わっかんねぇかなぁ~
テレビをボーっと観ていたら、公開中の映画紹介の番組をやっていて、観る気も無かったのですがダラダラとそのチャンネルのままにしておくと、夏休みのせいか、子供向けの映画特集となっていた。
その中の一本、スピルバーグ率いるドリームワークス製作の「森のリトル・ギャング」というCG映画の紹介となっていました。
その番組のナレーションを聞いていて、「おや?」と思ったのは、キャラクターの一匹(動物の映画なのだ)の声を俳優のウイリアム・シャトナーがやっているとの事。
シャトナーといえば映画「ファイト・クラブ」の劇中、ブラット・ピット演じるタイラー・ダーデンに「ウイリアム・シャトナーと戦ってみたい」と云わしめるほどの俳優、そう、皆知っているねスター・トレックのカーク艦長だ。
そしてシャトナー演じる「死ぬ真似の上手いオポッサム」の出演場面を観ていると、オポッサムが死ぬ演技のクライマックス中に、バラの花を見つけ“Rose bud・・・”と言ってぐったりするというシーンをやっていた。
その時の字幕が「バラの蕾は美しい・・・」それを観ていた私も「・・・・」と脱力でぐったり。
はぁ~そうじゃないでしょう、字幕付けている人、映画好きなのかなぁ~?
これはバラがどうのという事じゃなくて、オーソン・ウエルズの代表作、「市民ケーン」の主人公、新聞王チャールズ・フォスター・ケーンが今際の際に一言だけ言い残した言葉が“Rose bud・・・(バラの蕾)”で、その「バラの蕾」って何ぞや?って言う事で映画が進んでいくのですが、このシャトナー演じるオポッサムは、死ぬ演技のクライマックスとして「市民ケーン」のパロディーをやっているんです。そんな事などまるで考えられていないこの字幕。「映画配給会社、だれか教えてあげろよ!」独り言を言いながらテレビにツッコム私・・・。
それよりも、こんな事は字幕つける上で「どーでもいいですよっ♪」って事で、私が細かすぎるのでしょうか・・・。
ちなみにバラは漢字で書くと薔薇と書きます。
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コメント
「市民ケーン」を知らないとわかんない。
翻訳に間違いはよくあるよ。
わかんない人。その壱でした。
投稿: ocboo | 2006年7月26日 (水) 13時47分
>翻訳に間違いはよくあるよ。
うーん・・・間違いと言うよりも、映画産業に従事している人間はせめて古典とか名作って呼ばれている作品の知識くらいは持ちましょうよ・・・って事で。
この字幕は、余計な言葉を付加しないで、直訳の「バラの蕾・・・」でよかったのじゃないかと思うのです。コレを見た、わかっている人は「ニヤッ」とするだけですが。
>わかんない人。その壱でした。
一般の人に、そこまで求めてはいないですよ。
投稿: 松永 | 2006年7月26日 (水) 15時13分