10年に一度のグッジョブ
あぁっ・・・冷静でいられない・・・実はこのBlogにもちょくちょくコメントをくれているzukaさまこと、デザイナー&イラストレーター、(画狂中年卍ともいう)の西塚さんのBlogにてすばらしい映画を紹介されていた。
その映画のHPを見、トレーラーを観て本当に肌が粟立った。いてもたってもいられず、電話を架け、二人で大いに盛り上がった処で、「もっとこのBlogでもこのネタ掘り下げるように」と、お言葉を頂いた。わーん本望です。
これがその映画です。“The world's fastest Indian”ニュージーランドのBurt Munroと言うおっさんがインディアンベースのレコードブレイカーをつくり、単身ボンネヴィルに乗り込んでいくと言った、1967年(私の生まれた年だ)の史実を映画化したものだ。ニュージーランドではもう公開しているようですが、アメリカは12月公開、日本にはいつ来るのやら。
このHPとか予告編を見ていて、気が付いたのだが、ニュージーランドが生んだ天才、ジョン・ブリッテンが作ったモーターサイクル“ブリッテン”。このジョン・ブリッテンの「自分でオートバイを作ろう」と言う原点は案外「このインディアン」じゃあないか?と思うんです。
実際ブリッテン自身10代の頃にインディアンスカウトをレストアしてそれでモーターサイクルをいじる楽しみを知ったと言うし、その選択がインディアンであったこと、ブリッテンはその形を英国のヴィンセントの現代版解釈として作られていますが、90年代の一時期ブリッテンを「インディアン」のブランド名でレース参戦をさせようといった話も有った位なんです。
ちょうどその頃、かねてよりのインディアンの宿敵、ハーレー・ダビッドソンはVR1000でAMAのレース参戦中でしたよね。その対抗馬として、その当時インディアンの商標を持っていた会社が、デイトナで既に結果を出しているブリッテンを担ぎ出してハーレーをやっつける・・・そのような計画を進めていたように記憶しています。実際は資金難でその商標を持っていた会社が無くなってしまい、このプランは水泡と帰してしまいました。その後、ジョン・ブリッテンも1995年9月5日、皮膚の悪性黒色腫により45歳の若さで他界されてしまいました。
しかし、ニュージーランドって、オートバイだけじゃなくて映画にしてもこんな凄い映画作ってしまうんですから侮れません。
そしてそれよりも、この映画の情報を「面白い映画を求めて、NETをさまよっていて見つけたんすよネ」とサラッと言ってのける西塚さん。まさに「求めよ、さすれば与えられん」と言ったとこですね。
今、この早い時期でのこの映画に関する情報発信は、10年に一度有るか無いかのグッジョブだと思いませんか、皆さん。
流石です!!
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