バンドのサイズ
減量を始めてから、半年程たった頃、お気に入りの腕時計がブカブカに為り始め、その時バンドの齣数を一つ詰めたのだが、又ゆるくなってきたので、昨日又一齣詰めた。
武 豊騎手が、かつてテレビで、「手首を掴むとその太さで、その時のおおよその体重が分かる」と言っていたのを思い出した。体重は手首に出るのである。本当はまだもう少しゆるいのだが、後一齣詰めると今度はパツパツになってしまったので、もう一齣詰めるのはこの冬の目標とした。
この時計は何のことはないSEIKOのクォーツだが、持ち主が動く事により自家発電するシステムを持っている。
満充電で180日間動き続けるそうだ。
「人体は自らゼンマイを巻く機械であり、永久運動の生きた見本である」と、偉いフランス人がその著書“人間機械論”の中で言っているが、この時計はさながら宿主たる人体=永久機関に寄生する寄生虫のようなものである。寄生虫と言うより私にとっては有益な物なので、細胞の原形質に潜り込んだミトコンドリアみたいなものか。ムーブメントが故障しない限り、主たる私がくたばっても、およそ180日は私よりは永く動き続けるのは、なんか癪ではある。
今ちょっと大き目のこの時計を、さらに身体の一部とするため、この冬の間にバンドの齣を後一齣詰められるよう頑張るのだ!
ちぇすとぅーっ!!
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