人の創りし物
筑波より何事も無く帰って参りました。
AM7:10羽田発の飛行機に乗り、家に帰りるや否やスーツに着替え、そのまま会社に出社。私の休んだ前日の電話問い合わせ、来客者の方々の名刺が並べて置いてある私の机に、ちょっとうんざりしながらいつもの仕事の始まりです。一日の仕事を終え、ジムに行き、いつものメニューをこなし、このBlog書いている今、一つの光景が思い出されます。
まだ私が機上の人であった時間、朝のまだ高度の低い太陽の光線が、乗っているボーイングの翼を掠めるように射しています。右舷側の窓側席、席番号21Fに座っていた私の視界に、巨大なアルクラッド表面処理を施したアルミニウム合金製の巨大な翼の表面に、何百もの沈頭鋲のパターンが浮かび上がりました。 「美しい・・・」整然と並ぶ沈頭鋲全てに八百万の神々が宿っているようです。プロシア式の軍隊パレードのごとく、等間隔で整列した沈頭鋲のその下には、翼の強度を支えるリブがあるのか・・・まるで鍛え上げられ贅肉の無いアスリートの皮膚を通して、血管の走る様、筋肉の隆起、骨格のフォルムが映し出される様な美しさです。「神は細部に宿る」とはこの事です。
このBlogを書きながら、自宅の机に上にあるデスクトップモデルのボーイングを見ながら、この朝の光景に再び思い巡らすのです。
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コメント
ささやきレポーターのkuwaです。
ここで、よゐこのための用語の解説です。
「アルクラッド表面処理を施したアルミニウム合金」
=(耐腐食処理をされた)ジュラルミンのことです。
「沈頭鋲」=リベットのことです(正確には表面に
頭が飛び出さないように打ち込まれた)
投稿: kuwa | 2005年10月29日 (土) 03時50分
kuwaさま、タイムボカンシリーズ世代のあなたには、もう少し煮詰めて欲しかった・・・
>ささやきレポーターのkuwaです。
上記の文はこうあって欲しい!
あっちでこそこそ、こっちでこそこそ、ささやきレポーターのkuwaです。(富山敬の声で)
・・・・と。
どうでしょう。
投稿: 松永 | 2005年10月29日 (土) 10時56分
おーしえてっ、 うんちく~~ん
やぁ~
沈頭鋲を最初に採用した国産の量産機は「零式艦上戦闘機」らしいぞ・・・ジャジャーーッッ
投稿: 瓶星@休日出勤 | 2005年10月30日 (日) 12時45分