クリスティーン
昨日もまた、車庫の横、鉢植えのフリージアの花の甘い匂いに漂う中、半日マシンをいじっていました。午前中は自転車漕ぎと筋トレに行って、お昼ご飯を食べてから作業開始。
実は、昨日の記事で書いたタッチアップしている時に、またまた気になった点が出現です。それはトップブリッジと今回導入したアルミニウム製のスイングアームに点在している酸化皮膜です。
この酸化皮膜が均一なものなら気にはならないのですが、この前の予選がレインレースだったので水滴が付いたり(トップブリッジの場合は多分私の汗)、アルミスイング自体がジンさんのマシンの中古品だったりしましたので、白く曇った直径10ミリ以下の酸化アルミニウムの小さな丸いポツポツが蕁麻疹のようにあったのです。
「許せな~い」のです。私的にはレーサーは美しくないといけません。「だったらこういったことはレース前にやれ」と言う声が聞こえてきますが、今回はレース週の水曜日納車でそんな余裕が無かったのです。お許しください。
こういう時には、金属磨きのネバーダルでひたすら磨きます。指の入るところには、体勢など考えず磨きまくりです。
途中オヤジが庭弄りで工具が必要となったのか、工具を取りに車庫に来たとき、床に仰向けになり、ジャッキアップしたマシンの下に頭を突っ込み、下回りを磨いている私を一瞥して「・・・・」と呆れ顔で、取りに来た工具を持って無言で車庫から出て行きました。だって磨く処がリアスイングアームなモノで・・・
そして、これが・・・こうなる。顔が写る~。現行アプリリアのGP250のレーサーなんかのスイングアームもビカビカに光っていますよね。マシンを綺麗に保つのはメンテナンスの最初の一歩です。洗車・洗浄しながら、構造を理解して、何か不具合が無いかチェックする。マシンを綺麗に維持していると油の漏れ、部品のクラック等も見つけやすいのです。
美しい~「すりすり(頬ずりの音)」
一休みするために、台所に麦茶を飲もうと入ると、先ほどの光景をオヤジから聞いたのかオフクロが「アンタってオートバイに取り憑かれているんじゃない?」って、失礼な。「『じゃない?』ではなく『取り憑かれています』(キッパリ)」と答えると、オヤジと同じく呆れ顔で「・・・・」。
だんだん映画“クリスティーン”の主人公のようになって来ました。
此の先、私はどうなるんでしょう?ここまできたら、とことんやるっきゃないんですけどね。
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コメント
この先は・・・電気屋みたいになります??
投稿: 電気屋 | 2006年5月 4日 (木) 21時55分
電気屋さま
私ごときで、なれますでしょうか?
投稿: 松永 | 2006年5月 5日 (金) 00時33分
とり憑かれる?
もうほとんどバイクに化身しつつあるのでは。
投稿: KAZ | 2006年5月 5日 (金) 08時20分
KAZさま
>もうほとんどバイクに化身しつつあるのでは。
そうなると“クリスティーン”ではなく、望月 峯太郎 (著)の漫画“バイクメ~ン”の世界ですね・・・。
ロックの神様に魂を売ったボニーというよりも、私の場合、古臭いOHV縦置きVツインエンジンに心臓を置き換えた、狂った「からくり武者」也ね。
投稿: 松永 | 2006年5月 6日 (土) 00時58分
そういえば、動き出す瞬間に体が傾いているような・・・
投稿: 瓶星 | 2006年5月 6日 (土) 09時51分
そうそう、ダッシュしようとすると右に「グラッ」って・・・な訳ない。←ノリ・ツッコミはお約束。
GUZZI、BMWみたいなクランク縦置きシャフト使いじゃないと、このネタわからんって。
私的にはオイシイけどね。GJです。
投稿: 松永 | 2006年5月 6日 (土) 10時45分