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2005年11月20日 (日)

「ぱらいそ」さいぐだ~

 睡魔に襲われて倒れた後、仮眠のおかげで復活したのをいいことに、zukaさんと、ここの処,、公開になったり製作されるだろう漫画原作による邦画について電話で熱く語り合った。

 諸星大二郎の妖怪ハンター稗田礼二郎シリーズの漫画「生命の木」が、「奇談」という名前で映画化された。

 私の気持ちを率直に書けば、「こんな映画を作ったものは『いんへるの』に堕ちてしまえ・・・」

 すいません・・・冷静さを失ってしまいました。ただ、原作を大切に思っている一読者としての気持ちです。

 zukaさんとも話したのだが、トレーラーであんな場面(あえて書かない)を公開して・・・これって作品中の謎ときで大切な部分なのに・・・予告編で公開していいっすか・・・?←いいわけないだろ。こういった些細な点を見ても、映画制作サイドが諸星の漫画の製作意図を理解して、それを映画化しているとは到底思えない。

 キャシャーン、デビルマンにつづき、又一つ日本の誇るコンテンツがつぶされた・・・・

 もう一つ不安な企画がある。手塚治虫原作の「どろろ」の実写映画化だ。私の意見は、「アニメでいいじゃん、あの世界観はアニメ以外では出ないし、最近のアニメのクオリティーの凄さは馬鹿にできない。“エウレカセブン”なんかテレビの前の大の大人を涙させるもんなぁ・・・それと、MONSTERだってすげえよ。アニメで十分」である。(MONSTERはハリウッドで実写映画化の企画が進んでいるが、どうなるのでしょう。頼むよハリウッド。)

 最後にzukaさんと自分がプロデューサーなら、「どろろ」の監督を日本人に限定しないで誰に依頼する、と言う話となった。zukaさんの口からは「デビッドフィンチャーとかデビッドリンチ」と言う名前が出た。リンチの「どろろ」は確かに見てみたいが、自分がプロデューサーなら彼の天然な感性におけるフリークショーになりそうで冷や冷やものだ。(笑)。

 私の答え・・・「ポール・ヴァーホーベン」に決まっていますがな。(大マジ)

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コメント

んじゃ、私はブライアン・デ・パルマで。
最後はドロンボー一味やロケット団のように脱出してほしい。(嘘)

投稿: kuwa | 2005年11月20日 (日) 10時16分

kuwaさま
>最後はドロンボー一味やロケット団のように脱出してほしい。(嘘)
ミッショントゥーマーズのあのエンディングはデ・パルマの手によるものではなく、監督無視の映画会社主導の編集によるもので、映画後半をズタズタにされたトラウマで彼は精神を病み、精神科医のカウンセリングを受けていたらしいです。

ヴァーホーベンを薦める理由は、漫画と言う一見ソフトな見た目と裏腹に「どろろ」の内在する、実の子を魔物に生贄として差し出し、生まれくる我が子を不具者にしてまでに権力にすがる父親、その生まれに立向かい不具者の身体で魔物と戦い、魔物に奪われ失われていた身体の部位を取り戻しなら、最後は父殺しに至る主人公「百鬼丸」の壮絶な物語です。

ハリウッドで「こんな子供だまし・・・」と誰も手をつけなかった企画「ロボコップ」を、鋼鉄のキリストの話(凶悪犯クラレンスを水溜りに追い詰めるシーン、クラレンスは水溜りにはまっているのに、ロボコップは水面を歩く演出がなされています。それは聖書の中でキリストが水の上を歩いた故事より引用されている。)として映画化したヴァーホーベン。
このような理由で、私はこの話を、子供向けの漫画原作だからと逃げることなく、真摯に映像化できるのは彼しかいないと思うのです。

投稿: 松永 | 2005年11月20日 (日) 11時51分

おらもつれてってくだせ
おらもつれてってくだせ

投稿: 由太 | 2005年11月23日 (水) 01時43分

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受信: 2005年11月21日 (月) 07時16分

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