総統!歩けます!!
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
ついにAmazonから、予約をしておいた“博士の異常な愛情 40th アニバーサリー・スペシャル・エディション ”が終にやってきた!!!
松永的にはこの映画は見るべきところがあり過ぎて、何から話そうかといった所なのです。映画自体をもう何回観ただろうか・・・今回はおまけのメーキング映像のためにこのDVDを買ったようなものなのだっ!
これから観ようと思っている方に、この映画のここが凄いぞ!見たいな事をこれから書こうと思います。(*注 ネタバレあり)
その一、タイトルバック!!空中給油中のB52をバックにPablo Ferroによるフリーハンド文字がかぶる、 かつて氏の雑誌インタビューで「どこかセクシーな印象を与えて、観客を笑わすために」と言われていました。意味が解るとニヤッと笑えます。
その二、セットデザインは初期の007でおなじみのKen Adamです。劇中の司令室のセットは素晴らしい~の一言です。多分アーサー王の円卓の騎士を皮肉ったもの?と解釈しているのですが、環形デスクと環形照明のセットは、ちょっと無い室内セットデザインです。
その三、やはりピーターセラーズの一人三役です。イギリス軍のマンドレーク大佐、マフリー米大統領、そして米市民権を得たドイツ系アメリカ人Dr.ストレンジラブ。車椅子姿でサングラス、右手に黒革の手袋、本人の意思を無視して勝手に動く彼の右手!!(米大統領に対してナチ式の敬礼をしたりする。)そのたび左手を使って右手をいさめる博士。怪演(私にとっては怪→快)なのであ~る。
その4、やはりストーリー。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、テキサス訛りの狂ったカウボーイ気取りのコング少佐が、水爆に跨り、ロデオのごとくテンガロンハットを振り回しながら共にソ連のミサイル基地に落ちていく・・・、カウボーイが戦争を起こす・・・今の現実と比べても、決して笑い事ではないブラック・コメディー映画なのです。それとも現実が映画を超えてしまったのでしょうか・・・ちなみに1964年公開の作品です。
車椅子だった博士が、最後のシーンでヨタヨタと歩き、歩ける事に感激した博士は叫びます「総統!!、歩けますっ!!」と、「米大統領もヒトラーもモノの本質は何も変わらないんだ。」と言うキューブリックの皮肉めいたメッセージでしょうか・・・?
観ていない方は、一度観てみて下さい。
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コメント
昔、世界一長い名前の映画って覚えた記憶が、、、”博士の異常な愛情または私はいかにして心配するのをやめて原爆を愛するようになったか?”でしたっけ?
ありゃ、アマゾンには載ってないね。
投稿: 海苔 | 2005年8月28日 (日) 22時43分
海苔さま
> ありゃ、アマゾンには載ってないね。
アマゾンに載っていなくとも、あなたの方が正解!
投稿: 松永 | 2005年8月29日 (月) 00時28分
コング少佐とおつむの足らないヘンな笑い方をする某国大統領と姿が重なるのは私だけ・・・?
投稿: kuwa | 2005年8月29日 (月) 11時59分
> おつむの足らないヘンな笑い方をする某国大統領
あーあ言っちゃた・・・
でもこういったコメントを待っていたりもする。
投稿: 松永 | 2005年8月29日 (月) 12時08分
祭りだっっ!! カーニボー!!!
投稿: 瓶星 | 2005年8月29日 (月) 20時08分