図工の時間
2月の末に身体の採寸をし、ツナギの新調する事にしたのですが、背中に入れる諺のレタリングと、黄金の羽のデザインが忙しくてまだでした。(反省)夕刻より、脳味噌に汗を掻き掻き考え、指先を墨汁とホワイトで汚し、何とか納得のいく形になりました。
コンピューターを使うと言うのも一つの手なのですが、私にはこっちの方が性にあっているみたいです。
先ずMEMENTO MORIの書体は、私の好きな芸術家集団「bauhaus」のカール・シールツェックのアルファベット小文字のみの作品“タイポグラフィーの習作”から引用しようと思ったのですが、何かしっくり来ません。モダンすぎます。悩んだら最初に戻るのが全ての原理。(バイクのセッテイングもですぞ。)「MEMENTO MORI」・・・その言葉はラテン語の古代ローマの格言であるので、私の蔵書の中のもう一冊“西洋書体の歴史”を本の樹海より引っ張り出し、紀元113年作成の“トラヤヌス帝戦勝記念のぺデスタルの大理石パネル”の拓本より、古典文字の楷書体を参考としました。
オーソドックスだけど、かっこいいぞ・・・ただ、この繊細なラインが再現できるのであろうか?クシタニの方と要相談だなこりゃ。
また、背中の猛禽の羽は、MOTO GUZZIの一番古いタイプの鷹のエンブ レムの右羽の部分を簡素な線のみにリファインして、その鏡面像を作り左右一対としました。今回は今までのヒヨッコの羽より、もっと中心よりの上側、キューピー人形の羽のある位置に付ける予定です。
さてこれで革ツナギの部品が揃いました。
出来上がりはゴールデンウィーク明けなので、春のモトルネには間に合いませんが、筑波のMAX10には間に合いそうです。
それまでに、身体、後一絞りですな。
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コメント
あなたの希望は、
微妙な手書きラインの細太の表現は難しいと思いますが、
希望に添えるものが出来ると思いますよ。
N氏にしつこいぐらい食いついとくと、
その願いはかなうと思います。
型オコシの段階でチェックとかも出来るかも。
私ならするなぁ。
投稿: ocboo@KUSHITANIマニア | 2006年3月13日 (月) 08時43分