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2006年3月 8日 (水)

笑後さんのダコタ

 下の模型の完成品写真を見てほしい。

dakota 朋友の笑後さんの作った1/200のダコタです。

 凛とした品がありますよね。飛行機は飛行状態が一番カッコイイですね。ちなみに模型界の符丁で、飛行状態でランディングギアやタイヤ等が出ていない状態で作る飛行機模型を「極楽鳥」と言うのだ!

 展示台をよーく見てほしい。縮小コピーのフランス・ノルマンディー地方の地図が貼ってあります。画像をもらった時から「ノルマンディーかな~?」と思っていたのですが、この前の電話で尋ねると「そうだよ~」と、「よくみると映画『男と女』の舞台、ドゥーヴィルも近くなんだね」「そういや劇中でカルバドス飲んでたよな」なんて会話となりました。

 こういった具合に、ただ完成品の話ばかりにならず、話題が違う分野に広がって行くあたりが、笑後さんの模型製作の素晴らしいところ。

 一緒に写っている500円玉と比べていただけると、おおよその大きさはわかると思いますが、この掌に乗るサイズの中にどれほどの情報量が内包されているか・・・それを見つけるのが模型鑑賞道の醍醐味でもあります。(笑)

 こんなことを記事にしていたら、ラクレット(ノルマンディー地方のウォッシュタイプチーズ)を肴にカルバドスで一杯やりたくなったけど、今はできない私・・・・。(ノルマンディーならカマンベールでもいいですね)

clipper もう一枚はサイズ違いの1/144の同じくダコタ、アルミ箔が丁寧に機体に貼られており、アルミのベアメタル表現が美しい。こちらは民間用の旅客機に仕立ててあります。

 滑走路の展示台といい、もう笑後節全開です。

 そう彼は、模型界の若き匠なのである。完成品に品があって趣味がいいよね。

 完成品には、それを作った人の本性が、鑑のごとく映しだされるのです。

 私の、Benelliはまだ製作中・・・(苦しいの)、吹き返しガソリンや油に汚れた小汚い仕様になります、ホントに私そのものですね。

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コメント

>私の、Benelliはまだ製作中・・・(苦しいの)、吹き返しガソリンや油に汚れた小汚い仕様になります、ホントに私そのものですね。

me too
851はいつ完成するのやら。・・・・・・・・大爆

投稿: ocboo | 2006年3月 8日 (水) 09時12分

笑後さんとはいつぞやのモーターショウでお会いして以来、お目にかかるチャンスがなかなかありません。
さすがのモデルのできばえです。 特にアルミのダコタの質感はぐっと来ますねぇ。 わたしの大好きな質感(^^;
ここにちょくちょく出現されるモデラーの方々の作品を見るたび、触発されて何か創りたくなりますが、いつも取り掛かる前に挫折・・・情けない限りです。

投稿: 瓶星 | 2006年3月 8日 (水) 09時33分

>極楽鳥
へー、風流ですな。
これまたヨーロッパあたりから呼ばれ始めたのでしょうか・・・

投稿: 瓶星 | 2006年3月 8日 (水) 11時48分

コハダとダコタ。
プロペラ機のプラモデルは小学生以来?でしたが、ダコタを愛する
物書きの友人に先日プレゼントできました。
彼と出会ったのが10年程前の地元寿司屋のカウンターでした。
ライアルやバグリィ、クイネルの小説の話しがきっかけで意気投合し、大好きなコハダと、小説に登場するダコタや映画の話を肴に日本酒を飲みました。
親交のあった景山民夫さん、内藤陳さんらの仲間と海外にダコタを乗りに行く予定が仕事でフイになったのが惜しいと聞いていたので、せめて模型をと約束したのが5年前。やっと約束を果たせました。

キットはAIRFIXやITALERI、Revellの1/72、童友社の1/100 など数種類を揃え、”士”の字のカタチまで組んでいた1/72 はエッチングのエルロンを奢ったものの、サイズが大きすぎて迷惑なのでボツ。(バカですね~)
結局は最近手に入れた、1/144 DC-3 (MINICRAFT)や、1/200 C-47(ハセガワ)などの小さいものを組み立てました。
1/72のキットは、機首部分だけのノーズアート作品でも作ろうと思って試しにカットしたら、何故かゴジラの顔にしか見えなくなってしまい、ヤメました。何か似てませんか?

友人はとても喜んでくれましたが、こんな事聞かれました。
「笠戸丸(かさとまる)のプラモデルってないの?」
今度は無理ですね(笑)。

#瓶星さん
またお会いしたいですね。

投稿: 笑後 | 2006年3月 8日 (水) 16時17分

瓶星さま&笑後さま
二人とも光物がお好きなのねぇ~。

>これまたヨーロッパあたりから呼ばれ始めたのでしょうか・・・

極楽鳥モデリングを欧州でどう呼んでいるかは分かりません。
こういった問いを投げかけてこられると言うことは、これから書くことを瓶星さまはご承知と思います。ただ、他の皆様には説明が必要だと思われるのでちょち解説します。
16世紀末から17世紀初頭のゲスナー著『動物誌』等に書かれている極楽鳥の伝説によると。「脚がなく、樹の枝にとまることも、地上に舞い降りることも出来ない。生きている限り、眠っている時でさえ、飛び続けていなければならない。死んではじめて地上に落ちるので、人間は死んだ極楽鳥の姿しか見ることが出来ない」とあるようです。
まあネタを明かせば、ニューギニアの現地人が、この鳥を捕まえた後、内臓や脚を取り、するめの様な干物状態したうえで欧州人に渡たしため、当時の欧州人が、熱帯の未開の地には、空気を食料とする脚の無い、こんなけったいな鳥がいると勘違いしたのが伝説のいわれです。(極楽鳥は空気しか食べないという伝説から風鳥とも言う)
この伝説を由来として、着陸脚を作らない飛行機模型を「極楽鳥」と言うのですが、先人の模型好きには粋の心のある人が居られたようですね。
 

投稿: 松永 | 2006年3月 8日 (水) 16時50分

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