避します。レッドシグナル点灯・・・エンジン回転を6000rpmに固定し半クラッチギリギリの位置にクラッチをホールド、シグナルが消えました、スタートです。

20dc  エンジン回転が落ちないようにアクセルを開けながらクラッチをミートしていきます。今回はまずまずのスタート!しかしっ!やはりジンさんです。ジンさんが来ました。私の左側から私と前の車を抜いていきます・・・が今回は私もスタートを決めています。私も前車をかわし、ジンさんの後ろにぴったりつけ1コーナーへ向かいます。

Lockon  ペース的にはなんら遜色がありません。ジンさんをロックオンです。今日の恩は結果でしっかり返すのがレーサーの定め、「隙あらば、いきまーす(byアムロ・レイ)」状態です。

Picture38  二周目に入り、後からジンさんを観察すると、2コーナーの立ち上がりから高速S字のモスSの区間が全然スピードが乗っていません。そういえば昨日の練習の時「高速S字でチャタリングが出てアクセルを開け切れない」なんていっていました。ココがチャンス、次の周回ココで仕掛けようと決めました。それまでは下手なミスをしないようにぴったりくっつき虫です。

 三周目、終に勝負を仕掛ける2コーナー、昨日無茶士さんの指導どおりのラインを通りテイル・トゥ・ノーズ、四速全開のままモスSの左→右の切り返しの右コーナーアウトラインよりアトウッドコーナーの進入に向けてスピードを乗せたまま追い抜き成功です。

 ただこのオヤジこの後が怖いのです。火が付くと後半怒涛の追い上げが待っています。そうならないうちにペースアップです。それにコーナー手前でブレーキングすると後ろの方から複数台の排気音が聞こえてきます・・・今度は私が獲物ですか・・・。

 そうしていると、#2の888系の外装を付けた黄色いDUCATIが私を追い越してきました。三周目の後半と四周目を使って、この#2を観察していると、やはりジンさんと同じ場所が遅いのです。それでは同じ作戦で行こうか、と思っているところに、ガンメタの#8のDUCATIにも五周目の1コーナーでインを挿されてしまいました。「あ゛ーっ!!」前ばかり気にしていてて、イン側のライン開け過ぎていました・・・この#8は続けざまに2コーナーの進入で、私が抜こうとしていた#2もかわし前に出ました。私もこの#2をモスSからアトウッドコーナーの進入でかわし、#8を追撃しながらアトウッドコーナーの上りに差し掛かると、なんと青白いタイヤスモークと火花を散らしながら#8が目の前で転倒です。マシン、ライダー共々アウト側のグラベルに滑っていかれました。チラッと見るとライダーは無事のようです。もうこの集団、前には誰もいません、裏ストレートは全開あるのみです。

 しかしこの時、私の背後に見えない脅威がひたひたと迫ってきているなんて、まだ気が付いていませんでした。この五周目の裏ストレート後のヘアピンの進入で、思いもよらない伏兵が現れて来たのです。

 つづく

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2006年11月 6日 (月)

モト・ラボロ野戦病院より告ぐ

  秋のモトルネッサンス・・・今年最後の岡山国際でのレースです。(私のレーススケジュールは、この月末の筑波モトルネがありますが)我らがモト・ラボロRTは私、ジンさん、高橋メカがエントリーです。全て同じクラス、同じチーム内であっても負けてはおられません。

 予選前、チームの誰よりも早くパルクフェルメにマシンを運び出す私・・・ある作戦を心に秘めての行動です。その作戦とは、ちょっとでも早く予選時にコースインし、メチャ速ペースのクラス、マイスター&マスターズの選手のラインをコーナー一つでもトレースできればそれをつなげていくと、おのずとタイムアップが出来るのでは?と思っていたからです。

68e8  前日の練習走行では、30分×4枠を走行することにより、点火進角、キャブレーション、サス・セッテイングを完了し、2コーナー&インフィールドのライン取りを、ディライトの片岡社長と、このBlogでお馴染みの無茶士さんに観てもらい、しっかり駄目出しされ、この予選にそのライン取りの修正を掛けて、熱くならないで丁寧な仕事が出来る事を心に決めての予選です。

 コースインの誘導に従い、四番目にコースイン、私の思惑通りペースの速い組がオープニングラップから私を追い抜いていきます。私は離されない様についていきます。・・・ってオープニングから飛ばしすぎではありませんか?皆さん。そう思いながらも、そこは冷静にコーナー一つでも上手な人のラインを丁寧にトレースしながらの走行です。このとき独り言のように「熱くならない、冷静に・・・」と自分に言い聞かせながらの走行です。

Picture15  三周目のメインストレートに帰って来ると既にサインボードに52の文字。二周目で1分52秒台が出ているようです。三周目の1コーナーの進入で、マスターズクラスの池内選手のV11に抜かれました。同じMOTO GUZZIです、必死についていきます。アトウッドコーナーの上り区間、池内選手の激しいバンキングでステップが接地し、火花が飛びます。その火花が後ろを走っていた私をかすめます。メインストレートに帰って来ると51の文字。三周目で51秒台です。「よしっ!」とサインを出してくれている住吉さんに向かって小さくうなずき、目標の1分50秒切りに目掛けて愛車に鞭を入れます。

Picture23  四周目のヘアピンのツッコミで、マスターズクラスのバルコムRT和田選手の駆るBMWR1200Sに抜かれます。これから始まるインフィールド区間を走るのに丁度良いペースメーカー見っけと思い、ヘヤピンをくっついて立ち上がり、リボルバー&パイパーコーナーを抜けて直ぐの事です、エンジンから異音!!!です。

 それは鈴虫の鳴くような・・・右のシリンダーヘッドより「シャンシャン」といったような金属の打刻音と共にパワーダウン・・・「秋のモトルネッサンス・・・秋虫の鳴声が風流な・・・」なんて事は言ってられません。どちらかと言うと、こんな風に叫びたい位でした。

 「メディーックッ!!」(「衛生兵っ!!」って言う意味ね)

 最悪です。何かが壊れています。便所裏ストレートを加速していた手を直ぐにアクセルオフ、様子を見ながらダブルヘアピンをアイドリングでトコトコ走り、ピットロードに入ると同時にキルスイッチでエンジンを止め、下り坂を利用し惰性でチームテントまで帰ってきました。

 予選時間が終わるとジンさんも走行から帰ってきました。

 状況を説明し、直ぐに右シリンダーヘッドのばらしに入ります・・・モト・ラボロ野戦病院の緊急オペの始まりです。

20061106213813  鈴虫の鳴声の原因が判明しました。なっなんと吸気ヴァルブを駆動するロッカアームが捥げています・・・大きくガタが出たロッカーアームにプッシュロッドの先端もへんな具合に叩かれて、打刻跡が付いています・・・終わった・・・全てが終わった・・・破損したパーツの酷さを見てがっくりです。

 ジンさんは外したシリンダーヘッドのヴァルブの状態を確認しています。一方私は、やる気満々だったのに「もうリタイヤなのね・・・」と思うと、真剣に半ベソ寸前です。するとジンさんが私に向かい、「今日の松永君は本当に運が良いな~、普段はこんなパーツ絶対持ってきていないけど、今日は自分のマシンのヘッドもちょっと不安だったから、持って来てるですよ、スペアのロッカーアームとクロモリのプッシュロッド。目視ではヘッドも大丈夫そうだし」

 あきらめきっていた私は「えぇっ!!!」

 ジンさん:「早くツナギ脱いで。服を着替えたらシリンダーヘッドが圧縮漏れが無いかチェックです、ヘッドにプラグを嵌めて裏返し、燃焼室にガソリンを入れて、ヴァルブの隙間から「ドバッ」じゃなくて、ゆっくり「サー」って抜けていくようだったらヴァルブも大丈夫。圧縮もちゃんとあります。そうしたら今回は、組みの練習で松永君がヘッド組んでみよう。決勝までまだ時間はたっぷりあります」

 そうです、往生際が悪いのがモト・ラボロでした。

 ジンさ~ん(うれし涙)

 つづく

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2006年11月 5日 (日)

予告

 さてさて、ちょっとやつれてサーキットより帰宅し、トランスポーターから、マシンやその他諸々を下ろし、今やっとお風呂に入り、冷たい麦茶を飲みながら「ほっ」としているところです。

 この週末の「2006 秋のモトルネッサンス」は色々ありました。ホント、我が愛しのGUZZIレーサー“ロシナンテ”は楽なレースをさせてくれません。

 これから記事を・・・と思いましたが、今日は非常に疲れて睡魔がそこまで来ています。エントリー更新がこんな形になるのは、連載漫画家よく使う「作者急病のため」とは、ちとちがいますが、明日の記事の予告をして終わりたいと思います。

 ずばりっ!明日のお題は「モト・ラボロ野戦病院より告ぐ」これです。

 どんな事が起きたのか、現場にいなかった方々は想像してください。その場に居た方はフライングしてコメント欄に書いちゃ駄目よ。

 では明日は20:00頃に更新します。

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2006年11月 4日 (土)

掌(たなごころ)をじっと見て

 さてさて、今日より岡山国際サーキットにて行われる二輪レース「モト・ルネッサンス」に出走してまいります。

 上を見て、自分には無いものを、「アレもコレも」と言った所で無いものは無いのです。今現在、自分の手の内にあるモノを使い、どれだけの結果が出せるのか・・・。

 この前、ドリーさんに送った言葉そのものですね。

 それではそろそろサーキットに向けて出発です。

 秋のモト・ルネッサンス、「はじまり~はじまり~」です。

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2006年11月 3日 (金)

#3を貼る段取り

 いや~やっとゼッケンが貼れてマシンの用意が整いました・・・今回は#3です。

 ただ今23時過ぎ。ざっと昨日の夕刻からの行動を書きますと、会社より帰宅つーか、帰宅途上、無茶士さんに「こちら移動司令室!」とばかり、サンダーバードのトレーシー一家の長男 スコット・トレーシーばりに、ちょっとしたお電話をして、家に帰宅。ここで買っておいてもらった鰺を、オフクロと二人で三枚おろし、小麦粉を振って低温の油で揚げます。それを冷ます間にジムに行きます。

 ジムで一時間半汗をかき、再び帰宅後、今度は高温の油で、先ほど一度揚げした鰺を二度揚げに。キツネ色で表面をカリッと揚げた鰺を、南蛮酢に漬けて、今度は事務所に向かいます。時計を見ると22時過ぎ、パソコンを立ち上げプロッターの準備をして、今回のゼッケン番号#3を黒いフィルムから切り抜き作業です。

 プロッターより出力されたゼッケンを持ってガレージに行き、洗面器に入れた水にママレモン系の洗剤をちょこっと加えたやつを、カウリングのゼッケンを貼る位置に塗り塗りして、そこに#3を置くようにして、位置が決まったら、フィルムとカウリングの間の洗剤水を押し出すようにフィルムの上からしごきます。そうすると皺のないキレイキレなゼッケン貼りができるのだ。(ここでこのエントリーの冒頭にもどる)

  出来上がりがこれだっ!

Imgp0256 明日は午前中、レース用の荷物とこのマシンをトランスポーター(サンダーバード弐号とは言わない)に積み込みして、夕刻より「栗ご飯」の炊き上げにはります。

 

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2006年11月 2日 (木)

腱鞘炎

 この週末のモトルネのため・・・ちがった・・オレンジ・カウンティー主催のモトルネ前夜祭のため、ご飯物班として「栗ご飯」二升用意する事になりました。

Kawamuki  もう今日から用意しております、いつものようにジムから帰ると、その栗ご飯に入れる栗の皮むきです・・・皮剥き用の鋏みたいなヤツで「チョキチョキチョキチョキチョキチョキ・・・・」あ゛ー単純作業が続きます。量にして2kg超・・・最後の方は腱鞘炎です。

 次は灰汁抜きしなきゃならんでしょ、皮を剥いた栗の漬けている水が、透明になるまで何度も換え、最後に焼き明礬を加えて黒くならないように色止めです。

 それは、これだっ!

Kuri  今日の午前中一杯まで水に漬けておきます、ちゃんと全ての栗に均一に水気を含ませないと、炊き上がり時の歯ざわりが均一にならないのだ。お昼からオフクロに頼んで水から上げてもらい(わたしゃ仕事中だからね!)、冷蔵庫にて休ませます。出発する金曜日の深夜つーか、日が変わったばかりの土曜日にめがけて炊きます。小鯵が手に入れば、ちょっとしたアンティパストも考えています。文化の日の午前中はお料理日だ。

 つーか、まだゼッケンとか貼ってないし。今はもうお疲れモードです。それは、朝早く起きてやろう。

 はぁう~、疲れた。

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2006年11月 1日 (水)

そこに在る物の実力

 かつて過去のエントリーにて、「普通にその辺にあるって事が災いし、其の物の本当の価値を見失ってない?」て言う意味で、国産250cc四気筒エンジンのモーターサイクルの事を書きましたが、最近のテレビアニメに同様の思いを持っています。

 それは、昨今このBlogで私が「イイッ」っと叫び続けている、「交響詩篇エウレカセブン」であったりするのですが、ただ今放送中の番組で、ただならぬオーラをTVより放出している作品を発見しました。土曜日の夕方のゴールデン時間帯前の放送にもかかわらず、世の中の事情のわかっている人の観ようによっては、放送コードギリギリの内角高めのボールを投げている感が有ります。

 あぁ・・・作品名の紹介がまだでしたね。それは「天保異聞 妖奇士」(読み方は「てんぽういぶん あやかしあやし」と読みます)

 ちょっとネタバレになりますが、最初の一話・二話は、カンニバリズムに取り憑かれた父親が、我が子を喰らう話と絡めて、人の「舌が肥える」と言う、グルマンとしての「業」を描いています。ねっ、こんな内容が土曜の夕方に放送されているんですよ。日本のアニメ文化水準の高さココにありです。

 天保年間の江戸の風俗設定も素晴らしく、エンディングのスッタフロールを見ると、国立歴史民族博物館が製作ブレーンとして係わっておられるようです。

 それにしても今年は漫画、アニメとも時代物が旬のようですね。それとも私が、古流の剣術なんと事をやっているので、そういった部分のアンテナが発達して、良く引っかかるのでしょうか。

 ただ今、第一話~第三話までHPにて無料公開中です。見逃された方はこちらでどうぞ。

 http://www.ayakashiayashi.com/

 お薦めですぞ。 

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