理合
一日遅れの剣術反省会です。
一昨日は、終に打太刀の稽古に入りました。今迄「間積もり」を私に理解させるために、ちょっとだけ一本目の「錫杖」だけは打太刀を習った事があったのですが、今回は本格的に始まりです。
いつものように一通り使太刀を打った後、「今日より打太刀も始めるぞ。先ずは二本目まで、私の後に付いてきて打つように」との事。師の斜め後につき、先ずゆっくりした速度で真似をしながらの稽古です。
それを数回行った後、向かい合っての一本目の「錫杖」と、二本目「稲妻」の形が始まります。一本目は去水流の「流水」に対する技です。私が「流水」を仕掛け、それを返されるのが打太刀です。ちなみに「流水」とは向かい合った相手の膝を斬る技です。その太刀筋を膝を抜くことによりかわし、相手の袈裟を落す、これが雖井蛙流の「錫杖」という技です。膝を斬りにいくのなんて剣道時代もやった事がありません、ちょっと躊躇していると、「大丈夫だから本気で斬りに来いっ!」といつも以上のお叱り。そして、「打太刀をやってみると間合いの重要さ、形の理合いがいっそう良く分かるでしょう」と。本当にこの一本目は間積もりが全てといった技なのです。
二本目の「稲妻」では、私は東軍流の「微塵」をやらなければならないのですが、師が諸手で私の正中線に斬りかかってこられるのを、肩を大きく使い片手持ちの木剣の鎬で師の斬撃を受ける瞬間、手首をスナップさせながらそれを弾く場面、もうね、距離&タイミング双方の間が「箸にも棒にも掛からない」ダメダメさ・・・。
家の鏡の前で練習あるのみです。
ホントに独り反省会、これ書いていると駄目さ加減を思い出して、深夜ひっそりと凹むんです・・・。
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