« もう一つの週末 | トップページ | エントリーの締め切り間近 »

2006年9月27日 (水)

小さなフィギュアに経済原則を見た

M6   今日の私のエントリーを読まれる前に、先ずソーラーシステムIIブログのこの記事を読んで下さい。

  ちなみにガンダムを知らない方に説明すると、ソーラーシステムとは、このガンダムの世界に南極条約と言うのがあるのですが、その条約上、戦争にN・B・C兵器の使用禁止、兵器として大質量物質の地球投下(コロニー落としの事ね)の禁止が謳われているため、それに変わる大量破壊兵器として宇宙空間に大量の鏡を展開し、太陽光を集光し敵を殲滅すると言う兵器の事です。古代ローマ時代のB.C212年、第二次ポエニ戦争の折、ローマ軍によるシシリア島シラクサ包囲時に、この町に住んでいた数学者アルキメデスの発案により、盾を磨いて作った集光装置によりローマの軍船を焼いたと言う伝説があるのですが、基本的にはそれと同じです。

 その鏡一枚に護衛のボールを一体付属して、それを大量に並べシステムを構築するのです。

 ガンパク3会場内で行われた、このインスタレーション・アートについて、この企画をたてた若者たちの熱意に賛同し、私も一体のボールをリペイントして協力した訳ですが、その若者達がボールを集めていた時に、面白い事象が起きていたのです。

 このインスタレーション・アートに必要な千体以上ものボールを集めるために、Blogを用いて賛同者より調達されていたわけですが、この企画が始まるまでは、はっきり言ってくじで言うところの「ハズレ」の扱いで、アキバでの中古品時価額も40円@程だったのです。しかし、このイベント影響で品薄となり、時価額もイベント直前になると、な・な・なんと400円~500円@まで上昇、この価格・・・ぜんぜん雑魚キャラなのに時価単価だけは主役級までランクアップです。私はこの実体を伴わない価格上昇を、この模型店内にて「この店発信のボール仕手相場」と呼んでいたのですが、本当にアダム・スミスの著書「国富論」に言うところの、需要と供給のバランスにおける物価調整機能「見えざる手」をここに見たわけです。

 物の値段を10倍にしてしまったこの企画、世間に風を吹かせているこの時点で、成功したも同然です。これを株でやったら株価操作の疑いで証券取引等監視委員会が動きますホント。(笑)

 イベントのほうも無事に開催され、観客の皆がこのソーラーシステムの前で、フラッシュ焚きながらデジカメで撮影している様子は、ミラー自体がそのフラッシュ光を反射してピカピカ光り「をぉ!本物のソーラー・システムみたいだ!!」と感心してしまいました。

 この緻密な展示、用意をされたスタッフの皆様ご苦労様でした。そしてイベントの成功おめでとうございます。

 最後に腹黒い松永は、このイベントの終了後の今、ボール時価額がいったいいくらになるのか非常に興味深いところです。

 暴騰の後は暴落が待っています。これも価格調整機能としての「見えざる手」なのだ。

|

« もう一つの週末 | トップページ | エントリーの締め切り間近 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/111555/12051998

この記事へのトラックバック一覧です: 小さなフィギュアに経済原則を見た:

« もう一つの週末 | トップページ | エントリーの締め切り間近 »