The Human Comedy
皆様はアメリカの作家ウィリアム・サロイヤンをご存知ですか?
貧しいアルメニア移民の家庭に生まれ、数々の仕事をしながら作家を志し、やさしくも残酷な日常を綴った作家。
私とサロイヤンの最初の出会いは、大学の第一外国語の英語の時間、サロイヤンの原文をテキストとして使った事が始まりです。講義が終わってもなにか気に係り、大学生協で日本語訳の小説、この“人間喜劇”を取り寄せてもらい購入した思い出があります。
私はサロイヤンの作品“人間喜劇”をただ今5度目の再読中です。
40前の大の男が、次がこうなると分かっていながら、いつも同じところでさめざめと泣いてしまうんです。 泣きたい人にお勧めですよ“人間喜劇”。 こんなにもやさしく、それでいて悲しい普通の人々の物語です。
それでは皆さん、読書の秋です。すばらしい本との出会いはもうお済でしょうか?私のように読書ジャンキーは、時間がなくとも何とか時間を作っては本を読んでいます、これから秋の夜長です、時間をやりくりして、素敵な読書の世界はいかがですか。
私はこの本の5度目の再読が終わったあとには、またまた4度目の再読、ガルシア・マルケスの“百年の孤独”が待っています。これはスペイン語圏のラテンアメリカ文学ですが、大学時代、第二外国語のフランス語(スペイン語じゃない)を教えていただいていた型破りな北島先生のお勧めで、やはり大学生協で購入した本です。
私はこうやって、何度も同じ本をぐるぐる読むのです。
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