死狂ひ
模型仲間の笑後さんのお勧めで、時代劇漫画にはまっている。
その名を「シグルイ」。漫画:山口貴由、南條範夫の著作“駿河城御前試合”を原作とし、二巻の巻末に山口氏自らの文章により、この漫画の題「シグルイ」についての説明があった。
それは “葉隠”の一節、「武士道とは死狂いなり。一人の殺害を数十人して仕かぬるもの。武士道に於いて分別出来れば、はや後るるなり。正気にては大業ならず」より引用したとある。
しびれました・・・久々に。絵の上手さ、原作の面白さ、五巻まで出ていたのですが、この辺の本屋には全てが揃って無く、結局AMAZONのお世話となりやっと全てを補完できました。早く続きが読みたい!
あらすじは、寛永六年に真剣を用い行われた駿河城御前試合から物語が始まり、そしてそれにいたる道筋を過去にさかのぼって語られるといった形式をとっている。
封建制度の不条理で残酷で耽美な物語・・・私、虜になりました。
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コメント
平田弘史氏の「駿河城御前試合」上下巻を読むべし。
本物の武士を描ける数少ない漫画家です。
投稿: kuwa | 2006年1月31日 (火) 08時23分
kuwaさま
>平田弘史氏の「駿河城御前試合」上下巻を
>読むべし。
その本と、原作本は、笑後さまから近々送られてくる手筈となっています。
投稿: 松永 | 2006年1月31日 (火) 10時44分