お勉強のお時間
昨日、私の仕事場の向かいにあるバスのメンテ工場の前を歩いていると、そこの工場長さんに呼び止められました。「V8のディーゼルエンジンをバラしていて、クランクとかピストンが見えるようになっているけど、松永さん興味あるでしょう?」と。
もうね、こういうの興味津々です。夕刻の仕事そっちのけでまるで小学生の社会科見学な気分。「うわ~OHVなんだ・・・ロッカーアームはこれね・・・をぉカムの駆動はギアトレインではないですか・・・シリンダーブロックはアルミじゃなくて鋳鉄製だ・・・」もう止まりません。バラしてパーツごとに箱に入れて管理してある部品群も手にとって観察です。
そこでピストンとコンロッドが目に留まりました。過去のこのエントリーのコメントで、ディーゼルエンジンのピストンの大きさについての記述がありますが、その画像を添付します。
手にとってみると結構重い・・・こんなのが動くのか・・・バイクの感覚だと「ありえない~」ちなみにピストンリングは四本、燃焼室がシリンダーヘッド側ではなく、ピストンヘッドにあります。画像の燃焼室の窪み見えますか。
カタログによると圧縮比が18もあるので、燃焼室の肌がデトネーションによる「湧き」とか「欠け」がないか、指で触ってみたのですがつるっとしていて何もトラブルは起こってなく、指がカーボンで真っ黒になっただけでした。
ガソリンエンジンでも、古いフォードのAタイプユニットとか、ハーレーのチューニング用のリバースドームヘッド・ピストンなんかも、こういった感じでピストン頭頂に燃焼室がありますよね。どちらも高圧縮(流石にディーゼルのように「18」は無い、ガソリンエンジンだと「10」前後)OHVユニットです。そういえば中排気量クラスのMOTO GUZZIもこうなっているんだった。(2バルブのイモラとか、タルガとかモンツァとか・・・)
そうか・・・本で調べてわかんないことが出来たら、又、ジンさんに質問君だなこりゃ。
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