霞の構え
雖井蛙流の構えに、「霞」と言う構えがあります。普通の中段の構えから手首をひねり、刀の刃を上に向けた構えのことです。
私は左手の手首が硬く、この構えが上手くできないのです。構えられるのですが、この状態で相手と押し合いになると、剣筋がぶれてその時点で負けてしまうのだ。
稽古が終わり、筋トレに出かけ、トレーナー師に手首のことを告げると、前腕筋群の柔軟性を上げるため、今までやっていたトレーニング後、ストレート・ラテラルと、シーティッド・チェスト・スプレッドのセットをやることとなった。
家に帰ってからも、霞から袈裟に斬る動作を素振りで復習してみましたが(しかも雪の中・・・馬鹿だね)、やはり手首が硬く、手首の返しが上手くいかない。ただただ練習あるのみ・・・ただ、トレーナー師から、「『柔らかく』と思うがばかり気が入って、ますます硬くなることがあります。『木を見て森を観ず』の諺ではありませんが、もっと動き全体をイメージするようにして、そのとき腕の事は忘れてみましょう」とアドヴァイスを頂きました。
自分の体がこんなに思うように動かないと判ると、じれったいです。自分って運動音痴だ・・・。
「筋力ではなく、全ては動きの神経伝達です」トレーナー師の言葉が思い出され、突き刺さります。
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コメント
動作の欠点は欲の表れ!
「思えば負けよ♪」
投稿: 無茶士 | 2006年1月 8日 (日) 10時36分