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2006年6月15日 (木)

Io corro per correre

 昨日からのつづき

 ついにDUCATI CUP決勝の時間です。スターティンググリッドにドーリー号(その名をニキータ)を並べます。七列目の一番インよりです。松永的には、この時頭の中でのBGMは、映画“ベンハー”の戦車競争のシーン、その場面の曲“戦車の馭者のパレード”がかかっていたのですが、リアルBGMは、「チャララ~チャララ~♪」な、な、なんと、深作欣治の“仁義無き戦いのテーマ”マジすか岡山国際サーキット!!タランティーノがここにいたら、号泣だろうな。今回の選曲はGJです!

 この曲は広島のBGMです。(笑)DUCATI広島組にとって幸先がいいぞ~って、仁義なき戦いなので、仲間内の仁義も無しって事か・・・ヒジョーにキビチーッ!!

 「スタートは得意っ!」と言われていた番長ドリーさん。「それでは二列前に居るモンスターに『ウホッ』ってなるように突っ込んでいきましょう」とアドバイス。三分前の合図と共にお手伝いを一人残してコースからピット側に戻ります。

 1分前でライダーだけとなり、・・・・サイディングラップ開始時間です。波状スタートで一周のウォーミングアップです。皆、サイデイングラップを終え、再びグリッドに整列です。最後尾のマシンがグリッドに着くのを確認し、レッドフラッグを持ったオフィシャルがコースから退出します・・・レッドシグナルオン、マシンの爆音が更に大きくなります。シグナルオフ、スタートです。

Picture21  番長ドリーさん、上手い、本当に二列前のモンスターにくっついています。スタートで5~6台捌いています。#30がドリーさんです。

 予選のグリッドを考えると、素晴らしいスタートダッシュです。

Picture27  見てくださいこの勇姿!!!ツナギからヘルメットまで「コーディネートはこーでねーと」と言う感じの、カッコ良さ。すばらしぃ~。

 ただ後半になると段々たれていきます・・・しまいにはスタートで抜いていた同門のお二人にも抜かれてしまいました・・・あぁリアル仁義なき戦い・・・レース前に左手を故障されたのでやはりその影響だったのでしょうか・・・それでも、誰一人転倒も無く無事にレースを終えられました。良かった良かった。

 次はDUCATI CUP advanceつまり速い組です。ここにはMAKOTOさんをはじめ、電気屋さん、DUCATI広島の谷口社長とお知り合いが盛りだくさん。ちなみに谷口社長は速い組でも速すぎるので賞典外、さすが賞典外扱いされるだけあって、きっちりポールポジションなのは言うまでにもありません。31dcPicture25F0b0ちなみに画像の順番は、左より谷口社長、MAKOTOさん、電気屋さんです。

   レース結果は谷口社長がポールトゥーウイン、電気屋さんとMAKOTOさんはいつもの走りができず、ちょっち下位に低迷されていました。次、頑張りましょう、次!

 そして終にSSC決勝の時間が迫ってまいりました。このレース前に、坂本選手の処に行くと、予選の時からエンジンなんか異音がするとのこと。せっかくのレース復帰でしかもマシンはハーレーなので、ダイネーゼの革ツナギ新調して、背中の名前の文字にもこだわってクロムハーツ風のロゴで、文字の材質はフェイクじゃない本物のパイソン革(ニシキ蛇の事)で文字を作っておられる。まるでワイルド・アット・ハートなニコラス・ケイジな感じ、私にはそのこだわりよく理解できますぞっ!

 そうこうしていますと、前野選手のピットクルーとしてのお仕事の時間となりました。スターティング・グリットにマシンを運ぶと、なんと、前野選手はハーレーのスポーツスターでは二番目ではないですか。選手紹介の時には、ピットクルーの数人皆でマシンを押さえ、そうしている内に前野選手はシートの上に直立してもらいご挨拶です。場内放送でウケてます。

 さてさてスタートです。をぉ!!スタート時、転倒があった模様!それを避けるために昨日の記事に書いた「シャー専用機」は減速、後方にのまれてしまいました。残念っ!幸い二次衝突は起こらなかったようです(ホッ)こけたライダーもゼロ発進時の転倒なので無事のようです。

 レースは進行してゆきます。前野選手絶好調です。マジすか!!!この人、初レースなんすよ。buellなんかとバトルしてます。それよりも私にとっての心配事は坂本選手です。ホームストレートをピットレーンより見ているとこちらに気付かれ、左手をハンドルバーから離し、ヘルメットの前に持ってきて「エーン!エーン!」と泣き真似です。よほどストレート伸びてないのでしょう・・・。こちらから聞いていても、エンジンの音もちょっと変です。

 後2周というところのホームストレートを通り過ぎると、1コーナーアウト側のエスケープゾーンに出てマシンを止められました。坂本選手リタイアです。ピットレーンからも聞こえる異音でしたので、よっぽどだったのでしょう。

 一方、前野選手はきっちり2分を切り、総合12/21位クラス6/9位でした。初レースでこのリザルト、素晴らしいっ!!

 ピットに帰ってきた坂本選手に話を聞くと、エンジンの異音がし始め、だんだんその音が大きくなってパワーダウンしてきたので、大事になる前に車を止めたとの事。

 「残念だったね」と声を掛けると、「しゃーないっす。だってこんな状態で無理して、もしエンジン壊して、オイルぶちまけて他人に迷惑かけたらあかんでしょ。一緒に走っている皆はライバルだけど仲間やからね」 

 そう、こう言ったレースマナーを身に付けられている人のためだから、私も昨晩、ジェット一つのために奔走したんです。私たちサンデーレーサーは、「ただ、走りたい」と言う自らの自由意志でサーキットに集まった誇り高き人間なのです。

 坂本選手のこの言葉を聞いた時、過去の記事にも書いた、レンソー・パゾリーニ選手の言葉を思い出しました。

 “Io corro per correre”日本語に訳すると「走りたいから走るんだ」となります。

 この週末、岡山国際サーキットに集いしサンデーレーサーの諸君、お疲れ様でした。聞けば今回のレースは、私の周りでもマシントラブル等は色々ありましたが、大きなけが人も出なかったとの事。主催者の方々にもこのように楽しい週末を過ごさせていただき感謝です。レースリザルトがupされていました、こちらからどうぞ→ココ

 それではみんな、いつか週末、どこかのサーキットでお会いしましょう・・・。

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