それでは和歌山へ行きますか
6月3日PM1:00――岡山国際サーキット、私と無茶士さんの目の前には、シリンダーヘッドを外され臓物むき出しの無残な姿の我らのピラニア号。午前中の練習走行にて壊れたのです。この事件が永く大変なこの週末の始まりでした。
駄目になった部品を見ながら「このパーツ持って来てないわ~」無茶士さんのお言葉、私は時計を見ながら「今まだ1時ですよね・・・ウーム・・・」と時間を確認して携帯を取り出す、これよりサーキット着のkuwaさんに電話です。
松永:「後どのくらいでサーキットに着くの?」
kuwa:「20分くらいかな」
松永:「これからちょっと一緒にドライブしない?」
kuwa:「・・・・・」
松永:「もう、察しが着いていると思うんだけど、壊れました。マシンを直すのに必要な部品が、ちょっとそこらで売っている部品じゃないんだ、幸いスペアが無茶士さんの家にあるので、部品を取りに無茶士さんの家まで行くよ。つまり和歌山までちょっとドライブしましょう」
まあこんな感じです。サンダーバード2号の到着を待つ移動司令室みたいなものです。なんだかこの前もこんな事ありましたよね、モト・ラボロでレースを学んだ人間は往生際が悪いのです。
行きは無茶士さんが運転、帰りはkuwaさんと途中で私が変わる予定でしたが、もう急ぐためノンストップでkuwaさんが運転してくれました。ありがとね。
そして、往復六時間の時間を掛けて帰ってきましたサーキット。
PM7:00、これよりエンジンの組みの作業が始まります。
爪先をオイルで汚し、暗いサーキットのピットの中、汗臭い野郎が三人でああでもないこうでもないとエンジンを組みます。
PM10:00前にエンジンが形になり、これより車体にエンジンを積みます。岡山国際は山の中のサーキット、大きな薮蚊が汗の臭いでよってきます。あっ~イライラする!。
PM11:00過ぎにやっとオートバイの形になりました。先に書いたように山の中のサーキットなので御近所に気兼ねする事無く、この深夜にエンジンにちゃんと火が入るかチェックする手順となりました。「バィィィーーンッ!!!」との爆音と共に命を吹き返したピラニア号に「ホッ」と一安心。後は明日のためにピットの中を後片付けして、サーキットに併設されているロッジに到着し、シャワーを浴びてベッドに入ります。
日が変わる頃には寝床の中に入れたのですが、頭の中は「ピストンとシリンダーのセットが始めてのやつだから、明日のフリー走行は慣らしからだな・・・その後、又オイル交換してへんな破片が入ってないか出てきたオイルを確認して、シリンダーヘッドの増し締め、ヴァルヴクリアランスの再確認が必要やね・・・」なんて、決勝までの段取りを描きながら、眠りの闇に堕ちて行ったのです。
ホントッ、楽なレースしたいっすねぇ~。(涙)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
イヤ-面目無い。
フィニッシュまでマシンを ヨウ 運んでくれました。
来年もね 指きり拳万したもんね!
投稿: 無茶士 | 2006年6月 4日 (日) 22時20分
無茶士さま
お疲れ様でした。
無事ゴールラインを通過する事はできましたが、松永的にはエンジンから発せられるメカノイズと高回転時の高周波振動がちょっち気になっていました。
直ぐにレース後、エンジンを開けると言われておられたので、チェックしてやって下さい。
私の思い過ごしで終るのが一番ですが。
まあ、結果お互い何も怪我する事も無く、無事に終わりました。
「無事これ名人」ですもんね。
投稿: 松永 | 2006年6月 4日 (日) 23時07分
>つづく・・・
つづくんですね。
たぁのしみぃ!
投稿: hey | 2006年6月 5日 (月) 18時49分
つくづく・・・
前からキミは゛マゾッ気゛有ると思っていたのだが
どうやら゛大人気ないジジイ達゛が好きなのネン(笑)
・・・・心当たりの有る゛大人気ないジジイ様方゛
・・・え~・・・ペコリ(滝汗)
投稿: O.C MAKOTOより | 2006年6月 5日 (月) 22時30分
O.C MAKOTOさま
>どうやら゛大人気ないジジイ達゛が好きなのネン(笑)
それはちがーうっ!!
大人気ないジジイ達になつかれるのです。
私だって、ジジイ達よか、静脈が透けるくらい肌の白い、日の光を浴びると小さな光の粒が七色に輝く「烏の濡れ羽色」の黒髪を持つ、美人になつかれてみたいです。
投稿: 松永 | 2006年6月 5日 (月) 22時53分
解剖終了 肉眼的異常無し。
1/100単位の計測は技能持ち合わせ無きゆえ不明。
XRに積むと良いメカノイズ・吸気音するんですが・・。
投稿: 無茶士@大人気無爺1号 | 2006年6月 5日 (月) 23時33分